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クロマニヨン人は現代人よりも賢かったのか?2

1 :出土地不明:2006/04/08(土) 10:56:15 ID:88R1W2xG
クロマニヨン人は現代人よりも脳が大きかったと聞く
クロマニヨン人は賢かったのか?

前スレ
クロマニヨン人は現代人よりも賢かったのか?
http://academy4.2ch.net/test/read.cgi/archeology/1094058795/


112 :出土地不明:2006/05/19(金) 19:37:17 ID:7I16h33t
>当時は、そこまで、インフラが整っていなかったわけだ。

それはだめだ。鬼塚に言わせれば、石器遺伝子破壊個体が増殖することによって、
創造性をもつ個体が増え、それによって、文化が変わったというのだから、
インフラのほうは結果であって原因ではない。


113 :出土地不明:2006/05/19(金) 19:49:30 ID:7I16h33t
今まで見逃していたのだが、鬼塚は重大なうそをついている。
>>39
>中期旧石器とというのはウソだろ。私の知るかぎり、それは、前期旧石器
>のはずだ。

これは違う。現代人の普通の人間は、ちょっと教えられることによって、
ルヴァロワ石器を作れることが知られている(大沼1997)。
しかも、言葉を通して教えても、こと話で教えても同様にだ。
石器器遺伝子の破壊された個体は、教えられてもルヴァロワ石器を作れないとか、でたらめを言っているが真っ赤なうそであり、
石器本能などまったく必要がないことがすでに実証されているのだ。
つうか、本能が存在しないのは自明であって、
ルヴァロワ石器の製作は、言葉なしで実現可能なのだ。
石器作りが、何か本能に頼らなければ成らないほど高度な技術であると決め付ける、鬼塚の議論はまったくのうそである。

114 :出土地不明:2006/05/19(金) 19:59:24 ID:7I16h33t
鬼塚はバカの一つ覚えのように石器石器というが、
実は石器作りは、おそらく古代人にとって、
生活に必要な技術の中でももっとも容易なものだったのである。
それは、たとえばタスマニア原住民の暮らしを創造すればよい。
石器作りなんぞより、植物の皮でカヌーを作ることのほうが明らかにはるかに難しい。
ネアンや初期サピが、繊維から紐を作ったり、衣服を作ったことも想像に固くない。
いずれも石器技術よりはるかに困難なものである。
たまたま植物性であるゆえに、残らないだけの話である。
思慮の浅い鬼塚は、石器くらいしか遺物が残らないことを持って、
石器製作に必要な高度な技術は、本能によってもたらされたに違いないとバカの一つ覚えのように言うが、
まあ、狩猟や火起こしのほうがはるかに難しいし、エレクトス級ですら、
石器作りより木工具など各種の道具で繊細な能力を発揮したことであろう。
要するに石器作りなど「たいしたことない」のである。
この程度の製作に本能的能力が必要なわけがないではないかw


115 :出土地不明:2006/05/19(金) 20:04:33 ID:7I16h33t
ちなみに、全国の博物館で、
子供たちなどを対象に『石器を作ってみよう』
などという体験学習がおこなわれている。
石器製作本能などないはずの現代の子供たちは、
結構容易に石器作りを習得するようであるwwwww
正直、人間が作る道具の中で、最も簡単な部類ではなかろうか?
こんなものの製作に、石器製作本能なるものが必要ななわけがないだろうが。

116 :出土地不明:2006/05/19(金) 20:58:47 ID:W8fSakYC
>>114
そのとおり。
石器などは、250万年も前の、言葉もしゃべれず、脳容積もチンプと変わらず、
かつ、足がみじかく、走ることもできないような初期人類が作っていた。
彼らの「知的思考能力」もチンプなみに限られていたはずだ。
にも関わらず、彼らは石器を作った。
しかし、チンプは石器を作らない。
その違いは、「脳の能力の違い」にほかならないだろ。
そして、一度作られるようになった石器製作の方法は、まさに、200万年
にわたって、基本的な変更をうけることがなかった。これは、二足歩行が
それと同じく、人間の基本的な行動になっているのと同じだ。
このことだけからも、石器製作が、本能的な行動であったことを明確にしめ
しているわけだ。
しかも、チンプは、地域ごとに多少違う文化をもつとされ、食べるものなど
にも違いがある。しかし、石器製作は、たとえば、オルドワン石器は、地域
もなにも関係なく、アジアだろうが、ヨーロッパだろうが、中近東だろうが、
アフリカのどこであろうが、全く同じ石器をえんえんと作り続けている。
そのことからも、これが、遺伝的に固定された行動様式であったことは自明
だ。文化ならば、チンプの「文化的行動」とされる程度の多様性があるべき
だろう。チンプのアリ釣りや、ナッツ割りは文化かもしれない。また、
ニホンザルの芋洗いも文化かもしれない。しかし、石器はそうではなかった
のだ。これらの霊長類の「文化的行動」とされるものとは明確に異なる一様
で変化なく、全地球規模で、初期人類の住むところ、どこでも全く同じ石器が
200万年にわたって作られ続けている。これを、生得的な行動でない、と
するのは、ほとんど無理だろう。

> こんなものの製作に、石器製作本能なるものが必要ななわけがないだろうが。

チンプは作れない。チンプと人間との違いは遺伝的な違いではないのかな?

117 :出土地不明:2006/05/19(金) 21:04:26 ID:W8fSakYC
>しかし、石器製作は、たとえば、オルドワン石器は、地域
>もなにも関係なく、アジアだろうが、ヨーロッパだろうが、中近東だろうが、
>アフリカのどこであろうが、全く同じ石器をえんえんと作り続けている。

アシューリアンは違うとか、ルヴァロア技法もあるだろとかいうが、そうで
はなく、実際、オルドワン石器は、後期旧石器文化になるまで、いやその後
にいたっても、ずっと作られ続けている。そして、現代人がどうしても石器
をつくらなければならないときでも、必ず作るのは、オルドワン石器そのもの
だ。剥片をつくり、それで、ものを切ったりするのに使う。
しかし、チンプは、これをいまだかつて、一度もやったことはない。
カンジが作った石器は、だれもが人間ならば、すぐに習得可能なオルドワン
石器とくらべて、はるかに利用価値の低いものだったのだよ。
必死で、教えて、カンジがその程度だったのだ。言語能力などの面でも、
他のチンプ(カンジはボノボだけど)よりもはるかに素晴らしい理解力を
しめし、ときに独創性までしめしたカンジでも、オルドワン石器すらつくれ
なかったのだ。

118 :出土地不明:2006/05/19(金) 21:13:26 ID:W8fSakYC
> しかも、言葉を通して教えても、こと話で教えても同様にだ。
> 石器器遺伝子の破壊された個体は、教えられてもルヴァロワ石器を作れないとか、でたらめを言っているが真っ赤なうそであり、
> 石器本能などまったく必要がないことがすでに実証されているのだ。

