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クロマニヨン人は現代人よりも賢かったのか?2

1 :出土地不明:2006/04/08(土) 10:56:15 ID:88R1W2xG
クロマニヨン人は現代人よりも脳が大きかったと聞く
クロマニヨン人は賢かったのか?

前スレ
クロマニヨン人は現代人よりも賢かったのか?
http://academy4.2ch.net/test/read.cgi/archeology/1094058795/


2 :出土地不明:2006/04/08(土) 23:12:51 ID:WUqYMtP3
つかなんで前のスレがこんなに早く落ちたの?
それより古いスレがたくさん残ってるのに。

3 :出土地不明:2006/04/10(月) 13:09:13 ID:dFKbuYSc
          \キタ━━━━━━━━━!!! / /:::::::ヽ___
━でお待ち下さ\  \●ノ\●ノ    / 丿 ::.__  .:::::::::::::
      ∧_∧(\へ■   ▼へ /  / /。 ヽ_ヽv /: 
ち下さい(  ゚∀゚)  \  > <  /  / / ̄ ̄√___丶
 ∧_∧( つ  つ   \∧∧∧/━━ | .:::::::::: / / tーーー|ヽ
(  ゚∀゚)そのままキタ━< 激 >    | .:::::.  ..: |    |
( つ  つ         <  し >    | :::    | |⊂ニヽ|
そのままキタ━でお待ち <  く  >/ /| :    | |  |:::T::::|
──────────< キ >──────────
キタ━━━━(゚∀゚)━━ < タ  >    ┏┓    ┏━━┓
キタ━━━━(゚∀゚)━━ < │ >┏━┛┗━┓┃┏┓┃  
キタ━(゚∀゚)(゚∀゚)(゚∀゚) < !!!! >┗━┓┏━┛┃┗┛┃┏
キタ━━━━━(゚∀゚)━/∨∨∨∨\ ┛┗━┓┃┏┓┃┃
キタ━━━━━(゚∀゚)/ _∧   ∧ \ ┏━┛┗┛┃┃┗
キタ━(゚∀゚)(゚∀゚)(/( ゚ ∀゚ )━ ( ゚ ∀゚\         ┃┃    
キタ━━━━━(/━∪━━∪━∪━━∪\      ┗┛  
キタ━━━━ /┃ しばし  キタ━━(゚∀゚)━!!!\ だ( ゚Д゚)ゴルァ!!

4 :出土地不明:2006/04/10(月) 13:10:03 ID:dFKbuYSc
                 / |    丁イ /,ィ´ ̄`ー一'´ ̄`ヽ"\厂
              / /|   // / /"´   !     !  ! ! \\       /uiu、
               / //  ./| / / /  |   !    |   ! ! ! ヽ!       |   |
            / //   |/// /   |  l|    j!   ! !: | `ト、     ヽ /
  ┏┓  ┏━━┓/ //   ,イ// l    i」, -‐ト、  /Nー- /、 |:.l|   | \     | |     ┏┓┏┓
┏┛┗┓┃┏┓ | //_/ ̄ | |/ゝ'、 ,イ/ \| `"´  |/``l/:/ / / ̄` \   | |     ┃┃┃┃
┗┓┏┛┃┗┛  ヘ〈_ト、.   |/l/ハ ゝ‐'`,r=='  .   '==ュ l/イ_/_ _ __ ,.ィ^Y⌒)━━┓┃┃┃┃
┏┛┗┓┃┏┓.〈 , ィ7:7ゝ、, -‐_丿::L , , , , r──┐ , , , , /::::::.::7::.:_/::::ヽ Yソ.   ┃┃┃┃┃
┗┓┏┛┗┛┃ 6〉7/:/   \_〔三二ニヽ   |.:.:.:.:.:.:.:|     !二三〕'´  `ヾ::|  !} ━━┛┗┛┗┛
  ┃┃      ┃┃{j |::|       \〔二ニ〕   ヽ.:.:.:.:ノ    ,イニ二〕      |::|  |}     ┏┓┏┓
  ┗┛      ┗┛{j |::|        `Z7二ニヽ、_,r ニニ二7Z弐7.       !::!  !}    ┗┛┗┛
             ,{j |::|           |厂 ̄\只/ ̄ ̄了        |::|  !}


5 :出土地不明:2006/04/10(月) 13:10:44 ID:dFKbuYSc
r'⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒ヽ ⊂゙⌒゙、∩
ヽ__乂__乂__乂__乂__乂__乂__乂__乂__乂__乂__乂__乂__乂__乂__ノ  ⊂(。A。)キタ━━━━━━━━!!!!!!


6 :出土地不明:2006/04/10(月) 14:47:23 ID:IsOZ2fJh
変なのが来たぞ

7 :出土地不明:2006/04/19(水) 00:22:03 ID:Y5zTf10I
鬼塚石器製作遺伝子仮説

結論
 1.中期旧石器時代まで石器製作は本能的行動であった。
 2.中期旧石器を製作するスキルの習得には、現代人が失った遺伝的形質が必要であった。
 3.上記2点の組み合わせによる「呪縛」から、中期旧石器時代までの人類は、生活に対して
   合理的創意工夫を加えることが出来なかった。
 4.後期旧石器時代以降の急激な文化・文明の進展は、上記2の破壊による「呪縛」からの解放が原因である。

証明
 鬼塚よ、得意の奴を書くのだ。

さぁ論を戦わそうぞ!

前スレは長文が多いため512kbyte越えを起こしたようだ。

8 :出土地不明:2006/04/19(水) 11:43:01 ID:ACV0lE81
ホモ・サピエンスはホモ(ゲイボーイ)何ですか?


9 :出土地不明:2006/04/19(水) 20:31:42 ID:evX0c4dp
石器遺伝遺伝子はさすがに論破されたんじゃないかね。
つか、鬼塚の仮説も、現代の人類学で流行の中期旧石器時代以前の人類を極端に獣的にみる仮説の亜流だと思う。
で、7万年だか5万年だか前に「突然変異による脳内の神経的変化」によりあらゆる現代人的行動が出現したという説。
それがFOXP2遺伝子だかなんだか知らないが。
しかし言語能力や文法遺伝子が単一の遺伝子に支配されているとは信じがたい。
専門家によればFOXP2遺伝子が言語遺伝子だという仮説時代が根拠薄弱だという。
現代型ホモサピエンスがそれ以前と峻別しうるとするこの手のキリスト教的創造説は十分疑ってかかる必要がある。


10 :出土地不明:2006/04/21(金) 01:09:50 ID:+TCEQMtL
メソッドは遺伝子に載るのかねえ

11 :出土地不明:2006/04/23(日) 23:39:17 ID:BCuIufks
少なくともコイツよりは賢かったのでは?

229:花と名無しさん :2006/04/23(日) 22:17:00 ID:???0 [sage]
大きいお兄さん向けしつこい人うざいなー
大きい兄さんにも受ける要素があっただけでふつうのアニマルがちょっとブラックなギャグ漫画だろう。

前川 涼 「アニマル横町」ほか イッサッサ2
http://comic6.2ch.net/test/read.cgi/gcomic/1137557845/229

12 :出土地不明:2006/04/24(月) 21:46:09 ID:jN7sQPSN
>>10
鳥でもビーバーでも営巣行動ってのがあるが、あれはメソッドではないかな。

13 :出土地不明:2006/04/24(月) 22:02:09 ID:jN7sQPSN
何度も書いているように、石器遺伝子といっているのは、石器製作能力が、
進化的に獲得された能力で、かつ本能的なものだということであって、その
遺伝子は一つのSNPなどではなく、多数の遺伝子がからんだものだ。
さらに、石器製作に必要なのは、認知能力だけではなく、解剖学的な形態を
も伴うものだ。
1)石を握ることのできる高度な拇指対向性
2)強い力で石をぶつけるための瞬発的な筋力
3)瞬発的な筋力コントロールを容易にするための呼吸制御
4)石器製作にふさわしい石の種類を見分けることのできる認知能力
5)石器が必要な場所で石器を利用するための計画能力
で、ざっと考えただけでも、オルドワン石器(250万年前からつくられるよう
になったもっとも原始的な石器)を作り始めるにあたって、以上のようなことが
獲得されなければならない。
1)は完全に解剖学的なもので、チンプはこの人間なみの高度な拇指対向性は
ないので、石を強く握ることができない。だから、チンプは解剖学的にみて、
石器製作には向かない。ゴリラのほうがましだ。2)は筋力そのものとその
制御系がからみ、正確な制御のためには、神経科学的にみて、脳細胞の量が
増える必要がある。もちろん、樹上での腕渡りなどでこのために必要な能力
は得られていたかもしれない。3)の呼吸は重要で、息を止めることで、
体を瞬間的に剛体にして、瞬発力のコントロールを容易にするわけだが、
哺乳動物であれ、特殊なもの(水棲動物やコウモリなど)以外は呼吸の随意
制御は不可能だ。呼吸は生命維持にたいして本質的であるから脳幹部が制御
している。意図的に呼吸を止めることができるのは、水棲哺乳類で水中で
息をとめる必要がある場合とか、超音波によるエコロケーションで音声を使う
コウモリくらいが、随意呼吸が可能だ。そして人間も例外的に随意呼吸が可能
だ。チンプやゴリラは随意呼吸ができない。
4)は、認識能力だろう。石の表面の様子から、石の種類を見分ける能力だ。
5)は、腐肉あさりをしていたであろう初期人類が、腐肉に遭遇したときに、
その場で、しっかり石器製作ができるために事前に石器、あるいはその材料と
なる石材を用意しておくなどの計画能力だ。
もちろん、これらの能力は現代人にも存在する。しかし、チンプにおいては、
まちがいなく、1)と3)の能力はもっていないので、石器を作ることが
できない。だから、その分だけ遺伝的に違いがあることになる。

14 :出土地不明:2006/04/24(月) 22:15:56 ID:HKSKIjNr
人間が石器を使いはじめるにあたって、それよりも数百万年前に直立二足
歩行を確立していたことはかなり大きな意味がある。700万年前以降の
類人猿化石はアフリカにおいては例外なく直立二足歩行をしていた可能性
のあるものだから、アフリカでは、700万年前ごろ以降、直立歩行を
する類人猿ばかりで、四足歩行をする類人猿は非常に希な存在だったと
いえよう。
石器製作をはじめたのは、250万年前ごろとされていて、最初にはじめ
のは、現在では最初期の石器の近傍で同じ地層から発見されたアウストラ
ロピテクス・ガルヒあたりが候補とされる。脳容積は400ccから
450ccくらいで、チンプを多少上回る程度。これに先行する、
アナム猿人やアファール猿人ともそれほど大きな違いはない、いわゆる
「華奢型」のアウストラロピテクスである。
でも、おそらくこの段階で、>>13に書いた、1)から5)のうちの、
全部とはいわないまでも、4つくらいの能力はそろっていたはずだ。
直立二足歩行がほぼ完全であった(走ることはできなかったとされる)
ため、自由になった手でものを運ぶことができ、まず5)のような、
石を必要とする場所にあらかじめもっていくことができた。当初は、
腐肉あさりにおいて、石で骨を割るなどして骨髄を食べるなどにおいて
利用していたのだろうと思う。このあたりはチンプのナッツ割りと同じ
程度の能力であるが、ナッツを割るよりは遙かに大きな力と瞬発力が
が必要だから、そこで、2)や3)の能力が得られた。さらに、石の
利用頻度が高いために、それを握るための1)の能力も得られたという
ことになろう。このあたりは、頑丈型のアウストラロピテクスやあるい
は後のパラントロプスにおいても手の形状は現代人と比較的近い形を
していたらしい。
こうしてみると、人類が石器製作を進化的に獲得したのは突然のことで
はなく、かなり段階的なものだったこともわかり、その基本はかれら、
初期人類の直立二足歩行と開けた環境での腐肉あさりで、とくに骨髄を
利用する、というようなことが基本にあったと思われる。
そして、これらから、石自体を割って、地上の動物の死骸の硬くなった
毛皮などを切り裂くための石器を作るということが始まると、この能力
を高度に使いこなすかどうかで、生存可能性に大きく影響することになり
石器製作を高度に使いこなす個体が子孫を残すようになる形で、最初の
石器製作が進化的に獲得されたということだろう。

15 :出土地不明:2006/04/24(月) 22:27:35 ID:KKOLrDAX
>>5

16 :出土地不明:2006/04/24(月) 22:32:19 ID:hIBBPBk4
類人猿から人類への進化の段階の最初は、直立二足歩行であり、これは、およそ
400万年前ごろアナム猿人やアファール猿人の段階でほぼ確立された。
つまり、アウストラロピテクス段階である。そして、石器製作が始まったのは
250万年前であり、そこから200万年前までの50万年の間に、突如として
脳の容積がおよそ50%程度増加する。ホモ・ハビリスやホモ・エルガスターの
初期型の登場がいつなのか、まだ正確にはわからないが、180万年前ごろまで
にホモ・エルガスターやそこから別れたホモ・エレクトスがアフリカを出て、
世界各地に分散している可能性が示唆されている中では、200万年前ごろに、
ホモ・ハビリス、ないしホモ・エルガスター、つまりホモ属が登場したと考え
られる。160万年前のツルカナ・ボーイ(ホモ・エルガスター)では、脳
容積が800ccから900cc程度になっている。ホモ・ハビリスでは、
600cc程度。つまり、石器製作をはじめた250万年前から50万年で
脳容積が50%以上アップし、そして150万年前ごろまでに900cc程度
で安定するまで、脳容積は増加しつづける。この段階で、身体能力も大きく
変化し、走ることもできるようになり、また、まだ不確実さは残るものの、
体毛が薄くなるなどの変化もあったと考えられる。石器を使うことがきっかけ
になり、人類の行動そのものが大きく変化し、拡張されたことを意味すると
思われる。
150万年前ごろから、アフリカでは初期アシューリアン石器がつくられるよう
になる。ただ、初期アシューリアン石器とオルドワン石器との違いがそれほど
多きいとは思われない。どちらも、石核から剥片を割取る技術として違いはなく、
アシューリアン石器が登場して以降もオルドワン石器は非常に頻繁に利用されて
いる。ただ、東アジアにおいては、アシューリアンタイプの石器は使われておら
ず、もっぱらオルドワン石器と、アシューリアンタイプとは流儀の違う、
チョッパーチョッピングツール群などがあることからすると、アフリカにおけ
るホモ・エルガスターおよびその後期型と、アジアのホモ・エレクトスの間に
進化系統が分裂したことで、石器の製作方法そのものも違いがでてきたという
ことではないかと思われる。北京原人の年代は40万年前ごろであり、その
段階でも、オルドワン石器とチョッパーチョッピングツールの系統をつかって
いたアジアのホモ・エレクトスは、やはり、出アフリカ(200万年前以降)
以降、150万年以上にわたり、系統的に同じような石器製作技術を保持して
いて、アフリカにおいては、150万年前にアシューリアン石器が始まって
以降、後期アシューリアンが始まる50万年前まで、やはり石器の進歩は
ほとんどなかったことになる。ただ、両者別れて100万年もたつと、流儀
が多少違ってくるということだろう。

17 :出土地不明:2006/04/24(月) 22:45:46 ID:3xG/jkq7
これ何かのこぴぺ?

18 :出土地不明:2006/04/24(月) 22:48:26 ID:hIBBPBk4
人類の進化を語る場合に、身体の解剖学的な変化と脳容積の変化が注目される。
直立歩行を始めたアウストラロピテクス段階では、脳容積は400ccから、
大きくて500ccに達するかどうかというところ。これは、パラントロプス
もその範囲に入る。
石器使用をはじめた段階では450cc程度であったが、石器使用の開始ととも
に、600ccから800ccに増大し、その時期は250万年前から200
万年前である。で、180万年前ごろまでに、身体の大きさは男性の身長が、
180センチ程度までに伸びた。アウストラロピテクスは120センチから
大きくて140センチ程度で、ホモ・ハビリスも150センチ程度である。
それが、200万年前から180万年前ごろまでに30センチ伸びて、さらに
体重は倍以上になったとされる。脳容積の拡大はこの体重の変化とも密接に
からんでいて、さらに、ハビリス段階から、エルガスター段階においては、
走る能力は体毛の喪失があり、解剖学的にも大きな変化があった時期でも
ある。ここには石器製作をはじめて以降の、生活パターンの変化などが影響し
ていたと思われる。一方、石器自体は、最初のオルドワン石器から150万年
前までほとんど変化はしていない。そして、初期アシューリアンへの移項も
それほど劇的な変化ではないことを考慮すると、後期アシューリアンへの
移項のあった50万年前まで、人間の認知能力や基本的な行動力などには、
大きな変化はなかったように思われる。解剖学的には、180万年前の、
初期ホモ・エルガスターと、50万年前の後期ホモ・エルガスター(あるいは
ホモ・エレクトス)の間には、脳容積が100ccから200cc拡大している
ことをのぞくと、身体的の解剖学的変化はほとんどない。
そして、その間、石器もほとんど変化していないと見るべきだ。
後期アシューリアンは、かなり革命的であったと思われる。この段階から、火
の使用がかなり明確に示唆され、さらに、石器も、明確に意図的につくられた
ハンドアックスが登場する。前期アシューリアンのハンドアックスは石核なの
か石器なのかが区別できないが、後期アシューリアンのハンドアックスは確実
に石器として利用されていたと思われる。また、このころから木工が始まった
可能性があり、40万年前ごろには、槍が使われるようになった。
大規模な集団的狩猟が始まったと考えられている。そして、その時期になって
脳容積が再び増大をはじめる。50万年前ごろ1000ccを越えるように
なると、そこから、20万年前ごろまの30万年の間に脳容積は1500cc
へと50%増大する。このころ、ホモ・サピエンスとネアンデルタール人の
分化も起こっている。そして、後期アシューリアンの段階で、ルヴァロア技法
が確立する。

19 :出土地不明:2006/04/24(月) 23:07:26 ID:hIBBPBk4
ルヴァロア技法は、それ以前からの剥片石器の延長上にあることは間違いないもの
の、調整石核からの画一的で定型の剥片を作り出すという点では画期的なものだ。
さらに、この石器製作で利用可能な石材の種類はフリントや黒曜石などをふくめ
3種類程度しかない。また、ルヴァロア技法において最後の剥片を取り出すとき
は石のハンマーではなく、骨や木材によるソフトハンマーを利用する。
非常に高度であり、現代人でもこのルヴァロア技法を会得するのは難しい。
ルヴァロア技法は、ネアンデルタール人のムステリアン石器に特徴的であるが、
ホモ・サピエンスのアフリカMSAやインドにおけるMSAでも利用されているもの
であるが、この方法は、ネアンデルタール人とホモ・サピエンスのいたところ
以外の場所では見つかっていない。
このルヴァロア技法こそが、進化的に獲得された最後の高度な技術であろうと
思われる。現代人はその技法を口で説明することができても会得ができないと
いうことは、まさに、教えてもオルドワン石器が作れないボノボと同じことで、
このルヴァロア技法を会得するための学習能力や、認知能力が現代人では
失われていると考えられるわけだ。
ルヴァロア技法は、ホモ・サピエンスの間では、5万年前ごろから世界各地で
次第に使われなくなり、石刃技法が主流になる。石刃技法そのものは、10万年
前ごろのアフリカで始まったが、この技法は始まっては廃れ、始まっては
廃れを繰り返し、8万年前ごろ中近東に進出したホモ・サピエンスもこの技法
をもっていたとされるが、そのご廃れている。廃れたあとには、ルヴァロア
技法が主流になる。ネアンデルタール人でも同じで、3万5千年前ごろに、
ネアンデルタール人の一部は石刃技法を習得して後期シャテルペロニアンが
始まるけれど、これは数千年で終わり、その後、ヨーロッパの最後のネアンデル
タール人は、ルヴァロア技法をもっぱらとするムステリアンにこだわった。
ホモ・サピエンスは、しかし、5万年前ごろになって、石刃技法が主流になって
以降は、ルヴァロア技法は世界各地で廃れる。石刃技法は、ルヴァロア技法
よりは、はるかに単純であるが、石材の利用効率が高く、また失敗が少ない。
ただ、性能的にみて、石刃技法の石器がルヴァロア石器よりよいということは
ない。代替手段ではなかったか。
そして、石刃技法が一般化した段階で、ホモ・サピエンスには後期旧石器時代
が訪れる。世界的には、地域によってその時代の到来は異なるし、また、その
地域ごとに文化的な違いが大きく存在する。アフリカでは7万年前ごろには
はやくも、後期旧石器文化と呼べるものが、部分的に始まる。ただ、アフリカ
でこの後期旧石器文化とされるLSAが主流になるのは、2万年前以降である。
ヨーロッパでは、4万年前のオーリナシアン文化からである。この源流は、
中近東北部の原オーリナシアン文化で5万年前ごろと古い。
インドでは、5万年前ごろまでルヴァロア石器を主としたMSAが続くが、その後
のことはよくわからない。オーストラリアに人類が至る直前の東南アジアで
7万年前ごろまでMSA風のルヴァロア石器などがみつかっている。
人類が世界に拡散したときは、MSAであって、後期旧石器文化ではなかった。
だから、人類が独創的で創造的になったのは、その痕跡はアフリカにおける
7万年前ごろにあるけれど、アフリカから出ていって、各地に散ったあとで
それぞれの地域で独自に5万年前から2万年前までの間に後期旧石器段階に
至ったわけだ。

20 :出土地不明:2006/04/24(月) 23:19:37 ID:hIBBPBk4
後期旧石器文化は、オリジナルでもっとも古そうなものは、アフリカに
あるが、そこから世界に広まったわけではない。ホモ・サピエンスが、
10万年か8万年前にアフリカを出て、世界に散ったあとで、それぞれ
の地域で、後期旧石器文化へと移項したのだ。そして、そのときから、
人類の独創的で創造的な文化が始まる。さらにいえば、後期旧石器文化
はホモ・サピエンスだけのものではなく、ネアンデルタール人のシャテル
ペロニアン文化や、さらに昨今発見されたホモ・フロレシエンシスもまた
石器をみるかぎり、石刃技法を用いていて、後期旧石器文化的な色合いが
ある。ホモ・フロレシエンシスにおいては確認されていないが、ネアンデ
ルタール人のシャテルペロニアン文化では、象徴行動を示唆する工芸品
などもみつかっている。いくつかのシャテルペロニアン文化の遺跡におい
ては、ネアンデルタール人以前にオーリナシアン文化のホモ・サピエンス
がいたことが確認されているから、ネアンデルタール人はホモ・サピエンス
との交流の中で、シャテルペロニアン文化を創り出したと考えられる。
ホモ・フロレシエンシスも、ホモ・サピエンスとの交流があったのだろう。
交流によって広まる後期旧石器文化は、まさに文化である。
しかし、それ以前の石器文化は、交流にはよらず、進化系統にそってのみ
拡散する。オルドワン石器は、ホモ・ハビリス→ホモ・エルガスター、
そして、アジアにおいては、そこからチョッパーチョッピング石器の
系統が派生する。ホモ・エレクトスの技術だ。アフリカ居残りの、
ホモ・エルガスター(エレクトス)は、アシューリアンに移項する。
アシューリアンは、アフリカのエルガスターが拡散した地域、つまり
中近東とヨーロッパにのみ伝搬したが、アジアには伝搬していない。
50万年前のアフリカで後期アシューリアンとルヴァロア技法がはじまる。
これは、そのときのアフリカのエレクトス(あるいはハイデルベルゲンシス)
の後裔たる、ホモ・サピエンスと、ネアンデルタール人のみに特徴的であり
そして、ネアンデルタール人は、のちにムステリアン文化を、そして、
ホモ・サピエンスは、MSAへと分化する。両者かなり似ているが、細部で
異なる。MSAにおいて、石刃技法が試されるも、すぐに廃れてルヴァロア
技法に後戻りする。ネアンデルタール人もまたしかり。
こうした、種の分化にそって石器技術も分化し、その拡散にそって石器
文化も拡散するなら、これは文化ではなく、進化的に獲得された本能的
な能力による生活行動だということだ。だからこれは遺伝的にさだまった
行動様式だといえる。
後期旧石器文化はそうではない。そして、後期旧石器文化とともに、
ルヴァロア技法はほとんど使われなくなる。

21 :出土地不明:2006/04/25(火) 00:36:31 ID:ZC3LpM2l
>>13>>14>>16>>18>>19>>20
すべて、書き下ろしでございます。最近アクセスしても書き込みができず、
かなり書きたいことがたまっていたので、一気にかかせていただきました。
内容重複ごめんなさい。

22 :出土地不明:2006/04/25(火) 20:31:51 ID:lD6Iiwg/
石器製作本能が存在するかどうかを見極めるのは簡単である。
中期旧石器時代に相当するタスマニア原住民に、石器製作本能があったかどうかを、
図書館へ行って調べてくればよい。

23 :出土地不明:2006/04/25(火) 23:40:14 ID:iHUuVesg
なんで頭大きくなったん?

24 :出土地不明:2006/04/26(水) 00:05:15 ID:1OlFBmrm
人間の脳が大きくなった時期は、大きくわけて二度あるといえる。
一つめは、200万年前前後。450ccから700ccくらいになる。
その間、体の大きさはほとんど変化せず、ちょっとでっかいチンプ程度
だった。だからこれは純粋に脳が肥大したことになる。
つぎに、100万年前ごろまでに、900cc程度に至るけれど、この
間に、体がかなり大きくなっているので、これは体が大きくなったこと
で脳も比例して大きくなったということだろう。
次に大きくなったのは、50万年前から20万年前まで。この間に、
1000cc程度から、1500cc程度になっている。で、この状態
で5万年前ごろまで1500cc程度を保ち、その後は脳はだんだんと
小さくなる。現代人は、だいたい1400ccはないくらいだ。
1350cc程度とみてよいだろう。
体の小さいピグミーなどでも、1200cc程度はある。
じゃあ、脳容積が大きくなった二つの時期。つまり、200万年前と
50万年前になにがあったか、というと、それに先行して石器製作法
に大きな変化がある。200万年前は石器使用が始まった時期から
多少後ということだ。50万年前は、前期アシューリアンから後期
アシューリアンへの変化の時期だ。
よって、前者200万年前の場合は、石器使用による栄養摂取量の変化
と、それによる生活の複雑さの度合いの変化が大きな要因となって
脳が肥大していったものと思われる。後者50万年前の場合は、後期
アシューリアン石器の発達と、火の使用、集団的な狩り、木工細工など
の大きな変化のある時代だ。
これらの生活行動がすべて本能的に行われていて、それぞれの行動に
対して必要な学習能力が進化的に獲得されていたとすれば、それぞれに
対して脳が対応する必要がある。そのために容量が大きくなったと考える
のが妥当だろう。
一方、5万年前以降は、本能的に得られた行動原則から合理的な思考へ
変化しはじめたため、すべての行動を本能的行動にする必要がなくなった
ため、その後、脳を大きくする必要はなく、脳の容積を小さくしても、
効率的な行動ができるようになったため、脳容積がどんどん小さくなる
方向にむかっているということだ。
現在のまますすむと、あと5万年もしたら、脳容積は1000ccを
割る。人類の進化を500万年としても、その500万年で、およそ、
3倍になったのと比べて、ここ5万年かそこらで10%から15%も
小さくなっているということは、ここにきて、急激に脳が小さくなって
いるということだ。

25 :出土地不明:2006/04/26(水) 00:11:53 ID:NliNCdRz
石器製作仮説二つの弱点

1.人類の種と石器の対応が不明確

  石器製作を本能的行動とする論拠として、人類の種と石器の種(製作技法)が
  対応していると論じているが、ハッキリとした対応がある事を証明できていない。
  
  同じオルドワン式石器を使いながら、ガルヒから後期型エルガスターまで
  種の変化が極めて大きい等が例である。

2.石器遺伝子の破壊が世界でバラバラに行われたとするが、人類の遺伝的均質性と反する

  石器製作遺伝子は複数の遺伝子からなっていたと予想され、
  その破壊がバラバラに行われたなら、地域や人種によって失われた形質が異なるはずである。
  例えばアフリカ系人類とヨーロッパ系人類は行動様式が異なっているなどの例があるはずである。
  現在、石器製作に関連しそうな行動の違いは見つかっていない。

26 :出土地不明:2006/04/26(水) 00:30:35 ID:NwkdkPxw
>>25
1.については理解力が足りないようだね。
同じ種類の石器文化は、「種の進化の系統にそって伝搬する」と言っている。
ガルヒ猿人→ホモ・ハビリス→ホモ・エルガスター(初期型)の系統は、オルドワン石器。
ホモ・エルガスター(後期)は、オルドワンから前期アシューリアン
ホモ・エレクトス(アジア型)は、オルドワンからチョッパーチョッピング

ホモ・ハイデルベルゲンシスは後期アシューリアン
ここからは、
→プロトネアンデルタール人→ネアンデルタール人
→ホモ・サピエンス
となっていて、この系統は後期アシューリアンをベースにするが、
ネアンデルタール人は、そこから大枠としてムステリアンに至る。
ホモ・サピエンスは、10万年前からMSA

重要なことは、前期アシューリアンであれ後期アシューリアンであれ、
それが、アジアにおいては発見されていないということ。また、
アジア型のチョッパーチョッピングツールはアフリカ、ヨーロッパ、
中近東では発見されていない。
さらに、後期アシューリアンは、ホモ・サピエンスとネアンデルタール人と
両者の祖先と推定されるホモ・ハイデルベルゲンシスのいた地域でのみ
発見されている。
なお、MSAと、ムステリアンは、それぞれ内部での多様性が大きく、この
あたりで、文化的な要素がかなり入り込み、地域性も出始める。
インドのMSAは、ネアンデルタール人のムステリアンとかなり近い。
また、後期旧石器文化のオーリナシアンは、中近東北部でのネアンデル
タール人のムステリアンの伝統を受け継いでる。

系統にそって伝搬し、それぞれ変化もしているが、系統をまたいで伝搬
することがない、というのが、進化系統と石器技術の系統の一致という
ことだ。ちなみに、オルドワン石器は、どこの地域でも最後の最後まで
存在しているし、我々現代人が必要にせまられて作る石器も普通、
オルドワン石器といってよいものだ。

27 :出土地不明:2006/04/26(水) 00:46:49 ID:NzOvZCcr
>>25
石器製作が本能的であったとすると、当然それには遺伝子的に行動や学習
が固定されていることになるわけだが、これに絡んでいる遺伝子は膨大だ。
前述の通り、初期のオルドワン石器に関わるものでも、解剖学的特徴や
認知能力などをふくめて、大枠で5項目にわたり、それに関わる遺伝子は
それぞれの項目ごとに多数におよぶだろう。
ただ、重要なのは、そのうちの、実は一つか二つが壊れるだけで、石器
製作の能力は大幅に失われるということだ。遺伝子の発現系はネットワーク
になっている。そのうちの一つがかけるだけで、全体としての能力がうしな
われることになるわけだ。

人類の遺伝子が均質だというなら、なぜ肌の色が違うのかな?
これは、純粋に遺伝的なものだが、もちろん、これにも多数のSNPが
からんでいる。現在、世界的にSNPの解析が行われているが、その結果
からすれば、人類の遺伝的多様性はきわめて大きい。

石器製作に関わる本能、および本能として獲得された学習能力の多くは
現代人も利用している。人間の手の形も石器向けにできていたものだが
これをうまく利用して、コンピュータのマウスを掴んだりしている。
包丁で肉を切るときにも、そのコントロールをする能力を駆使している
ことは間違いない。
ただ、ホモ・サピエンス、ネアンデルタール人が獲得した高度な石器
製作技術であるルヴァロア技法については、現代人はどうやら、それを
可能にする基本能力、および学習能力を欠いているようだ。
だから、この部分にかかわる遺伝子は、現代人の多くの地域集団に
おいて、壊れているということだ。もちろん、完全に壊れているかどう
かはなんともいえないが、壊れた人間が、多数をしめているということ
だ。なぜなら、「教えられても、やりかたが論理的、知的に理解できて
も、実現する能力、学習能力がない」ことが知られているからだ。

高度に洗練されたルヴァロア技法をもっていた解剖学的現生人にとって
この技術は鋭利な槍先を作るなどには重要な技術であったはずだ。
ところが、MSA段階から、ときに石刃技法が発達する。これは合理的思考
による石器製作技術である。この技法が、MSAの中での現れ方は非常に
面白い。いったん現れると数千年は利用されるが、しばらくして、
ルヴァロア技法などに戻る。それが数万年にわたり数回くりかえされ
る。ところが、最後に石刃技法がでてきたあと、もうルヴァロア技法が
完全に利用されなくなる。そこから、後期旧石器文化が始まるわけだ。
しかも、地域的にはばらばらで、その時期もばらばらだ。
ネアンデルタール人は、シャテルペロニアン文化でいったんは石刃技法
を使うようになるが、その後、ムステリアンに戻り、絶滅する。
石刃技法は本能的ではなく、もちろん、ベースとしてオルドワン石器や
アシューリアン石器のための能力を利用していたことは事実としても、
ルヴァロア技法のような「遺伝的に固定された技法」ではなかったと
いうことだろう。

28 :出土地不明:2006/04/26(水) 01:05:25 ID:NzOvZCcr
ちょっと一言付けくわえるが、前期石器時代から中期石器時代に至るまで
オルドワン、チョッパーチョッピングツール、前期アシューリアン、
後期アシューリアン(+ルヴァロア技法)、ムステリアン、MSAと
いろいろあるけれど、基本的な石器製作法は、剥片を割とるflaking とか
knapping という技法であり、これは、高度な能力を必要とする洗練
されたルヴァロア技法でも、調整石核からの剥片割とり技術だ。
それに対して、石刃技法は、石材を最初に同じ程度の大きさの素材に
分割して、それぞれに細かく刃をつけるという画期的なものだ。

進化というのは、行動様式であれ、解剖学的な特徴であれ、いったん
方向が定まると、その方向への洗練は行われるが、全く違う系統を
生み出すことは、ふつうほどんどない。
たとえば、哺乳類の歯は、臼歯、犬歯、門歯と三種類が普通で数は
ことなるが、哺乳類全部で共通する。で、これは、実は3億年以上
前の哺乳類型爬虫類の段階ですでにこの三種類の歯があるわけだ。
それに対して、一時はあれだけ地球全土に君臨した恐竜は、最初から
最後まで、歯の種類は一種類だけだ。植物食、動物食などたべるもの
の違いで、歯の形は全然違う。しかし、どの恐竜も歯の形は一種類
しかない。そこで、対応できないので、多くの恐竜はくちばしを
発達させて、歯の種類が一種類しかないのを補おうとしている。
もし、恐竜で、門歯と臼歯の違いがあるようなのが出てきたら、それは
進化的にはありえねーという話なんだ。