了解。これは認めることとしよう。
しかし、重要なことは、ネアンデルタール人や解剖学的現代人は、おそらく教えられること
なく、ルヴァロア石器を作った可能性が高いのだよ。
ルヴァロア石器を発見した考古学者たちは、それがどうやって作られたのかを、いろいろ考えた
上で、そして、調整石核からの剥片取り出しという方法を導いたのだ。
そして、現実に、調整石核が発見され、最終的なルヴァロアポイントと
きっちり合わさるような石核とポイントのセットが発見されるにいたり、
その技法が「調整石核からの剥片取り出し」であることが確認された。
しかし、アフリカのMSAでは時に石刃技法に移行し、数千年は石刃技法を
使い続けていて、その後、また、ルヴァロア技法に戻ったりする。
ネアンデルタール人も、シャテルペロニアン文化のときには石刃技法を
もつが、もどるときには、ルヴァロア技法に戻る。
はっきりしたことはいえないが、一度途絶えたルヴァロア技法が復活する
こともあったようだ。
そこで思い出すのは、オーストラリアのアボリジニの石器作りの名人だ。
ヨーロッパに発見されるまで、旧石器時代であった彼らだが、ルヴァロア
技法は、使ってはいなかったのだ。でも、彼らは、ネアンデルタール人の
ルヴァロア技法によるムステリアン石器を見たときに、即座にその製作方法
を言い当てたという。

ところで、「石器を作ってみよう」という教室では、石を河原かどこかで
選ぶところからきちんとやっているのかな?
ルヴァロア技法が適応できる石はフリントを含めて、三種類程度しかない
し、同じ石材でも、目の方向などから、簡単にルヴァロア石器ができる
わけではないのだ。それらの「専門家によって選ばれた石材」から作る
としたら、石器製作の必要な行程の半分くらいについては、すでに終わって
しまったあとで、参加ということになっていると思われるがな。
このあたりのことを、実験考古学者が再発見するのにも大変な努力があった
わけだ。


119 :出土地不明:2006/05/19(金) 23:39:48 ID:fLijbj0j
>石器などは、250万年も前の、言葉もしゃべれず、脳容積もチンプと変わらず、
>かつ、足がみじかく、走ることもできないような初期人類が作っていた。
>彼らの「知的思考能力」もチンプなみに限られていたはずだ。
>にも関わらず、彼らは石器を作った。
>しかし、チンプは石器を作らない。
>その違いは、「脳の能力の違い」にほかならないだろ。

当たり前です。ホモハビリスとチンプでは、脳(ことに前頭前野)の発達が相当程度違うし、
言語中枢の痕跡すら認められる。
チンプに作れない石器がハビリスに作れて何の不思議がある?
しかし、それは石器作りの本能ではない。
道具を製作する能力に過ぎない。

120 :出土地不明:2006/05/19(金) 23:48:31 ID:P7TblCYd
>>119
ぶぶー。石器製作が始まった段階では、ホモ属は登場していないんだな、
これが。残念だが、石器が作られるようになった時期は、250万年前だ。
ハビリスの化石が出てくるのは、さかのぼっても200万年前だ。普通は、
200万年前から160万年前までの、ホモ・エレクトス、あるいは、
エルガスターとは呼べないような、個体をぶっちゃけまとめてホモ・
ハビリス(でっかいとルドルフェンシス)としている。
で、石器製作をはじめたのは、ホモ・ハビリスではありえず、アウストラロ
ピテクスのどれか、ってことになる。
ようするに、石器製作が始まってから、その石器製作をしていたアウストラ
ロピテクスがホモ・ハビリスに進化した、ってわけだ。
で、現在では、石器の発見されたところの近傍で、同じ地層から出てきた、
アウストラロピテクス・ガルヒ が、石器製作をはじめたアウストラロピテ
クスの候補とされている。脳容積は他のアウストラロピテクス(華奢型で、
アフリカヌスなど)と変わらない。まあ、大きくて、450cc 程度だ。チンプ
よりは、10%か15%大きいかどうか、っていうところだな。
ガルヒについては、頭蓋骨もかなりしっかり残っているけれど、まあ、どう
みても、こりゃ、チンプそのものだな。まあ、アウストラロピテクスなんだが。
で、「ガルヒ」ってのは、発見されたエチオピアだかの言葉で「驚き」っていう
意味だ。こんなに脳容積も小さくて、いかにも猿人なんだが、石器をつくって
いたようだ、というのが驚きなのだ。


121 :出土地不明:2006/05/19(金) 23:49:22 ID:fLijbj0j
>しかし、重要なことは、ネアンデルタール人や解剖学的現代人は、おそらく教えられること
>なく、ルヴァロア石器を作った可能性が高いのだよ

でたらめ言うな鬼塚。証拠がないからって、何言ってもいいことにはならないぞ。
アボリジニがルヴァロワ技法を言い当てた話だって、それのどこが不思議なんだ?
アボリジニは日常的に石器を作ってるんだから、単に見ただけで見当がついたってことに過ぎない。
現代の職人だって、よく似た技術なら、見ただけで作り方の見当はつく。
考古学者が、造り方を一生懸命考えたのは、単に考古学者が、日常的に石器作りをしないから、
わからなかったためにすぎない。
実際、縄文土器の文様の作り方だって、学者が一生懸命かんがえたすえに、推定したんだろうが?
縄文土器なども本能でつくったというつもりか?
まったく鬼塚というやつは、人間に対するものの見方が根本的に粗雑だし、論理的思考も弱い。

122 :出土地不明:2006/05/19(金) 23:53:01 ID:fLijbj0j
>>120
別にアウストラロピテクス族でもかまわんよ。
チンプと同じ脳を持っていたわけではないのだから。
そこまで石器を拡大していいのなら、チンプはおろか、ニホンザルでも石器の道具的使用は認められる。
いずれにせよ、石器製作本能など出る余地はない。

123 :出土地不明:2006/05/20(土) 00:06:11 ID:VLfXoA7b
>>119
ちなみに、だけど、ホモ・ハビリス論争っていうのは、いまでも終結して
いないんだよ。
ホモ・ハビリスっていうのは、>>120で書いたとおり、アウストラロピテクス
ではなく、もうちょいと脳容積も大きいようだが、ホモ・エレクトス(あるい
はエルガスター)とはとても呼べないような体型している、っていう多数の
化石をひとまとめにして「ホモ・ハビリス」という名前にしましょうという
ことなんだ。古いものでは、200万年前よりちょいと後くらいのもので、
新しいものは、160万年前か、もっとあとのものもある。
で、個体差も激しく、脳容積も、小さいものは600cc以下のものもあり、
大きいものは、800ccを越えるものもある。ただ、身長はエレクトス
(あるいはエルガスター)とくらべて、150センチ以下と小さく、また、
どうみても、脚が短く腕が長く、もしかしたら樹上で生活していたのかも、
というような要素がある。完全なホモ属とされるエレクトス(エルガスター)
以降のものと、アウストラロピテクス属とされるものとのいろいろな判断
基準を適応させてみても、ホモ・ハビリスを果たしてアウストラロピテクス
属にすべきか、ホモ属にすべきかは非常にあやしい。
なんといっても、登場の時期が変だ。それが、とくに最近のドマニシでの
ホモ・エルガスターや、昔見つかっていたジャワ原人(ホモ・エレクトス)
の標本が180万年前ごろにさかのぼるっていう話になってきたので、
よけいにおかしなことになった。
さらにいえば、ドマニシのエルガスターも、多数の個体の標本がみつかって
いるが、そのうちのいくつかは、脳容積が600cc程度で、かつ、身長
が150センチ以下と小さい。アフリカで見つかっていたらたぶん、
ホモ・ルドルフェンシスかハビリスに分類されていただろうっていうもの
だ。それに対して、180万年前かもしれないジャワ原人は身長も180
センチ近くあり、体形は完全に現代人的だ。
つまり、180万年以上前にアフリカを出て、ドマニシ(グルジア)や、
ジャワに到達していたのを、かりにホモ・エレクトス(エルガスター)と
して、それと解剖学的に近いナリオコトメ・ボーイ(160万年前)を
エルガスター(エレクトス)としたときに、ホモ・ハビリスはどうみても
これらとは共存関係にあった、ホモ属になりきれてない過渡期的な猿人
としかみられない。
だから、まだ見つかっていない250万年から200万年前のホモ属の祖先
たるものを見つける必要がある。まあ、ホモ・ハビリスとされる標本の中に
そういうものがあるのかもしれないが。
私としては、アウストラロピテクス段階(ガルヒなど)で、石器製作がはじまり
その石器製作に伴う行動の変化や栄養摂取量の増加などで、非常に短期間に
ホモ・エルガスターが進化してきたと考えている。ハビリスはなりきれなかった
傍系だと思われる。あるいは、ドマニシのエルガスターがハビリスの範囲に入る
ようなものなら、エルガスター自体が、初期型では非常にばらつきの大きい
種だったということなのかもしれない。いずれにせよ、アウストラロピテクス
段階から、エルガスター段階までの進化は50万年以下の短い時間におこった
わけで、これが、石器使用の結果として考えられるわけだ。