で、石器製作については、進化は flaking への方向が最初に決まり、
その後、その flaking の洗練というのが徹底的に行われた過程だと
考えている。だから、石刃技法は、絶対にその過程からは生まれない
程度の異質なやり方だ。まさに恐竜に三種類の歯が登場する程度に
異質なことだ。だから、石刃技法は合理的に発明された文化であり、
それに対して、いかに洗練されていようが、ルヴァロア技法もまた、
進化的に獲得された技術だ、と考えているわけだ。

29 :出土地不明:2006/04/26(水) 03:18:59 ID:xw85rWr7
狼に育てられた少年の話って本当なん?
もし本当なら石器を製作するのは、本能つうか遺伝子には載ってないことになるけど。

30 :出土地不明:2006/04/26(水) 19:42:58 ID:9jFZEjwP
「現実に中期旧石器時代の生活様式を残す先住民に石器遺伝子は見られない」
とか
「5万年前に普遍的であった形質で現代の60億の人間に一切見られない形質の類例を挙げよ」
とか、石器遺伝子について致命的な質問についてはは完全に黙殺する一方で、
相変わらずまったく根拠のない与太話については多弁だな。そりゃそうだ。証拠がなくていいのだからw

>一方、5万年前以降は、本能的に得られた行動原則から合理的な思考へ
>変化しはじめたため、すべての行動を本能的行動にする必要がなくなった
>ため、その後、脳を大きくする必要はなく、脳の容積を小さくしても、
>効率的な行動ができるようになったため、脳容積がどんどん小さくなる
>方向にむかっているということだ。

よくこんなでたらめが言えるねww
2万年前のクロマニヨン人は、鬼塚の説の説によれば、
このころの人類は本能のくびきを脱して自由な創造性を発揮しているのだから、
もはや石器製作本能はつぶれているはずである。
しかるのこのころの新人の脳容積は1600CCちかくある。
ならば、脳容積の縮小は石器遺伝子の消滅とはなんら関係ないではないか。
大体、今でもエスキモーは1600CCの脳容積を持っている。
彼らの石器遺伝子はあるのかね。ばかばかしいにもほどがある。
鬼塚がいかに思いつきで根拠のないでたらめを言っているかがよくわかる。


31 :出土地不明:2006/04/26(水) 19:55:27 ID:9jFZEjwP
>ただ、ホモ・サピエンス、ネアンデルタール人が獲得した高度な石器
>製作技術であるルヴァロア技法については、現代人はどうやら、それを
>可能にする基本能力、および学習能力を欠いているようだ。
>だから、この部分にかかわる遺伝子は、現代人の多くの地域集団に
>おいて、壊れているということだ。もちろん、完全に壊れているかどう
>かはなんともいえないが、壊れた人間が、多数をしめているということ
>だ。なぜなら、「教えられても、やりかたが論理的、知的に理解できて
>も、実現する能力、学習能力がない」ことが知られているからだ。

でまかせ言うな鬼塚。
お前、本気で、現代人が「ルヴァロワ技法を教えられても、習得できない」と思ってるのかwwww
こんなことを本気で信じる鬼塚は、だから知性が疑われる。
現代人がルヴァロワ石器を作れないのは、単に必要としないからですwww
生活に必要ならば、容易に習得できます。
実際、実験考古学では、「言葉なしで」石器の製作法が伝えることができるかという実験さえ行われなした。
これは、石器遺伝子のようなばかばかしいものを実証するためではなく、石器文化に本当に言語能力は必要なのかを立証するための実験でした。
結果は「十分可能」だそうです。
いわんや、普通に教えられれば、現代人だってて普通にルヴァロワ技法など習得できますよ。アホですか?
火打石で火をおこすほうが問題にならないほど難しい。


32 :出土地不明:2006/04/28(金) 00:18:29 ID:1wtQfQtO
>>30の2万年前のクロマニヨンの脳容積は、大変面白い指摘だと思う。

鬼塚反論してみなさい。

鬼塚説では、オルドワンからルヴァロアまでの変化がが技法の洗練で、
石刃技法は隔絶的な方法であると論じているが、根拠が不明確だな。

また、進化は同一カテゴリの中で洗練される方向にしか向かないと言うのは詭弁だな。
魚類、両生類の歯の種類は1種類だが、そこから進化したほ乳類は3種類じゃないか。

世界中の人類の遺伝子が均質的なのは、例えば狭いアフリカのチンパン同士の隔絶からすると
驚異的なレベルであるというのは定説じゃないのかね。

33 :出土地不明:2006/04/29(土) 00:12:16 ID:xbQ6KlOG
>しかるのこのころの新人の脳容積は1600CCちかくある。
>ならば、脳容積の縮小は石器遺伝子の消滅とはなんら関係ないではないか。

進化論的には妥当だろう。脳の容量が必要なくなったからといって、即座に
脳が小さくなるはずはない。実際には、遺伝的な変化によりそれまでたくわ
えてきた本能的行動や本能的行動を可能にするための学習を効率よくする
ために必要であった脳の機能がいらなくなって、その後長い時間をかけて、
その部分の脳容積がだんだんと萎縮し、小さくなるということだ。
実際、1500cc以上あった5万年前前後の解剖学的現生人の脳容積
は、その後5万年で、およそ10%は小さくなった。これは、非常に
速い速度で小さくなったということを認識する必要がある。
250万年前から150万年前ごろにかけて脳容積が倍になったことや
50万年前から5万年前までに5割り増しになったこととくらべて、
遙かに速い速度で、脳が小さくなっていることはしっかり認識するべき
だろう。まさか、5万年前にAMH -> BMHの変化があって、その後千年で
いきなり脳容積が10%も減少するはずだとか思っているなら、そりゃ、
あまりにもナイーブだ。
>>31
もし、現在の実験考古学者が苦労してマスターしなければならないような
ルヴァロア技法を、10万年前の解剖学的現生人やあるいはネアンデルタール
人が、同じ苦労をして学んでいたとしたら、たぶん、早速滅んでいたと
思うわけだ。それほど難しいのだよ、ルヴァロア技法は。
で、後半の話。言葉を使用せずに、石器製作法を教えられるか。
当然でしょう。オルドワン石器を作っていたころの人間が言葉を話せた
はずはないわけだ。解剖学的にも明らかなんだから。
もちろん、ルヴァロア技法も、言葉なしで習得できたはずだ。本能的に
学習能力が備わっていたはずだからね。

34 :出土地不明:2006/04/29(土) 00:20:29 ID:xbQ6KlOG
>>32
>鬼塚説では、オルドワンからルヴァロアまでの変化がが技法の洗練で、
>刃技法は隔絶的な方法であると論じているが、根拠が不明確だな。
うーん、たんに、オルドワン石器やアシューリアンの石器製作法を知らない
からこういうこというのかな。
まず、オルドワン石器は、石にハンマー(石)をぶちあてて、剥片をとり
だし、その剥片を石器(おもにナイフやスクレーパー)として利用する
ものだ。アシューリアンは同じだが、一つの石核から10回くらい剥片を
取り出すようになる。ここに技術的な違いは全くない。違いは、一つの
石核を、一回だけ利用するか、持ち歩いて、何度も(数日)使うかの
違いだ。石材に対するこだわりが芽生えれば、当然の行動であって、
基本的に洗練というよりは、ちょっとした変化だともいえる。
毎日新しい石材を探すより、比較的素性のよい石材をみつけたら、それ
を数日使い回すほうが、効率がよい。それができた個体は生存効率が
高まるだろう。
次に、その剥片を取り除いた石核は、10枚くらいの剥片を取り除くと、
それ自身が十分に鋭い刃をもつ石器として利用可能だ。そこで、剥片を
取り除いたあとの石核の鈍い刃を、もう少し細かい剥片剥離によって、
研いで、それ自体を石器として利用しようというのが後期アシューリアン
だ。これも戦略的には、より経済的であることをめざしている。
ただ、基本的な技術に全く違いはない。
一方、アシューリアンの剥片の連続取り出しで定型化した石核から、最後
に一つの定型の剥片を取り出すのが、ルヴァロア技法だ。さらにそこで、
ソフトハンマーによる微妙な剥離というのが重要で、さらに石の目の向き
石材そのほかにも十分に注意しないとできないということでこれは習得が
(すくなくとも現代人には)難しい。
ルヴァロア技法に対応できる石材は、フリントを含む3種類程度。
ところが、石刃技法は、石材をまず、適当な大きさに割り、それに一つ一つ
刃をつけていく技法だ。重要なことは、ルヴァロア技法にいたるまで、
オルドワン、アシューリアン(前期、後期)、ルヴァロア技法どれを
とっても、剥片剥離以外の技術が全く使われていないということだ。
利用価値のない小さな剥片剥離で研ぐというのもふくめて、基本的に
やっていることは、剥片の剥離だけだ。しかし、石刃技法では、そうで
はなく、まず、剥片剥離ではなく、最初に石を複数の素材に割るという
ことをやる。この発想は、剥片剥離を洗練させる方向にむかってきた、
技術の進歩(進化)とは全く違うものだということだ。
実際、石刃技法が使われ普及した後期旧石器時代になると、石器だけで
なく、骨角器が使われるようになる。これらは、石器でうすく削るとか、
磨くとか、さまざまな方法で利用する。ようするに、これまでの石に
別の石をぶつけて剥片取り出しをするという以外に、石器で削るとか
こすって磨くとかそういう「剥片剥離とは別の」加工方法と見いだす
能力が必要だ。その第一歩が、まさに、剥片剥離でない石を最初に複数
の素材に分割する、という発想なわけだ。
骨を利用しようとした例は、前期旧石器時代にもある。面白いのは、その
ときに、あきらかに加工された骨をしらべると、なんと、石器製作と
全く同じ剥片剥離をしようとして石のハンマーをぶつけた痕跡があると
いう。硬いものであれば、石であれ、骨であれ同じ動作でなにかを作ろう
としたのだろうが、おそらくできなかったようだ。素材それぞれに対し、
ときには、剥片剥離、ときには、削り、ときにはこすり、みがき、また
最初に分割し、という多様な行動を発想できるかどうか、というのが、
この場合に鍵になる。前期旧石器段階では、その例がない。
MSAになると、石刃技法がときどき現れるから、その段階で、解剖学的
現生人は、ある程度の「加工における新しい発想」をもてるようになった
のだろう。ただ、つねにそれは、ゆりもどしとしてルヴァロア技法に
戻ってしまうというのも、5万年前ごろまで繰り返されたわけだが。

35 :出土地不明:2006/04/29(土) 00:48:16 ID:xbQ6KlOG
>>32
ヒトの多様性として、mtDNAなどからみた系統からすると、その起源は、
いわゆるイブ仮説にあるように20万年前以降ということになるので、
起源は非常に新しいことになる。
チンパンジーは西にすむタイプと東に住むタイプでは、50万年程度の
隔たりがあるとされているし、また、オランウータンでは、ボルネオと
スマトラでは、300万年前ごろ分離したことが、mtDNAの分析から
わかっている。
ところが、形質的には人類の多様性は非常に大きい。
ボルネオとスマトラのオランウータンは、分離して300万年もたって
いるが、相互に交配可能だし(最近では系統をしらべて混血を作らない
ようにしている)、また、形質もまず区別は付かない。
しかし、人間の場合は、その違いは非常に大きい。SNPの違いからして
非常に多くの多様性がある。
均質性をいうなら、たとえば、猫化のヒョウなどの場合、皮膚移植など
をしても拒絶反応が全くないというほど遺伝子が均質化しているが、
人間の場合は、もちろんそんなことはあり得ない。
このことは、人類が、アフリカを出て世界各地に広がったのち、全く
異なる気候条件や生活習慣をそれぞれが文化的に編み出し、それぞれ
対応していったことによる。さらに新石器時代以降になると、地域ごと
の風土病などもあり、それに対する免疫機構の働きはそれぞれの地域
集団ごとに非常に特殊である。
よくいわれるマラリアに対する耐性として、アフリカでは鎌形赤血球の
遺伝子が有名だ。あれはアフリカ系の人々だけに特徴的なマラリアに
対する耐性であるが、一方同じくマラリアの多いパプアニューギニアに
おけるものは、全く違った方法であり、このほうが鎌形赤血球病もひき
おこさず、ずっとマイルドなうまい方法だといわれている。
また、過去1万年にわたり高原地帯で暮らしてるチベット人は、標高の
高いところに適応しているため、そこでの生活をなんなく行っているが
最近入植した中国人は適応していない。そのため、チベットにおける
中国人は、定期的に低地におりないと健康を害するし、とくに妊婦の
出産は、チベット人ならなんの問題もなく高原地帯で出産可能だが、
中国人はかならず低地におりて出産しないと、ふつう死産や母親に
危険がおよぶ。
肌の色の違いは、およそ変化には2万年程度かかるとされている。
紫外線に対する適応では、アジア系は名前は忘れたが黄色い色素をもって
いて、ビタミンCの生成を阻害せず、有害紫外線をカットすることができ
るが、これをもっているのは、いわゆるモンゴロイドだけだ。
ヨーロッパ人は、アフリカにいけば当然皮膚癌になりやすいし、また、
アフリカ系黒人はヨーロッパでは栄養を気にしないとクル病にかかる。
ヨーロッパ系に近い白人系で砂漠の民であるアラブ系の人々は多少色
が黒くなるほかに、女性などはベールをかぶるなど衣服によって皮膚癌
になるのをふせいでいる。
これらの多くの多様性は、おおむねここ数万年で獲得されたものだ。
地域集団ごとに同じことに対しても適応が違うし、あるものは文化的に
あるものは、進化的に適応して、これだけの多様性をたもっている。

36 :出土地不明:2006/04/29(土) 07:50:10 ID:610w2mSi
>進化論的には妥当だろう。脳の容量が必要なくなったからといって、即座に
>脳が小さくなるはずはない。実際には、遺伝的な変化によりそれまでたくわ
>えてきた本能的行動や本能的行動を可能にするための学習を効率よくする
>ために必要であった脳の機能がいらなくなって、その後長い時間をかけて、
>その部分の脳容積がだんだんと萎縮し、小さくなるということだ。

お前の言い分が正しければ、新人の脳容積は5万年前から減少に転じないといけませんね。
しかるに2万年前のクロマニヨンや同時代の化石現生人類は1600CC近い脳容積がある。
一方で「石器遺伝子」を持っているはずのイダルツは1400ccくらいである。
あきらかに「石器遺伝子」の破壊など何の関係もない。
特に、お前が黙殺しているエスキモーは、脳容積の縮小は見られないが、かれらに石器遺伝子などありません。
結論から言うと、鬼塚は口からでまかせを言っている。


37 :出土地不明:2006/04/29(土) 08:01:42 ID:610w2mSi
>もし、現在の実験考古学者が苦労してマスターしなければならないような
>ルヴァロア技法を、10万年前の解剖学的現生人やあるいはネアンデルタール
>人が、同じ苦労をして学んでいたとしたら、たぶん、早速滅んでいたと
>思うわけだ。それほど難しいのだよ、ルヴァロア技法は。

それはお前の空想だよ。悪いけど。
実際実験考古学では、石器の作り方を知らない素人に対しても「言葉なしで」
中期旧石器を習得できたのだから。
あとさあ、お前前から石器石器って叫んでるけど、ネアンでも初期ピでも、火打石で日もおこしたたろうし、
さまざまな木製品も作ったろう。
実際タスマニア原住民は、中期旧石器相当の粗末な石器を使いながら、さまざまな植物性製品や、カヌーさえ作っている。
それらの習得には石器よりはるかに時間がかかったろうが、別段彼らは滅びてもいないし、それらを作る本能も存在しない。
彼らの遺物は数万年もたてば、石器以外には何も残らないが、「中期旧石器時代獣的人類仮説」にたつやからは、
多分タスマニア原住民は言葉をしゃべれなかったと空想するのだろうw

38 :出土地不明:2006/04/29(土) 19:33:00 ID:LxpeDZIo
でも面白いのは、現代人って実は古代人よりも脳のサイズが小さいんだよ。
それどころか、頭部そのもののサイズが小さくなってる。
脳のキャパシティは明かに小さくなっているとも言える。

39 :出土地不明:2006/04/29(土) 23:30:58 ID:SX1Mhxtl
>>37
おいおい、まずヘラト(イダルツ)の脳容積は1500超のはずだが。
脳容積が圧倒的に小さくなってきたのは、実際のところ氷河時代後の
話だな。一つには、体が小さくなったとと関係しているだろう。
ただ、ヨーロッパ人などの比較的大柄な人々でも現在では脳容積は、
1400cc以下になっているのが面白い。
>>37
中期旧石器とというのはウソだろ。私の知るかぎり、それは、前期旧石器
のはずだ。
まあ、もっとも言葉なしで、ルヴァロア技法を伝授することは可能だが、
それでも、石の選び方、石の目の読み方なんぞは、そう簡単に説明できる
ものではない。
本能的な学習能力があれば、それらも非常に速く学習することが可能だった
と思う。ただし、後期旧石器時代に入って以降、ホモ・サピエンスについて
いえば、ルヴァロア技法は完全に失われている。さらに、その後、石器製作
はより原始的になっているんだ。できもわるいような石器がたくさんみつかる。
とくに新石器時代以降、ある時期になると石器製作技術が退化する。



40 :出土地不明:2006/04/29(土) 23:38:49 ID:SX1Mhxtl
寒い地域の人々(たとえばエスキモーとか)の脳容積が大きいという話に
からんで一言。
現代人の脳容積はまあ1400cc程度で、チンプが350から400cc
とすれば、3倍以上の大きさがあることは明白なんだが、ところが、面白い
ことに、脳の神経細胞の数というのは、ほとんど違わない。いや優位に違いが
あることはたしかだが、人間が1800憶といわれているが、チンプなら、
1500憶とかある。せいぜい30%程度しか違わない。容積は3倍から
4倍違っているのに、細胞の数は30%しか違わないというのは面白いと思う。
じゃあ、人間の脳はなぜおおきいか、というと、脂肪分が多いわけだ。
脳内にはさまざまな脂肪酸がある。最近有名な頭がよくなる脂肪酸である
DHA(ドコサヘキサエン酸)もそうだが、こういう不飽和脂肪酸が人間の場合
非常に多く、それらが脳の活動をささえている。
たかだか祖先が分岐してから600万年しかたっていないと言う人間とチンプ
をくらべて、どこが一番違うかというと、実は脂肪の代謝と蓄積に関して
大きく違う。人間は、たくさんものを食べれば、脂肪代謝して、しかも不要な
エネルギーは脂肪として、とくに皮下脂肪としてためこむことができる。
さらに大量にため込むのには体内脂肪としても蓄積する。
ところが、この脂肪の代謝と蓄積についてはチンプは人間ほど蓄積はでき
ない。ゴリラに至っては、動物脂肪の消化吸収がうまくいかないのと、
さらに、血中の脂肪酸が増えることで、重度の心臓病になり、死ぬことが
ある。ゴリラもチンプも脂肪の蓄積などが全くできないわけだ。
人間はできる。
チンプにくらべて脳の容積がふえた部分のほとんどは脂肪の量が増えたから
なわけだが、その脂肪代謝というのは、民族ごとにかなり違うだろう。
寒い地域の人々は脂肪をためこみやすいようにできているし、逆に温暖
な地域ではそうではない。だとすれば、寒い地域のエスキモーが脂肪を
ため込みやすく、その結果として脳内にも脂肪をため込みやすいという
ことなら、彼らの脳容積が他の民族よりも大きい理由もかなりうなづけ
るというものだ。

41 :出土地不明:2006/04/30(日) 00:43:07 ID:XZfrYzuE
まずいなあ。何語っても気に入らなければ鬼塚という奴と断定されるのか。

42 :出土地不明:2006/04/30(日) 17:43:52 ID:s3i5k6R0
狩猟で生きていた人たちのがルーチンワークとかは少なくて現代人よりは頭を使わないといけなかったかも

43 :出土地不明:2006/05/01(月) 23:34:11 ID:BgVxKfa/
>>42
最近、進化心理学では心の理論ってのがはやり(もう古いけどさ)なんだが、
それでいくと、ようするに、人間ってのは相手の立場にたって、相手の知っている
こと、知らないこと(自分がしっていても)を推測して、それに基づいて、相手の
心の状態を推定し、そこから相手の行動を予測する能力をもっている。
自分について、自分の知っていることから自分がこうするべきだと思うのは、心
の理論では、「一次の志向性」というが、相手のことを考えることができるのは、
「二次の志向性」という。さらに、第三者がいて、相手が第三者についてどう推測
しているかを推測できる能力を「三次の志向性」という。
物語を聞いて面白いのは、物語の中の登場人物それぞれの心の状態を推定できること
が大前提なので、三次の志向性が最低でも必要だ。で、実は人間は、だいたい六次の
志向性まで持っているという。
チンパンジーはほぼ間違いなく二次の志向性はもっているし、オランウータンもそう
だという。
狩猟においてこれが効いてくるのは、動物の心の状態をどうとらえるか、ということだ。
もちろん、動物と人間とは違うのだが、「これだけ追いかけたからそろそろ疲れただろう」
とか、「そろそろ水場に向かうころだ」とか「こっちから追いかけても、あっちに仲間が
待ち伏せしているのはわからないだろう」とかいうのが推測できないと狩猟なんてものは
できない。さらに、集団での狩猟なら、自分と動物とそして一緒に狩猟する仲間の行動の
予測もあるから、三次以上の志向性が必要だ。
志向性の次数があがるほど、必要とされる脳内の処理量は指数関数的に増えるので、この
心の理論における志向性がどんどん高くなっていくにしたがって脳容積が大きくなるという
可能性が指摘されている。とくにこれは前頭葉の発達とかなりの相関があるという研究者も
(若干あやしいが)いる。
いまのところ、集団での大型動物の狩猟の可能性が指摘されているのは、後期アシューリアン
以降の段階で、そのころから脳容積が50%程度大きくなるのだが、これは、心の理論で、高
次の志向性をもつようになったからではないか、そしてそれで、大型動物の集団での狩猟も可
能になったのではないか、という。
ちなみに、この心の理論は、現代人の場合、年齢が40歳を越えると急激に働かなくなる。
相手の気持ちがわからなくなり、また、相手がさらに別のものに対してどう思っているかが
わからなくなってくる。組織のリーダーには、40歳以下のものがなるべきだという理論が
ある。

44 :出土地不明:2006/05/03(水) 14:27:15 ID:oFdWvluR
>>39
欧米人でもパリのフランス人なんかは1550ccある(グローブス1991)。
イダルツの時代みたいに少数の頭蓋しかないのに、脳容積が『縮小』しているだの、
いわんやそれが石器製作本能の破壊とつながっているだのというのはナンセンスだね。

45 :出土地不明:2006/05/03(水) 14:37:31 ID:oFdWvluR
あと、今の欧米人は全体の平均でも1450ccある(数万の平均)。
1400cc以下というのは真っ赤なうそ。

46 :出土地不明:2006/05/03(水) 18:06:32 ID:wkGJ1AMA
>>44-45
ただ、はかり型でだいぶ状況がかわるしな。日本人の老人の場合は、
1000ccを割っている場合が多いんだよ。脳は年とともに萎縮する。
かといって、頭蓋容積が代わるわけじゃあない。
だから、その現代における脳容積のはかり型と、頭蓋骨の内部のキャスト
から脳容積を推定する場合では、だいぶ話が違うとも思う。
それから、なんといって、5万年前の人々の体重が現代人よりはだいぶ
重かった、大きかったというのを考慮する必要があるな。
新石器時代以降、農業が始まり栄養失調が恒常化して以降、体がずいぶん
と小さくなった。解剖学的現生人の古いものは身長180程度が多いし、
骨の形などから筋肉を想定すると、体重100キロ以上はあったのでは、
という場合が多いが、新石器時代以降は、20センチ程度は小さくなる
だろ。体重も半減ちかくになる。そうすると、脳容積が小さくなるのも
しょうがない。もっとも、ピグミーなどは身長150センチ以下で、
体重も30キロとか40キロであっても、脳容積は普通1000cc
は越えていて、だいたい1200cc程度だ。

47 :出土地不明:2006/05/06(土) 02:14:22 ID:CmXxJFPX
容積より機能でしょ

48 :出土地不明:2006/05/07(日) 13:15:24 ID:tpLB0Efg
>>47
容積の変化が明白にあったとすれば、機能のうちで、容積を必要とする機能の
必要性がなくなり、容積を必要としない機能がそれを補うようになったという
ことだろう。
出産の際のいろいろな問題、エネルギー効率、どれを考えても脳容積は小さい
ほうが有利であるから、つねに脳容積は小さくなる方向への淘汰圧がかかって
いるわけだが、それを押しのけて脳容積が大きくなるにはそれなりの理由が
あり、その結果として、脳容積を小さくする淘汰圧に対向できるだけの生存
への有意性がないといけないわけだからね。
脳容積を必要とする機能とは、運動神経が挙げられる。これは多数の脳細胞の
連携により、微妙で複雑な運動のタイミングや力加減を制御している。
クロマニョン人の脳容積はさておいて、平均的にみても、現代人よりもはるか
に大きい脳容積をもっていたネアンデルタール人の脳がなにに使われていたの
か、ということが非常に重要ではないか。まあ、体重が重かったという理由で
それなりに説明できるのかもしれないが。

49 :出土地不明:2006/05/07(日) 22:10:26 ID:rUu5tPzI
人間的な行動は結局、発達した全党前夜と発音機構、言語中枢の存在が大きい。
チンプに言語中枢を取り付けたら、3,4歳の言語をを発すると思う。

50 :出土地不明:2006/05/07(日) 23:03:57 ID:itjqwG9f
文法理解力がないから無理
しゃべるとしたら片言だろう

51 :出土地不明:2006/05/08(月) 01:33:06 ID:PdjwzxiH
じゃああれだな。手話をするゴリラはいるが、手話をするチンプはいるか?
って話になるのかい?w

52 :出土地不明:2006/05/08(月) 21:12:51 ID:tACsfHXr
>>50
カンジは文法理解力があるけどな。

53 :出土地不明:2006/05/08(月) 23:25:47 ID:Vqyz64VC
>>49
だとしたら、その前頭前野はどうして発達しなくてはならなかったのか、
ということだ。発音機構については、脊髄の神経系からみてネアンデル
タール人と現代人の祖先(解剖学的現生人)では十分に発達していて、
かつ舌骨、喉頭部の形状からも、この両者は十分な発話機構を備えていた
ことが、最近ではかなり受け入れられている。
前頭前野は、言語能力とはそれほど関係なく、むしろ社会的知能に関連
するようだ(バーンらの説はちょっとあれ?っていうところもあるが)。
言語中枢の発達は、古くは200万年前ごろのホモ・ハビリスの段階で
ある程度見受けられる。
以上から、言語の発達は、200万年前ごろに始まり、発声機構なども
ふくめて50万年前までには十分発達していたことになろう。
しかし、50万年前の人間の行動、後期アシューリアンの人間の行動、
あるいは、20万年前ごろの解剖学的現生人の行動、ネアンデルタール人
の行動は、決して現代人的ではない。
20万年前ごろのオモ人骨をみても、前頭葉が現代人よりもよほど小さい
ということは考えられないほどの立ち上がった額を持っている。

54 :出土地不明:2006/05/10(水) 20:50:15 ID:v9uwqg3d
>しかし、50万年前の人間の行動、後期アシューリアンの人間の行動、
>あるいは、20万年前ごろの解剖学的現生人の行動、ネアンデルタール人
>の行動は、決して現代人的ではない。

人間の行動で難しいのは、ある行動があるとしても、それが遺伝的なものなのか、文化的なものなのかは決定することが困難ということだ。
たとえば、江戸時代人の行動だって、「決して現代人的ではない」
たとえば、20万年前のオモ1が現代に生まれたとして、現代に適応できないだろうか?
おそらく現代人の個体変異の中に入るだろう。
小頭症の症例から推測すると
エレクトスクラスで、おそらく現代人の8歳程度の知能・言語だったのではないか。
これくらいなら、日雇い人足にもいる。

55 :出土地不明:2006/05/10(水) 23:38:10 ID:mFjan+zx
>>54
たとえば、ネアンデルタール人が現代人的でないとする理由は明確にある。
同じく、後期アシューリアンから、MSA段階の解剖学的現代人が現代人的
でないとする理由もかなり明確だ。
まず、生活文化の多様性がないということだ。
江戸時代の人々の暮らしは、21世紀の我々とは違うことはたしかだが、
現代の世界のあらゆる人々の文化の多様性の中には十分入る。もちろん、
現代の世界のあらゆる人は、電気のある生活を知っているかもしれない。
しかし、相変わらず、狩猟採集をしている人たちも中に入る。
もちろん、21世紀に入り、石器時代人はいなくなった。20世紀前半
段階で、ほとんどの狩猟採集民といえども、またそれまで新石器時代に
いきていた、牧畜民も農耕民もみな鉄器時代以降の生活になったわけだ
が。
20万年前前後の解剖学的現代人については、遺跡なども非常に少ない
ので、文化の多様性が云々できるかどうかが怪しいが、およそ5万年前
まで続いたMSAをとってみると、たしかに、後期アシューリアン段階に
くらべて、地域的変異はあるが、それでも、現代人にくらべていかにも
のぺーっとした均質な文化しかない。
ネアンデルタール人の文化にしても、ヨーロッパの西の端から、中近東
まで、等しくムステリアン文化であり、多少の変異はあり、後に、
後期旧石器文化にいたったシャテルペロニアン文化の前期段階などは、
別の地域のムステリアン文化と、石器製作法の非常に細かい点での違い
や系統関係はあるものの、やっぱり、後期旧石器時代以降の多様性とは
くらべものにならないほど均質なものだ。
オモ1が、現代人によみがえったとしたら、問題なく、現代人としての
生活をすることができるだろう。とくに、幼少段階であれば、十分に
可能だろう。完全に彼らの後期アシューリアン文化段階から隔絶された
状況で生活していれば、間違っても、ルヴァロア石器をかちかち作るよう
なことはありえまい。たとえ、彼らが本能的にルヴァロア石器を作ること
ができる能力をもっていても、現代生活ではその能力は学習開始のきっか
けすらつかめないだろうからだ。
同じことは、ネアンデルタール人にも言えるだろう。だからこそ、彼らは
多少不器用ながらも、オーリナシアン文化に接したときに後期旧石器文化
としての範囲内にある末期シャテルペロニアン文化を築いたのだということ
だ。
後期旧石器文化になる前の解剖学的現代人、およびネアンデルタール人は、
だれも、現代人として生活するに十分な能力をもっていたことは間違いない
のだ。ネアンデルタール人については、多少、問題はあるかもしれないが。
でも、彼ら自信が、後期旧石器文化段階に達するようなことはなかった。
自発的に文化を改変したり技術革新したりということはなかった。
その技術革新、生活習慣の「改善」ということをする能力はあったのに、
それをしなかった理由の一つは、本能的な行動原則のもつ引力の強さ
だろう。それを断ち切らない場合は、ときとして、革新的な生活習慣を
そなえ、新しい技術を得たとしても、それを恒常的に使うことにはなら
ず、また、本能的な生活に戻っていくということだ。
怠惰な人間が怠惰でなくするにはものすごい本人の意欲がないといけない
というのと同じだろうし、また、怠惰な人間が一時的に意欲的になり、
怠惰でない生活をすることになっても、またしばらくすると元に戻ると
いう状況と近いだろう。
後期旧石器文化が本当に開花し、数千年ではなく1万年以上にわたり、
革新的で、爆発的な文化的進展を遂げるには、もとの状態に戻るような
引力的な要素を排除する必要があったのだ。それが、「本能の喪失」で
あったというのが私の主張だ。

56 :出土地不明:2006/05/11(木) 19:10:20 ID:Ht2zoIC9
>>55
鬼塚よ、お前は自分の言ってることがおかしいと思わないか?
お前の説によれば、石器本能は現代人らしいの行動様式が出現する妨げとなったという。
にもかかわらず、オモ1がもし現代に生まれたら、十分現代に適応できたという。
ならばオモ1に石器本能などないではないかwww
要するに5万年前だろうと20万年前だろうと、石器本能など最初から存在しないのだ。

>たとえば、ネアンデルタール人が現代人的でないとする理由は明確にある。
>同じく、後期アシューリアンから、MSA段階の解剖学的現代人が現代人的
>でないとする理由もかなり明確だ。
>まず、生活文化の多様性がないということだ。

お前は多様性が「ない」ことを以って、現代人と脳神経的なレベルで違いがあるように考えているのかもしれないが、
生活文化に多様性がないのは、このころの人類が、遺伝的に限られた行動様式しか取れなったためであるという証拠はどこにもない。
かれらの文化が、後期旧石器時代に比べて(そう、実は中期旧石器時代の一様性なるものは後世と比べての問題でしかないのだ)
まず第一に、石器など限られた遺物しか残らないために、このころの人類の生活文化の全貌を知りえないということと、
第2に、後期旧石器時代にくらべ石器の製作レベルが多様性を示すほどに洗練されていないために過ぎない。

57 :出土地不明:2006/05/11(木) 19:24:21 ID:Ht2zoIC9
鬼塚の議論がトンデモに感じられるのは、結局中期旧石器時代の限られた遺物を、
何の根拠もなく、生物学的に固定された行動と解釈するからだ。
しかし人間の行動や遺物は、常に文化的行動の所為とみるべき可能性が存在する。
また、残された異物が非常に偏りがあることも忘れている。
じっさい、ボストン大学のディーコンはこういっている。
「ピグニーは、複雑な儀式と、宗教と、森の中で生きる類まれな知恵を持っていることをわれわれは知っている。
しかるに、その遺物は、10万年もすれば、その粗末な石器以外に何も残らない。
したがって10万年後の思慮の浅い考古学者は、その粗末な石器と小ぶりな脳のゆえに、彼らが極めて知的に劣った生き物であり、
周囲の優秀なサピエンスに滅ぼされてたと解釈するに違いない」と皮肉っている。
まさに鬼塚のような粗雑な人間観察しかできない者のためにあるような言葉である。
実際、「鬼塚よ、じゃあタスマニア原住民はどうなんだ?」と言われても、返す言葉がないのである。