124 :出土地不明:2006/05/20(土) 00:08:46 ID:VLfXoA7b
>>122
どこまで石器を拡大するって?
ガルヒが作っていたのは、まぎれもなく「オルドワン石器」だよ。
ちゃんとした、剥片石器だ。これはチンプもニホンザルも作っていない。
そもそも、石を加工することはしていない。長年同じ石でナッツ割りを
していて、すり減った例はあるがな。
これは、オルドワン石器とは別ものだ。

125 :出土地不明:2006/05/20(土) 00:17:22 ID:VLfXoA7b
>>122
もういっちょ聞こうか?
チンプがナッツ割りをやることがあるし、そのときには専用の石と石の
皿をつかってやったりする。ところが、こういうことをするチンプは、
一部地域に限られている。アリ釣りもそうだな。これも一部のチンプは
するが、そうでないチンプはしない。とにかく、こういう行動は、場所
で違うから、文化だといえよう。霊長類にも文化があるという証拠だな。
ニホンザルの芋洗いもそうかもしれないな。

でも、石器製作はそんな局所的なものではないのだ。
ガルヒが使っていたオルドワン石器も、ドマニシのエルガスターのオルドワン
石器も、そして、その後のどこのオルドワン石器も、200万年以上の間、
ホモ属の至るところ、どこでも普遍的に存在する。若干の例外は、ジャワ原人
なんだが。
これほど変化なく、長い時間にわたり、そして地域差もなくずっとずっと
同じ行動をして同じ石器を作り続けたっていう場合、普通、「進化的に獲得
された本能的行動」ということにするんじゃないかな。
文化的と呼べるのは、中期旧石器段階以降だ。ここでは石器の製作法に、
若干の違いが出てくる。地域差もあるし、同じ地域での発展もみられる。
どうかな?

126 :出土地不明:2006/05/20(土) 00:24:09 ID:VLfXoA7b
>>121
学者をバカにしているな。
伝統的に石器製作をしている人間と、そして日頃から石器を観察して、
その系統と製作法を推定し、実践的に石器を作りその系統や変化をみて
いる学者と、石器製作法の推定に関して、大きな違いがあるというのかな。
学者をバカにしているよ。

127 :出土地不明:2006/05/20(土) 00:24:58 ID:Z1cPqsyG
>>124
おれはさっさと寝るので、もう終わりにするが、鬼塚の意見は変だね。
ガルヒがオルドワン石器をのこたとしよう。
普通オルドワン石器はハビリスの遺産と考えられる。
ガルヒとハビリスは脳神経的に相当違うと考えられる。
にもかかわらず残された石器は同じである。
これはとりもなおさず、石器の形態が遺伝的(すなわち本能的)形態の、反映ではないということの表れではないかね。
実際、わずか数千年前の縄文の遺跡から出すら、オルドワン様のものが、発掘されるときもあるという。
これはとりもなおさず、石器の作り方は、人類種によって固定されたものがない、
すなわち、遺伝的産物のものではないということになる。

128 :出土地不明:2006/05/20(土) 00:37:56 ID:VLfXoA7b
>>127
なんか勘違いしているね。
ガルヒはパイオニアとして石器製作をはじめたわけだ。石器を作るには
作ったが、おそらく、成功率は非常に低かったし、かなりの苦労があった
だろう。アウストラロピテクスが平原での生活をある程度はじめた段階
から、腐肉漁りをするようにはなっていただろうから、石器ではない自然
石で、骨を叩き割って骨髄を取り出すようなことはしていただろう。
だから、石の扱いに慣れていた、というのはチンプよりはずっと上だろう
な。骨を割るときには、かなりのインパクトが必要だ。だから、そのため
に、息をとめて力を強くし、また失敗しないように石を当てるコントロール
をするようなことも、次第に発達させていっただろう。それはアウストラロ
ピテクス段階での話だ。手の形も、後のパラントロプスをみてもわかる
ように、現代人的な手だったようだ。チンプの手とは違う。拇指対向性は
チンプよりははるかによい。
あとは、石と石をぶつけるということをはじめるかどうかだ。
はじめたのだろうよ。でも、成功率も低い。そこで、進化論が働く。
より石器製作が上手な個体が、より栄養摂取量も高く、ボスになる確率
も高いので、子孫を残しやすくなる。そして、数十万年の間に、石器
製作の精度が高くなり、そのころには、ハビリスかエルガスターへ
進化していた、っていうことだ。その結果としての脳容積の拡大だ。
そこで、剥片石器製作という方向が決まったのだ。
そこから、脳はさらに剥片石器をより効率的でより微細な加工ができる
ようにするように発達する。というか、そういう微細な加工ができる
個体が、より生き残ることが多かったということだ。
その段階で、オルドワン石器が効率良く作れる程度の脳容積は、600cc
程度だ。それより小さいときは、石器製作の成功率が低い。ガルヒは苦労
していたんだろう。そして、石器製作が遺伝的に固定された本能的行動と
なって以降の人類は、一つの例外をのぞいて、脳容積が600ccを割る
ことはない。例外は、ホモ・フロレシエンシスだ。脳容積が430cc
でガルヒなみだな。まあ、体は小さいからこの脳容積の意味はまた別の
意味がありそうだが。
だから、脳容積が600cc以上ある人類(ホモ属)のいるところ、
どこでも、オルドワン石器が使われ続ける。現代でも作られ続けている。
そういうことだよ。
ちなみに、ホモ・フロレシエンシスの遺跡からは、石刃技法の石器は
でてきているが、剥片石器はどうなんだろう。そもれ面白い話だな。
もし、フロレシエンシスがフロレス島にわたってきてすぐに石刃技法
をはじめたなら、現代人の祖先よりも先に石刃技法をはじめたことに
なるのかもしれない。あるいは、ジャワ原人と同じく、石器製作を
一たんはやめて、後に現代人との接触で、石刃技法の石器製作を
まなんだのかもしれないが。
と言う意味で、ジャワ原人とホモ・フロレシエンシスは、石器製作に
からんで、面白い話を提供してくれるようにも思うぞ。

129 :出土地不明:2006/05/21(日) 11:52:20 ID:4ZRWWkMR
>なんか勘違いしているね。
>ガルヒはパイオニアとして石器製作をはじめたわけだ。石器を作るには
>作ったが、おそらく、成功率は非常に低かったし、かなりの苦労があった
>だろう。

お前の空想話なんかどうでもいいんだよ。
石器製作が本能的に刷り込まれた行動なら、神経的に異なるガルヒとハビリスが同じオルドワン石器を作るのは、
おかしいというという指摘に何一つこたえてないじゃないかw


130 :出土地不明:2006/05/21(日) 12:06:59 ID:4ZRWWkMR
>>126
>学者をバカにしているな。
>伝統的に石器製作をしている人間と、そして日頃から石器を観察して、
>その系統と製作法を推定し、実践的に石器を作りその系統や変化をみて
>いる学者と、石器製作法の推定に関して、大きな違いがあるというのかな。
>学者をバカにしているよ。

ハア? 考古学者とアボリジニを比べたら、石器作りについての熟練度は、1対1万くらいだろうが。
アボリジニがルヴァロワ石器に作り方がわかるのなんて、当たり前以外の何者でもない。
それが生活の知恵ってもんだよ。
たとえば、こういう話がある。
戦中、日本軍は、ニューギニアに進軍したが、森の中での生活は困難を極め、餓死者が続出した。
しかし、高砂族出身者だけは、まったく餓死はしなかった。彼は言う。
「私たちは日本人とは違って、たとえニューギニアだろうと森の中で生きることにはまったく何の問題もない。
農耕民との違いをつくづく感じた」
ちなみに、ニューギニアの原住民の生活が本格的にわかったのは戦後のことで、
それも何人もの学者が苦労してフィールドワークをした結果のことである。
それほど苦労しても、今なお民俗学者はニューギニアの森の中で暮らすことはできないだろう。
これにくらべれば石器作りなど容易である。
いったい、鬼塚は高砂族に「森の中で生きる本能」があるとでも言うつもりかw
翻ってみて、ルヴァロワ技法など、森の中で生き抜くことに比べでれば、問題にならないほど簡単なことである。
今まで石器を作ったことがない人でさえ、容易に習得できるものである。(鬼塚はこのことにつき、虚偽の記述をしているw)
アボリジニが言い当てることなど、あったりまえである。
バカなのは、学者ではない。

131 :出土地不明:2006/05/21(日) 12:22:58 ID:4ZRWWkMR
鬼塚は>>103で、石器遺伝子破壊個体の、頻度が変わったということで、
石器遺伝子の崩壊を説明しようとしている。
なるほど、進化というのは、常に、生存有利な突然変異が広がることで、おこるものである。
ここで大切なのは、有利な突然変異が広がるということ自体が、
孤立した集団同士で、独立に発生するということは考えにくいということだ。
このようながおきるとすれば、遺伝的に交流のない集団が互いに同じ方向に進化するということを意味するからだ。
だから、鬼塚が、各地域に広がったサピ同士で、独立に、石器遺伝子崩壊個体が爆発的に増えたという議論も、
依然進化論的には奇妙な考え方なのである。
やはり、後期旧石器が各地域で独自に発生したの事実は、これらが文化的な変化であったことを物語る有力な証拠である。

132 :出土地不明:2006/05/21(日) 12:33:47 ID:4ZRWWkMR
結論。
@ルヴァロワ石器の習得には、石器製作本能を必要としない。
A現代人60億に、石器本能をもつ個体は誰一人いない。
B後期旧石器文化が各地域で独立に発生した事実は、これらが遺伝的変化によってもたらされたものではない
 ことを意味する。
C鬼塚は、オモ1は現代人に適応できたという。
 したがって、彼は、石器本能があるはずのオモ1と現代人にどんな違いがあるのかと詰問されても答えられない。
DそもそもCの鬼塚の言説から、石器製作本能が現代文化の妨げとなり、ゆえに淘汰されたという論理が、口からでまかせであることを物語っている。
E石器製作本能が脳神経的に刻印された行動であれば、ガルヒとハビリスのような相当違う種であれば、作られる石器もひどく異なるほうが自然だが、
 一般に人類種と石器の形態とは対応していないようである。

以上、全ての事実を勘案すれば、石器製作本能が存在しなかったことは自明である。

133 :出土地不明:2006/05/21(日) 13:43:47 ID:EVmBUM4q
>>131
進化論を単純に見過ぎているな。鎌形赤血球の遺伝子の問題などをどう
とらえるかな。あきらかに、「不利な条件」だよ。それが広まるには、
ヘテロだとマラリアに有利で、ホモだとほとんどフェイタルということ
とのバランスになる。この微妙なバランスなどは、周囲の条件などによ
っても大きく変化し、過去のことはよく分からない。結果論でしかいえ
ないからな。
>>132
1) 間違いなく言えることは、現代人なら、必要に迫られたら、おそらく、
ほとんど教えられることなく、オルドワン石器を作ることができるが、
ルヴァロア石器は、十分に熟練した考古学者とその人々に示唆されおしえら
れた人々のみが作ることができる。そして、製作法がわかったオーストラリア
のアボリジニも決して作ることはしない。
2)現代人はすべてオルドワン石器からおそらく前期アシューリアンや、後期
アシューリアンの石器を作る基本的な遺伝子セットを持っている。ただ、それが、
石器製作に使われているというわけではなかろう。理由は簡単だ。チンプは
オルドワン石器ですらつくれないが、現代人はだれでも作れる。能力の違いは
歴然だ。そこには、もちろん、手の形や呼吸のコントロール、筋肉のコントロール
などに関する解剖学的特徴もふくめての話だ。
3)この説明は逆に、MSA段階とほとんど同じ能力をもっていたネアンデルタール人が
結局、後期旧石器段階に至った例がシャテルペロニアン文化に関する一点だけで、しかも
そこからの発展もなく滅びたあたりが判例となろう。なぜ、ネアンデルタール人に文化
的な違いが生まれなかったのか。もちろん、地域変種は若干あるけれどな。
もちろん、ほかにもたくさんの考古学的所見からみて単純に考えすぎだ。
4)オモ1は間違いなく現生人類と同じ遺伝子セットをもっていた。ただ、そのSNPの頻度
の偏りが現代人の中での地域集団間の違いと同じく、平均的な現代人の分布とは違って
いただけだ。
5)まったく進化論もなにもわかっていないようだな。
6)全くこれもナンセンスな反論だ。ガルヒもハビリスも、エルガスターもそして、エレクトス
も、ネアンデルタール人も、解剖学的現生人も、等しく同じ石器を200万年作り続けた
ことこそが、まさに、人類の「直立歩行」と同じく生得的であることを意味するのだよ。
基本的な直立歩行のしかたは、400万年前のアナム猿人も350万年前ごろのアファール猿人
も、そして、300万年前のアフリカヌス猿人もガルヒ猿人も、さらにいえば、別系統と
なったパラントロプス系の猿人も、ほとんど同じだ。ようするに人間の脳の中の根本的な部分に
これらが刻印されているということだ。前頭葉の大きさが大きくなったのは、逆に石器製作から
誘発された社会的環境変化や、あるいはそれによって可能になった大量の動物性脂肪の摂取など
に伴うもので、その結果、思考能力が高まり、より高度で複雑な行動が、生得的に可能になった
ということだ。

さて、すでに、あまりにも非建設的な反論ばかりなので、十分注目に値する反論がないかぎり
はこの議論はうち切る。

134 :出土地不明:2006/05/22(月) 01:02:29 ID:SqznDQCZ
科学はディベートじゃないですよ。

135 :出土地不明:2006/05/22(月) 20:32:42 ID:+JeQDrRM
>>133
>進化論を単純に見過ぎているな。鎌形赤血球の遺伝子の問題などをどう
>とらえるかな。あきらかに、「不利な条件」だよ。それが広まるには、
>ヘテロだとマラリアに有利で、ホモだとほとんどフェイタルということ
>とのバランスになる。この微妙なバランスなどは、周囲の条件などによ
>っても大きく変化し、過去のことはよく分からない。結果論でしかいえ
>ないからな。