58 :出土地不明:2006/05/11(木) 19:37:32 ID:Ht2zoIC9
前にも言ったが、鬼塚の説は、最近一部のキリスト教原理主義者の、
「ネアンならびに5万年以上前のサピ=獣的人類説」の亜流である。
たぶんその種の本などを読んで石器遺伝子を思いついたのであろう。
もちろん本筋の原理主義者は、言語遺伝子の啓示により真の人類が誕生したと考えているが、
彼の場合は石器遺伝子という珍説に変わっているに過ぎない。
どちらも、事実上きわめて短期間の突然変異で、現代人的な特質がいっせいに現れたとする。
(鬼塚は石器遺伝子の「破壊」などというが、進化の過程で起こるのは塩基の入れ替わりであり、すなわち突然変異である)
科学的にきわめて不自然で、
それこそある種の超越的存在が介入したとでもしなければありえないほどの、
奇怪な説である。

59 :出土地不明:2006/05/11(木) 23:35:15 ID:C448N/bJ
>>56
>にもかかわらず、オモ1がもし現代に生まれたら、十分現代に適応できたという。
当然だろう。オモ1は現代人に備わっている本能的能力とさらに十分な思考能力
をもっていた。さらに、オモ1が、現代人として子供のころから育ったら、彼が
本来なら執着すべき本能的な行動をするための環境にはないので、かれの行動は
本能的に制約されない。無性に石器をつくりたくなるかどうかはしらないが、
周囲の環境からの刺激があって、学習が誘発されるわけだからな。
反論したいのはわかるが、本質的にもうすこし考えてから反論したほうがよいの
ではないか?
>お前は多様性が「ない」ことを以って、現代人と脳神経的なレベルで違いがあるように考えているのかもしれないが、
考えていないぞ。現代人との違いは、一部の本能が壊れているかどうかの違いだ。神経レベルでの
違いなどなくてもよい。ただ、その反応などが、現代人では若干にぶくなり、オモ1の時代におい
て必要な本能のいくつかが封印されているだけだ。

>第2に、後期旧石器時代にくらべ石器の製作レベルが多様性を示すほどに洗練されていないために過ぎない。
その多様性は、後期旧石器時代に入ると、通時的には数千年ごとに変化する。
また、共時的には、かなり狭い範囲でもかなり大きな変異が現れる。
このような変異は、中期旧石器段階では、萌芽としての要素はないわけではない
が、かなり大きな違いがある。
>>57
>「ピグニーは、複雑な儀式と、宗教と、森の中で生きる類まれな知恵を持っていることをわれわれは知っている。
> しかるに、その遺物は、10万年もすれば、その粗末な石器以外に何も残らない。
ピグミーについていっているのだろうが。
実は、その粗末な石器こそ重要だな。これは、後期旧石器時代の段階でも、
あるいは、一時的には新石器時代においてもときどき見受けられるが、一般に
中期旧石器段階よりも、「粗末な石器」が使われているわけだ。
後期旧石器時代のグラヴェッチアンやソリュートレアン、あるいは、マグダレニアンの
石器は、部分的には中期旧石器的な要素もありつつ、非常に洗練され、高度な技術が
使われている部分がある。しかし、その後の石器は実に粗末だ。
もはや、中期旧石器段階でのルヴァロア技法のような剥片石器の最終発展型などは
ほとんど現れることはない。これは、彼らがそのような石器を作る能力をうしなった
ということだ。
逆説的かもしれないが、考古学的にみても、ときに中期旧石器よりも洗練度の劣る
文化というものが、後期旧石器時代以降には現れる。それが「本能的な要素の喪失」
なのだよ。
> 実際、「鬼塚よ、じゃあタスマニア原住民はどうなんだ?」と言われても、返す言葉がないのである。
タスマニア原住民がルヴァロア技法を使いこなしていたとする証拠があったら、
教えてくれ。そうしたら、多少考えてもいいな。
>>58
その考え方は一部正しい。
人間が、どうして、自然との調和を失うような形での発展というものを
するようになったのか、たんなる野生動物でなくなったのはなぜか、と
いうことだ。それを、多くの研究者は、「新たな思考能力や言語能力の
獲得」として考えている。つまり、後期旧石器時代以降の行動学的にも
現代人的なホモ・サピエンスは、そうなる段階で、「なにか新しい能力を
獲得した」と考えているわけだ。それが、「抽象的な思考を可能にする
言語」という人もいて、FOXP2の話などが出てくる。
しかし、私の考え方は全く逆だ。
人間は「能力を失ったことで、苦労して、代替能力を思考によって獲得
した」というものだ。そして、代替能力のほうが、本能的でないが故に、
拡張性発展性の自由度に富んでいる。そのため、本来の能力を持たない
個体は、持っている個体よりも、苦労はするが、より自由度の高い行動
様式を取り入れることができるわけだ。だから、そのほうが有利になる。

60 :出土地不明:2006/05/12(金) 20:15:45 ID:wGJsCk0Q
>本来なら執着すべき本能的な行動をするための環境にはないので、かれの行動は
>本能的に制約されない。無性に石器をつくりたくなるかどうかはしらないが、
>周囲の環境からの刺激があって、学習が誘発されるわけだからな。
>反論したいのはわかるが、本質的にもうすこし考えてから反論したほうがよいの
>ではないか?

はあ? 本能というのは、学習をしなくても、遺伝的にプログラムされている行動を言うのだよ。
イダルツが石器製作本能をもっていて、それが現代的行動の制約になるのなら、
「本来なら執着すべき本能的な行動をするための環境にはないので、かれの行動は
本能的に制約されない」などといういい加減なものにはなりません。
それじゃ現代人となんら変わらんじゃないかw
ここにいる現代人の皆さん。あなたに石器本能はありますか?
ようするにお前の言っていることは、イダルツに石器製作本能などないということ以外の何者でもない。
破壊されているのは石器製作本能ではなく、鬼塚の思考回路なのであるw


61 :出土地不明:2006/05/12(金) 20:29:42 ID:wGJsCk0Q
>>お前は多様性が「ない」ことを以って、現代人と脳神経的なレベルで違いがあるように考えているのかもしれないが、
>考えていないぞ。現代人との違いは、一部の本能が壊れているかどうかの違いだ。神経レベルでの
>違いなどなくてもよい。ただ、その反応などが、現代人では若干にぶくなり、オモ1の時代におい
>て必要な本能のいくつかが封印されているだけだ。

おかしなことを言う人だ。本能は本質的に脳神経に刻印されているのだから、本能が「破壊」でもされていたら、
それはもう確実に、脳神経レベルでの違いがあるのであり、遺伝レベルでのちがいがあるのだ。
実際お前と違ってキリスト教原理主義者はイダルツやカフゼーを現代につれてきても現代人のようにはしゃべれないだろうと考えている。
トンデモ説だとは思うが、学者であるだけに首尾一貫している。


62 :出土地不明:2006/05/12(金) 20:43:16 ID:wGJsCk0Q
>逆説的かもしれないが、考古学的にみても、ときに中期旧石器よりも洗練度の劣る
>文化というものが、後期旧石器時代以降には現れる。それが「本能的な要素の喪失」
>なのだよ。

洗練された文化が現れれば、本能が喪失した証拠であるといい、
洗練度が劣る文化が現れれば、これまた本能が喪失した証拠であるという。
鬼塚のいい加減ぶりがよく現れる文章であるw
鬼塚よ。お前が石器に詳しいことはよーくわかった。
しかしお前が論理的思考や人間に関する幅広い知識を持っていないことも、また、明らかなのである。


63 :出土地不明:2006/05/12(金) 20:47:17 ID:wGJsCk0Q
>>60
失礼。イダルツはオモ1に置き換えてくれ。
本質的な議論にはまったく影響はないがw

64 :出土地不明:2006/05/12(金) 23:27:44 ID:2ytcfRn9
> はあ? 本能というのは、学習をしなくても、遺伝的にプログラムされている行動を言うのだよ。
そういう本能もある。しかしそうでないものもある。
学習が効率よく進むように事前に準備されているような場合は、学習が
開始されるきっかけがないと、本能的なものであっても能力は発現しない。
> おかしなことを言う人だ。本能は本質的に脳神経に刻印されているのだから、本能が「破壊」でもされていたら、
> それはもう確実に、脳神経レベルでの違いがあるのであり、遺伝レベルでのちがいがあるのだ。
> 実際お前と違ってキリスト教原理主義者はイダルツやカフゼーを現代につれてきても現代人のようにはしゃべれないだろうと考えている。
解剖学的な違いはないだろう。部分的なタンパク質などの活性状態をきめるSNPが違うとか、
あるいは、タンパク質の発現量が多少違うようなプロモータ部位の若干の違いなどはある
だろうな。ただ、「あくまでも、現代人の範囲」だ。現代人にも同様の違いのある人が
多数いる程度の、揺れの範囲だ。だから、「現代人と変わらない」という。
たとえば、ルヴァロア技法を習得するための学習を非常に容易にするような
遺伝子的な変異SNPが、仮に10個あったとしよう。10個全部で、+で
あれば、ルヴァロア技法の石器製作が苦もなくやってのけることのできる
ようなものだ。オモ1の場合、その10個全部が+だったのだろう。
現代人は、そのうちの7個くらいは+だが、−が1個か2個はかならず
あるという程度の違いだろう。一つが−でも、ルヴァロア技法を獲得する
には、いたく障害になるようなものだろうな。

ヘラトも、カフゼーも、そしてネアンデルタール人もどれも全て、音声
言語をもっていた。ただ、質的に多少違うかもしれないことはありえる。
たとえば、普通名詞がいっさいなく、固有名詞しかないような言語かも
しれない。動詞として、社会的な活動に関わるような人間関係をあらわす
ような語彙しかなかったかもしれない。
> 洗練された文化が現れれば、本能が喪失した証拠であるといい、
> 洗練度が劣る文化が現れれば、これまた本能が喪失した証拠であるという。
> 鬼塚のいい加減ぶりがよく現れる文章であるw

全く分かっていないようだ。
まず第一に、後期旧石器文化は、ルヴァロア技法などのおそらく進化的に獲得
した技術を欠如していることで、「洗練されていない」のだ。
洗練された技術を欠如しているから、「頭で考えて代替技術をみつける」
しかなかったのだ。ただ、その分、自由度は増えた。進化的に獲得した
技術ではないから、好きにやれるのだ。その分「洗練されてはいない」の
だよ。使う石の選択もいい加減でいい。ルヴァロア技法ではフリント
を含む三種類程度しか利用できないが、石刃技法はもっと幅広い石がつか
える。
後期旧石器時代をかってに「洗練された文化」などと考えるのは私の主張
の反論をしようとばかりしていて、全く理解していないことを示す。

65 :出土地不明:2006/05/13(土) 00:54:06 ID:I9TCKvHc
ようわからん

66 :出土地不明:2006/05/13(土) 01:35:47 ID:tNQwlFGF
>>64
>解剖学的な違いはないだろう。部分的なタンパク質などの活性状態をきめるSNPが違うとか、
>あるいは、タンパク質の発現量が多少違うようなプロモータ部位の若干の違いなどはある
>だろうな。

お前の口からでまかせには食傷するが、仮にそういうタンパク質の違いがあって、それが本能の有無に影響するのなら、
それは脳神経レベルに影響を与えるのであり、したがって脳神経レベル、遺伝子レベルの違いがあるということなのである。

>ただ、「あくまでも、現代人の範囲」だ。現代人にも同様の違いのある人が
>多数いる程度の、揺れの範囲だ。だから、「現代人と変わらない」という。

鬼塚は口からでまかせを言っているので、またしても墓穴を掘りましたwww
オモ1の行動特性を決めるたんぱく質なりの表現形式が現代人の範囲内であり、
しかもオモ1に石器遺伝子があり、なおかつそれが鬼塚によれば現代人の行動様式にとって妨げとなるというのなら、
なんと、現代人にも、石器遺伝子を持ち、かつ、現代人として生きていけない人間が多数存在しなければならなくなるwww
鬼塚は論理的思考ができないのだろうか?
こうも鬼塚の「言い訳」(そう、こいつの言うとは言い訳に終始しているのだ)が次から次へと矛盾をきたす結果になるのは、
とりもなおさず、石器遺伝子という考え方が間違っているからに他ならない。

67 :出土地不明:2006/05/13(土) 01:45:19 ID:tNQwlFGF
>学習が効率よく進むように事前に準備されているような場合は、学習が
>開始されるきっかけがないと、本能的なものであっても能力は発現しない。

じゃさあ、仮に鬼塚の言うような、「学習能力の事前準備なるものがあるとしよう。
いったいそんな漠然としたものが、どうして石器遺伝子といえるのか?
それが、現代人の持っている能力とどう違うのか言ってみろよ
すなわち、オモ1が持っている本能が
「本来なら執着すべき本能的な行動をするための環境にはないので、かれの行動は
本能的に制約されない」などというものなら、現代人といったいどう違うというんだよ。
答えてみろよWWWW


68 :出土地不明:2006/05/13(土) 01:48:52 ID:tNQwlFGF
>たとえば、ルヴァロア技法を習得するための学習を非常に容易にするような
>遺伝子的な変異SNPが、仮に10個あったとしよう。10個全部で、+で
>あれば、ルヴァロア技法の石器製作が苦もなくやってのけることのできる
>ようなものだ。オモ1の場合、その10個全部が+だったのだろう。
>現代人は、そのうちの7個くらいは+だが、−が1個か2個はかならず
>あるという程度の違いだろう。一つが−でも、ルヴァロア技法を獲得する
>には、いたく障害になるようなものだろうな。

以上、鬼塚の、何一つ証拠のない与太話でした。大変ありがとうございました。


69 :出土地不明:2006/05/13(土) 01:58:05 ID:tNQwlFGF
>、「頭で考えて代替技術をみつける」
>しかなかったのだ。ただ、その分、自由度は増えた。
>ルヴァロア技法ではフリント
>を含む三種類程度しか利用できないが、石刃技法はもっと幅広い石がつか
>える。

普通のヒトは、大体それを洗練されていると考えますがねえ
まあ、いいや、鬼塚はそうではないというんんだから(失笑)
でもさあ、中期旧石器から、クロマニオンの石器への違いって、
文化的なものとして十分説明できるだろう?
鬼塚は、それを本能の違いで説明するが、何一つ根拠がない。
逆に鬼塚は石器遺伝子なんかを持ち出して、あちこちで矛盾に満ちたことを口走ってる。

70 :出土地不明:2006/05/13(土) 02:11:19 ID:tNQwlFGF
鬼塚は別のところで殊勝にもこういっている。

>ホモ・サピエンスがアフリカを出た時期は、10万年前から8万年前、
>そしてそれ以降ってことになっているが、出ていったときは、AMHだった。
>ヨーロッパに入っていったオーリナシアン文化(後期旧石器文化)の
>原クロマニョン人は、5万年前ごろ中近東で後期旧石器文化段階に至った
>人々だ。もっとも、オーリナシアン文化の段階では、まだ洞窟壁画は
>ないはずだ。インドではずっとAMHの段階が続くし、オーストラリアに
>いった人々も、オーストラリアに入るまではAMHで、それが入ったあとで
>AMHになった。アフリカ出たときは、ろくなことしてないんだよ。
>芸術にめざめたのは、行った先で1万年か2万年かそこら経過したあとだ。
>アフリカでは、初期には7万年前に芸術らしきものがあったとしても、
>そのごそれが普通に普及するのは、2万年前だ。
>人間が人間的になったのは、本当に、最終氷河時代のさなかであったと
>いうことだな。体だけは、現代人的でも、思考や生活はそうじゃなかった
>ということだろう。

つまり鬼塚は行動学的現代人が、各地域で独自に生まれたといっている。
しかし、これは明らかに鬼塚の立場とは矛盾する。
なぜなら、かれは行動学的現代人が石器遺伝子の破壊によって生まれたといっているからだ。
石器遺伝子の破壊、すなわち突然変異なのである。
常識的に考えて、同じような突然変異が、相互に孤立した集団で、独立に発生するわけがないではないか。
これは進化論の常識であり、だからこそ多地域進化説が不自然に思われたのである。
行動学的現代人が、各地域で独立に発生したのなら、これらの行動は文化的なものである証拠であり、
現代的行動を抑制した石器遺伝子なるものは最初から存在しないといわざるを得ない。

71 :出土地不明:2006/05/13(土) 13:55:41 ID:Yz+eQDIl
遺伝学的な知識欠如の人がいるようなので、もうすこし詳しく書いておこうか。
仮説として、石器製作に必要な学習が非常に高速に行えるようにするために
ゲノム中の領域に10箇所関連する場所があったとする。それが、全部+であれ
ば、石器製作が非常にやりやすく、あまり努力せずに、必要な能力が身に付く
ということだ。
さて、20万年前の解剖学的現生人のころは、当然10箇所全部が+だっただろう。
で、もちろん、突然変異の問題だから、そのうちの一つが −であるような個体
もいただろうが、そういう個体は、石器製作において著しい学習障害があるため、
子孫を残す可能性が少なく、結果として、- であるような箇所が1カ所か二カ所
あるような個体がいれば、それは集団全体から淘汰される運命にある。
ただし、そういう個体は当然、いかなる時代にもいる。現代人にもいろいいろな
遺伝疾患がある人がいるのと同じことだ。彼らは子孫を残すのに著しく不利である
ことも多い。
さて、一方現代人はどうかというと、10箇所のうち、ほとんどの人が、10箇所のうち
の一つか二つが、- であるわけだ。たまに、10箇所全部が、+であるような人もいる。
で、人類の世界各地への拡散のあとで、たとえば、10箇所を、それぞれ、A,B,..Jで
表すとすると、オーストラリアにいった人は、EとJが壊れている人が多いとか、
ヨーロッパ方面は、EとAが壊れているとか、そういうことはそれぞれの地域ごとに違う
ことがあるだろう。ただ、現代人全体は、そのほとんどの人が、10箇所のうちの一つか
二つは、壊れて - になっているわけだ。
一つ一つの遺伝子についていえば、現代人でも、20万年前でも、9割以上の確率で、
+であるし、現代人においても希に、10箇所全部が+であることもあるかもしれないし、
20万年前でも、10箇所のうち一つか二つが - で壊れていた個体もいたかもしれない。
だから、現代人と20万年前の人々とで、集団で考えれば、遺伝的プールとしては同じ
ものだ。ただ、頻度に若干の偏りがある。で、その偏りは現代人のプールの中でも当然
地域的な偏りはあるだろう。その意味で、現代人と20万年前の人々は同じ種であり、
その間に、特殊な突然変異が起こったわけではない。
これが、SNPの話なので、そのあたりを、きっちり勉強すれば実に簡単なことだ。
重要なことは、私の説では、「天才を作り出す特別な突然変異」などという
ものを仮定する必要はなく、ただ、「独創的になるのを阻害しているいくつかの本能的
に獲得された遺伝子群の一部が、ちょこっと壊れることで独創的になる」ということだ。
ただ、20万年前の人々の中で、一部が壊れた人は、代替技術を獲得するインフラがなか
ったので、著しく子孫を残したり生存するのに不利であったが、5万年前以降は、代替
技術があるので、逆に有利になったということなんだよ。

72 :出土地不明:2006/05/13(土) 14:08:30 ID:Yz+eQDIl
>>67
まあ、何度も書いていることだが。
我々の味覚というのは、うまくできていて、おおむね、おいしいと思うもの
を食べていると、体が健康に保たれるようになっている。甘いものは糖類で
あり、これはエネルギー源だから、重要だ。さらに脂肪も重要だ。だから、
甘くて、脂肪分のあるものというのは、おいしい。アイスクリームなぞは、
まさにその典型だろう。
このような味覚があれば、「なにを食べると健康に保てるか」というのを、
学習するのが非常に容易になる。手当たり次第に食べてみて、おいしいもの
を食べ、おいしくないものを食べないようにするだけで、健康がたもたれ
るわけだ。
ルヴァロア技法の習得を高速に行えるようにするための仕組みもおそらく、
こういう認識に関わる部分と関連していると思う。石の目を読むとか、
あるいは、石の種類を読みとるとかだ。ルヴァロア技法に適したフリント
とか、そういう石をみると、その石の色や表面の雰囲気から、なんらかの
「快感」が得られるようになっているというのがあるんだろう。
だから、その快感がえられて、「嬉しい」と思うような視覚や触覚にむす
びついた神経系がセットされれていればよい。
ところが、後期旧石器時代の石刃技法は石の種類を選ばない。
これは、その時代に入ったころの人々が、本来使うべき石以外のものをも
やたらと試したことを意味する。ようするに、おいしくないものでもたべて
みて、とりあえず、死ななければそれを食べ続けるとかすると、それだけ
雑食的になって生存に有利だ。
コアラなどは、進化的にユーカリの葉しか食べないようになっている。
その結果として、ユーカリの葉が食べられない状況では絶滅するしかない。
そこで、本来の味覚やユーカリの葉をみて快感を感じるような遺伝子が
壊れたコアラがいれば、そこらの別の葉っぱでも食べてみて、その結果
それで死ななければ、生存の可能性が増えるだろう。
石選びで、特定の石だけを選択的に選び、他を使おうともしないという
ことが、ネアンデルタール人や、あるいは20万年前の初期人類のやって
いたことだとしたら、まさに、コアラのユーカリの葉だけ選ぶというのと
同じことだ。うまい具合に、ホモ・サピエンスの中に、そういう壊れた
やつがいて、他の石もめったうちにして、石器をつくるようなことをした
んだろう。それを引き起こしたのは、もしかしたらフリントをはじめとす
る本能的に選ばれるような石材が不足した地域に足を踏み出した結果かも
しれない。

73 :出土地不明:2006/05/13(土) 14:20:58 ID:FVns8teC
>>69
文化的な違いでは説明できないほどのギャップがあるから、多くの研究者
が苦労して、「突然変異」だの「FOXP2」だの「言語の質的変化」だのと
いうことを主張しているわけだろ。
中期旧石器時代は、たしかに、その過渡期というか変化しつつある状況である
ことはたしかだ。後期旧石器時代ほどではないものの地域的な違いがたしかに
ある。それはネアンデルタール人の文化においても、地域ごとの違いが
ある。後に後期旧石器文化段階に至ったシャテルペロニアン文化は、
実際には8万年程度前から見いだされるムステリアン文化の内部における
変種だ。ルヴァロア技法を中心とした文化であることにかわりはないもの、
他のムステリアンとは違いがあるわけだ。
で、その最終段階の4万年前ごろになって後期旧石器文化としての特徴を
もつに至る。これは、オーリナシアンのクロマニョン人との接触によるもの
とされるが、たぶん、その通りだろう。ただ、この末期の後期旧石器文化
的要素をもつシャテルペロニアン文化は、長く見積もっても3000年程度
しか続かなかったとされる。
一方、ホモ・サピエンスの側では、アフリカにおいては10万年前ごろから
MSAの内部変種として、HPとかをふくめて、石刃技法をもっていたりして、
変種が現れる。ただし、その中での革新的で後に後期旧石器文化のものとされ
るような技術や特徴は、1000年とか2000年で消えていく。でては
消え、出ては消えを繰り返し、そのまま、アフリカから出ていく一派があら
われる。出ていったあとも、MSA段階にとどまるものがほとんどだが、それが
5万年前ごろを中心として、前後±2万年程度の間に、世界各地で、それぞれ
後期旧石器文化に入っていくわけだ。そのとたんに、文化の変化速度が
爆発的に速くなる。
ホモ・サピエンスでのこの状況をみると、10万年前後前から後期旧石器文化
へむけての振り子が揺れはじめる。保守的な段階と革新的な段階の間をゆれう
ごく。揺れて「保守的」なものに戻ってしまうとしたら、それは戻るための力
が必要だ。それは、「進化的に獲得された本能」による揺り戻しと考えると
非常にわかりやすい。その揺れは、10万年前から2万年前ごろまでゆれ動き、
その途中で、本能的な束縛を解除することのできた地域集団は、そこからはなれ
て、二度と保守的なMSAに戻ることはなかった。アフリカでは、保守的な人の
数が多かったのだろう。LSAに至るのは、2万年前ともっとも遅いもの一つだ。
アフリカの集団の規模が他の地域にくらべてもっとも多かったことを考えれば
これは進化論的にも遺伝学的にも納得のいく結果だ。
オーストラリアは、非常に速い。これは、オーストラリアに至った人々の数が
すくなく、ひとたび本能的束縛のための遺伝子が壊れたら、それがすみやかに
集団内に拡散して、もとには戻れなくなったのだろう。
インドは、かなり遅い。ここに、オーストラリアに向かった人々の一部が、
ある程度の人数で残ったためだろう。

74 :出土地不明:2006/05/13(土) 14:23:35 ID:FVns8teC
>>72
まあ、現代の脂肪過多、糖分過多の食事とむすびつけて、「甘いものをたべ
ると体に悪いじゃないか」とかいうやつがいたら、それは現代という特殊な
状況を考慮していないから、ということになろう。こういう反論が来る前に、
一応、封じておかないと、また、なにやら無駄な議論になるからな。

75 :出土地不明:2006/05/14(日) 10:27:49 ID:8GH3E8i2
>>71
お前の言っていることには全部根拠がない。
なにが遺伝学的知識だよ。
>ゲノム中の領域に10箇所関連する場所があったとする。それが、全部+であれ
>ば、石器製作が非常にやりやすく、あまり努力せずに、必要な能力が身に付く
>ということだ。

ばかか?
遺伝子の塩基配列は、AとT、GとC入れ替えであって、
+とか−とか言うものではありません。
実際の遺伝表現は、複数の塩基の相互干渉で起こる場合もあるから、
比喩としても+−で表現できるわけがない。
寝言を言うのもいい加減にしろ。

>その意味で、現代人と20万年前の人々は同じ種であり、
>その間に、特殊な突然変異が起こったわけではない。

なにやらぐたぐた間違ったことをしゃあしゃあとかいて、話題をそらそうと必死であるが、
そんなことを言ってもお前が論破されている現実にはまったく変わらない。
要するに、オモ1が石器遺伝子をもち、石器遺伝子が現代人の行動様式の妨げとなるのなら、
オモ1が現代に適応できることはありえない。これは論理的に間違いのないことであり、
鬼塚は矛盾しているのである。
実際71で無意味な、煙に巻くようなことを言っても、
じゃあ実際、オモ1と現代人のどこに違いがあるのかという問いに答えられないではないか。
真実は、現代人に石器遺伝子がないように、オモ1にも石器遺伝子などなかったのである。

76 :出土地不明:2006/05/14(日) 10:36:04 ID:8GH3E8i2
>石選びで、特定の石だけを選択的に選び、他を使おうともしないという
>ことが、ネアンデルタール人や、あるいは20万年前の初期人類のやって
>いたことだとしたら、

証拠は?

77 :出土地不明:2006/05/14(日) 10:41:13 ID:8GH3E8i2
>一方、ホモ・サピエンスの側では、アフリカにおいては10万年前ごろから
>MSAの内部変種として、HPとかをふくめて、石刃技法をもっていたりして、
>変種が現れる。ただし、その中での革新的で後に後期旧石器文化のものとされ
>るような技術や特徴は、1000年とか2000年で消えていく。でては
>消え、出ては消えを繰り返し、そのまま、アフリカから出ていく一派があら
>われる。出ていったあとも、MSA段階にとどまるものがほとんどだが、それが
>5万年前ごろを中心として、前後±2万年程度の間に、世界各地で、それぞれ
>後期旧石器文化に入っていくわけだ。そのとたんに、文化の変化速度が
>爆発的に速くなる。

だからよ、それが遺伝子の突然変異でおきたとしたら、それが各地域で独自に起きるのはおかしいだろうが?
突然変異変異自体はランダムにおきるから、同じような突然変異が同じような時期に
サピの分布先で独自に起きることはありえない。
これは進化論の常識だろうが。

78 :出土地不明:2006/05/14(日) 10:49:53 ID:8GH3E8i2
ここで、鬼塚と異なる、原理主義者の意見をまとめておこう。

@原理主義者は、オモ1やイダルツを現代につれてきても、現代に適応できるとは考えません。
なぜなら、彼らは生態学的に現代人と異なると考えるからです。
もちろんそれは当然でしょう。
これに引き換え、鬼塚はオモ1を現代につれてくると、現代に適応できるといいます。
オモ1には石器製作本能が存在し、すなわち生態学的に現代人と異なるにもかかわらず、です。
A原理主意義者は、現代人的行動につながる突然変異はアフリカのごく小さい集団でおき、世界中に広がったと考えます。
鬼塚のように、サピの行く先々で独自に現代人的行動が生まれたとは考えません。
原理主義者の意見は、進化論とも矛盾しません。

以上、原理主義者の意見はトンデモですが、彼らなりに首尾一貫していることは伺えます。
逆に、鬼塚の論理的思考のなさばかりが目立つといえます。

79 :出土地不明:2006/05/14(日) 11:47:50 ID:aoBqKkYz
>>75
> 遺伝子の塩基配列は、AとT、GとC入れ替えであって、
>+とか−とか言うものではありません。
なるほど、そういう知識があるなら、とりあえず、、。
十カ所のSNPについて、たとえば、1番目が、Aであるものが、+、Cであるものが−
という形に定義してみた、ということだ。内容を把握している人間なら、そのような
ことは自明だから、ここで反論などしないだろう。
なんか、相手に知識がないと仮定して、反論を試みているようだが、それはあまり
にもお粗末だ。
> 要するに、オモ1が石器遺伝子をもち、石器遺伝子が現代人の行動様式の妨げとなるのなら、
>オモ1が現代に適応できることはありえない。これは論理的に間違いのないことであり、
>鬼塚は矛盾しているのである。
矛盾でもなんでもない。現代人において、ごくまれに尾が生えた人がいるが、
たしかに、本人としては、非常に苦悩を伴うだろうが、普通に生活することは
可能だというのと同じ程度のことだ。
現代において、たとえば、ルヴァロア技法を可能にする学習能力がある人間
は、他の人よりも、細かい石のパターンなどに敏感で、その結果として、芸術
的な才能とされる可能性もある。
ようするに、現代人とオモとの違いは、集団内での遺伝子の「かたよりの違い」
に過ぎないのだ。現代人では、石器遺伝子というものがあるとして、その遺伝子
をもつ人、あるいはその遺伝子セットを完全な形でもつ人は非常に少ないが、
オモ1のころの20万年前の段階では、ほとんどの個体がそのセットをもって
いた、ということだ。
そして、一度、人類が文化的に対応する代替方法を編み出し、それにそって文化
ができあがってしまうと、そこでは、石器遺伝子が壊れているか壊れていないか
はあまり問題ではない。なくてもよいしあってもよい。つまり石器遺伝子をもつ
ことは、優性でもなければ、劣性でもない。そういう中立遺伝子は壊れることが
多い。しかし、本能的な行動をしている状況から文化的な行動へと移項するとき
には、遺伝子が壊れていることが重要だったということだ。
このあたりは、進化論の基本だから、そのあたりをきっちりと勉強した上で、
反論してくれ。
> じゃあ実際、オモ1と現代人のどこに違いがあるのかという問いに答えられないではないか。
> 真実は、現代人に石器遺伝子がないように、オモ1にも石器遺伝子などなかったのである。
探していないから、まだ見つかっていないだけだ。
現代人にも残っている人は十分にいるだろう。ただし、フルセットで残っている人はほとんど
いないだろうな。オモ1のころはフルセットで残っていたわけだ。
>>76
> だからよ、それが遺伝子の突然変異でおきたとしたら、それが各地域で独自に起きるのはおかしいだろうが?
> 突然変異変異自体はランダムにおきるから、同じような突然変異が同じような時期に
> サピの分布先で独自に起きることはありえない。
> これは進化論の常識だろうが。
そうだ。だから、10カ所のSNPのどれが壊れるかは、ホモ・サピエンスが出ていった先の地域
ごとに違いがあろう。淘汰圧として、10カ所が全部が+であるようなセットの一部が−になる
ことが重要であって、どれが−になるかは、どうでもよいことだ。
当然地域ごとに違いがあるだろう。しかも、それが起こった時期もまた地域ごとにばらばらだ。
アフリカでは、2万年前ごろにおこったし、オーストラリアでは6万年前ごろだ。
ヨーロッパにいったクロマニョン人では、5万年前にかれらがザグロス山中にくらしている
ときに起こった。インドでは、案外遅かったようだな。
で、これらの違いは、集団の規模と密接に関連する。アフリカはもっとも集団規模が大きいから
遺伝子が壊れるのが一番遅かったわけだ。これは確率論と進化論を組み合わせれば非常に明快
だ。

80 :出土地不明:2006/05/14(日) 11:59:58 ID:ntxeza4y
>>78
1)については、原理主義者もそうは考えていないだろうな。
たとえば、タスマニア人はヨーロッパ人に発見されたときは中期旧石器段階の人々であったと
されているが、彼らの言語(かれらの生活や言語などにはそれなりに詳しく研究されている)
が、特別に現代人の中で異常な部類であったとは記されていない。
2)については、考古学的な事実と反する。
後期旧石器時代に入る時期は、地域ごとに違う。
しかも、アフリカが一番遅い。アフリカの小集団で後期旧石器文化的なものが現れる時期は
早い。10万年前ごろ、そして7万年前、そして5万年前ごろとそれぞれで、地域的には後期
旧石器文化と考えられるものが登場する。しかし、その後、再びそういう地域の遺跡は、MSA
段階に戻る。同じ事は中近東でも言える。中近東の解剖学的現生人は、8万年前ごろにさかのぼ
り、その地域のネアンデルタール人に先行するけれど、彼らはMSAどころか、前期旧石器文化
段階で、後期アシューリアンだったのだとする考え方もある(西秋ら)。
後期旧石器文化の萌芽はみえるが、それが数千年のうちにMSAに戻るという現象がなんども起こって
その後、それぞれの地域ごとに別の時期に後期旧石器文化に移行し、その後、戻ることはない。
アフリカは2万年前ごろ。オーストラリアは6万年前。ヨーロッパは4万年前ごろだ。
だから、2)の考え方でいけば、突然変異は、何度も起こったことになる。しかもその突然変異は
同じものでなければならない、ということになる。進化論と全く矛盾するし、あり得ない話だ。
私の考え方なら、そのあたりをより問題のない方法で説明できる。
もともと「全うにそろった本能的束縛を司る遺伝子群」が、それぞれの地域で、ちょっとずつ
壊れればいい。その本能が必要なときに、その遺伝子群が壊れれば、当然、淘汰される運命に
あるが、逆に本能的な束縛が進化的に劣性にたたされれば、遺伝子群の一部が壊れることは逆に
選択されて、加速的に壊れる。エントロピーの原則からいって、壊れることのほうがはるかに
簡単におこり、新しい創造的な改変ということが行われる可能性はほとんどない。
このような壊れる方向であれば、歴史的に異なる地域で違う時期になんど起こってもよい。
同じ突然変異が、別の時期に別の場所でなんども起こるというのはあり得ないことだ。

81 :出土地不明:2006/05/14(日) 12:01:12 ID:ntxeza4y
>>76
実際に、ルヴァロア技法では、使われる石材はフリントをはじめとして、
3種類の石材に限られている。彼らが、選択的に石を選んだからこそこういう
ことになったということだ。

82 :出土地不明:2006/05/14(日) 12:52:43 ID:b9AXBE/u
>>81
ちなみに、以前も書いたが、前期旧石器段階でも、石器遺伝子ぶっ壊れ
た個体はいたようで、こともあろうか、動物の骨に、アシューリアンの
加工をしようとして、失敗したらしい例がみつかっている。適応させよう
とした技術は、剥片剥離で、オルドワン石器からシューリアン、そして、
ルヴァロア技法までの全てに通用する基本的な技術だが、骨に対して
これは全く使えない。骨は、石器で削らないといけないわけだが、そういう
知恵はなく、ただ、骨を石材と間違えるような「とちくるった」個体が
存在したことは間違いない。遺伝子が壊れていたんだろう。

83 :出土地不明:2006/05/14(日) 13:46:44 ID:T3wLh+3B
コーカソイドだけが共通に持ってる遺伝子ってあるんですか?


84 :出土地不明:2006/05/14(日) 13:49:05 ID:wljRe1sV
北方モンゴロイドだけが持っている遺伝子ってのはありそうなんだが。
コーカソイドっていうのは、たんに、ユーラシア大陸の中では、原始的
特徴をいまだにもっている人々だからな。独自な遺伝子ってのはどうかな。
モンゴロイドの、黄色い肌のもとになっている色素はたしか、他の地域の
人々はもっていないとのことだったと思う。正確な話ではないのでわるい
のだが。


85 :出土地不明:2006/05/14(日) 14:53:39 ID:T3wLh+3B
>>84
>正確な話ではないのでわるいのだが。

レベルが低いですね。



86 :出土地不明:2006/05/15(月) 20:24:37 ID:WOTRsbXW
>なるほど、そういう知識があるなら、とりあえず、、。
>十カ所のSNPについて、たとえば、1番目が、Aであるものが、+、Cであるものが−
>という形に定義してみた、ということだ。内容を把握している人間なら、そのような
>ことは自明だから、ここで反論などしないだろう。

失笑。内容を把握している人間なら、ゆめゆめ塩基を+−で表現しようとは思いません(そもそも塩基は4種類ある)
まして、一塩基が、必ずしも他の塩基とは独立に表現形について作用しているわけではないのだから、なおさらです。
鬼塚が塩基を+−と表現するのは、彼自身遺伝子をわかっていない(わかっていなかった)証拠ですw
それは、彼自身が「石器遺伝子の破壊」なる表現にこだわるのから見てもわかります。
彼が突然変異をそういうものとしてしか理解していないらしいこのと現れです。

87 :出土地不明:2006/05/15(月) 20:37:01 ID:WOTRsbXW
>矛盾でもなんでもない。現代人において、ごくまれに尾が生えた人がいるが、
>たしかに、本人としては、非常に苦悩を伴うだろうが、普通に生活することは
>可能だというのと同じ程度のことだ。

同じ程度のものではありません。なぜなら、鬼塚によれば、石器本能の存在は現代人としての行動の妨げとなるゆえに、
その本能は破壊され、それゆえに現代人には石器製作本能がみられないのですから。
オモ1に石器本能があるのに、現代人として適応できるのなら、
何で現代人には石器本能は完ぺきに存在しないのですか?
説明してもらおうじゃないか?

>石器遺伝子遺伝子というものがあるとして、その遺伝子
>をもつ人、あるいはその遺伝子セットを完全な形でもつ人は非常に少ないが、
>オモ1のころの20万年前の段階では、ほとんどの個体がそのセットをもって
>いた、ということだ。

ほう、現代人の中にもオモ1と同じような遺伝子配列で、したがって石器製作本能があるやつがいるって言うんだな。
立証してもらおうじゃないかwww

88 :出土地不明:2006/05/15(月) 20:43:52 ID:WOTRsbXW
>そして、一度、人類が文化的に対応する代替方法を編み出し、それにそって文化
>ができあがってしまうと、そこでは、石器遺伝子が壊れているか壊れていないか
>はあまり問題ではない。なくてもよいしあってもよい。つまり石器遺伝子をもつ
>ことは、優性でもなければ、劣性でもない。そういう中立遺伝子は壊れることが
>多い。

はあ? 何でこんなところに優性劣性の話がでてくるんだ?
で「優性でも劣性でもない」「中立遺伝子はこわれやすい」????
こいつ本当に遺伝学をわかっているのか?
優性劣性が遺伝学で何を意味するか、中学からやり直したほうはいいんじゃないのwww



しかし、本能的な行動をしている状況から文化的な行動へと移項するとき
には、遺伝子が壊れていることが重要だったということだ。


89 :出土地不明:2006/05/15(月) 21:03:41 ID:WOTRsbXW
>>80
>1)については、原理主義者もそうは考えていないだろうな。

いや、原理主義者は、言語遺伝子の出現以前の人類についてはイダルツだろうとなんだろうと、
現代人と本質に異なり、しゃべれるとは考えていない。
タスマニア原住民についてどう考えているかは知らないが、
ディーコンが皮肉ったごとく、原理主義者(と鬼塚w)は、
たまたま粗末な石器しか遺物が残っていないからとって、
その時代の人類が獣的(それこそ本能的)行動しかしなかったと考える過ちを犯しているのは間違いないw
原理主義者と鬼塚は、ピグミーやタスマニア原住民が粗末な石器しか残していないのを見て、
言語がしゃべれない(原理主義者のばあい)、石器製作本能にとらわれた行動しかとれない(鬼塚の場合)と考えるに違いないのである。
それは、現に鬼塚が、残された石器のみから何の証拠もなく中期旧石器以前は本能によって作られたと断言していることからも明らかである。


90 :出土地不明:2006/05/15(月) 21:14:58 ID:WOTRsbXW
>もともと「全うにそろった本能的束縛を司る遺伝子群」が、それぞれの地域で、ちょっとずつ
>壊れればいい。その本能が必要なときに、その遺伝子群が壊れれば、当然、淘汰される運命に
>あるが、逆に本能的な束縛が進化的に劣性にたたされれば、遺伝子群の一部が壊れることは逆に
>選択されて、加速的に壊れる。エントロピーの原則からいって、壊れることのほうがはるかに
>簡単におこり、新しい創造的な改変ということが行われる可能性はほとんどない。
>このような壊れる方向であれば、歴史的に異なる地域で違う時期になんど起こってもよい。
>同じ突然変異が、別の時期に別の場所でなんども起こるというのはあり得ないことだ。

お前大丈夫かwww
お前根本的なことを理解してないな。遺伝子が壊れる(欠落する)ことも立派な突然変異なんだよ。
だから、「それぞれの地域でちょっとづつ壊れる」とか
「このような壊れる方向であれば、歴史的に異なる地域で違う時期になんど起こってもよい」
なんというのは、まさに「石器遺伝子が消滅する」という同じ方向への突然変異が独立に何度も起こっていることじゃないか。
そんなこと進化学的に、遺伝学的にまず起こりえないことだろうが。








91 :出土地不明:2006/05/15(月) 21:21:06 ID:WOTRsbXW
つまり鬼塚も認めるごとく、行動学的現代人は、各地域で、独立に発生したとするほうが、
残された遺物からは符合している。
これは、とりもなおさず行動学的現代人が突然変異(含む石器遺伝子の破壊w)で、出現したのではなく、
むしろ文化的な変化であったことを物語っている。
ちょうど古代文明が各地域で独立に生まれたように、である。



92 :出土地不明:2006/05/16(火) 18:58:00 ID:id7j2y06
クロマニョン人じゃないけど、ネアンデルタール陣に興味がある。
なんで滅びたのかな?
戦争とかしたのかな?
言語はあやつったのかな?
一人もいなくなったってほんとなのかな?
クロマニョンとのハーフとかいなかったのかな?



93 :出土地不明:2006/05/17(水) 00:18:41 ID:Fe6JWO6o
>>86-88>>89
単なるSNPsに関する理解がないことによる適当な反論なので、これは、無視
する。SNPsについて、ちゃんとした文献を参照し、きちんと理解したならば、
このような、反論はあり得ないので、これは無視する。
しいていえば、SNPの偏りの違いだということで片づく。
20万年前の人類は、SNPsの偏りとして、石器遺伝子が壊れたような場合は、
それが、できるだけ速やかに排除されるような状況にあったが、現代人では
そうではなく、壊れたほうが奨励される傾向にあったというだけのことだ。
だから、現代人のほとんど(9割がた)は、遺伝子が壊れているが、20万年
前だと、壊れている人は、たかだか10%にみたないというだけのことだ。
その壊れた10%は、生活する上で、なんの御利益もなく、むしろ、損失の
ほうが大きいので、淘汰され、そのような壊れた遺伝子をもっていれば、それ
が淘汰によって排除されることが現代に比べて非常に多かったということだけ
なのだ。その選択のあり方によって、SNPの偏りができることはもちろん、
現代でもよくあることだ。

>>91
この件だけが、十分な議論に値する部分はある。
それにしても、後期旧石器時代以降の、急激な発展と、それ以前の中期旧石器
時代における停滞が、なぜ本質的に違うかは、この「文化的な違い」からは
出てこないから、「突然変異」を仮定したくなるわけだ。
後期旧石器時代に入って以降、なにゆえ、数千年ごとに顕著な違いのある文化が
生み出され、それ以前の中期旧石器時代においては、その変化、多様性は小さく、
そして、前期旧石器段階では、その多様性がほとんどなかったのか、という
ことは、私の、石器遺伝子仮説以外で、論理的に明確に説明できたことはないのだ。
このあたりの違いが分からないなら、もう一度、SNPsを含めた遺伝学の基礎から
しっかり勉強しなおして、反論すべきを反論したらよいと思う。
現状では、たんなる無知をさらけだしているだけだ。

94 :出土地不明:2006/05/17(水) 00:23:15 ID:Fe6JWO6o
>>92
とりあえず、Jean M. Auel の Earth's Children Series を読んでくれ。
その当たりの事情が、しっかりわかるはずだ。
集英社から、日本語版も出ている。
考古学的にいえば、ネアンデルタール人について、非常に間違った、あるいは
古い解釈がなされている(最初の本は、20年以上前に出版されているから
しょうがないのだが)。ただ、混血がどういう意味をもったか、というような
ことは、二巻以降の、とくに、3巻「マンモスの狩人」や、それ以降には、くわしく
かかれている。よむべし。

95 :出土地不明:2006/05/17(水) 19:26:54 ID:8SxqSZi0
>単なるSNPsに関する理解がないことによる適当な反論なので、これは、無視
>する。SNPsについて、ちゃんとした文献を参照し、きちんと理解したならば、
>このような、反論はあり得ないので、これは無視する。

遺伝子多型性(SNP)について、理解していない(していなかった)のは誰が見ても鬼塚w
遺伝子配列を+−で表現して恥じない鬼塚は明らかに遺伝子について根本的なところを勘違いしているし、
おそらくそのせいだろう(笑)、突然変異ではなく遺伝子が壊れる方向へは容易だとが、
噴飯ものの戯れ言をとくとくと述べている。


96 :出土地不明:2006/05/17(水) 19:32:03 ID:8SxqSZi0
>20万年前の人類は、SNPsの偏りとして、石器遺伝子が壊れたような場合は、
>それが、できるだけ速やかに排除されるような状況にあったが、現代人では
>そうではなく、壊れたほうが奨励される傾向にあったというだけのことだ。
>だから、現代人のほとんど(9割がた)は、遺伝子が壊れているが、20万年
>前だと、壊れている人は、たかだか10%にみたないというだけのことだ

お前よう。それだと、現代人の10%は石器製作本能を持っていないといけないわけだぜ
事実は、60億人中だれひとり、石器製作本能を持っている人はいない。
だから、石器製作遺伝子や石器本能なんてものは、最初から存在しないんだよwww

97 :出土地不明:2006/05/17(水) 19:40:29 ID:8SxqSZi0
>この件だけが、十分な議論に値する部分はある。
>それにしても、後期旧石器時代以降の、急激な発展と、それ以前の中期旧石器
>時代における停滞が、なぜ本質的に違うかは、この「文化的な違い」からは
>出てこないから、「突然変異」を仮定したくなるわけだ。
>後期旧石器時代に入って以降、なにゆえ、数千年ごとに顕著な違いのある文化が
>生み出され、それ以前の中期旧石器時代においては、その変化、多様性は小さく、
>そして、前期旧石器段階では、その多様性がほとんどなかったのか、という
>ことは、私の、石器遺伝子仮説以外で、論理的に明確に説明できたことはないのだ。

鬼塚の珍説はいたるところで、破綻をきたしていますが何かwww
とくに石器本能のあるオモ1が現代に適応するだの、行動学的現代人は、各地で独自に同じ突然変異(石器遺伝子が壊れること)によって生まれただの、
明らかに、遺伝学や進化学の常識と矛盾する言説を口走り、
指摘されても>>93の負け惜しみの文章で見え見えのとおり、まったく反論できないわけですが何かwww


98 :出土地不明:2006/05/17(水) 19:52:14 ID:8SxqSZi0
鬼塚は、後期旧石器時代に急激に変化が加速してきており、
これは石器遺伝子の破壊でしか説明できないとほざく。
しかし石器遺伝子の仮説は明らかに明白な矛盾があるから、本来その時点退けられるべきである。
だから、このような戯言に本来付き合う必要はないのであるが、鬼塚のレトリックに付き合う意味で、コメントしよう。
まず、「急激な変化」という概念が、『鬼塚基準』の恣意的なものであることに注意しよう。
実は、文化の急激な変化は、人によっては、産業革命以降というひともあるし、文明の勃興以降だという人もあるし、
農業革命以降だという人もある。
鬼塚の言う、中期旧石器と後期旧石器の境目のみを特別視するのは、
鬼塚や原理主義者の、別の論理(すなわち突然変異)をもってくるための、都合でしかない。
実際、かつて石器時代は、新石器と旧石器にわけられたが、この分類では、
むしろ新石器の登場こそエポックメイキングであると長らく考えられてきたのだ。
そう考えると鬼塚や原理主義者は、非常に恣意的な時代区分をしているのは明白である。

99 :出土地不明:2006/05/17(水) 20:03:08 ID:8SxqSZi0
では、なぜ鬼塚や原理主義者は、新石器と旧石器という、
本来のエポックメイキングであるべき分類を無視して、中期旧石器と後期旧石器の移行だけを重大視すのか。
もちろん、新石器時代が人類の遺伝的変化によってもたらされたのでないことが、あまりにも明白だからだ。
であれば、中期旧石器と後期旧石器の違いが、遺伝子の違いでもたらされたというのは、何の証拠もないではないか。
正な頭の持ち主であれば、もちろんそう考える。
まともな考古学者は、遺物によって、人類の遺伝的な心的機能を考えることについては、きわめて慎重である。
しかし、原理主義者は、真の現代人と、獣的な人類との間に、明確な一線が引かれるはずだと考える。
なぜなら、それこそが、神の恩寵のあらわれだからだ。
彼らが、1発の突然変異によって土人形から魔法のように行動学的現代人が現れたように論ずるのは、そのためである。

100 :出土地不明:2006/05/17(水) 20:11:54 ID:8SxqSZi0
鬼塚は、おそらくクラインやホワイトら原理主義者の書物を読んで、
中期旧石器時代の人類が、非常に獣的であるという印象を持った。
そこで、「獣的な人類であれば、そのころの行動は本能によって制約されていたに違いない
石器作りは、遺伝的にプログラムされた行動に違いない」と脳内でひらめいた。
だが、彼の遺伝学の知識は、ほとんど中学生なみで、明らかな矛盾にも気づかないほどだった。
だから、彼は石器遺伝子仮説を作るにあたって、
原理主義者とは相容れない考え方(とくに現代人的行動が各地域で独自に洗われたなど)を平気でゴタマゼにしてしまったのだ。
そのけっか、原理主義者よりもいっそう矛盾に満ちたお粗末なのになったのである。


101 :出土地不明:2006/05/17(水) 21:28:41 ID:qmQ1qtCj
議論が建設的ではないので、これでうち切る。
そこで、纏めておく。
前期旧石器時代、および中期旧石器時代の解剖学的現生人と、後期旧石器時代
以降の行動学的現生人、および現代人との違いは、SNPsの違いに基づくものだと
主張している。これは現代の地域集団間でも特定のSNPsについて大きな頻度の
違いがある。それがいわば、地域集団の外見的特徴や、ときには地域集団のもつ
精神的な傾向などをも特定している。
特定の本能的な行動の多くも、いくつかのSNPsが、全て「+」になることによって
実現されているということだ。一つでも「−」になれば、その本能の発現は著しく
阻害されるだろう。しかし、解剖学的現生人のときにも、ときに「−」である個体
もいただろう。しかし、進化的に特定の本能を欠いていることによる不利益から、
そのような個体が子孫を残す可能性が他より小さいことで、「−」であるSNPは、
排除される傾向が強いため、集団内では、その成員の多く(たとえば、90%以上)
が、「+」であるようになっていた。しかし、「−」の個体も多少はいただろう。
行動学的現生人になっていこうは、初期段階では、「−」であることが奨励される
環境にあった。石器製作をする上での学習障害のようなことが起こった。
学習障害を乗り越えるために、独創的な活動の範囲が広がったのである。
集団内に「−」をもつ個体が増えていく。したがって、複数のSNPsから実現されて
いる特定の本能は、一つが「−」になっただけでもかなりの障害となるので、
ここで、本能は壊れることになる。いや、本能の壊れた個体の頻度が大きくなる
だけだ。ようするに、SNPsの頻度の偏りが現代人と解剖学的現代人では違っている
が、そこに、突然変異ということを主張するのは間違っているだろう。
SNPsの多様性は、もちろん、その最初の段階では突然変異であろうが、そのよう
なものは、すでに、十分昔から用意されているのだ。おそらく100万年以上
前に用意されたSNPsで、5万年前後前まで、「−」の頻度が恐ろしく小さかった
のが、5万年前以降、「−」の頻度が非常に高くなった、という程度のことだ。

102 :出土地不明:2006/05/17(水) 21:49:14 ID:qmQ1qtCj
前期、中期旧石器文化と、後期旧石器文化を区別するものはいくつかある。
1)ソフトハンマーによる石刃技法(MSAでもアフリカの一部で存在する)
2)貝などの海産物を食用とする(MSAでも、アフリカ、中近東では存在する)
3)骨、角類を道具として利用する。
4)ビーズ製作、ネックレスなど、直接狩猟や採集などの生活に無関係なものを作る。
5)石器の種類が用途に応じる形で、多様化する。
6)地域ごとに、石器の形式や骨角器の形式に大きな違いがある。

これら一つ一つは、上述のように、MSA段階でも萌芽がみられる。
1)、2)はもちろん、4)も7万年前のアフリカMSAではときに見られる
特徴ではある。5)も、ネアンデルタール人をふくめて、中期旧石器時代
からは、若干の多様性らしきものがみられるようになってくる。
しかし、前期旧石器段階では、1)から6)の特徴はまず全くといってよい
ほど、存在しない。後期アシューリアン(前期旧石器時代)の段階では、
実に、プロトネアンデルタール人でも解剖学的現生人でもその違いは判別
ができないほどのっぺりと同じ特徴をもっている。しかもその段階が、
後期アシューリアンに入った50万年前から、中期旧石器時代に入る、
だいたい10万年前ごろまで、続く。およそ40万年の間、生活習慣など
の変化も見受けられない。大型動物の狩りが可能で、火を使うことができ、
木工も行っていたことは間違いないが、その段階でずっと続く。
10万年前ごろ、アフリカや中近東では、解剖学的現生人がMSA段階になり、
そこで、1)や2)の可能性が出てくる。中近東の解剖学的現生人は、
当時のネアンデルタール人よりもよほど丁寧な埋葬をし、また、石器の
素材となる石材の交易などもかなりおこなっていて、そこに行動上の
変化が見られるものの、作っている石器はネアンデルタール人とかわら
ないもので、これをムステリアン文化の一つとする場合も多い。
これらから、中期旧石器文化の段階まで、いかに石器製作などにおいて
限定された制約された技術しかもたなかったかがわかる。場合によって
は他の面では、十分に現代人的な行動様式を示すにも関わらずである。
そして、後期旧石器文化に入ったとたんに、話はがらっと変わるのであ
る。だいたい、数千年ごとにはっきりとした技術の変化が見られる。
大陸ごと、あるいはもう少し小さい範囲で、地域性が明確になってくる。
後期アシューリアンが、40万年続き、中期旧石器時代がおおかた5万年
続いたのとは大きな違いである。

103 :出土地不明:2006/05/17(水) 22:11:42 ID:qmQ1qtCj
SNPsについて多少啓蒙の意味もこめて、書いておこう。
Single Nucleotide Polymorphism を、SNPといい、普通「すにっぷ」と
読まれる。一塩基多態と訳される。同じ生物種内の個体差を表している
とされる。たとえば、標準的な現代人の多数が、ATTGCTTG という配列
をもっているゲノム上のある特定のサイトにおいて、数%の人が、
ATAGCTTGという配列をもっているようなことがある。この配列の三番目
のT が、Aに変化している人が多少(数%)いるというのが、一塩基多態
である。一番わかりやすい例は、血液型で、A,B,Oは、SNPと欠損によって
違いがある。あと、東アジアの人々の間で多いは、アルコール代謝にかか
わる酵素タンパク質のコーディングリージョンにおけるSNPで、この塩基
の違いにより、アルコール代謝が著しく悪くなる。いわゆる「下戸」遺伝子
のことだ。
一般に現在までのところで分析されているSNPsは、タンパク質のアミノ酸
残基をコーディングしている領域内でのものを指すので、SNPは、直接
合成されるタンパク質のアミノ酸配列の違いに対応し、その結果、上述の
アルコール代謝に関わる酵素のように、酵素活性が著しく悪くなるなどの
影響がある。ただ、これほど大きな影響がない場合も多く、その場合は、
若干の活性の低下や、あるいは活性の上昇などがあったりする。
他に、mRNAのスプライシングの場所を変更してしまうようなSNPもある。
本来なら、スプライシングによって除去されるイントロンが、SNPによって
エクソンとして働いてしまうなどである。
いずれにせよ、こういうコーディングリージョンのSNPは、生成される
タンパク質の機能活性に影響を与える場合が多い。これが薬物代謝に
影響したりするため、SNPの詳しい調査が行われ、これによってDNA診断
をすることで、テーラーメード医療などが行われるわけだ。
しかし、SNPは、コーディングリージョン以外でも起こることがある。
いや、むしろこのほうが多い。コーディングリージョンでも、遺伝子の
のプロモータ領域などにSNPがあると、その遺伝子のコーディングしている
タンパク質の生成量やタイミングが変化することがある。タンパク質の
生成量やタイミングの変化は、体の成長を変化させたり、また、神経系の
反応の敏感さなどにも影響するだろう。
とにかく、SNPは、個体差を表していて、それは直接に体の形の違いや、
行動パターンの違い、感受性の違いなどに影響している。


104 :出土地不明:2006/05/17(水) 22:20:50 ID:qmQ1qtCj
集団として人間をとらえた場合、地域ごとに特定のSNPの頻度が異なる。
アルコール代謝に関わる上記SNPは、東アジア人とくに中国人や日本人
などでは「−」というべき「壊れた状態」の人々が多い。日本人の場合
は、「壊れた」遺伝子の頻度が30%であるから、アルコール代謝が、
完全な人は、70%x70%=49%で、約半数であり、完全にアル
コール代謝ができない人が、30%x30%=9%で、やく1割いて
のこりの約4割は、中程度のアルコール代謝ということになる。
しかし、ヨーロッパ人やアフリカ人などでは、この「壊れた」遺伝子の
頻度が、ほとんどゼロであるから、彼らはだれでもアルコール代謝が
完全である。
SNPが、「標準」であるものを「+」と表し、非標準的なものを、「−」
とすると、多くのSNPとしての基準は、だいたい9割程度が「+」で、
「−」なのが1割以下のものということになろう。あまりにも「−」の
頻度が少ないのは、特殊な例にすぎず、おそらく個人の特定の突然変異
である可能性がある。しかし、普通数%程度ある「−」のSNPの場合は、
それは、突然変異というか、かなり以前から「一定の頻度」塩基置換
している遺伝子が存在したことになるので、これを突然変異とはいわない。
で、このSNPについては、地域集団ごとに大きく偏りがあるのは当然で、
ある地域では、特定のSNPが、ほとんど「+」であるのに対して、別の地域
では、「−」の遺伝子の頻度が10%以上ということもある。
血液型の頻度が民族ごと、地域集団ごとに違うのも、SNPの頻度の違い
であるわけだ。
進化は確かに突然変異で起こる、とされているが、SNPの頻度の大きな
偏りによっても起こる。ある集団では、あるSNPが、ほとんど「+」で
あるのに、別の集団では、「−」がほとんどである、というような場合
は、かなり生理的に違う集団ということになるだろう。
ぶっちゃけた話からすれば、チンプと人間との間の違いも、SNPの頻度の
大規模な違いによるものだ、といえなくもないと思う。
これで、だいたい、SNPの説明はおわり。
これで、20万年前ごろの解剖学的現生人と、現代人が、SNPsの偏りの
違いだけであるといってよいだろう、というのは、そういうことだ。
このあたりは、中立進化論などとも絡むので、そのあたりもしっかり
みておくと、進化の神秘とでもいうものがよくわかると思う。

105 :出土地不明:2006/05/17(水) 23:27:28 ID:9bo6HAIZ
もうちょいと続けるか。
まずは、昨今わかってきた、mtDNAによる現代人の過去10万年以上におよぶ移住のパターンだ。
アフリカ人は、mtDNAのパターンから、L1,L2,L3の三種類に分かれる。これらが分離した起源は
古く、15万年前以上になる。mtDNAは、女性から女性であり、単一系統なので、遺伝子の拡散
は系統の盛衰そのものに関わる。だから、SNPという概念は当てはまらないわけだ。
で、L1という系統は、主に、南アフリカ方面で、ブッシュマンなどを含む系統であり、また、
L2は、西アフリカ系になる。L3は主に東アフリカ系である。
L3の一派が、中近東方面に進出し、M,Nに分離した時期は、8万年くらい前だろうか。
N型は、ざざっとインドまで進出し、そのまま7万年前ごろには東南アジアに至り、そこから、
オーストラリアに至る系統が有名であるが、他に、北方に移動し、中近東北部からカスピ海
や黒海沿岸に至り、主に、ヨーロッパ方面に移動していった。
Nからは、ヨーロッパ方面では、X,U,V,H,K,T,Jなどに分かれて広まるし、
また、アジア方面には、I,Y,W,R,B,F,Pなどに分かれる。
Mは、インド南部にうつり、そこから東南アジア方面、そして、中国南部、日本や朝鮮半島
に至ることになる。Mからは、C,Z,D,G,E,Q などに分かれていく。
さて、この分離しながら分かれていく仕組みはかなり解明されてきたし、同じことは、
Y染色体のハプログループの研究でもおおむね同じことがいえる。
さて、人類が創造的であるための、なんらかの突然変異が起こったとしたら、それは、
最初の、「ミトコンドリアイブ」のときにおこっていて、かつそれが、十分に人々の
間に広まっていなければならないから、それは20万年前ごろにあったことになるが、
その段階の人類は、後期アシューリアンで、前期旧石器時代まっただなかだ。
後期旧石器文化的な萌芽がみられるのは、MSAの段階の7万年前ごろ以降、さかのぼって
も、10万年前だが、7万年前といえば、一部の解剖学的現生人はアフリカの外に
出ている。さらに、東南アジアに至っている。
とすると、遺伝子の変化は、中立的に近い形で、20万年前以前に用意されたSNPが
あり、それが、いった先の地域で、その頻度の偏りが起こったことで、あらたな
「創造性」が生み出された、と考えるべきだろう。これなら、進化論的にも、そして
考古学的な成果からみても、蓋然性の高い解釈になる。
後期旧石器文化は、一度、その文化へ遷移してしまうと、その後は遺伝的な違いを
越えて、伝搬する。ネアンデルタール人のシャテルペロニアン文化がよい例だろう。
しかし、ネアンデルタール人の内部においてそのような遷移が自発的におこらなかった
ということ、そして、ネアンデルタール人の最終段階では、ムステリアンに戻って
いるということからすると、ネアンデルタール人は最後まで、「石器遺伝子が壊れた」
状態にならなかったということだ。
だから、石器遺伝子の一部を壊すようなSNPが突然変異として獲得された時期は、
おそらく、ネアンデルタール人と現代人の祖先が分離した50万年前よりは後の
時代であろうと思う。もうすこし、数学的な検証をすすめれば、このことにかか
わったSNPsの数が、どの程度が見積もれることになりそうだ。
10個というのは多すぎるように思う。4つかそこらではないかな。

106 :出土地不明:2006/05/18(木) 14:08:38 ID:CzSd7pfZ
                             /__
                       , -==、_∠ニ _- ̄ ‐-、
                       ,. -‐/       \ ̄  ヽ、
         _ --――- _    / _ /     |    ヽ \  ヽ
       /          `ー 、/ィ´/  !    ト、   ヽ  ヽ ∧
       /          _ ィ ス::. ヽ /  ∧ ト、  ! ヽ 、__ l ! ∨ !
      /   、    , ィ'_´,.ィ´  ヽ:::.ヽ //,.乂=く  ヽ ヽ ̄7ヽl ! l l∧
    { :.   ヾ、-、/__,.ノ〉  r 、_l::::::!/ ′ ヽ `ー-`ヽヽ/ j∧ l !l i
    ∧ :::.  .::::〉'` __  ̄´   ` ーl::::!j  ,,==ミ、   ,z=ミ、 l |// |  石器遺伝子が壊れたなんて・・(ング
   / ∧:::: |.::::/ -r'てハ`     ,z=、 !/∧ ″    ,      ゙ jィ∧ l l
.  / / />!:::l  ´ !:っ'ソ    lし! |,イヘ| / / / ,. ‐- ァ / / / レイ!イ/
  / ,'  ,' ! ヘヽ{   ´ ̄     、ヒリ レハ|!l   /-‐ ̄ 二ニヽ /_ノ川
. /     ヽ 'ー  / / /     ′//!ノ |/lヽ、/    -―= くイ l l ∧!
/       `Tヽ_    ,〜 -‐ァ /    レ'/     -‐ , ‐´l ,イ/
       .:::/   ヽ、 `ー‐ '´/     r'‐ 、  ,. -‐'´「/ハ/レ/
     .::/ /       ヽ‐- ´|   , ‐- / ̄ヽヽ,イ   ,.-┴r‐r,‐-- 、
    .:::/ !  _    ヽ_:::::::l  /  /    ヽ〉7 l ヌ / //  / ヽ
    .:::i  |     ̄ ̄  ト::::::! / ! /    /__ヽ∠ _/_// /    !
.:  .:::::l   l            \!/ //    / __/ /´rr'´__ ヽ/     l
:: .::::::::|    ヽ、         ヽイ      /  〈_〈´ レ〉‐-`  l     /
: .:::::::::::|       \        ヽト、    / /イ|ヽ. ゝ‐-   l      /

107 :出土地不明:2006/05/18(木) 20:09:18 ID:vmsn+WVF
>SNPsの多様性は、もちろん、その最初の段階では突然変異であろうが、そのよう
>なものは、すでに、十分昔から用意されているのだ。おそらく100万年以上
>前に用意されたSNPsで、5万年前後前まで、「−」の頻度が恐ろしく小さかった
>のが、5万年前以降、「−」の頻度が非常に高くなった、という程度のことだ。

それは進化論的におかしな考えかただね。
お前の言うように、石器製作遺伝子崩壊個体変異がもともとわずかでも存在していたというのなら、
なぜそれが20万年前でなく、5万年前に急に増えだしたのか説明がつかない。
たとえば、20万年前のオモ1は、現代人のアボリジニより現代的な、十分現代人の範囲内に入る脳を持っている。
かりに、オモ1に、石器遺伝子の崩壊した個体が存在するなら、その時点でその個体1が独創性を持つはずであろう。
現代人型大脳をもったサピの登場とともに、独創性のある個体が出現したと考えるのが自然である。
鬼塚の議論だと、なぜ、5万年前におきたことが、20万年におきなかったのかを説明するのは困難である。
もちろん、文化の違いは説明にならない。
なぜなら、鬼塚によれば、後期旧石器文化の展開は石器遺伝子崩壊の結果であって原因ではないからである。


108 :出土地不明:2006/05/18(木) 22:55:12 ID:li4iYpOC
当時は、そこまで、インフラが整っていなかったわけだ。
あるいは、中期旧石器時代といっても、ホモ・サピエンスのものとされる、
アフリカのMSAや、8万年前ごろ中近東に進出して、徹底、あるいは滅びた
とされる解剖学的現生人が、ときどき石刃技法を使うようなことがあった
のが、その「こわれかけ」の原因かもしれないと思う。
まあ、そのあたり、中立遺伝子というのは、若干不利な状況では、非常に
少ない少数派であり、不利でなくなると、かなり増え、それが優位になると
そればかりになる、というようなものだよ。
そのあたり、SNPsの話もふくめて、中立説や進化論をもうすこし勉強して
ほしいと思う。