そんなことおれの論点と何の関係もないね。
本質的な批判に対しては、それにはなんら答えずに直接関係ないことを長々と述べるいつもの鬼塚のレトリックに過ぎない。
おれの言っているのは、石器遺伝子破壊個体の急増にしろ、それが、サピの行く先々で、
独立に発生したというのは、進化の原則に外れるということ。
お前はその論点に何一つ答えていない。
お前のあげる鎌状赤血球にしたって、これは、マラリアに対する適応として発生したのは明らかであるが、
マラリアが分布する全ての地域で同じように鎌状赤血球遺伝子が分布しているわけではない。
その分布はおもに西アフリカであって、東南アジアやインドネシアでは、マラリア分布地であるのに、きわめてまれである。
これは、同じような環境が与えられても、それぞれの地で独立に、同じような遺伝子が増加することが、一般には起きないことを物語っている。
鬼塚に言のいうような、石器遺伝子破壊個体が、サピの分布するあらゆる地域で、
独立に爆発的に増加するなどということが、いかにありえないかを物語るものである。
これは、世界各地で発生した後期旧石器文化が、明らかに文化的な変化であることを示すものである。

136 :出土地不明:2006/05/22(月) 20:37:56 ID:+JeQDrRM
>そして、製作法がわかったオーストラリア
>のアボリジニも決して作ることはしない。

ハア? 教えれば作れるに決まってるだろうが?
ルヴァロワ石器作るのは石器遺伝子がないはずの現代人にも用意であり、
石器製作本能など必要ないという結論に揺るぎようがない。

137 :出土地不明:2006/05/22(月) 20:41:22 ID:+JeQDrRM
>現代人はすべてオルドワン石器からおそらく前期アシューリアンや、後期
>アシューリアンの石器を作る基本的な遺伝子セットを持っている。ただ、それが、
>石器製作に使われているというわけではなかろう。理由は簡単だ。チンプは
>オルドワン石器ですらつくれないが、現代人はだれでも作れる。能力の違いは
>歴然だ。そこには、もちろん、手の形や呼吸のコントロール、筋肉のコントロール
>などに関する解剖学的特徴もふくめての話だ。

ハイハイ。それは石器製作本能なんかではありませんねwww
人類が道具をつくる知恵や手を持っていることぐらい誰でも認めています。
しかしそのことを石器製作本能とは、誰も言いません。

138 :出土地不明:2006/05/22(月) 21:02:30 ID:+JeQDrRM
>この説明は逆に、MSA段階とほとんど同じ能力をもっていたネアンデルタール人が
>結局、後期旧石器段階に至った例がシャテルペロニアン文化に関する一点だけで、しかも
>そこからの発展もなく滅びたあたりが判例となろう。

鬼塚よ、お前は論理的思考はあまり強くないようだが、率直に言って、シャテルペロニアン文化は、
後期旧石器文化が遺伝子の変化によってもたらされたとする説に対する重大な反例となるのだよ。
なぜなら、お前の説によれば、石器製作本能を持つ人間は、本能に強く制約されるゆえに、
ルヴァロワ石器を作るという遺伝的に固定されたプログラムを脱することができなかった。
ネアンは石器遺伝子を持っており、その行動は本能によって制約されていた。
ならば、ネアンがサピのもたらした後期旧石器文化の影響を受けることは、そもそもありえない。
それは、チンパンジーがどれほど人間になれたところで、直立二足歩行をするようにはならないのと同じである。
文化の特質のひとつとして、なんら遺伝的接触がなくとも、他影響を受けるという点にある。
たとえば、産業革命はイギリスで起きたが、イギリス人になんら遺伝的な変化があったのでないのはもちろんのこと、
イギリス人の遺伝子が流れ込んだわけでもない、フランスやドイツ、日本に明らかに影響を与えている。
ネアンが、クロの影響を受けたのは、まさに後期旧石器が遺伝の変化ではなく、文化であったことを物語る。
もちろん、影響のスピードは、現代とは比べられないほどゆっくりとしたものである。
それは、このころの人類が、きわめて人口密度が低く、おそらく一生涯に出会う人間の数がせいぜい100名くらいだったとも推定される、
情報の拡散スピードの遅さによるのである。
実際のところ、ネアンは、クロと接触して数千年で絶滅にいたった。
これは、ネアンとクロのわずかな出生率の差によってもたらされるものである。
その結果、クロの文化を完全に受け入れるまで時間的余裕がなかったために過ぎないと考えられる。
ネアンに、クロのような文化に習熟する能力がなかったとは、必ずしも考えない。
なぜなら、アボリジニは、特に1万年以上前の個体には、ネアンはおろか、ホモエレクトスなみに前頭葉が引き倒れた連中がたくさん存在して、
しかも文化的には明らかにクロと同格の文化を持っているからである。

139 :出土地不明:2006/05/22(月) 21:16:17 ID:+JeQDrRM
>オモ1は間違いなく現生人類と同じ遺伝子セットをもっていた。ただ、そのSNPの頻度
>の偏りが現代人の中での地域集団間の違いと同じく、平均的な現代人の分布とは違って
>いただけだ。

鬼塚は、オモ1は石器製作本能があったという。
現代人には石器製作本能をもった人間は一人もいません。
よって、石器遺伝子に関する限り、オモ1が現代人の範疇に入らないことになります。
これは論理的にも明らかです。
にもかかわらず鬼塚はオモ1が現代に適応できると口走り、
あらゆる点で論理に破綻をきたしているわけです。

140 :出土地不明:2006/05/22(月) 21:17:48 ID:+JeQDrRM
>まったく進化論もなにもわかっていないようだな。

論理的に破綻しているゆえに、ほとんど反論できないようですね。


141 :出土地不明:2006/05/22(月) 21:23:37 ID:+JeQDrRM
>全くこれもナンセンスな反論だ。ガルヒもハビリスも、エルガスターもそして、エレクトス
>も、ネアンデルタール人も、解剖学的現生人も、等しく同じ石器を200万年作り続けた
>ことこそが、まさに、人類の「直立歩行」と同じく生得的であることを意味するのだよ。
>基本的な直立歩行のしかたは、400万年前のアナム猿人も350万年前ごろのアファール猿人
>も、そして、300万年前のアフリカヌス猿人もガルヒ猿人も、さらにいえば、別系統と
>なったパラントロプス系の猿人も、ほとんど同じだ。

人類が道具を作る知恵を「生得的に」持ってることくらい誰でも認めてるだろうが。
鬼塚の意見が珍妙であるのは、石器作りそのものが遺伝的にプログラムされた本能だというからおかしいのだ。
そんな証拠はどこにもないのであるw

142 :通りすがり:2006/05/22(月) 21:44:27 ID:C4paGGcA
ヘテロって何ですか?