109 :出土地不明:2006/05/18(木) 23:10:44 ID:Z39u72u2
もう少し書くと、っていうか、もう既に一度書いたことだけれど、
後期旧石器時代的萌芽は、アフリカのMSAの中で起こる。後期アシューリアン
では起こっていないわけだけれど。いや、起こっているかもしれないけれど。
ハードハンマーによる石刃技法の出現は、案外古い。10万年以上前にさかの
ぼるかもしれない。それから、ダチョウの卵の殻をつかったビーズ製作は、
7万年前ごろにさかのぼる。あきらかに、後期旧石器的な文化が、MSAでは、
ときどき起こる。HPなんかもそれだな。ところが、その後、その揺り戻しの
ように、そういう文化らしきものが消えてしまう。それから1万年なにもなく、
で、また数千年の間だけ、後期旧石器文化的なものが見え隠れする。
ところが、後期旧石器文化が本格的に発展するのは、まずオーストラリア
であり、ついで、中近東北部のプロトオーリナシアンであり、これらの、
6万年から4万年前の段階で、アフリカ以外の地では、後期旧石器文化の
段階に入るわけだ。ところが、アフリカでは2万年か、あるいは氷河時代
が終わるころの1万5千年前ごろにならないと、本格的に後期旧石器文化
にはならない。アフリカでは、MSAから、LSA(アフリカ後期旧石器文化)
への変化は、本当に遅い。
その理由は、アフリカの人口が非常に大きかったことと関係するし、また、
アフリカの気候が、氷河時代などを通じてそれほど大きな変化がなかった
ことと関係しているだろう。
アフリカを出た人々は、新しい環境に入り込み、そこで、「創造的」である
ことが進化的に必要だったわけだ。そこで、古い石器技術(ルヴァロア技法)
などに固執する人よりも、新しい技術を独自に考案でき、生き抜くことの
できる人々が、選択されたわけだな。もちろん、人類がアフリカにいる
ときから、これらの遺伝子(壊れたSNPs)は、集団内に少ない頻度で存在
していたから、それが積極的に選ばれるようになった。
それから、アフリカを出た人々の人数は少ないので、比較的早い段階で、
壊れたSNPsが、拡散していったのだろう。
ところが、アフリカは人口が多い。とくに新しい環境に対応する必要もない
ので、特定の孤立集団が、後期旧石器文化のような段階に至っても、
それが、周囲から吸収されると、ふたたび、全うな「石器製作遺伝子」を
もつ集団にとってかわられる。遺伝子プールが大きいからだ。
だから、ようやく氷河時代が終わるころか、もっとも激しくなったころか、
そのあたりになって、後期旧石器文化が、アフリカでも、拡散するわけだ。
当時のアフリカ人は、現代のブッシュマンに近い系統で、これが、サハラ
以南にかなり広い分布をしていたことがわかっている。ボスコポイドとも
いわれている。現在のいわゆる黒人は、西アフリカ系で、この人々の拡散
は、新石器時代以降だ。せいぜい1万年か、もっと最近かもしれない。

110 :出土地不明:2006/05/18(木) 23:18:20 ID:Z39u72u2
>>109
誤解を受けたくないので、最初に書いておく。
以上のことは、アフリカ人が、現代において創造性がないとかそういう差別的な
ことを意味するのではない。ただ、アフリカにおいて創造性を発揮しやすくなる
ようなSNPsの選択が、他の地域にくらべて、2万年から3万年遅かった可能性が
あるということだ。一度、この段階に至ってしまえば、あとは揺り戻しはない。
氷河時代が終わり、世界的に新石器時代に入る段階では、アフリカもまた、その
段階に入る。ジャレッド・ダイアモンドの「銃、病原菌、鉄」を読めばわかる
ように、アフリカは、ユーラシアの、とくに中近東地域とくらべて、栽培化が
可能な植物や家畜化が可能な動物が手にはいらなかったにも関わらず、そこで
も、新石器文化は始まっている。そして、アフリカにおいては、新石器文化は、
西アフリカから始まっているようだ。そして、インドとの交流もあったようだ。
海洋民族だったのである。

111 :出土地不明:2006/05/18(木) 23:26:37 ID:neX0x2Wx

      ∧__∧
      (´д` )
       (⊃⌒*⌒⊂)
        /__ノωヽ__) 




112 :出土地不明:2006/05/19(金) 19:37:17 ID:7I16h33t
>当時は、そこまで、インフラが整っていなかったわけだ。

それはだめだ。鬼塚に言わせれば、石器遺伝子破壊個体が増殖することによって、
創造性をもつ個体が増え、それによって、文化が変わったというのだから、
インフラのほうは結果であって原因ではない。


113 :出土地不明:2006/05/19(金) 19:49:30 ID:7I16h33t
今まで見逃していたのだが、鬼塚は重大なうそをついている。
>>39
>中期旧石器とというのはウソだろ。私の知るかぎり、それは、前期旧石器
>のはずだ。

これは違う。現代人の普通の人間は、ちょっと教えられることによって、
ルヴァロワ石器を作れることが知られている(大沼1997)。
しかも、言葉を通して教えても、こと話で教えても同様にだ。
石器器遺伝子の破壊された個体は、教えられてもルヴァロワ石器を作れないとか、でたらめを言っているが真っ赤なうそであり、
石器本能などまったく必要がないことがすでに実証されているのだ。
つうか、本能が存在しないのは自明であって、
ルヴァロワ石器の製作は、言葉なしで実現可能なのだ。
石器作りが、何か本能に頼らなければ成らないほど高度な技術であると決め付ける、鬼塚の議論はまったくのうそである。

114 :出土地不明:2006/05/19(金) 19:59:24 ID:7I16h33t
鬼塚はバカの一つ覚えのように石器石器というが、
実は石器作りは、おそらく古代人にとって、
生活に必要な技術の中でももっとも容易なものだったのである。
それは、たとえばタスマニア原住民の暮らしを創造すればよい。
石器作りなんぞより、植物の皮でカヌーを作ることのほうが明らかにはるかに難しい。
ネアンや初期サピが、繊維から紐を作ったり、衣服を作ったことも想像に固くない。
いずれも石器技術よりはるかに困難なものである。
たまたま植物性であるゆえに、残らないだけの話である。
思慮の浅い鬼塚は、石器くらいしか遺物が残らないことを持って、
石器製作に必要な高度な技術は、本能によってもたらされたに違いないとバカの一つ覚えのように言うが、
まあ、狩猟や火起こしのほうがはるかに難しいし、エレクトス級ですら、
石器作りより木工具など各種の道具で繊細な能力を発揮したことであろう。
要するに石器作りなど「たいしたことない」のである。
この程度の製作に本能的能力が必要なわけがないではないかw


115 :出土地不明:2006/05/19(金) 20:04:33 ID:7I16h33t
ちなみに、全国の博物館で、
子供たちなどを対象に『石器を作ってみよう』
などという体験学習がおこなわれている。
石器製作本能などないはずの現代の子供たちは、
結構容易に石器作りを習得するようであるwwwww
正直、人間が作る道具の中で、最も簡単な部類ではなかろうか?
こんなものの製作に、石器製作本能なるものが必要ななわけがないだろうが。

116 :出土地不明:2006/05/19(金) 20:58:47 ID:W8fSakYC
>>114
そのとおり。
石器などは、250万年も前の、言葉もしゃべれず、脳容積もチンプと変わらず、
かつ、足がみじかく、走ることもできないような初期人類が作っていた。
彼らの「知的思考能力」もチンプなみに限られていたはずだ。
にも関わらず、彼らは石器を作った。
しかし、チンプは石器を作らない。
その違いは、「脳の能力の違い」にほかならないだろ。
そして、一度作られるようになった石器製作の方法は、まさに、200万年
にわたって、基本的な変更をうけることがなかった。これは、二足歩行が
それと同じく、人間の基本的な行動になっているのと同じだ。
このことだけからも、石器製作が、本能的な行動であったことを明確にしめ
しているわけだ。
しかも、チンプは、地域ごとに多少違う文化をもつとされ、食べるものなど
にも違いがある。しかし、石器製作は、たとえば、オルドワン石器は、地域
もなにも関係なく、アジアだろうが、ヨーロッパだろうが、中近東だろうが、
アフリカのどこであろうが、全く同じ石器をえんえんと作り続けている。
そのことからも、これが、遺伝的に固定された行動様式であったことは自明
だ。文化ならば、チンプの「文化的行動」とされる程度の多様性があるべき
だろう。チンプのアリ釣りや、ナッツ割りは文化かもしれない。また、
ニホンザルの芋洗いも文化かもしれない。しかし、石器はそうではなかった
のだ。これらの霊長類の「文化的行動」とされるものとは明確に異なる一様
で変化なく、全地球規模で、初期人類の住むところ、どこでも全く同じ石器が
200万年にわたって作られ続けている。これを、生得的な行動でない、と
するのは、ほとんど無理だろう。

> こんなものの製作に、石器製作本能なるものが必要ななわけがないだろうが。

チンプは作れない。チンプと人間との違いは遺伝的な違いではないのかな?

117 :出土地不明:2006/05/19(金) 21:04:26 ID:W8fSakYC
>しかし、石器製作は、たとえば、オルドワン石器は、地域
>もなにも関係なく、アジアだろうが、ヨーロッパだろうが、中近東だろうが、
>アフリカのどこであろうが、全く同じ石器をえんえんと作り続けている。

アシューリアンは違うとか、ルヴァロア技法もあるだろとかいうが、そうで
はなく、実際、オルドワン石器は、後期旧石器文化になるまで、いやその後
にいたっても、ずっと作られ続けている。そして、現代人がどうしても石器
をつくらなければならないときでも、必ず作るのは、オルドワン石器そのもの
だ。剥片をつくり、それで、ものを切ったりするのに使う。
しかし、チンプは、これをいまだかつて、一度もやったことはない。
カンジが作った石器は、だれもが人間ならば、すぐに習得可能なオルドワン
石器とくらべて、はるかに利用価値の低いものだったのだよ。
必死で、教えて、カンジがその程度だったのだ。言語能力などの面でも、
他のチンプ(カンジはボノボだけど)よりもはるかに素晴らしい理解力を
しめし、ときに独創性までしめしたカンジでも、オルドワン石器すらつくれ
なかったのだ。

118 :出土地不明:2006/05/19(金) 21:13:26 ID:W8fSakYC
> しかも、言葉を通して教えても、こと話で教えても同様にだ。
> 石器器遺伝子の破壊された個体は、教えられてもルヴァロワ石器を作れないとか、でたらめを言っているが真っ赤なうそであり、
> 石器本能などまったく必要がないことがすでに実証されているのだ。

了解。これは認めることとしよう。
しかし、重要なことは、ネアンデルタール人や解剖学的現代人は、おそらく教えられること
なく、ルヴァロア石器を作った可能性が高いのだよ。
ルヴァロア石器を発見した考古学者たちは、それがどうやって作られたのかを、いろいろ考えた
上で、そして、調整石核からの剥片取り出しという方法を導いたのだ。
そして、現実に、調整石核が発見され、最終的なルヴァロアポイントと
きっちり合わさるような石核とポイントのセットが発見されるにいたり、
その技法が「調整石核からの剥片取り出し」であることが確認された。
しかし、アフリカのMSAでは時に石刃技法に移行し、数千年は石刃技法を
使い続けていて、その後、また、ルヴァロア技法に戻ったりする。
ネアンデルタール人も、シャテルペロニアン文化のときには石刃技法を
もつが、もどるときには、ルヴァロア技法に戻る。
はっきりしたことはいえないが、一度途絶えたルヴァロア技法が復活する
こともあったようだ。
そこで思い出すのは、オーストラリアのアボリジニの石器作りの名人だ。
ヨーロッパに発見されるまで、旧石器時代であった彼らだが、ルヴァロア
技法は、使ってはいなかったのだ。でも、彼らは、ネアンデルタール人の
ルヴァロア技法によるムステリアン石器を見たときに、即座にその製作方法
を言い当てたという。

ところで、「石器を作ってみよう」という教室では、石を河原かどこかで
選ぶところからきちんとやっているのかな?
ルヴァロア技法が適応できる石はフリントを含めて、三種類程度しかない
し、同じ石材でも、目の方向などから、簡単にルヴァロア石器ができる
わけではないのだ。それらの「専門家によって選ばれた石材」から作る
としたら、石器製作の必要な行程の半分くらいについては、すでに終わって
しまったあとで、参加ということになっていると思われるがな。
このあたりのことを、実験考古学者が再発見するのにも大変な努力があった
わけだ。


119 :出土地不明:2006/05/19(金) 23:39:48 ID:fLijbj0j
>石器などは、250万年も前の、言葉もしゃべれず、脳容積もチンプと変わらず、
>かつ、足がみじかく、走ることもできないような初期人類が作っていた。
>彼らの「知的思考能力」もチンプなみに限られていたはずだ。
>にも関わらず、彼らは石器を作った。
>しかし、チンプは石器を作らない。
>その違いは、「脳の能力の違い」にほかならないだろ。

当たり前です。ホモハビリスとチンプでは、脳(ことに前頭前野)の発達が相当程度違うし、
言語中枢の痕跡すら認められる。
チンプに作れない石器がハビリスに作れて何の不思議がある?
しかし、それは石器作りの本能ではない。
道具を製作する能力に過ぎない。

120 :出土地不明:2006/05/19(金) 23:48:31 ID:P7TblCYd
>>119
ぶぶー。石器製作が始まった段階では、ホモ属は登場していないんだな、
これが。残念だが、石器が作られるようになった時期は、250万年前だ。
ハビリスの化石が出てくるのは、さかのぼっても200万年前だ。普通は、
200万年前から160万年前までの、ホモ・エレクトス、あるいは、
エルガスターとは呼べないような、個体をぶっちゃけまとめてホモ・
ハビリス(でっかいとルドルフェンシス)としている。
で、石器製作をはじめたのは、ホモ・ハビリスではありえず、アウストラロ
ピテクスのどれか、ってことになる。
ようするに、石器製作が始まってから、その石器製作をしていたアウストラ
ロピテクスがホモ・ハビリスに進化した、ってわけだ。
で、現在では、石器の発見されたところの近傍で、同じ地層から出てきた、
アウストラロピテクス・ガルヒ が、石器製作をはじめたアウストラロピテ
クスの候補とされている。脳容積は他のアウストラロピテクス(華奢型で、
アフリカヌスなど)と変わらない。まあ、大きくて、450cc 程度だ。チンプ
よりは、10%か15%大きいかどうか、っていうところだな。
ガルヒについては、頭蓋骨もかなりしっかり残っているけれど、まあ、どう
みても、こりゃ、チンプそのものだな。まあ、アウストラロピテクスなんだが。
で、「ガルヒ」ってのは、発見されたエチオピアだかの言葉で「驚き」っていう
意味だ。こんなに脳容積も小さくて、いかにも猿人なんだが、石器をつくって
いたようだ、というのが驚きなのだ。


121 :出土地不明:2006/05/19(金) 23:49:22 ID:fLijbj0j
>しかし、重要なことは、ネアンデルタール人や解剖学的現代人は、おそらく教えられること
>なく、ルヴァロア石器を作った可能性が高いのだよ

でたらめ言うな鬼塚。証拠がないからって、何言ってもいいことにはならないぞ。
アボリジニがルヴァロワ技法を言い当てた話だって、それのどこが不思議なんだ?
アボリジニは日常的に石器を作ってるんだから、単に見ただけで見当がついたってことに過ぎない。
現代の職人だって、よく似た技術なら、見ただけで作り方の見当はつく。
考古学者が、造り方を一生懸命考えたのは、単に考古学者が、日常的に石器作りをしないから、
わからなかったためにすぎない。
実際、縄文土器の文様の作り方だって、学者が一生懸命かんがえたすえに、推定したんだろうが?
縄文土器なども本能でつくったというつもりか?
まったく鬼塚というやつは、人間に対するものの見方が根本的に粗雑だし、論理的思考も弱い。

122 :出土地不明:2006/05/19(金) 23:53:01 ID:fLijbj0j
>>120
別にアウストラロピテクス族でもかまわんよ。
チンプと同じ脳を持っていたわけではないのだから。
そこまで石器を拡大していいのなら、チンプはおろか、ニホンザルでも石器の道具的使用は認められる。
いずれにせよ、石器製作本能など出る余地はない。

123 :出土地不明:2006/05/20(土) 00:06:11 ID:VLfXoA7b
>>119
ちなみに、だけど、ホモ・ハビリス論争っていうのは、いまでも終結して
いないんだよ。
ホモ・ハビリスっていうのは、>>120で書いたとおり、アウストラロピテクス
ではなく、もうちょいと脳容積も大きいようだが、ホモ・エレクトス(あるい
はエルガスター)とはとても呼べないような体型している、っていう多数の
化石をひとまとめにして「ホモ・ハビリス」という名前にしましょうという
ことなんだ。古いものでは、200万年前よりちょいと後くらいのもので、
新しいものは、160万年前か、もっとあとのものもある。
で、個体差も激しく、脳容積も、小さいものは600cc以下のものもあり、
大きいものは、800ccを越えるものもある。ただ、身長はエレクトス
(あるいはエルガスター)とくらべて、150センチ以下と小さく、また、
どうみても、脚が短く腕が長く、もしかしたら樹上で生活していたのかも、
というような要素がある。完全なホモ属とされるエレクトス(エルガスター)
以降のものと、アウストラロピテクス属とされるものとのいろいろな判断
基準を適応させてみても、ホモ・ハビリスを果たしてアウストラロピテクス
属にすべきか、ホモ属にすべきかは非常にあやしい。
なんといっても、登場の時期が変だ。それが、とくに最近のドマニシでの
ホモ・エルガスターや、昔見つかっていたジャワ原人(ホモ・エレクトス)
の標本が180万年前ごろにさかのぼるっていう話になってきたので、
よけいにおかしなことになった。
さらにいえば、ドマニシのエルガスターも、多数の個体の標本がみつかって
いるが、そのうちのいくつかは、脳容積が600cc程度で、かつ、身長
が150センチ以下と小さい。アフリカで見つかっていたらたぶん、
ホモ・ルドルフェンシスかハビリスに分類されていただろうっていうもの
だ。それに対して、180万年前かもしれないジャワ原人は身長も180
センチ近くあり、体形は完全に現代人的だ。
つまり、180万年以上前にアフリカを出て、ドマニシ(グルジア)や、
ジャワに到達していたのを、かりにホモ・エレクトス(エルガスター)と
して、それと解剖学的に近いナリオコトメ・ボーイ(160万年前)を
エルガスター(エレクトス)としたときに、ホモ・ハビリスはどうみても
これらとは共存関係にあった、ホモ属になりきれてない過渡期的な猿人
としかみられない。
だから、まだ見つかっていない250万年から200万年前のホモ属の祖先
たるものを見つける必要がある。まあ、ホモ・ハビリスとされる標本の中に
そういうものがあるのかもしれないが。
私としては、アウストラロピテクス段階(ガルヒなど)で、石器製作がはじまり
その石器製作に伴う行動の変化や栄養摂取量の増加などで、非常に短期間に
ホモ・エルガスターが進化してきたと考えている。ハビリスはなりきれなかった
傍系だと思われる。あるいは、ドマニシのエルガスターがハビリスの範囲に入る
ようなものなら、エルガスター自体が、初期型では非常にばらつきの大きい
種だったということなのかもしれない。いずれにせよ、アウストラロピテクス
段階から、エルガスター段階までの進化は50万年以下の短い時間におこった
わけで、これが、石器使用の結果として考えられるわけだ。

124 :出土地不明:2006/05/20(土) 00:08:46 ID:VLfXoA7b
>>122
どこまで石器を拡大するって?
ガルヒが作っていたのは、まぎれもなく「オルドワン石器」だよ。
ちゃんとした、剥片石器だ。これはチンプもニホンザルも作っていない。
そもそも、石を加工することはしていない。長年同じ石でナッツ割りを
していて、すり減った例はあるがな。
これは、オルドワン石器とは別ものだ。

125 :出土地不明:2006/05/20(土) 00:17:22 ID:VLfXoA7b
>>122
もういっちょ聞こうか?
チンプがナッツ割りをやることがあるし、そのときには専用の石と石の
皿をつかってやったりする。ところが、こういうことをするチンプは、
一部地域に限られている。アリ釣りもそうだな。これも一部のチンプは
するが、そうでないチンプはしない。とにかく、こういう行動は、場所
で違うから、文化だといえよう。霊長類にも文化があるという証拠だな。
ニホンザルの芋洗いもそうかもしれないな。

でも、石器製作はそんな局所的なものではないのだ。
ガルヒが使っていたオルドワン石器も、ドマニシのエルガスターのオルドワン
石器も、そして、その後のどこのオルドワン石器も、200万年以上の間、
ホモ属の至るところ、どこでも普遍的に存在する。若干の例外は、ジャワ原人
なんだが。
これほど変化なく、長い時間にわたり、そして地域差もなくずっとずっと
同じ行動をして同じ石器を作り続けたっていう場合、普通、「進化的に獲得
された本能的行動」ということにするんじゃないかな。
文化的と呼べるのは、中期旧石器段階以降だ。ここでは石器の製作法に、
若干の違いが出てくる。地域差もあるし、同じ地域での発展もみられる。
どうかな?

126 :出土地不明:2006/05/20(土) 00:24:09 ID:VLfXoA7b
>>121
学者をバカにしているな。
伝統的に石器製作をしている人間と、そして日頃から石器を観察して、
その系統と製作法を推定し、実践的に石器を作りその系統や変化をみて
いる学者と、石器製作法の推定に関して、大きな違いがあるというのかな。
学者をバカにしているよ。

127 :出土地不明:2006/05/20(土) 00:24:58 ID:Z1cPqsyG
>>124
おれはさっさと寝るので、もう終わりにするが、鬼塚の意見は変だね。
ガルヒがオルドワン石器をのこたとしよう。
普通オルドワン石器はハビリスの遺産と考えられる。
ガルヒとハビリスは脳神経的に相当違うと考えられる。
にもかかわらず残された石器は同じである。
これはとりもなおさず、石器の形態が遺伝的(すなわち本能的)形態の、反映ではないということの表れではないかね。
実際、わずか数千年前の縄文の遺跡から出すら、オルドワン様のものが、発掘されるときもあるという。
これはとりもなおさず、石器の作り方は、人類種によって固定されたものがない、
すなわち、遺伝的産物のものではないということになる。

128 :出土地不明:2006/05/20(土) 00:37:56 ID:VLfXoA7b
>>127
なんか勘違いしているね。
ガルヒはパイオニアとして石器製作をはじめたわけだ。石器を作るには
作ったが、おそらく、成功率は非常に低かったし、かなりの苦労があった
だろう。アウストラロピテクスが平原での生活をある程度はじめた段階
から、腐肉漁りをするようにはなっていただろうから、石器ではない自然
石で、骨を叩き割って骨髄を取り出すようなことはしていただろう。
だから、石の扱いに慣れていた、というのはチンプよりはずっと上だろう
な。骨を割るときには、かなりのインパクトが必要だ。だから、そのため
に、息をとめて力を強くし、また失敗しないように石を当てるコントロール
をするようなことも、次第に発達させていっただろう。それはアウストラロ
ピテクス段階での話だ。手の形も、後のパラントロプスをみてもわかる
ように、現代人的な手だったようだ。チンプの手とは違う。拇指対向性は
チンプよりははるかによい。
あとは、石と石をぶつけるということをはじめるかどうかだ。
はじめたのだろうよ。でも、成功率も低い。そこで、進化論が働く。
より石器製作が上手な個体が、より栄養摂取量も高く、ボスになる確率
も高いので、子孫を残しやすくなる。そして、数十万年の間に、石器
製作の精度が高くなり、そのころには、ハビリスかエルガスターへ
進化していた、っていうことだ。その結果としての脳容積の拡大だ。
そこで、剥片石器製作という方向が決まったのだ。
そこから、脳はさらに剥片石器をより効率的でより微細な加工ができる
ようにするように発達する。というか、そういう微細な加工ができる
個体が、より生き残ることが多かったということだ。
その段階で、オルドワン石器が効率良く作れる程度の脳容積は、600cc
程度だ。それより小さいときは、石器製作の成功率が低い。ガルヒは苦労
していたんだろう。そして、石器製作が遺伝的に固定された本能的行動と
なって以降の人類は、一つの例外をのぞいて、脳容積が600ccを割る
ことはない。例外は、ホモ・フロレシエンシスだ。脳容積が430cc
でガルヒなみだな。まあ、体は小さいからこの脳容積の意味はまた別の
意味がありそうだが。
だから、脳容積が600cc以上ある人類(ホモ属)のいるところ、
どこでも、オルドワン石器が使われ続ける。現代でも作られ続けている。
そういうことだよ。
ちなみに、ホモ・フロレシエンシスの遺跡からは、石刃技法の石器は
でてきているが、剥片石器はどうなんだろう。そもれ面白い話だな。
もし、フロレシエンシスがフロレス島にわたってきてすぐに石刃技法
をはじめたなら、現代人の祖先よりも先に石刃技法をはじめたことに
なるのかもしれない。あるいは、ジャワ原人と同じく、石器製作を
一たんはやめて、後に現代人との接触で、石刃技法の石器製作を
まなんだのかもしれないが。
と言う意味で、ジャワ原人とホモ・フロレシエンシスは、石器製作に
からんで、面白い話を提供してくれるようにも思うぞ。

129 :出土地不明:2006/05/21(日) 11:52:20 ID:4ZRWWkMR
>なんか勘違いしているね。
>ガルヒはパイオニアとして石器製作をはじめたわけだ。石器を作るには
>作ったが、おそらく、成功率は非常に低かったし、かなりの苦労があった
>だろう。

お前の空想話なんかどうでもいいんだよ。
石器製作が本能的に刷り込まれた行動なら、神経的に異なるガルヒとハビリスが同じオルドワン石器を作るのは、
おかしいというという指摘に何一つこたえてないじゃないかw


130 :出土地不明:2006/05/21(日) 12:06:59 ID:4ZRWWkMR
>>126
>学者をバカにしているな。
>伝統的に石器製作をしている人間と、そして日頃から石器を観察して、
>その系統と製作法を推定し、実践的に石器を作りその系統や変化をみて
>いる学者と、石器製作法の推定に関して、大きな違いがあるというのかな。
>学者をバカにしているよ。

ハア? 考古学者とアボリジニを比べたら、石器作りについての熟練度は、1対1万くらいだろうが。
アボリジニがルヴァロワ石器に作り方がわかるのなんて、当たり前以外の何者でもない。
それが生活の知恵ってもんだよ。
たとえば、こういう話がある。
戦中、日本軍は、ニューギニアに進軍したが、森の中での生活は困難を極め、餓死者が続出した。
しかし、高砂族出身者だけは、まったく餓死はしなかった。彼は言う。
「私たちは日本人とは違って、たとえニューギニアだろうと森の中で生きることにはまったく何の問題もない。
農耕民との違いをつくづく感じた」
ちなみに、ニューギニアの原住民の生活が本格的にわかったのは戦後のことで、
それも何人もの学者が苦労してフィールドワークをした結果のことである。
それほど苦労しても、今なお民俗学者はニューギニアの森の中で暮らすことはできないだろう。
これにくらべれば石器作りなど容易である。
いったい、鬼塚は高砂族に「森の中で生きる本能」があるとでも言うつもりかw
翻ってみて、ルヴァロワ技法など、森の中で生き抜くことに比べでれば、問題にならないほど簡単なことである。
今まで石器を作ったことがない人でさえ、容易に習得できるものである。(鬼塚はこのことにつき、虚偽の記述をしているw)
アボリジニが言い当てることなど、あったりまえである。
バカなのは、学者ではない。

131 :出土地不明:2006/05/21(日) 12:22:58 ID:4ZRWWkMR
鬼塚は>>103で、石器遺伝子破壊個体の、頻度が変わったということで、
石器遺伝子の崩壊を説明しようとしている。
なるほど、進化というのは、常に、生存有利な突然変異が広がることで、おこるものである。
ここで大切なのは、有利な突然変異が広がるということ自体が、
孤立した集団同士で、独立に発生するということは考えにくいということだ。
このようながおきるとすれば、遺伝的に交流のない集団が互いに同じ方向に進化するということを意味するからだ。
だから、鬼塚が、各地域に広がったサピ同士で、独立に、石器遺伝子崩壊個体が爆発的に増えたという議論も、
依然進化論的には奇妙な考え方なのである。
やはり、後期旧石器が各地域で独自に発生したの事実は、これらが文化的な変化であったことを物語る有力な証拠である。

132 :出土地不明:2006/05/21(日) 12:33:47 ID:4ZRWWkMR
結論。
@ルヴァロワ石器の習得には、石器製作本能を必要としない。
A現代人60億に、石器本能をもつ個体は誰一人いない。
B後期旧石器文化が各地域で独立に発生した事実は、これらが遺伝的変化によってもたらされたものではない
 ことを意味する。
C鬼塚は、オモ1は現代人に適応できたという。
 したがって、彼は、石器本能があるはずのオモ1と現代人にどんな違いがあるのかと詰問されても答えられない。
DそもそもCの鬼塚の言説から、石器製作本能が現代文化の妨げとなり、ゆえに淘汰されたという論理が、口からでまかせであることを物語っている。
E石器製作本能が脳神経的に刻印された行動であれば、ガルヒとハビリスのような相当違う種であれば、作られる石器もひどく異なるほうが自然だが、
 一般に人類種と石器の形態とは対応していないようである。

以上、全ての事実を勘案すれば、石器製作本能が存在しなかったことは自明である。

133 :出土地不明:2006/05/21(日) 13:43:47 ID:EVmBUM4q
>>131
進化論を単純に見過ぎているな。鎌形赤血球の遺伝子の問題などをどう
とらえるかな。あきらかに、「不利な条件」だよ。それが広まるには、
ヘテロだとマラリアに有利で、ホモだとほとんどフェイタルということ
とのバランスになる。この微妙なバランスなどは、周囲の条件などによ
っても大きく変化し、過去のことはよく分からない。結果論でしかいえ
ないからな。
>>132
1) 間違いなく言えることは、現代人なら、必要に迫られたら、おそらく、
ほとんど教えられることなく、オルドワン石器を作ることができるが、
ルヴァロア石器は、十分に熟練した考古学者とその人々に示唆されおしえら
れた人々のみが作ることができる。そして、製作法がわかったオーストラリア
のアボリジニも決して作ることはしない。
2)現代人はすべてオルドワン石器からおそらく前期アシューリアンや、後期
アシューリアンの石器を作る基本的な遺伝子セットを持っている。ただ、それが、
石器製作に使われているというわけではなかろう。理由は簡単だ。チンプは
オルドワン石器ですらつくれないが、現代人はだれでも作れる。能力の違いは
歴然だ。そこには、もちろん、手の形や呼吸のコントロール、筋肉のコントロール
などに関する解剖学的特徴もふくめての話だ。
3)この説明は逆に、MSA段階とほとんど同じ能力をもっていたネアンデルタール人が
結局、後期旧石器段階に至った例がシャテルペロニアン文化に関する一点だけで、しかも
そこからの発展もなく滅びたあたりが判例となろう。なぜ、ネアンデルタール人に文化
的な違いが生まれなかったのか。もちろん、地域変種は若干あるけれどな。
もちろん、ほかにもたくさんの考古学的所見からみて単純に考えすぎだ。
4)オモ1は間違いなく現生人類と同じ遺伝子セットをもっていた。ただ、そのSNPの頻度
の偏りが現代人の中での地域集団間の違いと同じく、平均的な現代人の分布とは違って
いただけだ。
5)まったく進化論もなにもわかっていないようだな。
6)全くこれもナンセンスな反論だ。ガルヒもハビリスも、エルガスターもそして、エレクトス
も、ネアンデルタール人も、解剖学的現生人も、等しく同じ石器を200万年作り続けた
ことこそが、まさに、人類の「直立歩行」と同じく生得的であることを意味するのだよ。
基本的な直立歩行のしかたは、400万年前のアナム猿人も350万年前ごろのアファール猿人
も、そして、300万年前のアフリカヌス猿人もガルヒ猿人も、さらにいえば、別系統と
なったパラントロプス系の猿人も、ほとんど同じだ。ようするに人間の脳の中の根本的な部分に
これらが刻印されているということだ。前頭葉の大きさが大きくなったのは、逆に石器製作から
誘発された社会的環境変化や、あるいはそれによって可能になった大量の動物性脂肪の摂取など
に伴うもので、その結果、思考能力が高まり、より高度で複雑な行動が、生得的に可能になった
ということだ。

さて、すでに、あまりにも非建設的な反論ばかりなので、十分注目に値する反論がないかぎり
はこの議論はうち切る。

134 :出土地不明:2006/05/22(月) 01:02:29 ID:SqznDQCZ
科学はディベートじゃないですよ。

135 :出土地不明:2006/05/22(月) 20:32:42 ID:+JeQDrRM
>>133
>進化論を単純に見過ぎているな。鎌形赤血球の遺伝子の問題などをどう
>とらえるかな。あきらかに、「不利な条件」だよ。それが広まるには、
>ヘテロだとマラリアに有利で、ホモだとほとんどフェイタルということ
>とのバランスになる。この微妙なバランスなどは、周囲の条件などによ
>っても大きく変化し、過去のことはよく分からない。結果論でしかいえ
>ないからな。

そんなことおれの論点と何の関係もないね。
本質的な批判に対しては、それにはなんら答えずに直接関係ないことを長々と述べるいつもの鬼塚のレトリックに過ぎない。
おれの言っているのは、石器遺伝子破壊個体の急増にしろ、それが、サピの行く先々で、
独立に発生したというのは、進化の原則に外れるということ。
お前はその論点に何一つ答えていない。
お前のあげる鎌状赤血球にしたって、これは、マラリアに対する適応として発生したのは明らかであるが、
マラリアが分布する全ての地域で同じように鎌状赤血球遺伝子が分布しているわけではない。
その分布はおもに西アフリカであって、東南アジアやインドネシアでは、マラリア分布地であるのに、きわめてまれである。
これは、同じような環境が与えられても、それぞれの地で独立に、同じような遺伝子が増加することが、一般には起きないことを物語っている。
鬼塚に言のいうような、石器遺伝子破壊個体が、サピの分布するあらゆる地域で、
独立に爆発的に増加するなどということが、いかにありえないかを物語るものである。
これは、世界各地で発生した後期旧石器文化が、明らかに文化的な変化であることを示すものである。

136 :出土地不明:2006/05/22(月) 20:37:56 ID:+JeQDrRM
>そして、製作法がわかったオーストラリア
>のアボリジニも決して作ることはしない。

ハア? 教えれば作れるに決まってるだろうが?
ルヴァロワ石器作るのは石器遺伝子がないはずの現代人にも用意であり、
石器製作本能など必要ないという結論に揺るぎようがない。

137 :出土地不明:2006/05/22(月) 20:41:22 ID:+JeQDrRM
>現代人はすべてオルドワン石器からおそらく前期アシューリアンや、後期
>アシューリアンの石器を作る基本的な遺伝子セットを持っている。ただ、それが、
>石器製作に使われているというわけではなかろう。理由は簡単だ。チンプは
>オルドワン石器ですらつくれないが、現代人はだれでも作れる。能力の違いは
>歴然だ。そこには、もちろん、手の形や呼吸のコントロール、筋肉のコントロール
>などに関する解剖学的特徴もふくめての話だ。

ハイハイ。それは石器製作本能なんかではありませんねwww
人類が道具をつくる知恵や手を持っていることぐらい誰でも認めています。
しかしそのことを石器製作本能とは、誰も言いません。

138 :出土地不明:2006/05/22(月) 21:02:30 ID:+JeQDrRM
>この説明は逆に、MSA段階とほとんど同じ能力をもっていたネアンデルタール人が
>結局、後期旧石器段階に至った例がシャテルペロニアン文化に関する一点だけで、しかも
>そこからの発展もなく滅びたあたりが判例となろう。

鬼塚よ、お前は論理的思考はあまり強くないようだが、率直に言って、シャテルペロニアン文化は、
後期旧石器文化が遺伝子の変化によってもたらされたとする説に対する重大な反例となるのだよ。
なぜなら、お前の説によれば、石器製作本能を持つ人間は、本能に強く制約されるゆえに、
ルヴァロワ石器を作るという遺伝的に固定されたプログラムを脱することができなかった。
ネアンは石器遺伝子を持っており、その行動は本能によって制約されていた。
ならば、ネアンがサピのもたらした後期旧石器文化の影響を受けることは、そもそもありえない。
それは、チンパンジーがどれほど人間になれたところで、直立二足歩行をするようにはならないのと同じである。
文化の特質のひとつとして、なんら遺伝的接触がなくとも、他影響を受けるという点にある。
たとえば、産業革命はイギリスで起きたが、イギリス人になんら遺伝的な変化があったのでないのはもちろんのこと、
イギリス人の遺伝子が流れ込んだわけでもない、フランスやドイツ、日本に明らかに影響を与えている。
ネアンが、クロの影響を受けたのは、まさに後期旧石器が遺伝の変化ではなく、文化であったことを物語る。
もちろん、影響のスピードは、現代とは比べられないほどゆっくりとしたものである。
それは、このころの人類が、きわめて人口密度が低く、おそらく一生涯に出会う人間の数がせいぜい100名くらいだったとも推定される、
情報の拡散スピードの遅さによるのである。
実際のところ、ネアンは、クロと接触して数千年で絶滅にいたった。
これは、ネアンとクロのわずかな出生率の差によってもたらされるものである。
その結果、クロの文化を完全に受け入れるまで時間的余裕がなかったために過ぎないと考えられる。
ネアンに、クロのような文化に習熟する能力がなかったとは、必ずしも考えない。
なぜなら、アボリジニは、特に1万年以上前の個体には、ネアンはおろか、ホモエレクトスなみに前頭葉が引き倒れた連中がたくさん存在して、
しかも文化的には明らかにクロと同格の文化を持っているからである。

139 :出土地不明:2006/05/22(月) 21:16:17 ID:+JeQDrRM
>オモ1は間違いなく現生人類と同じ遺伝子セットをもっていた。ただ、そのSNPの頻度
>の偏りが現代人の中での地域集団間の違いと同じく、平均的な現代人の分布とは違って
>いただけだ。

鬼塚は、オモ1は石器製作本能があったという。
現代人には石器製作本能をもった人間は一人もいません。
よって、石器遺伝子に関する限り、オモ1が現代人の範疇に入らないことになります。
これは論理的にも明らかです。
にもかかわらず鬼塚はオモ1が現代に適応できると口走り、
あらゆる点で論理に破綻をきたしているわけです。

140 :出土地不明:2006/05/22(月) 21:17:48 ID:+JeQDrRM
>まったく進化論もなにもわかっていないようだな。

論理的に破綻しているゆえに、ほとんど反論できないようですね。


141 :出土地不明:2006/05/22(月) 21:23:37 ID:+JeQDrRM
>全くこれもナンセンスな反論だ。ガルヒもハビリスも、エルガスターもそして、エレクトス
>も、ネアンデルタール人も、解剖学的現生人も、等しく同じ石器を200万年作り続けた
>ことこそが、まさに、人類の「直立歩行」と同じく生得的であることを意味するのだよ。
>基本的な直立歩行のしかたは、400万年前のアナム猿人も350万年前ごろのアファール猿人
>も、そして、300万年前のアフリカヌス猿人もガルヒ猿人も、さらにいえば、別系統と
>なったパラントロプス系の猿人も、ほとんど同じだ。

人類が道具を作る知恵を「生得的に」持ってることくらい誰でも認めてるだろうが。
鬼塚の意見が珍妙であるのは、石器作りそのものが遺伝的にプログラムされた本能だというからおかしいのだ。
そんな証拠はどこにもないのであるw

142 :通りすがり:2006/05/22(月) 21:44:27 ID:C4paGGcA
ヘテロって何ですか?

143 :出土地不明:2006/05/22(月) 23:20:28 ID:4tLbPBG1
>>138
末期シャテルペロニアン文化というのは文化だから、遺伝的なものと無関係
に伝搬する可能性があるっていうことだよ。
MSA段階でも、石刃技法は出ては消え、出ては消えということを繰り返して
いることを述べた。それは創造性と本能との間の揺らぎだと説明した。
ときに創造的なことが本能的なものより優位にたつこともある。しかし、
それはまたすばらくすると揺り戻されて、もとの本能的なものにもどって
いく。中期旧石器時代は、解剖学的現代人のMSAでもネアンデルタール人の
ムステリアン文化でも(あるいはその変種たるシャテルペロニアン文化で
も)、つねに地域性と微少な揺れを伴っている。
総じて言えば、MSAとムステリアンとの違いよりも、MSA内、あるいは、
ムステリアン内の多様性のほうが大きい。そして、シャテルペロニアン文化
も当初はムステリアンの変種として登場し、その時期は8万年前ごろにま
でさかのぼる。ただ、この段階のシャテルペロニアン文化には後期旧石器的
要素はない。そこに後期旧石器的要素が入るのは、オーリナシアン文化が
ヨーロッパに入ってきたあとだ。もちろん、オーリナシアン文化が本当に、
解剖学的現代人のものなのかどうかは、まだまだ分からないことが多い。
プロトオーリナシアンというべきトルコとイラク国境のザクロス山系の文化
は、明確に、その地のムステリアンとの関係が深く、そこには、ネアンデル
タール人が住んでいたことが明確だ。もしかしたら、初期オーリナシアンの
一部がネアンデルタール人との混成で可能性がある。
それはさておき、後期旧石器文化というのは、遺伝的系統と無関係に伝搬
する。その例が、末期シャテルペロニアン文化ということだ。
ところが、この末期シャテルペロニアン文化は、やがてまたムステリアン
文化と同様の中期旧石器段階に戻っていってしまうわけだ。
アフリカにおけるMSAが、ときに後期旧石器文化的要素をみせつつも、
10万年前から、2万年前まで振り子が揺れるように振動しているのと
同じく、シャテルペロニアン文化もまた、ネアンデルタール人のムステリ
アン文化の中における振り子の一揺れと考えることができる。
後期旧石器文化は、文化であるから、遺伝系統と無関係に伝搬する。
伝搬はするが、石器製作などにおける本能をもつ個体が大多数であるような
集団においては、やがて、本能による行動が戻り、もとの中期旧石器段階
にもどってしまうわけだな。

簡単な話、たとえば、チンパンジーでも人間とともに暮らす動物園や、
研究所のチンプは、直立二足歩行をする頻度が野生のチンプに比べて
遙かに多い。彼らも、「苦労すれば」二足歩行は可能だからだ。
しかし、そのチンプを、もう一度野生に戻すことが行われて、何世代
かたつと、その二足歩行の頻度は普通の野生のチンプと同様のレベル
まで戻ってしまうということだ。

144 :出土地不明:2006/05/22(月) 23:41:04 ID:4tLbPBG1
>>141
> 人類が道具を作る知恵を「生得的に」持ってることくらい誰でも認めてるだろうが。
それが本能だろ。
そして、チンプも道具を作る。アリ釣りのためには枝を選んで、その枝から
葉を取り除き、そして、アリ釣りに適した形にしてから、使う。これは道具
作りだな。ついで、ナッツ割りをするときも、平たい石を選び、そして丸い
石を選び、そしてナッツ割りをする。しかも、それらの石皿と丸石は群の
中で伝承されているということもある。
しかし、圧倒的な違いは、チンプが石器を作れないということだ。
だから、チンプと人間との間には、石器を作る能力があるかないかという
ところに、圧倒的な違いがある。

さて、その大きな「越えられない能力の違い」は、当然チンプのゲノムと
人間のゲノムとの違いに基づくことは間違いない。
さて、そのときに、石器作りが「文化的なもの」と主張する人たちの考え
は、以下のようなものだ。
「よくわからないが、初期人類は道具製作を可能にする能力を獲得した」
というものだ。その道具製作の能力というのは、非常に曖昧でぼやけた
もので、なにか、一般的な「道具製作」に関わる知能なり能力なりという
ことだ。で、
「初期人類は、そのような道具製作を可能にする能力を持っていたので、
石器を作るようになった」
ということだ。
で、そこで問題になるのは、道具製作を可能にする能力というものが、
チンプのそれよりはずっと高度で石器製作も可能であるものであったわけ
だから、その分、人間の「一般的道具製作能力」とういものはチンプの
それとは、違う形で進化的に獲得された能力である必要があるわけだ。
では、そういうチンプのそれよりは、ずっと石器製作に向いた道具製作
能力というものは、どういう状況で、どういう理由で進化的に獲得され
たものなのか?という質問に対して、どう答えるか、ということだな。
おそらく、絶対に発見されないであろう250万年か300万年前ごろ
の、初期人類のつくった石器以外の人工物のようなものを仮定すること
になるのだろうか?石器を作り始める前段階に、たとえば、木工をして
いたか、動物の骨を使っていたか、あるいは、、ということだ。
もちろん、チンプのやっていたアリ釣りと同じことをしていたなら、その
アリ釣り用の枝の残りなんていうものがあったのだろうか?
そういう形で一般的な「道具製作能力で石器製作をも可能にする能力」と
いうものが獲得されて、そこから、石器製作が文化的なものとして実現
した、というシナリオになるのだろうか?
これは、絶対に証明もできないし、たんなる妄想でしかない。
考古学的に確実な証拠は、250万年前、ホモ・ハビリスが登場する
およそ50万年くらい前に、石器製作をするアウストラロピテクスの
一派が存在し、彼らが最初のオルドワン石器を作ったということだ。
だとしたら、その石器を作りだす能力がそのとき獲得されたということ
だ。それは、石器以外の道具をも作り出せるような「一般化された道具
製作能力」を獲得したから石器が作れるようになったのではなく、
石器製作専用の能力を獲得したということなのだ。だから、この能力は、
その後、250万年の間、変化することもなく、現在まで受け継がれている。
それと、その石器製作専用の能力は、ときに他の能力へと応用されつつ、
能力自体も変化し、より洗練された石器製作が可能になるような能力へ
と進化していったのだよ。


145 :出土地不明:2006/05/22(月) 23:53:59 ID:Ij2ErqqD
では、最初に石器製作をしはじめたアウストラロピテクスはどうして、
石器製作を可能にする能力を獲得していなかったにも関わらず、石器製作
ができたのか、ということになるだろう。石器製作をはじめる前に、最低
限のもっとも粗末なオルドワン石器を作ることができる能力が最初から
存在していたことになる。で、その能力は石器製作をするために獲得され
た能力ではなく、別に獲得された能力だったことになる。
では、その石器製作を可能にする能力であって、石器製作以外の必要性
から獲得された能力は、どういう能力でどういう形で獲得されたのか、
ということだ。これもおおむね明確に分かっている。
直立二足歩行を始めたのは、石器製作の200万年から300万年以上
前で、その結果として手でものを持つことができるようになった。
そして、平原で生活することの多かった直立二足歩行類人猿の中で、
その主たる食料として、平原での動物の死骸の腐肉食をはじめたものが
いた。その中で、石で、死骸の骨をわって骨髄を食べることをはじめた
ものがいたのだ。そのときは、石はただの石であった。最初は近くで
拾ったのだろう。そのうち、腐肉漁りのために死骸を探す前に手頃な
石を探しておいて、利用するものがいたわけだ。
骨を割って骨髄を食べるということは、チンプのナッツ割りをするのと
同じレベルだから、行動のレパートリーとしては可能な行動だろう。
しかし、ナッツ割りよりは遙かに強いインパクトのある打撃が必要だ。
そこで、その打撃の力が強い個体で、コントロールが正確な個体が、
選ばれる。事前の石探しが上手な個体が進化的に優位にたつ。
こうして、チンプにくらべて、石の持ち運びがずっと上手で、かつ、骨
を割るときの打撃が正確で十分な強さでできる個体が選択される。
ここまでの段階で、身体的能力や基本的な石選びの能力など石器製作に
必要な最低限の能力は、この中で獲得されていた。だから、石器製作を
はじめることができた。一度石器製作が始まれば、より石器が上手に
作れる個体が優位にたつので、それが淘汰圧となって、オルドワン石器
の形式が進化的に獲得された能力として固定される。そして、その能力
をもった個体群は、能力を持たない個体よりも動物性脂肪の摂取量が多く、
かつ、脳の発達に必要な栄養分もとれる。その状態が50万年程度続き
結果として、脳容積が600cc程度になる初期ホモ属が登場する。

146 :出土地不明:2006/05/23(火) 00:11:15 ID:g8A9/Zwh
>>145で述べたことは、決して絵空事ではない。
この石器製作能力獲得にいたるまでのシナリオは、いままでの考古学的な
発見で得られたものによって、十分に証拠づけられている。
まずは、石器製作が開始される以前から、動物がかみ砕いたのとは違う
形で割られた骨が散乱している遺跡が発見されている。その遺跡は当初
誤解されて、あの「2001年宇宙の旅」のオープニングのシーンに
利用されていたわけだ。
そして、このシナリオでは、直立二足歩行の確立(400年前まで)、
ついで、平原における動物死骸を食料とする腐肉食の始まりがあり、
ついで、石を利用した骨を割って骨髄を食べるということが始まり、
そして、最終段階として石器を利用した、より効率的な死骸からの
食料の獲得というところにつながり、その間に、特別なブレークスルー
を必要としない。また、このシナリオは、あきらかに100万年
スケールで進行し、進化的な淘汰によって、一ステップごとに進展し
ていったことが、全く問題なく理解できる。
さらにいえば、このシナリオの中に、このシナリオの前段階として、
あるいは、このシナリオの途中において、「より一般的な道具製作
能力の獲得」などというものが張り込む必要もなければ、余地もない。
だから、各ステップで必要な能力は、各ステップの直前に進化的に
獲得され、その能力が応用されて、次のステップに進むことが明確
に導き出される。
だから、石器製作能力は、決して一般的な「道具製作能力」などという
ものの一部であるということはなく、石器製作能力そのものが、進化的
に獲得され、その石器製作能力は、おそらく、後期アシューリアンの
時代まで、他の能力として応用展開されることもなかったのだ。
後期アシューリアンでは、あきらかに木工が始まる。この木工のための
能力がどういう形で獲得されたかについては、まだまだ考古学的に発見
された証拠が少なく、あまり明確な推定は不可能だ。
ただ、後期アシューリアンにおいて、おそらくはじめて石核の整形と
いうことが始まっていて、後期アシューリアンのハンドアックスの緻密
な細かい剥片剥離で得られる剥片は実用的に利用できる大きさではない
ので、そこではじめて、「削る」という概念が発達した可能性が高い。
ようするに、削って整形するという能力だ。前期アシューリアンを通じて
当初は、たんに剥片取り出しのための材料であった石核が、次第に、
実用的石器として使われるようになってきて、その段階でその整形と
いうことも始まった。その整形段階で、剥片として利用できない小さな
剥片を取り出すことで、より緻密な整形が可能であるという方向に
進歩していったことになる。そして、後期アシューリアンが始まり、
木工への応用がおこり、さらに、整形石核からの定型剥片剥離という
ルヴァロア技法へも展開していったことになる。
骨に対して、剥片剥離をしようとした間違った例もあることだから、
木材にもそれを応用し、当初は剥片剥離に近いことを適応しつつ、後
に「削る」ということが可能になったのだろう。

147 :出土地不明:2006/05/23(火) 00:29:17 ID:g8A9/Zwh
前期旧石器時代を通じての利用された石器の種類をみていこうか。
オルドワン石器の段階では、利用されたのは、間違いなく、石核から剥離
された剥片だ。その形状はいろいろあるが、基本的には鋭い刃をもってい
て、これで、動物の皮を切ることができた。日差しで乾燥した動物の死骸
の皮を切り、中の多少しめった状態の骨を取り出し、そのときに腱などを
切るのにも剥片石器は使われた。石核、あるいは未加工の丸石で骨を
割り、骨髄を食べるというのは、石器製作以前と同じ動作だった。ただ、
剥片石器の登場で、より取り出せる食料の量が増えたことは間違いない。
よって、この時代の主な道具は、丸石あるいは石核と、剥片石器という
ことになる。剥片石器は鋭い刃をもつという特徴以外は不定形である。
考古学者はこれを、スクレーパーとかビュランとかいろいろな名前で
分類しているが、その利用方法は同じであるから道具として剥片石器は
未分化であったと思われる。
前期アシューリアンが始まり、一つの石核から取り出される剥片の数
が増える。それとともに、自然に定型のハンドアックス型になった
石核もまた、利用価値が出てくる。剥片よりはずっと大きいので、力
の加減もしやすく、力のいるカッティングをすることが可能だ。
だから、前期アシューリアンの段階では、剥片石器と石核の転じた
ハンドアックスの二つが、主な道具である。
後期アシューリアンでは、剥片石器、そして緻密に整形されたハンドアックス
と、それから、おそらくハンドアックスで削ることで作られた槍などが
道具に加わる。そして、途中で、ルヴァロアポイントが登場する。
石器の種類は、およそ三種類くらいに増えることになる。
このあたりまでの石器の種類の増加は、とてつもなくゆるやかで、遅い。
200万年かけて、1種類の石器から3種類の石器に増えたということ
だ。さらに文化的な違いもなく、同じ一様な組み合わせの石器群がそれ
ぞれ50万年から100万年も続く。そしてどの石器も、その出現に
先立つ能力の前適応が説明できる。だから、このあたりはすべて本能的
に獲得された能力だということになる。
ネアンデルタール人のムステリアンや解剖学的現代人のアフリカなどに
おけるMSA段階になると、石器の種類は、数種類(おそらく10種類以下)
に増える。MSAではときどき石刃が含まれるときがある。剥片石器も、
必要に応じて、動物の皮をはぐスクレーパーや、ナイフ、木工用の道具
などに分化していく。さらに、地域差も出てくる。この段階で文化と
呼べる要素が出てくる。だいたい10万年前ごろから以降だ。
ただ、著しい発展ということはない。
ところが後期旧石器段階になると、突然石器の種類が膨大に爆発し、
かつ、骨角器が登場し、また、木工も精緻化し、組み合わせた道具など
も登場する。おそらく、道具の種類は、数十種類に跳ね上がる。
石器はあきらかに用途に応じて違う形になり、特殊化していく。
どのようなときにどのような形の石器が有効か、を考えて作っていると
いうことがわかる。だから、ここが創造性の始まりといえるわけだ。
それ以前は、いや後期アシューリアンまでは、前適応で得られた能力の
応用で作られた新しい石器以外のものは登場していない。すべては、
進化の法則にのっとっていて、それ以外ではないのだ。

148 :出土地不明:2006/05/23(火) 01:03:59 ID:BqVsnNXL
>>144-147
以上纏めると、人類の進化は、その道具たる石器の「進化」とそれにとも
ない可能になった行動の「進化」によって成り立っている。
剥片石器が始まった250万年前からおよそ50万年の間に人類は解剖学
的には恐ろしいほどの変化があった。体の変化だ。身長が100センチから
120センチ、せいぜい140センチ程度であった段階から、180センチ
近い高身長になった。つまり、アウストラロピテクス段階から、ホモ・
エルガスター(ホモ・エレクトス)への進化だ。体重はおそらく3倍以上
になった。ホモ・ハビリスを、アウストラロピテクスからホモ・エルガスター
への中間段階として位置づけるなら、体が大きくなるのに先行して、脳
容積が50%程度大きくなったということだ。ホモ・ハビリスや、あるい
は、ドマニシのホモ・エルガスターの小柄な個体は、アウストラロピテクス
のもっとも大きい個体の身長の範囲に収まる。
剥片石器の登場で、動物死骸からの栄養摂取の効率が飛躍的に高まり、
それによって、脳が大きくなったと同時に、石器製作の成功率が高くな
ったということだ。オルドワン石器は脳容積が十分に大きくなったホモ・
ハビリス段階(あるいはホモ・エルガスター)で確立する。
そして、その結果として、利用可能な動物死骸の範囲が広くなり、その
ことは、他の腐肉食の動物との競争原理から、高身長が必要になったわけ
だ。そして、他の腐肉食の動物に勝つためには、走る能力が必要になり、
そこで、現代人と基本的に同じプロポーションの身体が実現された。
身長180センチで体重が100キロ近い大型の哺乳類であるから、その
ための脳容積は当然900cc程度必要だったことは間違いない。
この進化は、「石器製作」がきっかけとなって起こった飛躍的な進化
だったわけだ。こうして、オルドワン石器が確立した200万年前か、
あるいは180万年前ごろから、人類の進化は完全な停滞期に入る。
アフリカを出て、地域的に拡散し、北はグルジア(ドマニシ)まで進出
また、アジアにはジャワまで進出。中国などにも進出していったが、
以降100万年以上の間、体の形も脳容積も、そして石器製作法自体も
ほとんど変化なくずっと同じ状態が続く。
以前も書いたように、オルドワンから前期アシューリアンへの変化は、
それほど大きな変化ではないと考えている。


149 :出土地不明:2006/05/23(火) 01:06:44 ID:BqVsnNXL
人類の進化は、ここで止まったといってよい。およそ180万年前から
50万年前まで、生活パターンも、道具も、行動原則もぱったり変化しな
くなるのだ。だから、そのまま終わってしまったのが、アジアにおける
ホモ・エレクトスだろう。彼らは数万年前まで存在したことはたしかだが
全く200万年前とくらべて、本質的な進化はしてないのだから。
本質的な変化は、50万年前の後期アシューリアンとともに起こる。
木工、緻密なハンドアックス、ルヴァロア技法。そして、おそらく、火の
使用。また、これらにともなう、穴居生活と、ベースキャンプの登場。
この50万年前の大きな変化が、その後30万年程度の間で、脳を大きく
させる。だいたいここでも50%程度脳が大きくなる。
この50万年の間の著しい脳の肥大は、おそらく人間の社会生活そのもの
の大きな変化と関係している可能性がある。言語の獲得もこの前段階で
現代的なものになりつつあったはずだ。160万年前のホモ・エルガスター
は音声言語がそれほど得意ではなかったことが、脊髄の神経束の太さから
推定されているが、50万年前の祖先を共有するネアンデルタール人も、
解剖学的現代人もともに十分な音声発話能力をもっていた。
槍をつかった大型動物の狩猟が始まったのもこのころだ。このころ人類
は、社会的な知能が大きく進歩した可能性が高い。道具の種類も、3種類
の石器と2,3種類の木器、さらにルヴァロアポイントをつけた槍など
もふくめて、種類が増え、火の使用と穴居生活やベースキャンプなどで
生活が非常に複雑になったはずだ。それを処理するために脳が大きくなる
必要があったのだろう。さらに、脳の肥大化を可能にする量の栄養摂取が
可能になったのだろう。
この50万年前以降の脳の拡大によって、現代人に必要な脳の認知能力、
社会的知能、高度な思考能力などもすべて整い、20万年前には、アフリカ
でホモ・サピエンス(解剖学的現代人)とヨーロッパでほぼ同様の能力を
もつネアンデルタール人が登場したことになる。
だから、20万年前のオモ1は、現代に生まれてきても、現代人と全く
同じ生活が可能で、それを習得し、こなす能力をもっていることになる。
ただ、現代人以上の能力もある。それが、ルヴァロア技法などの石器製作
技術をふくむものだ。他にもあるかもしれない。
そして、その「現代人以上の能力」の部分が、実際には、彼らが現代人
的に行動するようなブレークスルーを起こさせなかったものなのだ。
十分な思考能力をもち、十分な認知能力をもっていて、十分な社会的
知能をもっていたのだが、その「よけいな部分」がつねに彼らの発展を
阻害することになる。そして、それから解除されるのに15万年を
要したということだ。
その解除は、本能からの脱却で、本能を司る遺伝子が、機能不全を
起こす必要があった。部分的には用意されていたが、20万年前の段階
では、必要であったもので、中期旧石器段階では必要性があやしくなり
はじめた遺伝子。SNPの偏り具合から、解剖学的現代人の進出していった
それぞれの地域で、別個に、この「本能が機能不全になる」状況が発生
し、それが、それぞれの地域で、別個に後期旧石器文化の段階に入って
いった理由なのだ。

150 :出土地不明:2006/05/23(火) 22:33:36 ID:ZvHGr0ad
>初期人類は、そのような道具製作を可能にする能力を持っていたので、
>石器を作るようになった」
>ということだ。

そうだよ。それは決して石器製作本能ではない。
なぜか?
道具作りの能力は、おも前頭前野の拡大によってもたらされたが、
前頭前野の著しい特徴に、その汎用性がある。
つまり、そこで獲得した能力は、決して特定の石器を製作するようにプログラムされたものではなく
木工具や繊維製品を作ることにも容易に転用されえたのだ。
だからこそ、石器製作本能など存在しないのだ。


151 :出土地不明:2006/05/23(火) 22:42:42 ID:ZvHGr0ad
鬼塚は、どうも、ピンカーあたりの著書を読み間違えて、非常に人間の特性を勘違いしているように思われる。
ピンカーは「人間の脳は汎用コンピュータではない」をスローガンにして、
フェミニストなど一部の環境決定論者が唱えた極端な環境説に反駁している。
もちろん、男女の違いがもっぱら環境によるものだと唱えた勢力が、実際そんな大きな影響力を持ったことはないので、
いわば、ピンカーは、閑居論者の中で最も程度の低い連中をこてんぱにたたくことによって自らの優位性を誇大に強調すると言うレトリックがあるのだが、
実際、ピンカーの触れている能力は、多くは前頭前野にはかかわらない部分であり、
彼の言う本能や、生得的な部分が大きいのはむしろ当然である。
なるほど、そういう意味では人間の脳は汎用コンピュータではないというのは、あたってはいる。
しかし、ひとたびかれのあまり言及しない前頭前野に焦点を当てると、
本来汎用性のない脳に、最大限の汎用性を与えるように、機能したいることがわかるであろう。
道具の使用は、おもに前頭前野の影響下にある。
ピンカーの議論を当てはめるのは、検討はずれであろう。

152 :出土地不明:2006/05/23(火) 22:55:47 ID:ZvHGr0ad
>だから、20万年前のオモ1は、現代に生まれてきても、現代人と全く
>同じ生活が可能で、それを習得し、こなす能力をもっていることになる。
>ただ、現代人以上の能力もある。それが、ルヴァロア技法などの石器製作
>技術をふくむものだ。他にもあるかもしれない。
>そして、その「現代人以上の能力」の部分が、実際には、彼らが現代人
>的に行動するようなブレークスルーを起こさせなかったものなのだ。
>十分な思考能力をもち、十分な認知能力をもっていて、十分な社会的
>知能をもっていたのだが、その「よけいな部分」がつねに彼らの発展を
>阻害することになる。そして、それから解除されるのに15万年を
>要したということだ。
>その解除は、本能からの脱却で、本能を司る遺伝子が、機能不全を
>起こす必要があった。部分的には用意されていたが、20万年前の段階
>では、必要であったもので、中期旧石器段階では必要性があやしくなり
>はじめた遺伝子。SNPの偏り具合から、解剖学的現代人の進出していった
>それぞれの地域で、別個に、この「本能が機能不全になる」状況が発生
>し、それが、それぞれの地域で、別個に後期旧石器文化の段階に入って
>いった理由なのだ。

この辺からまったく鬼塚の妄想に入る。(それ以前の長文は、単なる鬼塚による叙述である。もちろん石器本能の証拠になるような話はまったくない)
オモ1が現代人以上の能力を持ち、それゆえに創造性が花開かなかったというなら、オモ1は現代に適応できない。
オモ1が現代に適応できたのなら、石器遺伝子(あるいは現代人以上の能力)が、現代人としての創造性の妨げになるというのは、
まったくの口からでまかせである。
以前サピエンスの脳の「縮小」について鬼塚は口からでまかせを言っていた。それと同類である。
もちろん鬼塚の言うとおりなら、5万前からサピの脳は縮小していなければならない。
事実は2万年前のクロでも、現代のエスキモーでも、脳の縮小は見られない。
エスキモーに、石器遺伝子は明らかに存在しない。
ルヴァロワ石器の製作には、なんら石器製作遺伝子を必要としない。
明らかな事実からは、石器遺伝子なるものは最初から存在しないことを物語っている。

153 :出土地不明:2006/05/23(火) 23:09:04 ID:ZvHGr0ad
>この50万年前以降の脳の拡大によって、現代人に必要な脳の認知能力、
>社会的知能、高度な思考能力などもすべて整い、20万年前には、アフリカ
>でホモ・サピエンス(解剖学的現代人)とヨーロッパでほぼ同様の能力を
>もつネアンデルタール人が登場したことになる。

この点は鬼塚を評価しよう。
一部の原理主義者みたいに、ネアンをさしたる根拠もないまま、極端に獣的な人類であると断定していないからだ。
その点については同意する。
しかし、鬼塚の石器本能説が、もともとは、原理主義者からヒントを得たために、
鬼塚のスタンスと合致せず、矛盾をきたしているのは明らかである。
それは、オモ1をどう評価するか、シャペルテロニアン文化をどう評価するかに、露骨に表れている。
普通、原理主義者はシャペルテロニアン文化、特にその中に見られる装飾品について、
「多分クロの集落から拾ってきた」くらいにしか考えないのである。
逆にネアンの知的レベルを評価する立場からは、ネアンもまた、クロとそれほど変わらない能力を持っていた証拠と考える。
率直に言って、、後期旧石器をもっぱら石器遺伝子の破壊から説明する立場では、
(石器遺伝遺伝子が破壊されていない)ネアンに、このような工夫が見られるのは、明らかに具合が悪いであろう。
鬼塚はレトリックが好きだから、どうせ長々と空想を重ねるのだが、
所詮石器製作本能を仮定するゆえの、言い訳に終始しているといえる。い。

154 :出土地不明:2006/05/24(水) 23:30:13 ID:+pu3/8yO
>>153
後期アシューリアン以降の解剖学的現生人、およびネアンデルタール人に
ついては、おそらく20万年前ごろの脳容積などが現代人の水準を超える
段階に達したときに、現代人のもつほぼ全ての能力を有していたと述べた。
したがって、彼らは、状況が許せば、現代人と、なんら変わりない生活が
できるということだ。
したがって、彼らの間から、現代人的な行動様式が現れるのはしごく当然
なことで、それが、MSAにおける石刃技法の断続的な存在(数千年ごとに、
出ては消え、消えては出てを繰り返す)、および、7万年前ごろからの
装飾品をつくるなどの象徴的な行動(ダチョウの卵の殻で作ったビーズ
など)もあるし、こうしたものの中に、ネアンデルタール人の末期シャテ
ルペロニアン文化も位置づけられるということだ。
さらに、10万年前から後の時代は、解剖学的現生人でも、ネアンデル
タール人でも、地域差が現れる。それぞれの地域ごとに製作される石器
の作り方に違いがあり、また道具の種類や構成に違いが出てくる。
まさに、文化的な違い、あるいは文化的な進展が見られるわけだ。
このことは、あきらかに、10万年前以降の解剖学的現生人とネアンデ
ルタール人が、現代人的思考を行い、かつときに工夫し、文化を発展させ
る能力を有していたことを明確にしめしている。
発見される遺跡が少ないこともあって、50万年前から10万年前までの
間、この人類の二種類(あるいは二つの亜種)がどう発展してきたかにつ
いては、はっきり分からないことが多いものの、10万年前以前において、
このような文化的な萌芽をみせることは現在までのところしられていない
ので、解剖学的現生人、およびネアンデルタール人は両者ともに20万年
前から10万年前までの間に、このような文化を創り出す能力を発展させ
てきたと考えられる。
問題は、これらの文化的な萌芽とも思える行動様式が、なぜ、数千年のうち
に滅び去るのか、ということだ。
アフリカでは、これらの行動は10万年前ごろの石刃技法や細石器を含む
文化層 HPの出現があり、また7万年前にはダチョウの卵の殻のビーズ
製作がある。それから5万年前にも同じ行動が見られる。これらは、解剖学
的現生人のものと考えられる。しかし、どれも、地層からみて長く見ても
3千年程度の間に、消滅する。それよる古い層のMSA段階に戻っていく。
ネアンデルタール人の末期シャテルペロニアン文化については、後期旧石器
時代的な様相をもつ遺跡で、その直前に明確な後期旧石器文化である、
オーリナシアンの層が見られるので、シャテルペロニアン文化が、末期段階
で、オーリナシアン文化から影響をうけたことは間違いないが、しかし、
ネアンデルタール人は、たしかに、後期旧石器時代的文化を学ぶことができ、
それを、長くて3千年ほどは保持することができたということが分かる。
しかし、その後、シャテルペロニアン文化層の上には、もとのムステリアン
文化層が覆い被さるのである。