143 :出土地不明:2006/05/22(月) 23:20:28 ID:4tLbPBG1
>>138
末期シャテルペロニアン文化というのは文化だから、遺伝的なものと無関係
に伝搬する可能性があるっていうことだよ。
MSA段階でも、石刃技法は出ては消え、出ては消えということを繰り返して
いることを述べた。それは創造性と本能との間の揺らぎだと説明した。
ときに創造的なことが本能的なものより優位にたつこともある。しかし、
それはまたすばらくすると揺り戻されて、もとの本能的なものにもどって
いく。中期旧石器時代は、解剖学的現代人のMSAでもネアンデルタール人の
ムステリアン文化でも(あるいはその変種たるシャテルペロニアン文化で
も)、つねに地域性と微少な揺れを伴っている。
総じて言えば、MSAとムステリアンとの違いよりも、MSA内、あるいは、
ムステリアン内の多様性のほうが大きい。そして、シャテルペロニアン文化
も当初はムステリアンの変種として登場し、その時期は8万年前ごろにま
でさかのぼる。ただ、この段階のシャテルペロニアン文化には後期旧石器的
要素はない。そこに後期旧石器的要素が入るのは、オーリナシアン文化が
ヨーロッパに入ってきたあとだ。もちろん、オーリナシアン文化が本当に、
解剖学的現代人のものなのかどうかは、まだまだ分からないことが多い。
プロトオーリナシアンというべきトルコとイラク国境のザクロス山系の文化
は、明確に、その地のムステリアンとの関係が深く、そこには、ネアンデル
タール人が住んでいたことが明確だ。もしかしたら、初期オーリナシアンの
一部がネアンデルタール人との混成で可能性がある。
それはさておき、後期旧石器文化というのは、遺伝的系統と無関係に伝搬
する。その例が、末期シャテルペロニアン文化ということだ。
ところが、この末期シャテルペロニアン文化は、やがてまたムステリアン
文化と同様の中期旧石器段階に戻っていってしまうわけだ。
アフリカにおけるMSAが、ときに後期旧石器文化的要素をみせつつも、
10万年前から、2万年前まで振り子が揺れるように振動しているのと
同じく、シャテルペロニアン文化もまた、ネアンデルタール人のムステリ
アン文化の中における振り子の一揺れと考えることができる。
後期旧石器文化は、文化であるから、遺伝系統と無関係に伝搬する。
伝搬はするが、石器製作などにおける本能をもつ個体が大多数であるような
集団においては、やがて、本能による行動が戻り、もとの中期旧石器段階
にもどってしまうわけだな。

簡単な話、たとえば、チンパンジーでも人間とともに暮らす動物園や、
研究所のチンプは、直立二足歩行をする頻度が野生のチンプに比べて
遙かに多い。彼らも、「苦労すれば」二足歩行は可能だからだ。
しかし、そのチンプを、もう一度野生に戻すことが行われて、何世代
かたつと、その二足歩行の頻度は普通の野生のチンプと同様のレベル
まで戻ってしまうということだ。

144 :出土地不明:2006/05/22(月) 23:41:04 ID:4tLbPBG1
>>141
> 人類が道具を作る知恵を「生得的に」持ってることくらい誰でも認めてるだろうが。
それが本能だろ。
そして、チンプも道具を作る。アリ釣りのためには枝を選んで、その枝から
葉を取り除き、そして、アリ釣りに適した形にしてから、使う。これは道具
作りだな。ついで、ナッツ割りをするときも、平たい石を選び、そして丸い
石を選び、そしてナッツ割りをする。しかも、それらの石皿と丸石は群の
中で伝承されているということもある。
しかし、圧倒的な違いは、チンプが石器を作れないということだ。
だから、チンプと人間との間には、石器を作る能力があるかないかという
ところに、圧倒的な違いがある。

さて、その大きな「越えられない能力の違い」は、当然チンプのゲノムと
人間のゲノムとの違いに基づくことは間違いない。
さて、そのときに、石器作りが「文化的なもの」と主張する人たちの考え
は、以下のようなものだ。
「よくわからないが、初期人類は道具製作を可能にする能力を獲得した」
というものだ。その道具製作の能力というのは、非常に曖昧でぼやけた
もので、なにか、一般的な「道具製作」に関わる知能なり能力なりという
ことだ。で、
「初期人類は、そのような道具製作を可能にする能力を持っていたので、
石器を作るようになった」
ということだ。
で、そこで問題になるのは、道具製作を可能にする能力というものが、
チンプのそれよりはずっと高度で石器製作も可能であるものであったわけ
だから、その分、人間の「一般的道具製作能力」とういものはチンプの
それとは、違う形で進化的に獲得された能力である必要があるわけだ。
では、そういうチンプのそれよりは、ずっと石器製作に向いた道具製作
能力というものは、どういう状況で、どういう理由で進化的に獲得され
たものなのか?という質問に対して、どう答えるか、ということだな。
おそらく、絶対に発見されないであろう250万年か300万年前ごろ
の、初期人類のつくった石器以外の人工物のようなものを仮定すること
になるのだろうか?石器を作り始める前段階に、たとえば、木工をして
いたか、動物の骨を使っていたか、あるいは、、ということだ。
もちろん、チンプのやっていたアリ釣りと同じことをしていたなら、その
アリ釣り用の枝の残りなんていうものがあったのだろうか?
そういう形で一般的な「道具製作能力で石器製作をも可能にする能力」と
いうものが獲得されて、そこから、石器製作が文化的なものとして実現
した、というシナリオになるのだろうか?
これは、絶対に証明もできないし、たんなる妄想でしかない。
考古学的に確実な証拠は、250万年前、ホモ・ハビリスが登場する
およそ50万年くらい前に、石器製作をするアウストラロピテクスの
一派が存在し、彼らが最初のオルドワン石器を作ったということだ。
だとしたら、その石器を作りだす能力がそのとき獲得されたということ
だ。それは、石器以外の道具をも作り出せるような「一般化された道具
製作能力」を獲得したから石器が作れるようになったのではなく、
石器製作専用の能力を獲得したということなのだ。だから、この能力は、
その後、250万年の間、変化することもなく、現在まで受け継がれている。
それと、その石器製作専用の能力は、ときに他の能力へと応用されつつ、
能力自体も変化し、より洗練された石器製作が可能になるような能力へ
と進化していったのだよ。


145 :出土地不明:2006/05/22(月) 23:53:59 ID:Ij2ErqqD
では、最初に石器製作をしはじめたアウストラロピテクスはどうして、
石器製作を可能にする能力を獲得していなかったにも関わらず、石器製作
ができたのか、ということになるだろう。石器製作をはじめる前に、最低
限のもっとも粗末なオルドワン石器を作ることができる能力が最初から
存在していたことになる。で、その能力は石器製作をするために獲得され
た能力ではなく、別に獲得された能力だったことになる。
では、その石器製作を可能にする能力であって、石器製作以外の必要性
から獲得された能力は、どういう能力でどういう形で獲得されたのか、
ということだ。これもおおむね明確に分かっている。
直立二足歩行を始めたのは、石器製作の200万年から300万年以上
前で、その結果として手でものを持つことができるようになった。
そして、平原で生活することの多かった直立二足歩行類人猿の中で、
その主たる食料として、平原での動物の死骸の腐肉食をはじめたものが
いた。その中で、石で、死骸の骨をわって骨髄を食べることをはじめた
ものがいたのだ。そのときは、石はただの石であった。最初は近くで
拾ったのだろう。そのうち、腐肉漁りのために死骸を探す前に手頃な
石を探しておいて、利用するものがいたわけだ。
骨を割って骨髄を食べるということは、チンプのナッツ割りをするのと
同じレベルだから、行動のレパートリーとしては可能な行動だろう。
しかし、ナッツ割りよりは遙かに強いインパクトのある打撃が必要だ。
そこで、その打撃の力が強い個体で、コントロールが正確な個体が、
選ばれる。事前の石探しが上手な個体が進化的に優位にたつ。
こうして、チンプにくらべて、石の持ち運びがずっと上手で、かつ、骨
を割るときの打撃が正確で十分な強さでできる個体が選択される。
ここまでの段階で、身体的能力や基本的な石選びの能力など石器製作に
必要な最低限の能力は、この中で獲得されていた。だから、石器製作を
はじめることができた。一度石器製作が始まれば、より石器が上手に
作れる個体が優位にたつので、それが淘汰圧となって、オルドワン石器
の形式が進化的に獲得された能力として固定される。そして、その能力
をもった個体群は、能力を持たない個体よりも動物性脂肪の摂取量が多く、
かつ、脳の発達に必要な栄養分もとれる。その状態が50万年程度続き
結果として、脳容積が600cc程度になる初期ホモ属が登場する。