155 :出土地不明:2006/05/24(水) 23:42:09 ID:+pu3/8yO
本格的な後期旧石器文化は、オーストラリアに移住した解剖学的現生人で
6万年前。そして、中近東北部に移動したプロトオーリナシアン文化で、
5万年前ごろ。さらにそれがヨーロッパに入ってオーリナシアンとなる。
その他の地域でも、3万年前ごろから後に、後期旧石器文化の段階に入る。
アフリカではだいぶ遅れて2万年前以降になろう。
時代的には数万年の開きがあり、またそれぞれが独立に起こったようにみ
られる。
そして、重要なことは、これらの、「完全に後期旧石器文化に移行したところ」
では、その後、それ以前の段階に後戻りすることはなかった。
それどころか、後期旧石器文化段階に移行したところでは、その後、ます
ます文化が発展し、洗練され、道具の種類が爆発的に増えて、あきらかに
それまでとは違う文化的、技術的な爆発が起こっている。
さらにいえば、地域による違いはあるものの、どの地域でも、骨角器の
利用、道具の種類の増大、そして、芸術的象徴活動などがワンセットで
現れるわけだ。
解剖学的現生人に限っていえば、このようにワンセットで後期旧石器文化
的なものが現れるのは、後期旧石器文化に入ってからで、それ以前に於いて
は、石刃技法があらわれ、別のところでビーズが現れ、別のところで道具
の種類の変化があり、とばらばらであるが、後期旧石器文化に移行した段階
でおおむねどこでもワンセットで、後期旧石器文化に移行したことがわか
る。
ネアンデルタール人については、オーリナシアン文化の影響がほぼ確実で
あるため、後に崩壊した後期旧石器文化としては例外的に、ワンセットで、
これらの後期旧石器文化的なものが現れている。石刃技法と、骨製のペン
ダントである。

重要なことは、本格的に後期旧石器時代に突入する前の段階では、部分的
に後期旧石器文化的なものが散見されるものの、それはつねに部分的であり、
そして、およそ3千年ほどで消滅しているということだ。
この揺り戻しについて、これまでの学説では、説明が全くなされてこなかった
ということだ。

156 :出土地不明:2006/05/24(水) 23:55:29 ID:+pu3/8yO
文化的な発展には、最初に生み出すことの難しさということはあろうかと
思う。最初に革新的な方法論を生み出すことは難しく、いったん革新的な
方法が生まれると、つぎからつぎから革新的なものが続くということが
ある。本格的に後期旧石器文化に移行したときにはそういうことがおこって
いるように思われる。いったん「ルビコン川」を渡れば、そこから先は
どんどんと発展できるというものだ。
オーリナシアンの影響が現れるまでの間、ネアンデルタール人は、たしか
に後期旧石器文化的な要素をもつ文化をもつことは無かったので、ネアンデ
ルタール人にとって、最初にルビコン川を渡るのは難しかったのだろう。
しかし、ひとたび渡ってしまったら、そこから数千年、その新しい形式を
保持し、また、初期に影響をあたえたオーリナシアン文化そのものとは
違う方向に発展させることもできた。しかし、滅びた。
他の解剖学的現生人のMSAの中におこる後期旧石器文化的要素もそうである。
一度ルビコン川を渡ってしまえば、という要素がある。
しかし、現実にわかっていることは、ネアンデルタール人のシャテルペロ
ニアン文化でも、MSAの中に現れる後期旧石器文化的要素も、およそ3千年
であとかたもなく消滅する。
これをどう説明するのか。
これらの説明はこれまでの、二つの有力な説明方法では非常に難しいことを
示そう。

1)人類は20万年前ごろの段階で完全に現代人的な行動様式をもつだけ
  の能力を備え、革新的な能力をもつまで進化していた。

この説では、たしかに、後期旧石器文化段階に移行したあとのことは、非常
にうまく説明できる。しかし、この説では、現生人のMSAの中で発生する革新的
要素があとかたもなくほろびる理由が説明できない。さらにいえば、10万年
前ごろから、完全に後期旧石器文化段階に移行するまでの間と、後期旧石器文化
に移行したあとの加速的進歩との違いがなんなのか、を説明することもできない。

2)脳内の神経系に関する突然変異が起こったことで、人類は革新的になった。

もちろん、この説は1)と同じく後期旧石器文化に移行したあとのことは、
説明できるが、それ以前の散発的な後期旧石器文化的様相の発生を説明でき
ないし、また、ネアンデルタール人が、末期シャテルペロニアン文化で、
後期旧石器文化的な様相をもっていたことを説明できない。さらに、後期
旧石器時代への移行が、地域でばらばら、その時代も数万年の開きがある
ことが説明できない。

157 :出土地不明:2006/05/25(木) 00:12:16 ID:6Q//BwR1
私の視点は、「なぜ発展したか」を見るのではなく、「なぜ発展が止まり、
もとに戻ってしまうのか」という点に着目したことにある。
およそ10万年前からおよそ5万年前までの間、後期旧石器文化的な行動
が散見されるのは、また、この時代のMSAに地域差、あるいは多様性がある
のは、まぎれもなく、MSA段階の解剖学的現生人が文化を生み出す能力を
もっていたこを示すが、それが、もとの文化の失われた状態に戻る理由。
これが、「本能への回帰」であると考えたわけだ。
石刃技法が「発明」されたとする。これは本能的に獲得された技術では
ないので、習得の必要がある。最初に発明した個体は、それまでの洗練
された石器を作ることに障害をもつ学習障害者だったかもしれない。
学習障害をもった個体は、苦労して自分だけが実現できる技術を獲得
したとする。周囲の学習障害を持たない個体も、その「発明された技術」
が十分有益であることが分かったので、以降、しばらくの間、この技術
は継承される。そのような場においては、学習障害者をもつことは、
けっして不利ではなく、そこで、ある程度の学習障害者のもつ遺伝的な
変異が周囲に拡散することもある。そこで、その地域では、進化的に獲得
された技術を一時的に放棄し、新たな発明である石刃技法が普及する。
しかし、周囲の部族は、「健常者」である。また彼らは学習障害の遺伝子
をもつ個体がきわめて少ないので、近隣との交配によって、やがて、
一時的に頻度の高まった学習障害遺伝子は、ふたたび頻度が減る。それと
ともに、周囲の進化的に洗練された保守的な技術に飲み込まれる。
これがだいたい3千年たつと、周囲に取り込まれて、結局、一時的に
現れた後期旧石器時代的要素は排除されるわけだ。
学習障害を持たない個体にとっては、発明された石器技法を学習するのが
たとえ困難でないにしても、進化的に獲得された洗練された学習能力で
獲得できる技法のほうが遙かに簡単に習得できる。そのポテンシャルに
より、発明された技術は、やがて失われるというわけだ。

シャテルペロニアン文化の場合は、多少状況が違うかもしれない。
オーリナシアン文化との接触で、その有意性を十分に認識したネアンデル
タール人が、この後期旧石器文化を取り込み、そして、その「有用性が
機能している間」は、継承された。しかし、彼らはおそらく周囲の別の
ネアンデルタール人に、自分たちの文化を継承させることなく、あるいは
その有用性を理解させるほどの密接な関わりをもつことなく、絶滅した
のだろう。よって、その後、シャテルペロニアン文化の継承者はいなく
なり、その後は、ムステリアン文化のみの状況になったわけだ。


158 :出土地不明:2006/05/25(木) 00:23:38 ID:6Q//BwR1
とはいえ、解剖学的現生人の間には、ある程度の頻度で学習障害者の遺伝子
が存在する。その頻度は、ときに増え、ときに減る。そして、アフリカから
出た人々は、アフリカに残った人々に比べて、その人口のサイズが圧倒的に
小さかった。そこで、遺伝子頻度の浮動が顕著に起こると、ある段階で、
学習障害者が多数となることがある。それ以降、後期旧石器文化に移行
せざるを得ない状況になるわけだ。
オーストラリアに向かった人々は、途中途中で脱落者をだしつつも、海
をわたり、オーストラリアまで到達した。だから、その数は少数であり、
また、彼らは、非常に革新的であることが奨励された。そこで保守的な
技術よりもより多様性をもつことのできる革新的技術をもつことが重要
だった。その中では、保守的な技術の学習障害者は進化的に優位にたつ。
だから、現在まで知られているかぎりで、もっとも早い段階で、後期
旧石器文化の段階に突入し、オーストラリアに到達した段階で、それが
花開いたのだ。トルコとイラクの国境地帯のザクロス山系に移動した
プロトクロマニョン人もまた、アフリカとは異なる寒冷な気候へ対応
しなければならず、また、現地のネアンデルタール人のもつ文化にも
影響をうけて、新しい革新的な技術を多産する必要があった。古い技術
に固執することが許されず、また、人口のサイズも小さかったので、
ここでも、学習障害者が進化的に優位にたった。
しかし、アフリカは、氷河時代を通じても、解剖学的現生人の人口がもっ
とも多く、さらに気候の変動も、小さく、なによりも現生人の故郷であっ
たため、それほど革新的である必要がなかった。遺伝子的な浮動もおこり
にくく、よって、幾度か小さな部族の中で革新的な人々がいたにしても、
周囲に飲み込まれ、後期旧石器文化に移行するのが遅れた。それでも、
もっとも南端部に近い南アフリカのあたりで、まず後期旧石器文化への
移行が始まり、それがアフリカ全土に広まったのである。

159 :出土地不明:2006/05/25(木) 00:31:12 ID:6Q//BwR1
オーストラリア、中近東ザクロス山系、アフリカ南部以外のことは、まだ
よく分からない。おそらく、mtDNAから分かる人類の移動の経路などから
考えて、もう一つ、インド南部から東南アジアにかけての部分で後期旧石器
文化への移行が起こったように思われる。おそらく3万年前ごろではないか。
中近東北部ザクロス山系のプロトクロマニョン人は、そのままヨーロッパへ
向かうものと、そのあたりにとどまった人々がいて、ヨーロッパに入ったもの
たちは、そのまま、ヨーロッパにオーリナシアン文化をもたらした。
それが、ネアンデルタール人の中でもっとも先進的であったシャテルペロニアン文化
をもつ人々と接し、後期旧石器文化的要素をもつ末期シャテルペロニアン文化を
産みだした。
中近東北部にとどまったプロトクロマニョンの一派は、3万年前ごろには、新たに
グラヴェッチアン文化を生みだした。これがシベリアからヨーロッパまで拡散
していった。オーストラリアの人々の一派は、3万年から2万年ぐらい前に、
海洋民族となって、日本列島に至り、そこで、日本列島の後期旧石器文化をもつ
人々(インドからの移住者)と一緒になって、北方へ進み、シベリア東部から
きた続グラヴェッチアン文化をもつ人々と合流し、そのままアメリカ大陸
へと渡った。
こうして、後期旧石器文化は、最終氷期の間、全世界へと広がったのである。

160 :出土地不明:2006/05/25(木) 00:34:05 ID:6Q//BwR1
>>150
> 道具作りの能力は、おも前頭前野の拡大によってもたらされたが、
> 前頭前野の著しい特徴に、その汎用性がある。

で、アウストラロピテクス・ガルヒの前頭葉ってどういうふうになって
いたのかな?復元骨格図などみたことあるか?ありゃ、まんまチンプだ。
ガルヒの前頭前野が仮に非常に発達していたというなら、なんのために
発達したのか、そして、チンプはなぜ、過去50万年の間に石器製作
に至らなかったのか。そのあたりの事情を説明してほしいものだ。

161 :出土地不明:2006/05/25(木) 00:41:23 ID:Kf01KAYO
>>150
ついでだが、250万年前というと、基本的にアウストラロピテクスの時代だ。
で、このころ、すでに、アウストラロピテクス・アフリカヌスなどのいわゆ
る華奢型と、後のパラントロプス系につながる系統の二種類がいたわけだな。
で、パラントロプス系は、石器製作を行っていた証拠が全くないのだ。
骨をつかって掘り棒にしていた例はあるようだが。
解剖学的には、手の構造、二足歩行の仕組み、さらには脳容積などから
しても、パラントロプス系につながる頑丈型アウストラロピテクスと、
後のホモ属につながるとされる華奢型アウストラロピテクスもほとんど
全く違いがないとされている。違うのは、顎と歯の発達と、それを動かす
筋肉の違いだ。
もし、道具を作り、石器を作り出す能力が、250万年前の初期オルドワン
石器を作り出した華奢型アウストラロピテクスにも有ったというなら、
なぜ、パラントロプスは石器製作をしなかったのか。なぜ、石器製作は、
華奢型アウストラロピテクスの一部(おそらくガルヒ)に始まり、そして
ホモ・ハビリス、エルガスター、およびエレクトスに継承さる方向だけで
発生したのか?
そのあたりをご説明ねがいたいものだな。

162 :ローカルルール:2006/05/25(木) 12:58:41 ID:kdltwL59
鬼の言い分は、タワゴト以外の何物でもない。このヴァカは考古板の癌。

          || ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄||
          ||  鬼塚は   。    ∧_∧  いいですね。
          ||   スルー  \ (゚Д゚,,)
          ||________⊂⊂ |
  ∧ ∧    ∧ ∧    ∧ ∧    | ̄ ̄ ̄ ̄|
  (  ∧ ∧ (   ∧ ∧ (  ∧ ∧ |      |
〜(_(  ∧ ∧ __(  ∧ ∧__(   ∧ ∧ ̄ ̄ ̄
  〜(_(  ∧ ∧_(  ∧ ∧_(   ∧ ∧  は〜い、先生。
    〜(_(   ,,)〜(_(   ,,)〜(_(   ,,)
      〜(___ノ  〜(___ノ   〜(___ノ

レスした者も共犯者とみなすよ。しっかり無視しろ。

163 :出土地不明:2006/05/25(木) 21:36:39 ID:QCD/s3zd
>私の視点は、「なぜ発展したか」を見るのではなく、「なぜ発展が止まり、
>もとに戻ってしまうのか」という点に着目したことにある。
>およそ10万年前からおよそ5万年前までの間、後期旧石器文化的な行動
>が散見されるのは、また、この時代のMSAに地域差、あるいは多様性がある
>のは、まぎれもなく、MSA段階の解剖学的現生人が文化を生み出す能力を
>もっていたこを示すが、それが、もとの文化の失われた状態に戻る理由。
>これが、「本能への回帰」であると考えたわけだ。

やれやれ、今度は本能への回帰か(苦笑)
文化の退歩など、前近代にはいくらでも見られる。
たとえば、マヤ文明やインダス文明は、いったん都市文明の段階まで発達した後、
原因不明の理由により次々に都市が放棄され、元の密林や砂漠に戻ってしまっている。
欧州ではローマ帝国が崩壊した後、都市や商業、貿易が衰退し、いたるところで、農村化現象が起きた。
中国では宋の時代に、水力時計や水力紡績機が発明され、鉄生産量は産業革命のイギリスよりも多かったが、
その技術は忘れられ、500年後にこの国を訪れたヨーロッパ人をして、
「この国の国民がかつて独自に脱進機のついた時計を発明していたとは、到底信じられない」と
述懐せしめている。

164 :出土地不明:2006/05/25(木) 21:47:21 ID:QCD/s3zd
もっと古い時代についてあげよう。タスマニア原住民は、かつて弓矢、釣り針、骨角器を使用し、
漁労を行っていたが、ある時期からそれらの技術を失い、漁労を行うことをやめていたことが、
考古学的証拠から明らかである。18世紀に彼らとはじめてであった、欧州人は、タスマニア人が
魚を示しても食べようとしないことを記録している。
オーストラリアのアボリジニも、かつては弓矢を使っていたらしいが、現在では失われている。
土器は、ポリネシアの全域で、使用を放棄された。
アイヌも、北千島などごく一部を除いて、土器の使用を放棄している。
エスキモーの一部にも、弓矢、カヌー、家畜の使用を放棄した種族が存在する。
鬼塚はこれらを、本能への回帰というのだろうか(笑)

165 :出土地不明:2006/05/25(木) 21:59:45 ID:QCD/s3zd
>文化的な発展には、最初に生み出すことの難しさということはあろうかと
>思う。最初に革新的な方法論を生み出すことは難しく、いったん革新的な
>方法が生まれると、つぎからつぎから革新的なものが続くということが
>ある。本格的に後期旧石器文化に移行したときにはそういうことがおこって
>いるように思われる。いったん「ルビコン川」を渡れば、そこから先は
>どんどんと発展できるというものだ。

そうですねえ。そして、それが遺伝子の破壊によるという証拠は何一つ存在しない。
ひとつ面白い例を挙げよう。
イギリスでは、特許制度は17世紀はじめから整備されたが、その程度を見ると、
18世紀半ばでは10年ごとの特許件数はせいぜい10件から20件くらい、時期によっては、
数十年にもわたって、1件も特許が出ない時期もあって、時代によって技術革新が加速しているような、
傾向は、まったく見られない。
ところが1760年代から、突然特許の件数が増加するとともに、毎10年ごとの特許件数がうなぎのぼりに伸びてゆくという
驚くべき変化を示す。
鬼塚流の考えたかであれば、このころイギリス人に、何か本能の破壊でもあったのかと、思わせるような変化である。
もちろんそんなナンセンスなことを考えた人間は幸いにもいないわけであるw

166 :出土地不明:2006/05/26(金) 12:47:58 ID:ioNeswgZ
鬼は、一切スルーしろよ。狂人に何言っても無駄。

167 :出土地不明:2006/05/26(金) 22:06:19 ID:wXEjxVNK
> 文化の退歩など、前近代にはいくらでも見られる。
この点について、いかにももっともらしいようで、実際には、後期旧石器
文化の始まり、あるいは、その萌芽とみられる文化(これは文化とよぶ
べきものだが)の崩壊、あるいは、中期旧石器文化への後退については、
当てはまらない。

現在、ジャレッド・ダイアモンドの Collaps (邦題「文明崩壊」)を
読んでいるのだが、文明の崩壊、あるいは衰退というものは、一般に、
環境悪化や、環境の浪費などで起こり、それに伴う飢餓と、戦争状態、
そして、人口の減少によって文明が維持できなくなることで崩壊へと
つながる。
さらに、たとえば、ポリネシア人の太平洋への移住やタスマニア人などの
例からすれば、一般に、少数の人口しか支えられない環境へ移住した人々
は、もともと持っていた文化を棄てて、たとえば、農耕をしていたポリネシア
人も、農耕が維持できない環境に入り込んだ場合に、農耕をしなくなるなど
がある。これらも文化の衰退、後退と呼べるだろう。
重要なことは、一般化していえば、人口減少、あるいは少ない人口での
特定の地域への移住で、移住先が文化、文明を支えきれないときに文化、
文明の放棄が行われるわけだ。

ところが、後期旧石器文化の始まりは、全くその逆が起こっているのだ。
人口がもっとも多く、環境的としても温暖で暮らしやすかったアフリカに
おいては、後期旧石器文化的萌芽がいくどとなく崩壊し、一方で、アフリカ
を離れて、非常に少人数で移住した先、しかもそこがアフリカよりもはる
かに環境として難しい状況になったときに、逆にそこで後期旧石器文化が
しっかりと根付き、そこからあとには後退していない。
ようするに、一般的な、文化・文明の崩壊と全く逆のことが起こっている。
このようなことを注意せずにいると、まったくナンセンスな反論しかでて
こないわけだ。
一足飛びにいえば、解剖学的現生人がアフリカを出て、世界各地に渡り、
その中で、その渡った先で、それぞれが後期旧石器文化を定着させたのに
対して、アフリカに残ったものたちは、後期旧石器文化を定着させるのに、
数万年遅れる、ということが起こっているのは、まさに、進化的な適応で
あることを示唆する。これは、普通の動物の新しい地域への移住や拡散と
その地域における適応というのと本質的に一致している。動物においても、
環境の変化がない原産地にいる動物は大きく変化せず、拡散していった先
の動物は、適応的に進化する。

後期旧石器文化になって以降の人々は、逆のパターンを取る。
拡散していった先で、適応できずに、もともと持っている文化を棄てると
いうことだ。しかも、適応というよりは、一般には、移住先の土地の
キャパシティを越えて森林伐採や野生動物の乱獲によって環境破壊し、
その結果が、文明の崩壊につながっている。

したがって、集団遺伝学的にみて、後期旧石器文化を定着させた人々は
間違いなく、「適応的に、進化」したことになる。ただし、その進化は、
あくまでも、SNPの頻度を著しく変化させただけであり、突然変異が新たに
起こったということではない。

168 :出土地不明:2006/05/26(金) 22:58:24 ID:f0ZUsoG7
>重要なことは、一般化していえば、人口減少、あるいは少ない人口での
>特定の地域への移住で、移住先が文化、文明を支えきれないときに文化、
>文明の放棄が行われるわけだ。
>ところが、後期旧石器文化の始まりは、全くその逆が起こっているのだ。
>人口がもっとも多く、環境的としても温暖で暮らしやすかったアフリカに
>おいては、後期旧石器文化的萌芽がいくどとなく崩壊し、一方で、アフリカ
>を離れて、非常に少人数で移住した先、しかもそこがアフリカよりもはる
>かに環境として難しい状況になったときに、逆にそこで後期旧石器文化が
>しっかりと根付き、そこからあとには後退していない。
>ようするに、一般的な、文化・文明の崩壊と全く逆のことが起こっている。

この辺のところからして大嘘ですね。中国にしても欧州にしても、
全地球レベルで見ればその当時最も人口が密集し、暮らしやすかったまさにその地域において、
文明の交代が起きている。したがって、人口が多かったアフリカにおける「旧石器文化の後退」(あくまで鬼塚の説による)
と、むしろ本質的には似ているではないかw
屁理屈もたいていにしてもらいたい。
大体、歴史時代における文明の後退とまっさかさまだとか、知ったかぶりのえらそうなことを鬼塚はいうが、
旧石器時代の人口統計や文化の推移についてどれほど正確なことがいえるのか?
少なくとも歴史時代とは比較にならないほど資料は貧困だし、
その経緯は本当のところわからない点が多すぎる。
結局、鬼塚は、旧石器時代については史料が貧困なのをいいことに勝手なことを言っているに過ぎない。

169 :出土地不明:2006/05/26(金) 23:10:19 ID:f0ZUsoG7
しかし、鬼塚もよくこんなご都合主義のいい加減な議論ができるね。
鬼塚は、現代人に石器本能が見られないの理由として、
石器本能があれば創意工夫が妨げられるからだという。
にもかかわらず、石器本能があっても、後期旧石器の萌芽がでるんだそうな
オモ1は現代人に適応できるんだそうな。
ならば、石器本能は創意工夫をさまたげないし、淘汰される理由がない。
にもかかわらず、現代人には誰一人石器製作本能を持つものはいない。
これは明らかに矛盾である。このような矛盾が生ずるのは、石器製作本能が存在するという前提が間違っているからである。
本当のことを言えば、ルヴァロワ石器は石器本能がなくても簡単に習得できる、
という事実だけも、石器本能は否定されるのである。
結論をいうと、鬼塚の議論は何重にも否定できる虚妄なのである。

170 :出土地不明:2006/05/26(金) 23:39:11 ID:zcyJQPHO
>>168
いや、アフリカの人口と、それ以外の地域での人口では圧倒的な違いが
あったことは、昨今の遺伝子解析(mtDNA解析)で分かっている。
数百人程度の人々が、数十人ずつのバンドに分かれて、移動をしていた。
そういう少人数の場合は、遺伝子頻度の浮動が大きい。一方、アフリカ
は、数万人程度の人々がいたはずだ。
しかも、解剖学的現生人の段階では、非常に広範囲の交易網ができている。
ようするに、アフリカは多くの人口がいて、かつそれが互いにネットワーク
でつながっていた。
現代的な感覚でいえば、そういう広範囲なネットワークが存在していて、
物流があったなら、文化交流もありそうなもんで、そういう文化交流が
あるときには、一つの地域で革新的な文化が生まれたら、それが他に
伝搬する、ということが起こるはずなんだが、ところが、アフリカでは
そうではなかった。部分的に後期旧石器文化的なものが現れると、しばら
くして、それが消滅する。周囲に伝搬しない。

後期旧石器文化に入って以降、ヨーロッパの場合は、あきらかに、中近東
のプロトオーリナシアンの移動で、オーリナシアン文化がヨーロッパに入る。
非常に少ない人々の移動で、文化が本拠地を移動する、ということが、
まあ、2万年前ごろまで続いているようだ。
たとえば、グラヴェッチアン文化は、mtDNAのハプログループXとほとんど
一致した動きを見せるなんていうのも、遺伝的系統と文化的な流れが一致
している理由なんだが。それが、ヨーロッパで、古来のオーリナシアンと
混ざる。それからソリュートレ文化などが生まれ、その後入ってきた、
マドレーヌ文化が、というような形で、文化的混合が起こる。

171 :出土地不明:2006/05/26(金) 23:53:29 ID:zcyJQPHO
> 鬼塚は、現代人に石器本能が見られないの理由として、
> 石器本能があれば創意工夫が妨げられるからだという。
> にもかかわらず、石器本能があっても、後期旧石器の萌芽がでるんだそうな
> オモ1は現代人に適応できるんだそうな。
> ならば、石器本能は創意工夫をさまたげないし、淘汰される理由がない。
> にもかかわらず、現代人には誰一人石器製作本能を持つものはいない。
> これは明らかに矛盾である。

本能的に洗練された技術、能力をもつ人は、創意工夫に頼る必要がないので
創意工夫を発動しない、ってことだ。
で、それは、創意工夫がない、創造性がない、ということとは同値ではないのだ。

ボノボのカンジは、石器製作法を示されて、その意味がわかったので、
実際に、石器を作り始めた。ところが、彼には、石器製作能力がそもそも
存在しない。だから、彼は必死で石器の上手な作り方を考えたわけだな。
その結果、彼が「発明」したのは、石をコンクリートの硬い床にぶつけて、
割ることだった。このことは、実験をしていた研究者たちが「思いもつか
なかった」ことだったらしい。そして、これをやめさせるために、硬い床
の上に、柔らかい絨毯をしきつめてみたところ、今度はその縦断をはがして
石を割ろうとしたわけだ。ボノボのこの行動は実に「独創的」であって、
創造性があると思う。
実際のところ、チンプの手は石器製作に向かない。力が入らない。
十分なインパクトで、オルドワン石器のような剥片石器を作ることが、
解剖学的に不可能に近い。そこで、彼にとって可能な方法として、床
にぶつけるという方法を編み出したわけだ。

けれども、普通、ボノボは、石器を作らないし、石器を作ることが必要と
される環境に生きているわけでもない。彼らには、それとは別に本能的に
そなわった能力があり、それを使っていれば、おおむね普通に生きていける
ようになっている。

で、オモ1は、現代に生まれれば、石器製作やそのほかの彼らが本来生きて
いた時代と時代(20万年前のアフリカ)において必要とされる本能的な
能力を発動する必要は現代人と共通の基本的なものをのぞいてない。
そこで、彼は、現代人と同じ生活をすべく、苦労しなくてはいけない。
知性をフルに動員する。だから、彼は現代においても普通にいきていけ
るわけだ。しかし、オモ1の部族全体をたとえば日本に住まわせて、彼ら
の間に生まれた子供たちを、石器を作る必要のある地域につれていって、
そこで住むようにする。そうすると、彼らは、おそらく「ほどなく」
ルヴァロア石器を上手に作るような部族になるだろう。
しかし、現代人はそういう環境におかれて、石器製作が必要とされるような
場におかれても、オルドワン石器を作ることはできても、ルヴァロア石器
は作れないだろう。たとえ技法を頭でわかっていても、習得は不可能に
近い。

172 :出土地不明:2006/05/27(土) 00:17:20 ID:VX2PKXst
おそらくは、認知科学における、アフォーダンスのようなものが、これら
石器製作能力を含む、人間の能力の根本のところに作用する本能的な能力
なんだろうと思うね。
ある種の形状が、ある種の行動を誘発する。習ってもいないのに、という
ことがある。これらの中で、いくつかはチンプと人間で共通する。
たとえば、チンプに懐中電灯を渡すと、やがて、いじくりはじめて、その
うち、スイッチを偶然押す。すると、ぱっと点灯して、一瞬驚くが、
その後、暗闇で、それを使うと便利だとわかり、使うようになる。
こういうのが、いわゆるアフォーダンスということと関係があるわけだ。
チンプはこういう行動をするが、チンプではなくほかの類人猿やサルで
は、懐中電灯を与えても、こういう「人間的な行動」はしない。
最近の類人猿を含む霊長類の研究者たちは、「サルは猿まねができない」
と主張している。
日本でも、京大霊長類研究所で、穴の中の蜜をとるために紐をいれて、
蜜をなめるという実験をずいぶんやっていた。すでにやり方もよくわか
っているチンプがやっているところを見た子供のチンプたちが、そこら
においてある紐状のものをいろいろ試すわけだが、これが、大人のチンプ
のやっていることを、そのまま真似することは絶対にしない。
まず、自分独自で、紐の種類を選ぶ。ものによっては、目的に適さない
ものもある。それで、その紐のつっこみ方などは独自に考案する。
ようするに、独創性が先にあって、真似はほとんどしない。
逆にみたところ真似しているようなときは、ほとんど目的に合致しない
行動をとる。たとえば、ノコギリを渡すと、木にむかってこすったり
するが、それが、木を切ることになるということを理解しているとは
思えない、などだ。
こういうチンプなどの行動原則と習得などを見ていると、数百万年
のスパンで、全く同じような石器を作り続けた初期人類の行動は、これが
遺伝的に固定された本能的行動でなかったとはとても思えないわけだ。
そして、現代人も、オルドワン石器は確実に作れる。
でも、ルヴァロア石器はそう簡単には作れない。その違いが「本能的に
そなわった能力」かどうか、ということだ。

173 :出土地不明:2006/05/27(土) 00:39:43 ID:VX2PKXst
さて、ところで、>>150 に対して>>160の質問をしているのだが、これについて
は回答はいただけないようだな。
アウストラロピテクス・アフリカヌス、あるいは、ガルヒがどうして石器製作が
可能であったのか、ということだ。脳容積はチンプ+α。500ccはあったかどうか。
体型は「直立歩行のチンプ」そのもの。ホモ・ハビリスなどの頭蓋骨とくらべて、
著しく「原始的」だ。みたところチンプのそれと変わりない。
で、彼らが、前頭前野が、現代人なみに発達していたと考える解剖学的な根拠は
なんだ?

174 :出土地不明:2006/05/29(月) 19:47:11 ID:YZ4dnqD6
脳が大きくなりすぎると、出産が危険になります。

175 :出土地不明:2006/05/29(月) 21:34:33 ID:C9Cah4oi
>いや、アフリカの人口と、それ以外の地域での人口では圧倒的な違いが
>あったことは、昨今の遺伝子解析(mtDNA解析)で分かっている。
>数百人程度の人々が、数十人ずつのバンドに分かれて、移動をしていた。
>そういう少人数の場合は、遺伝子頻度の浮動が大きい。一方、アフリカ
>は、数万人程度の人々がいたはずだあったことは、昨今の遺伝子解析(mtDNA解析)で分かっている。

いや、だめだめ。そんな詳しいことはわからないよ。
この時代のことについて、かつて定説のように言われたことがいくらでも覆るのだから、
人口だの、文化の退歩だのが詳しくわかるはずがない。
歴史時代の人口だってわからない。
実際1909年の李氏朝鮮の人口は600万とも、1200万とも言われている。
鬼塚は薄弱な根拠で断定しすぎる。

176 :出土地不明:2006/05/29(月) 21:37:49 ID:C9Cah4oi
>しかし、オモ1の部族全体をたとえば日本に住まわせて、彼ら
>の間に生まれた子供たちを、石器を作る必要のある地域につれていって、
>そこで住むようにする。そうすると、彼らは、おそらく「ほどなく」
>ルヴァロア石器を上手に作るような部族になるだろう。
>しかし、現代人はそういう環境におかれて、石器製作が必要とされるような
>場におかれても、オルドワン石器を作ることはできても、ルヴァロア石器
>は作れないだろう。たとえ技法を頭でわかっていても、習得は不可能に
>近い。

それはうそ。完全に論破されている。
現代人が容易にルヴァロワ石器を作りうることは、完全に実証されている。
この1点で鬼塚の説は全面的に崩壊しているwwww
他の鬼塚の議論は、単なる言い訳であり、なんら石器本能を実証しないwww



177 :出土地不明:2006/05/29(月) 21:45:46 ID:C9Cah4oi
>アウストラロピテクス・アフリカヌス、あるいは、ガルヒがどうして石器製作が
>可能であったのか、ということだ。脳容積はチンプ+α。500ccはあったかどうか。
>体型は「直立歩行のチンプ」そのもの。ホモ・ハビリスなどの頭蓋骨とくらべて、
>著しく「原始的」だ。みたところチンプのそれと変わりない。

ほんとのこと炉、諏訪なんかは、石器がガルヒの製作だとは疑っているね。
もちろん、ガルヒの脳神経の密度やシナプスを見るわけには行かないから、
ガルヒが石器を作れないと断定できるわけではないんだが。
石器作りが前頭前野を高度に使うのは、脳内イメージングによっても明らかなので、
確実に立証できることだろう。石器作りだけなら、ニホンザルにも美緒止められるのだから、驚くに値しない。
手の構造もチンプとガルヒでは異なるようである。
少なくとも鬼塚のたわごとを認める理由にはまったくならないのである。
鬼塚は人のことにけちを付けるくらいなら、
石器本能のない現代人がルヴァロワ石器製作を簡単に習得できる、
まごうなき現実を直視すべきであるwww
お前は現実から目をそらし、根拠のない空想にばかりふけるのは得意だがな。

178 :出土地不明:2006/05/29(月) 22:04:01 ID:4qgIa/zk
ほかの議論は、たんに、現在多くの研究者によって指摘されていることを
「怪しい、疑わしい」としているだけなので、議論には値しない。
私は、現在のところ、考古学的、あるいは遺伝学的に、きっちり指摘されて
いることを、すべて取り込み、それらに矛盾なく対応できる理論の構築をめ
ざしている。
疑わしいことを全て否定し、都合のよいところをつまみ食いすれば、どんな
説でも、正当化できてしまう。そういう方法は私は取らない。

>>177
>手の構造もチンプとガルヒでは異なるようである。

ほほー。どうしてアウストラロピテクスがチンプとは違う手を発達させたのかな?
以前からいっているように、石器製作に必要なのは、なにも脳の認知に基づく能力
だけでなく、解剖学的な特徴も必要であるとしてきた。その例として、チンプを
しのぐ拇指対向性、それと、呼吸の随意制御などを挙げてきたわけだ。
で、これらも、石器製作が恒常化する中で、進化し、現代人的なものと
なったと指摘してきた。
ガルヒをはじめとする、石器を作ったかもしれないアウストラロピテクス属
の手の構造が、「人間的」になっているならば、その理由はどうしてなのか
な?