146 :出土地不明:2006/05/23(火) 00:11:15 ID:g8A9/Zwh
>>145で述べたことは、決して絵空事ではない。
この石器製作能力獲得にいたるまでのシナリオは、いままでの考古学的な
発見で得られたものによって、十分に証拠づけられている。
まずは、石器製作が開始される以前から、動物がかみ砕いたのとは違う
形で割られた骨が散乱している遺跡が発見されている。その遺跡は当初
誤解されて、あの「2001年宇宙の旅」のオープニングのシーンに
利用されていたわけだ。
そして、このシナリオでは、直立二足歩行の確立(400年前まで)、
ついで、平原における動物死骸を食料とする腐肉食の始まりがあり、
ついで、石を利用した骨を割って骨髄を食べるということが始まり、
そして、最終段階として石器を利用した、より効率的な死骸からの
食料の獲得というところにつながり、その間に、特別なブレークスルー
を必要としない。また、このシナリオは、あきらかに100万年
スケールで進行し、進化的な淘汰によって、一ステップごとに進展し
ていったことが、全く問題なく理解できる。
さらにいえば、このシナリオの中に、このシナリオの前段階として、
あるいは、このシナリオの途中において、「より一般的な道具製作
能力の獲得」などというものが張り込む必要もなければ、余地もない。
だから、各ステップで必要な能力は、各ステップの直前に進化的に
獲得され、その能力が応用されて、次のステップに進むことが明確
に導き出される。
だから、石器製作能力は、決して一般的な「道具製作能力」などという
ものの一部であるということはなく、石器製作能力そのものが、進化的
に獲得され、その石器製作能力は、おそらく、後期アシューリアンの
時代まで、他の能力として応用展開されることもなかったのだ。
後期アシューリアンでは、あきらかに木工が始まる。この木工のための
能力がどういう形で獲得されたかについては、まだまだ考古学的に発見
された証拠が少なく、あまり明確な推定は不可能だ。
ただ、後期アシューリアンにおいて、おそらくはじめて石核の整形と
いうことが始まっていて、後期アシューリアンのハンドアックスの緻密
な細かい剥片剥離で得られる剥片は実用的に利用できる大きさではない
ので、そこではじめて、「削る」という概念が発達した可能性が高い。
ようするに、削って整形するという能力だ。前期アシューリアンを通じて
当初は、たんに剥片取り出しのための材料であった石核が、次第に、
実用的石器として使われるようになってきて、その段階でその整形と
いうことも始まった。その整形段階で、剥片として利用できない小さな
剥片を取り出すことで、より緻密な整形が可能であるという方向に
進歩していったことになる。そして、後期アシューリアンが始まり、
木工への応用がおこり、さらに、整形石核からの定型剥片剥離という
ルヴァロア技法へも展開していったことになる。
骨に対して、剥片剥離をしようとした間違った例もあることだから、
木材にもそれを応用し、当初は剥片剥離に近いことを適応しつつ、後
に「削る」ということが可能になったのだろう。

147 :出土地不明:2006/05/23(火) 00:29:17 ID:g8A9/Zwh
前期旧石器時代を通じての利用された石器の種類をみていこうか。
オルドワン石器の段階では、利用されたのは、間違いなく、石核から剥離
された剥片だ。その形状はいろいろあるが、基本的には鋭い刃をもってい
て、これで、動物の皮を切ることができた。日差しで乾燥した動物の死骸
の皮を切り、中の多少しめった状態の骨を取り出し、そのときに腱などを
切るのにも剥片石器は使われた。石核、あるいは未加工の丸石で骨を
割り、骨髄を食べるというのは、石器製作以前と同じ動作だった。ただ、
剥片石器の登場で、より取り出せる食料の量が増えたことは間違いない。
よって、この時代の主な道具は、丸石あるいは石核と、剥片石器という
ことになる。剥片石器は鋭い刃をもつという特徴以外は不定形である。
考古学者はこれを、スクレーパーとかビュランとかいろいろな名前で
分類しているが、その利用方法は同じであるから道具として剥片石器は
未分化であったと思われる。
前期アシューリアンが始まり、一つの石核から取り出される剥片の数
が増える。それとともに、自然に定型のハンドアックス型になった
石核もまた、利用価値が出てくる。剥片よりはずっと大きいので、力
の加減もしやすく、力のいるカッティングをすることが可能だ。
だから、前期アシューリアンの段階では、剥片石器と石核の転じた
ハンドアックスの二つが、主な道具である。
後期アシューリアンでは、剥片石器、そして緻密に整形されたハンドアックス
と、それから、おそらくハンドアックスで削ることで作られた槍などが
道具に加わる。そして、途中で、ルヴァロアポイントが登場する。
石器の種類は、およそ三種類くらいに増えることになる。
このあたりまでの石器の種類の増加は、とてつもなくゆるやかで、遅い。
200万年かけて、1種類の石器から3種類の石器に増えたということ
だ。さらに文化的な違いもなく、同じ一様な組み合わせの石器群がそれ
ぞれ50万年から100万年も続く。そしてどの石器も、その出現に
先立つ能力の前適応が説明できる。だから、このあたりはすべて本能的
に獲得された能力だということになる。
ネアンデルタール人のムステリアンや解剖学的現代人のアフリカなどに
おけるMSA段階になると、石器の種類は、数種類(おそらく10種類以下)
に増える。MSAではときどき石刃が含まれるときがある。剥片石器も、
必要に応じて、動物の皮をはぐスクレーパーや、ナイフ、木工用の道具
などに分化していく。さらに、地域差も出てくる。この段階で文化と
呼べる要素が出てくる。だいたい10万年前ごろから以降だ。
ただ、著しい発展ということはない。
ところが後期旧石器段階になると、突然石器の種類が膨大に爆発し、
かつ、骨角器が登場し、また、木工も精緻化し、組み合わせた道具など
も登場する。おそらく、道具の種類は、数十種類に跳ね上がる。
石器はあきらかに用途に応じて違う形になり、特殊化していく。
どのようなときにどのような形の石器が有効か、を考えて作っていると
いうことがわかる。だから、ここが創造性の始まりといえるわけだ。
それ以前は、いや後期アシューリアンまでは、前適応で得られた能力の
応用で作られた新しい石器以外のものは登場していない。すべては、
進化の法則にのっとっていて、それ以外ではないのだ。