179 :出土地不明:2006/05/30(火) 19:50:35 ID:oOq9mYS7
>>177
手の構造が道具製作に適した形態になるなんて、石器本能とまったく関係ないじゃん。

180 :出土地不明:2006/05/30(火) 22:30:37 ID:cRT99+D3
>>179
そうなる理由はあったんじゃないかな。
類人猿を含むサルの手については、中公新書の「親指はなぜ太いのか」と
いうのがある。なかなか面白い。

181 :出土地不明:2006/07/14(金) 15:08:37 ID:t6xlle4L
脳の容積自体は大きかったんだろ?

182 :出土地不明:2006/07/14(金) 23:33:30 ID:5CEOOynQ
脳容積は、チンプの10%増しっていう程度だったな。
チンプが400cc前後で、ガルヒは450とかそのくらい。500は
なかっただろう。
後のホモ属となったハビリスでは600ccは越えて800ccに至る
ものもある。ガルヒが250万年前。はっきりハビリスとされるものは
200万年前以降。エルガスターでは脳容積は800ccから900cc
でだいたい以降150万年近く安定する。

183 :出土地不明:2006/07/19(水) 23:09:47 ID:VZVIeHpO
最近、Nicholas Wade "Before The Dawn" The Penguin Press という本を読んだ。
クロマニョン人といえば、3万年以上前のオーリナシアン後期からマグダレニアン期
にかけての洞窟壁画で有名だが、この本では、ヨーロッパ系の人々だけに特徴的な、
「芸術遺伝子」が最近発見され、その起源が西ヨーロッパ地域で3万7千年前と
わかったとのことだ。基本的には認知能力にとくに関わるような部分の脳容積を
大きくすることのできるもので、現在では、ヨーロッパ系以外の人々は別の遺伝子
でそのかわりをしているらしい。しかし、ヨーロッパ系では、この遺伝子が古い
時代に獲得されたため、それが後期旧石器時代の他に類をみない芸術的な洞窟壁画
を生み出すきっかけになったのではないか、と書かれている。
さらに、農業に関しても、その広まりには、遺伝子的要素があったとかかれていて、
まだそこまで読んでいないが、この本では、人間の文化的行動の多くをそれに
対応する「遺伝子」に対応づけようとしているようだ。
ざっと最初の1/3程度を読んだ感想では、トンデモ本ではないが、話の多く
を単純にしすぎているところがあって、ちょっと注意を要する本のようだ。


184 :出土地不明:2006/07/24(月) 22:57:00 ID:Gfn2y/TY
脳が10cあるか無いかのウチの犬は賢いよ。
しつけなくても道路を渡る時は、ちゃんと右左を確認しながら歩くよ。

185 :出土地不明:2006/07/24(月) 23:11:59 ID:vg4Th05r
>>183
もう少し読み進めてみた。
このスレに関係ある、脳容積がここ5万年で小さくなっている現象について
触れていた。基本的には家畜化された多くの動物が、家畜化以前にくらべて
小さくなっていて、とくに脳容積も小さくなっている、さらにはネオテニー
的な形で幼体成熟になっていることがあげられ、これが人間にもそのままあて
はまるということだった。人間の場合は自己家畜化なのだと。
数十人程度のバンドで生活していた狩猟採集民の多くは近隣の部族とかなりの
頻度で殺し合いをすることが多いという。この特徴はチンプとも共通する。
狩猟採集から定住、そして農耕による大規模集落の誕生、古代文明へという
過程の中で、人類が家族や親族を越えた大きな集団で集合的に住むようになった
ときに、この家族や親族以外とは殺し合いをする、という攻撃的な性癖をなくす
必要があった。そこで、より「おとなしい」人だけが選択され、こうして、文明
人となったときには、攻撃的な人間は淘汰されていたのだという。
動物の家畜化による矮小化も、群の中での雄同士の争いなどが必要なくなったこ
とによる。幼体成熟(ネオテニー)は、一般に成熟すると攻撃的になるというのを
避けるために選択された攻撃性をなくすための方法だという。

186 :出土地不明:2006/07/24(月) 23:46:07 ID:N5ClB6vd
>>185 に付け加えて。
この本で面白いと思ったのは、「人種」に関する考え方だった。
20世紀中は、遺伝学的に人種を定義するなどはもってのほかで、著名な
科学誌(ネーチャーとかサイエンスとか)などで、人種を遺伝的な違いが
あるとすると、却下されたそうだが、その傾向が2002年ごろからかわ
ってきたという。
SNP解析などをふくめた、薬剤代謝や、特定の病気にかかるかかりやすさ
など、あるいは遺伝病の頻度などは、あきらかに民族、地域集団により
大きく異なり、現在、それらのデータと遺伝子のばらつきなどから世界の
人々をクラスターに分類すると、だいたい5つの集団に分けられるという。
まず、アフリカ集団。おおむねサハラ砂漠より南の地域の人々と、その人々
の移住していった南北アメリカ大陸のアフリカ系の人々など。
続いて、コーカソイド集団。ヨーロッパから中近東、中央アジア、さらに
インド大陸全体(南部も含む)に住む人々と、移住した先のアメリカ大陸
など。そして、モンゴロイド集団。基本的には東アジアを中心としたところ
のアジア人。そして、ネイティブアメリカンの集団。さらに、オセアニア
集団で、オーストラリアアボリジニ、パプア・ニューギニアやメラネシア
などの人々、ということだった。
また、アメリカ合衆国においては、人種のるつぼといわれながら、人種内
結婚の比率が97%以上であり、人種間結婚は3%に満たないということ
がわかったという。いわゆるヒスパニック系は、50%程度ヨーロッパ系
だということもわかったという。中近東はアフリカ系とコーカソイド系が
かなり複雑に混ざっていることも判明した。
案外、人種の違いは大きいが、その違いをきちんと理解し、差別などを
なくしていくことが重要だとしている。

187 :出土地不明:2006/07/27(木) 02:29:35 ID:vXk3P82c
>>183
>ヨーロッパ系の人々だけに特徴的な、
>「芸術遺伝子」が最近発見され、その起源が西ヨーロッパ地域で3万7千年前と
>わかったとのことだ。

これは大変に興味深いですね。


188 :出土地不明:2006/07/27(木) 20:32:52 ID:COavl7kZ
いつからココは「ボクの読書日記」スレになったんだ?

都立大学ってこんな奴ばかりなの?

189 :出土地不明:2006/07/28(金) 00:16:14 ID:PYfMfD0X
>>187 引用ね。中にある語彙でぐぐってみて。
One of the alleles in an alternative version of a gene known as
microcephalin. The allele appeared around 37,000 years ago (though
anything between 60,000 and 14,00 yeas is possible) and is now
carried by some 70% of many populations of Europe and East Asia.
The allele is much less common in sub-Saharan Africa, where it is
typically carried by from zero to about 25% of the population.
Just some 6,000 years ago a new allele of another brain gene,
known as ASPM, appeared in the Middle East or Europe and rapidly
rose to prominence, being carried by about 50% of people in these
populations. The allele is less common in East Asia and occurs
hardly at all in sub-Saharan Africa.

190 :出土地不明:2006/07/28(金) 12:52:48 ID:WqJhKliI
おい、Microcephalin(MCPH6)やASPM(abnormal spindle-like microcephaly associated)が
なんで「芸術遺伝子」なんだ?大脳化に関わるもんだろが。


191 :誤読でないの?:2006/07/28(金) 15:05:07 ID:/cwrU6LL
Wadeの本は未読だが、おそらく>>189のソースは、2005年science vol 309の
Evans et al の論文とMekel-Bobrov et alの論文だろ。でも「芸術」には無関係だぞ。
MicrocephalinもASPMも小頭症に関わる遺伝子で、著者らはこれが大脳サイズを規制し
その変異が人類の大脳化に寄与した可能性を示唆してる。
特に前者Microcephalinの起源(というかMRCA)が〜37,000年前なので
現生人類のヨーロッパ進出時期との一致を指摘してる。だといって象徴行動との
直接の関連なんか示唆してないよ。
因みに後者ASPMの起源は5800年で、著者らは中東における都市文明&文字の発祥
との関連を示唆してるけど・・・

192 :出土地不明:2006/07/28(金) 21:37:10 ID:WVmIR8xX
>>190-191
おっしゃるとおり。
There role in the brain, however, is well established. They first
came to light because they are disabled in people with microcephaly,
causing the brain to be much smaller than usual, particularly in
the cerebral hemispheres that are the site of the brain's higher
cognitive functions.
というあたりは、よろしいでしょうか?で、microcephalin と ASPMが
両者大脳化に関係するということで、両者が「収斂進化」であるとした
上で、
But convergent evolution does not necessarily proceed in lockstep
in each separate populations and underlay such striking cultural
advances as the Aurignacian people's adeptness at painting caves,
while other poplulations developed such capabilities later.
とあるわけです。
まあ類推に類推を重ねているのは事実ですね。
他に、オリンピック陸上競技で目立つアフリカ系の人々の短距離走での
強さについて、これは西アフリカ系ばかりであるということや、また、
中距離長距離(2千から1万メートルなど)での圧倒的な強さをもつの
がケニアの選手で、しかもその中でもケニアの少数民族カレンジン族の
ばかりが目立つという話などがありました。カレンジン族は標高2千
メートル程度の高原の牛飼いです。彼らの牛のほとんどは近隣部族の牛
を盗んだもので、走っていって牛を盗みだし、そのまま牛とともに走って
戻り、よりたくさんの牛をかっぱらった男ほど偉大な男とされ、妻をたく
さんめとり、子孫をたくさん残す。よって長距離を走る能力が性選択に
よって選ばれたのだ、なんていう話もあるし、またユダヤ人のIQの高さ
などについても、とくにアシュケナージのユダヤ人については、理由が
あるようだ、などとあります。
トンデモ本ではありませんが、かなりオブラートにくるみつつも、人種
問題などを比較的「右翼的」な立場から述べている書籍であることがわ
かりました。

193 :出土地不明:2006/07/28(金) 23:26:55 ID:7Zx9A01a
>>192
>中距離長距離(2千から1万メートルなど)での圧倒的な強さをもつの
>がケニアの選手で、しかもその中でもケニアの少数民族カレンジン族の
>ばかりが目立つという話などがありました。カレンジン族は標高2千
>メートル程度の高原の牛飼いです。彼らの牛のほとんどは近隣部族の牛

メキシコ北部の標高2300メートルの岩盤地帯に住む先住民タラウマラ族も
優秀な長距離ランナーらしい。文化的な理由からかオリンピックには参加しないが、
もし出場すればカレンジン族と金メダルを競うでしょう。


194 :出土地不明:2006/07/28(金) 23:38:54 ID:WVmIR8xX
>>193
えーと、ただ、アメリカ大陸の人々って、そういうところに住み始めた
のが、たかだか1万年前からじゃないですか。カレンジン族がいつから
高原の牛飼いになったのかしらないけれど、やっぱりアメリカ大陸の
人々ってのは、ちょっと底が浅いところがあるようです。
たとえば、アンデスの高原地帯の人々と、ヒマラヤの高原地帯のチベット
人では、チベット人のほうがずっと高地適応しているらしい。チベット人
は2万年くらい高原で暮らしていたようだが、アンデスの人々はたかだか
数千年では、あるいは2千年くらいでは、という話。
もっとも、Wade の本では、アシュケナージが頭がよくなるには、たった
500年だったとかいうし。そのかわり、IQがよくなる変わりに別の遺伝
病をかかえこんだそうです。

195 :誤読ではないんだ:2006/07/29(土) 11:17:00 ID:ua36AZRx
>>192
なんだよ白人優位主義者かよ。読む気失せた。

196 :出土地不明:2006/07/29(土) 15:47:06 ID:WTSUAt/q
>>195
まあね。ただ、本の中にはかなりの事例が書かれているのが面白い。
たとえば、ラクトース耐性遺伝子が北欧の酪農の開始とともにはじまった
とかいう話とかね。そういう記述がいろいろある。最近の遺伝学によって
わかったいろいろな遺伝子とその世界的な分布などについて詳しくかかれ
ているから、この本をベースにして、そこから参考文献にあたれば、その
導入として意味のある本だと思う。
白人優位主義ってわけじゃない。東アジアの人々も同時に持ち上げている
箇所は多い。ただ、アフリカ人について持ち上げているのは、陸上競技
の短距離(西アフリカ系)と長距離(カレンジンの中長距離選手)の話
くらいだったな。オーストラリア系については皆無。

197 :出土地不明:2006/07/29(土) 16:04:03 ID:rn4ncM+P
おい!ちょっとこの電波女理解できる奴はいるか?
とりあえず見てくれ

 
http://society3.2ch.net/test/read.cgi/mass/1123580972/


198 :出土地不明:2006/07/29(土) 21:49:33 ID:0Rp2keJ7
>>195
>なんだよ白人優位主義者かよ。読む気失せた。

ゲラ


199 :誤読だよ:2006/08/11(金) 14:25:42 ID:M3vHk6Tj
>>191>>192
Wadeの本、100頁ほど読んだけど、ここ5・6年の主要研究成果を基にした、
実に簡潔ながら内容の濃い、一般人向け概説書としてはスンバラシイ本だと思うよ。
ソースとして註に示された論文で、未読のものを虱潰しに読みつつ、
本書も読み進めてるから時間かかってるんだけど、鬼塚はかなり誤解してるぞ。
>>192の引用部分だって、何故洞窟画やロックアートが西ヨーロッパの一部と
オーストラリア限定なのか?という問題について、Bruce Lahnの主張を引用・紹介して
出アフリカ各集団が独自性を持ち、たまたま37,000年前にMicrocephalin
>>191の論文参照)がコーカソイド集団に現われ、オーリニャシアンの人々に洞窟画を
描きうる認知力を与えたのでは?としてるわけで、決して白人優位論ではない。

また「芸術遺伝子」なんてどこにも書いてないぞ。象徴行動をもたらす遺伝子的進化には
勿論言及してるけど、すぐ「○◎遺伝子」とネーミングするのは悪いクセだ。

200 :出土地不明:2006/08/11(金) 20:35:08 ID:6DvL4Ou7
そう、ネイチャーの書評で誉めてたから俺も読んでるけど、
芸術活動を司る遺伝子云々なんて、どこにも書いてないし、また有り得ないwww

201 :出土地不明:2006/08/12(土) 00:48:39 ID:Mk1eq7C0
てすと

202 :出土地不明:2006/08/12(土) 18:12:04 ID:Va+QSrWl
芸術にどう関係するのかはともかく
アジア人と白人では物の見え方が違うらしいな。

遠くの物を見る、単純な視力測定で言えば黒人>>>>白人>アジア人。

ただ、アジア人は白人より目から大量の情報量を取り込む能力に優れてる。
間違い探しのようなテストをやると1,5倍くらい高いらしい。

眼球じたいも大きい、これはネオテニー、頭の大きいアジア人の体型も
関係してくるのだろう。だが眼球が大きい=視神経の細胞の数もちがう
可能性は大いにありうる。

これはアジア人が漫画やアニメを得意としてること(もっといえば、あの
ごちゃごちゃした漢字や漫画を受け入れる文化がある)のも無関係ではあるまい。
ちなみに北米で日本のアニメを見る層は、アジア移民が圧倒的に多く
白人も多く、黒人は殆ど居ないらしい。

ただ、絵のように全体から大量の情報を取り込むことはアジア人優位だが
小さい一点を絞り込んで鮮明に識別する能力は白人が優れてるらしい。
これでサッカーなどで白人優位なのも説明がつく。

203 :出土地不明:2006/08/12(土) 20:27:44 ID:5/0Wf1Bg
>サッカーなどで白人優位 

(-_-;)おいおい、何勘違いしてんだ?

204 :出土地不明:2006/08/13(日) 11:04:47 ID:2FBganF3
>>199
100ページか。その後はもっとエスカレートするんだけどな。
ってか、100ページぐらいまでは、そういう印象だったかな。
たしかに、最近の書籍の中の概説書として素晴らしいというのは事実。
もっとも最近に出ている本の一つだから、最新の結果までしっかり
入っている。
ただ、やっぱり、アシュケナージの話になると、悪名高き「ベルカーブ」
などと同様の議論をひっぱっている気がするな。
それと、人種の再定義をすることをかなり強力に主張しているのが後半
部分だ。
で、私自身は、というと、ジャレッド・ダイアモンドの Guns, Germs,
and Steel は、完全なる人間平等主義で書かれているし、20世紀末段階
はそういう考え方が支配的だったわけだけど、それが21世紀になって
さらに遺伝学などで細かい話が分かってくると、やっぱり人間の多様性は
大きいってことになる。ただし、それを悲劇的な差別に結びつけるのでは
なく、多様性を考慮した上で、たがいによい方向を模索しようというような
考え方になっていくのかな、と思った。

205 :出土地不明:2006/08/13(日) 11:25:34 ID:2FBganF3
>>200
> そう、ネイチャーの書評で誉めてたから俺も読んでるけど、
>芸術活動を司る遺伝子云々なんて、どこにも書いてないし、また有り得ないwww

99ページのところだけど、こう書かれている。
So it could be that the spread of the microcephalin allele some
37,000 years ago expanded the cognitive powers of Caucasian
populations and underlay such striking cultural advances as the
Aurignacian people's adeptness at painting caves, while other
populations developed such capabilities later.

もちろん、芸術遺伝子と陽に書かれているわけではないけれどね。
マイクロセファリンの遺伝子が3万7千年前に始まったことが、「白人」
のオーリナシアンの洞窟壁画が他に先駆けて始まったことと関連する
かもしれない、といっている。


206 :出土地不明:2006/08/13(日) 12:19:22 ID:aZEWNQuC
>>207
ワールドカップサッカードイツ大会みていて思ったんだけど、これあきらかに、
アフリカ系+ヨーロッパ系の連合軍が、東アジア系を叩きつぶすっていう構図
だよな。東アジア系は、まあ、日本と韓国だけしかなかったわけだが。
全世界的に考えると、やっぱりなんだかんだいって世界はアフリカ系+ヨーロッパ系
で動く方向なんだなというのがよくわかった。
出生率などから考慮しても、今後、それほど遠くない未来において、ヨーロッパの
人口は、アフリカ系が非常に多くなるだろうと思う。これって、ネアンデルタール人
が滅びて、オーリナシアンのアフリカ系新人(クロマニョン人)がヨーロッパを
制覇したのと、同じことがもう一度起きているんではないかと思った。で、その
ときに、アジアにいたホモ・エレクトスは、全然無関係に滅びた、みたいな。
やっぱり、人類の歴史をみると、将来的には、アフリカ系が、もう一度、出アフリカ
をして、全世界の人口が、アフリカ人化する、ってことになるんでは、と思ったよ。

207 :出土地不明:2006/08/13(日) 14:37:21 ID:WFhMuqq2
>>206
ところが増加率で言うとそれをはるかに上回る勢いで
世界中に特定アジア人が分布を広げているのですがw

208 :出土地不明:2006/08/13(日) 21:22:54 ID:bGUK9Oui
>>207
でも、アメリカ合衆国内のアジア系はまだまだマイノリティだろ。
ヨーロッパでもアジア系よりはアフリカ系のほうが遙かに多いし。

209 :出土地不明:2006/08/18(金) 13:49:30 ID:GAfRfv8c
>>205
Caucasian=白人としてるのではないよ。P184ではNeil Rischの分類を引いて
Caucasian=西ユーラシアのヨーロッパ人、中東人、北アフリカ人及び
インド亜大陸の住人としてるじゃん。

但し、100頁をすぎて確かに雰囲気が変わって来たのは否めない。ヤバイ気がする。
でも、註に紹介されるネイチャーやサイエンス等の真っ当な論文には、興味深いものも
多い。例えば、Simon Mead et al"Science"300:640-643 は、狂牛病も引き起こす
プリオンに対する耐性=human prion protein geneのcodon129がヘテロだと
プリオン由来の疫病(クロイツフェルト・ヤコブ病やクールー病)に耐性をもつ事を指摘。
先史時代のカニバリズムで脳味噌喰ってたから、クロイツフェルト・ヤコブ病に罹ることもあって
その選択圧が世界の現生人類にプリオン耐性をもたらした。ただ一つの国を除いて・・
その唯一プリオン耐性のない民族とは、なんと日本だという。

輸入狂牛肉解禁で気をつけろ。日本人は白人やニューギニア高地人と違って
プリオン喰ったらイチコロだぞ。


210 :209:2006/08/18(金) 17:48:01 ID:IUe6KKud
訂正。日本人にもプリオン耐性はあるとな。同論文にこうあった↓(^.^;)

>Heterozygosity at a different PRNP polymorphism, Glu219 replaced by
> Lys (E219K) , is also associated with resistance to sporadic CJD
>in Japan

但、かなり日本の Heterozygosity at PRNP polymorphism は特殊だよん。

211 :出土地不明:2006/08/19(土) 10:24:36 ID:wPNo3wv2
>>209
もちろん、コーカシアンには、南インドあたりのドラビダ系までふくめているような
状況だから、白人としているわけではないけれどね。
だろ、100ページを過ぎて後半に入ると、やばいだろ。
そのあたりになって「人種的な違いを議論することは科学雑誌でタブーだった」
みたいな話からはいって、「2002年ごろからそういう論文もアクセプト
されるようになり」という感じですすむ。

プリオン病の話はこれはこれでこの本に書かれている内容だけからしても面白かった。

何となくだが、日本人がかなり例にだされていて、「特殊」とか「異常」という
形で扱われているな。縄文人あたりは宇宙人だったのかもしれないといいたいような。
オーストラリア系とアジア系(北方アジア系も含めて)の混ざったところとしてかなり
特殊なのかもしれない。

212 :出土地不明:2006/08/20(日) 12:29:19 ID:c/NPqGye
Wadeの本、やっぱダメだわ、>>192の通り。鬼よ疑ってスマソ<(_ _)>。

かなり差別的で、ピューリッツァ賞取ったジャレッド・ダイアモンドの
「ニューギニア高地人は西洋人より遺伝子的に優秀かも」発言にも噛み付いてるし
アングロサクソンまんせ〜っぽい。前半が良かっただけに残念というか、
前半はレイシズムの主論を読ませるための釣りか?Cavalli-Sforzaなんか、同様な
遺伝的多様性に基づいた世界各民族の比較をする時ぁ、本の一章を割いて
レイシズムに反対の立場を長々と説明してるのに比して、だ〜めだコリャって感じ。

口直しに、どうせ英語で読むなら、Paul Mellarsの論文がお勧め。
先週号のサイエンスにも載って、なんと今年だけでネイチャー、PNAS、サイエンスの
三大科学雑誌にすべて掲載される快挙達成。元来ネアンデルタールの専門家のようだが
現生人類の出アフリカに関して、従来の盲点というか、曖昧な認識を快刀乱麻を断つが如く
批判・再構築。目下、その名前だけでチョイスして読んで、絶対損はしない研究者と思う。
鬼氏よ、仕事先でならタダで閲覧可ではないか?是非ご一読あれ。
 
・Nature 439, 931-935 (23 Feb 2006)
ttp://search.nature.com/search/?sp-a=sp1001702d&sp-sfvl-field=subject|ujournal&sp-t=results&sp-p=all&sp-q-4=439&sp-x-4=uvolume&sp-q-6=931&sp-x-6=ustartpage&sp-d=custom&sp-start-day=01&sp-end-day=31&sp-s=date

・PNAS 2006 103: 9381-9386
ttp://www.pnas.org/cgi/content/abstract/103/25/9381?maxtoshow=&HITS=10&hits=10&RESULTFORMAT=1&andorexacttitle=and&andorexacttitleabs=and&andorexactfulltext=and&searchid=1&FIRSTINDEX=0&sortspec=relevance&volume=103&firstpage=9381&resourcetype=HWCIT
・Science 11 August 2006:Vol. 313. no. 5788, pp. 796 - 800
ttp://www.sciencemag.org/cgi/content/abstract/313/5788/796?maxtoshow=&HITS=10&hits=10&RESULTFORMAT=&andorexacttitleabs=and&andorexactfulltext=and&searchid=1&FIRSTINDEX=0&volume=313&firstpage=796&resourcetype=HWCIT



213 :出土地不明:2006/09/21(木) 00:13:19 ID:DYyc4sbB
縄文人は現代日本人より背が低かったのに、
脳容積は変わらなかったそうですね。
体重あたりの脳容積は大きかったのだろうか?


214 :出土地不明:2006/09/21(木) 00:22:38 ID:OYr9AlWV
>>213
ピグミー族は、身長が男性でも150センチ以下で小さいが、だからといって
脳容積が小さいわけではなく、通常の人々の下限ぎりぎりの1200cc
程度はあるのが普通。身長が170センチ前後の人と比べると体重は倍くらい
違うのだが、それでも、脳容積は半分になったりはしない。

215 :出土地不明:2006/10/25(水) 21:36:33 ID:MVbFOjaz
(・◎・)

216 :出土地不明:2006/10/25(水) 21:38:43 ID:MVbFOjaz
(・◎・)

217 :出土地不明 :2006/10/26(木) 12:15:23 ID:xrAgtau+
甲本ヒロトage

218 :出土地不明:2006/10/27(金) 01:12:32 ID:h72wZ+4m
頭が大きくてもアレな人はいっぱいいる訳で…
人間より賢い動物はいっぱいいる訳で…

219 :出土地不明:2006/10/28(土) 02:25:08 ID:H6dWj1QP
>>218
人間より賢い動物?

220 :出土地不明:2006/12/17(日) 20:05:04 ID:iRljDjx/
平均身長が182cmあるオランダ人と
クロマニヨン人はどっちが脳が大きかったの?


221 :出土地不明:2006/12/18(月) 22:13:31 ID:xIXeyqEc
>>220
くろまにょんじんのほうがでかい。

222 :出土地不明:2006/12/18(月) 23:31:54 ID:nh/CUdak
まぁ現代人においての話だけど(昔もかわらないか?)脳の大きさで一概に頭がいいとは限らないですよ。
そうすると鯨なんか人間より遥かに賢いことになります。
要は回路が発達してるかしてないかですね。
アインシュタインの脳も平均より少なかったらしいですよ

223 :出土地不明:2006/12/20(水) 22:33:19 ID:mQPP2x88
>>222
現代人の場合、脳容積と知能との相関についてはずいぶんしらべたらしい
けれど、異常がない場合においては、相関はないらしいね。

224 :出土地不明:2006/12/21(木) 14:56:45 ID:DmxvjgSM
結婚を迷っている若き独身男性諸君、結婚ほど馬鹿馬鹿しいものはない。
今の20代、30代の女は「どうやって男にたかるか」を必死に考えている。だまされるんじゃないぞ。
家事は極めて軽労働になった。
さらに、コンビニやインターネット、AVや風俗関係も、ますます「嫁いらず」に拍車をかける
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社会的に男女は対等で平等です。男性が女を養う必要はありません。
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★☆★よほどの事が無い限り結婚は保留し、たくさんの女性と自由に恋愛(セックス)を楽しもう♪★☆★ 避妊(ピル等)は忘れずにねd(^−^
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■〜それでも結婚するあなたへ〜■
[夫婦財産契約登記]
これはある意味では男性の『究極の護身法』と言えるかも知れません。

夫婦の財産についての法律です。夫婦財産契約により契約財産制となり、自分の稼いだ財産はすべて自分のものとなります。
離婚時に財産の半分を配偶者に持って行かれることはありません。

スポーツにおいて射撃は女子のほうが強い。男は、ノイローゼになってやめてしまうが
女は何人殺してもノイローゼにならない。そして、骨盤が安定しているため

ナチスの拷問で、女の拷問の残虐非道さを見て、拷問をしていた男達もひいたという
拷問しながら楽しそうに笑みをうかべていたそうだ。罪悪感や引け目が無い

・有史以前が女尊男卑の時代だったことを最初に指摘したのは、スイスの法学者・バッハオーフィン
アマゾン女族の女王は、法律を定め、女たちには従軍させ、男たちには卑しい奴隷の仕事を課した。
男児が生まれると、脚と腕を不自由にして、戦えなくしたという
・王位継承権が女性にだけあったという事実だけから考えて、古代エジプトでは女性の権力が非常に大きかったとおもわれ。
男女平等どころか、かなり女性上位の社会であった
・日本国でも卑弥呼が女王であった。

女性は虐げられてきた?むしろ・・・

225 :出土地不明:2006/12/24(日) 03:24:52 ID:7GoGvgGM
全部読んでいないけど、ホモ・サピエンスはきちんと声を出すのどになっていたので
コミュニケーションを他と取ることができて、文明を進歩させることができた。
クロマニヨン人はのどの構造上それができなかったので滅んだ。
どっちが賢いのかもうわかりきったことだよな。
 それを考えると「猿の惑星」なんて、無茶苦茶変な映画だ。

226 :出土地不明:2006/12/24(日) 07:03:48 ID:rgU4fKpg
ネアンデルタールの間違いでは?

227 :出土地不明:2006/12/24(日) 11:25:29 ID:tV3mAD/C
ではクロマニヨン人は言語を発することができたのですか?
なんか前やっていた番組では、言葉を発するのは相当難しい
みたいですが。僕の勘違いかもしれませんが。

228 :出土地不明:2006/12/24(日) 18:17:45 ID:nF/HHZ+K
ネアンデルタールとクロマニヨンを混同してるようなバカは書き込まないでくれ

229 :出土地不明:2006/12/24(日) 18:57:14 ID:+fe5+GF9
それはどうだろうかな

230 :出土地不明:2006/12/25(月) 11:10:41 ID:NoCzixk6
ネアンデルタール人の喉頭の構造などが、音声に適していないとする研究
は20世紀中の話で、現在では、現代人と変わらないだけの発声能力が
あったとされている。ただし、あのいかつい顔のネアンデルタール人の声
は現代人の女性のように高い声だったという。
ようするに、ネアンデルタール人が喉頭の形状で音声言語に適していないの
で彼らはしゃべれなかった、とする説は21世紀の始まりとともにすてら
れたんだよな。

231 :出土地不明:2006/12/25(月) 12:28:20 ID:pkRp+6BL
言語をきちんと発音するのと、叫び声を出せるのとは違います。
下手な英語喋っても、アメリカ人に通じないのと同じように、そこまで発音ができないかったらしい。

232 :出土地不明:2006/12/26(火) 16:20:21 ID:ddiI0Fa7
単線的進化論だと矛盾が生じる。
過去に今以上の文明があっても、
不思議ではない。

233 :出土地不明:2006/12/30(土) 16:06:43 ID:PEpyka+a
ネアンデルタール人とホモ・フロレシエンシスはどっちが賢かったのですか?


234 :出土地不明:2007/01/02(火) 22:04:13 ID:R8al9bsg
>>233
まだ考古学的な結果の整理がついてないのと、コンセンサスが得られていないので
どっちともつかない。
ネアンデルタール人において、現代人型の「後期旧石器文化」というものが拡散
していたのは事実で、これを、シャテルペロニアン文化という。これは、石刃技法
という、非常に効率的な石器製作を行う文化であり、さらに、象徴的人工物として、
骨でつくったペンダントやそのほかの「装飾品」が出てくる。
一方、フロレス原人のほうは、同じく石刃技法をもっていて、さらに加熱加工石器
があったとされる。装身具の類は発見されていないようだ。
どちらも、一般的にはホモサピエンスだけが実現していたとされる後期旧石器文化的
要素をもっているので、その点だけからすれば、かなり知能や認知の上でも高い能力
をもっていたと考えることができる。
というわけで、両者、同じくらいの能力があったと見てよいだろう。
ただし、フロレス原人についてはまだ発見されたものが整理されていないので、
今後いろいろな解釈が生まれて来るだろうと思う。

235 :出土地不明:2007/01/05(金) 03:07:43 ID:KrbVozlH
>>234
グレープフルーツ並の脳容積でネアンデルタール人並の知能ですか。
生き残ってたら楽しい世界になったのに。


236 :出土地不明:2007/01/05(金) 08:59:27 ID:PCav+fa1
>>227
ネアンデルタール人(旧人)の喉の奥の構造は、さほどチンパンジーと変わらず、
母音はせいぜい「エ」と「オ」ぐらいしか発音できなかったということ。

言語文化は新人から。

237 :出土地不明:2007/01/05(金) 22:51:41 ID:dXaoNBmn
>>235
まあ、まだわからないことは多いよ。
病的な現代人かもしれない、っていう説もあることだし。
>>236
だから、20世紀の古い説を蒸し返すのはやめようよ。

238 :出土地不明:2007/01/05(金) 23:22:28 ID:dXaoNBmn
ネアンデルタール人が、現代人と変わらぬ「発声能力」をもっていた証拠。
1)喉の部分は短いとされているが、現代人と女性とほとんど同じだ。
かなり高い声だっただろう。声変りがなかった可能性が高い。
2)類人猿やホモエレクトス段階の化石人骨では、肋骨についているさまざま
な筋肉をコントロールする神経が非常に細く、呼吸の細かなコントロールが
できない。たとえば、Pの発音などのような破裂音では、肺からの呼吸と、
唇との動きをミリセコンドの単位であわせる必要があるが、類人猿などは、
これができない。しかし、ネアンデルタール人は肺の周囲の神経系は、
現代人とまったく同じ太さである。現代人なみに複雑な子音を発音できた
ことになる。
3)舌の動きをコントロールするには舌の筋肉のくっつく舌骨が必要で、
最近発見されたネアンデルタール人の舌骨は、現代人とまったく同じ形
であった。

以上から、喉、肺、舌、どれをとっても、現代人にくらべて発声能力が
低かったとできる根拠が見当たらない。
20世紀までの研究では、肺、舌に関する研究が不十分であったため、
喉の形状ばかりが取りざたされたが、最近は、これも資料が増えて、以前
の研究の見直しがはかられ、21世紀に入るまでにネアンデルタール人の
発声能力は現代人と変わらないということが、コンセンサスとなっている。

以上のことをしらないのは、20世紀の古い学説しかしらないということだ。

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