148 :出土地不明:2006/05/23(火) 01:03:59 ID:BqVsnNXL
>>144-147
以上纏めると、人類の進化は、その道具たる石器の「進化」とそれにとも
ない可能になった行動の「進化」によって成り立っている。
剥片石器が始まった250万年前からおよそ50万年の間に人類は解剖学
的には恐ろしいほどの変化があった。体の変化だ。身長が100センチから
120センチ、せいぜい140センチ程度であった段階から、180センチ
近い高身長になった。つまり、アウストラロピテクス段階から、ホモ・
エルガスター(ホモ・エレクトス)への進化だ。体重はおそらく3倍以上
になった。ホモ・ハビリスを、アウストラロピテクスからホモ・エルガスター
への中間段階として位置づけるなら、体が大きくなるのに先行して、脳
容積が50%程度大きくなったということだ。ホモ・ハビリスや、あるい
は、ドマニシのホモ・エルガスターの小柄な個体は、アウストラロピテクス
のもっとも大きい個体の身長の範囲に収まる。
剥片石器の登場で、動物死骸からの栄養摂取の効率が飛躍的に高まり、
それによって、脳が大きくなったと同時に、石器製作の成功率が高くな
ったということだ。オルドワン石器は脳容積が十分に大きくなったホモ・
ハビリス段階(あるいはホモ・エルガスター)で確立する。
そして、その結果として、利用可能な動物死骸の範囲が広くなり、その
ことは、他の腐肉食の動物との競争原理から、高身長が必要になったわけ
だ。そして、他の腐肉食の動物に勝つためには、走る能力が必要になり、
そこで、現代人と基本的に同じプロポーションの身体が実現された。
身長180センチで体重が100キロ近い大型の哺乳類であるから、その
ための脳容積は当然900cc程度必要だったことは間違いない。
この進化は、「石器製作」がきっかけとなって起こった飛躍的な進化
だったわけだ。こうして、オルドワン石器が確立した200万年前か、
あるいは180万年前ごろから、人類の進化は完全な停滞期に入る。
アフリカを出て、地域的に拡散し、北はグルジア(ドマニシ)まで進出
また、アジアにはジャワまで進出。中国などにも進出していったが、
以降100万年以上の間、体の形も脳容積も、そして石器製作法自体も
ほとんど変化なくずっと同じ状態が続く。
以前も書いたように、オルドワンから前期アシューリアンへの変化は、
それほど大きな変化ではないと考えている。


149 :出土地不明:2006/05/23(火) 01:06:44 ID:BqVsnNXL
人類の進化は、ここで止まったといってよい。およそ180万年前から
50万年前まで、生活パターンも、道具も、行動原則もぱったり変化しな
くなるのだ。だから、そのまま終わってしまったのが、アジアにおける
ホモ・エレクトスだろう。彼らは数万年前まで存在したことはたしかだが
全く200万年前とくらべて、本質的な進化はしてないのだから。
本質的な変化は、50万年前の後期アシューリアンとともに起こる。
木工、緻密なハンドアックス、ルヴァロア技法。そして、おそらく、火の
使用。また、これらにともなう、穴居生活と、ベースキャンプの登場。
この50万年前の大きな変化が、その後30万年程度の間で、脳を大きく
させる。だいたいここでも50%程度脳が大きくなる。
この50万年の間の著しい脳の肥大は、おそらく人間の社会生活そのもの
の大きな変化と関係している可能性がある。言語の獲得もこの前段階で
現代的なものになりつつあったはずだ。160万年前のホモ・エルガスター
は音声言語がそれほど得意ではなかったことが、脊髄の神経束の太さから
推定されているが、50万年前の祖先を共有するネアンデルタール人も、
解剖学的現代人もともに十分な音声発話能力をもっていた。
槍をつかった大型動物の狩猟が始まったのもこのころだ。このころ人類
は、社会的な知能が大きく進歩した可能性が高い。道具の種類も、3種類
の石器と2,3種類の木器、さらにルヴァロアポイントをつけた槍など
もふくめて、種類が増え、火の使用と穴居生活やベースキャンプなどで
生活が非常に複雑になったはずだ。それを処理するために脳が大きくなる
必要があったのだろう。さらに、脳の肥大化を可能にする量の栄養摂取が
可能になったのだろう。
この50万年前以降の脳の拡大によって、現代人に必要な脳の認知能力、
社会的知能、高度な思考能力などもすべて整い、20万年前には、アフリカ
でホモ・サピエンス(解剖学的現代人)とヨーロッパでほぼ同様の能力を
もつネアンデルタール人が登場したことになる。
だから、20万年前のオモ1は、現代に生まれてきても、現代人と全く
同じ生活が可能で、それを習得し、こなす能力をもっていることになる。
ただ、現代人以上の能力もある。それが、ルヴァロア技法などの石器製作
技術をふくむものだ。他にもあるかもしれない。
そして、その「現代人以上の能力」の部分が、実際には、彼らが現代人
的に行動するようなブレークスルーを起こさせなかったものなのだ。
十分な思考能力をもち、十分な認知能力をもっていて、十分な社会的
知能をもっていたのだが、その「よけいな部分」がつねに彼らの発展を
阻害することになる。そして、それから解除されるのに15万年を
要したということだ。
その解除は、本能からの脱却で、本能を司る遺伝子が、機能不全を
起こす必要があった。部分的には用意されていたが、20万年前の段階
では、必要であったもので、中期旧石器段階では必要性があやしくなり
はじめた遺伝子。SNPの偏り具合から、解剖学的現代人の進出していった
それぞれの地域で、別個に、この「本能が機能不全になる」状況が発生
し、それが、それぞれの地域で、別個に後期旧石器文化の段階に入って
いった理由なのだ。

150 :出土地不明:2006/05/23(火) 22:33:36 ID:ZvHGr0ad
>初期人類は、そのような道具製作を可能にする能力を持っていたので、
>石器を作るようになった」
>ということだ。

そうだよ。それは決して石器製作本能ではない。
なぜか?
道具作りの能力は、おも前頭前野の拡大によってもたらされたが、
前頭前野の著しい特徴に、その汎用性がある。
つまり、そこで獲得した能力は、決して特定の石器を製作するようにプログラムされたものではなく
木工具や繊維製品を作ることにも容易に転用されえたのだ。
だからこそ、石器製作本能など存在しないのだ。


151 :出土地不明:2006/05/23(火) 22:42:42 ID:ZvHGr0ad
鬼塚は、どうも、ピンカーあたりの著書を読み間違えて、非常に人間の特性を勘違いしているように思われる。
ピンカーは「人間の脳は汎用コンピュータではない」をスローガンにして、
フェミニストなど一部の環境決定論者が唱えた極端な環境説に反駁している。
もちろん、男女の違いがもっぱら環境によるものだと唱えた勢力が、実際そんな大きな影響力を持ったことはないので、
いわば、ピンカーは、閑居論者の中で最も程度の低い連中をこてんぱにたたくことによって自らの優位性を誇大に強調すると言うレトリックがあるのだが、
実際、ピンカーの触れている能力は、多くは前頭前野にはかかわらない部分であり、
彼の言う本能や、生得的な部分が大きいのはむしろ当然である。
なるほど、そういう意味では人間の脳は汎用コンピュータではないというのは、あたってはいる。
しかし、ひとたびかれのあまり言及しない前頭前野に焦点を当てると、
本来汎用性のない脳に、最大限の汎用性を与えるように、機能したいることがわかるであろう。
道具の使用は、おもに前頭前野の影響下にある。
ピンカーの議論を当てはめるのは、検討はずれであろう。

152 :出土地不明:2006/05/23(火) 22:55:47 ID:ZvHGr0ad
>だから、20万年前のオモ1は、現代に生まれてきても、現代人と全く
>同じ生活が可能で、それを習得し、こなす能力をもっていることになる。
>ただ、現代人以上の能力もある。それが、ルヴァロア技法などの石器製作
>技術をふくむものだ。他にもあるかもしれない。
>そして、その「現代人以上の能力」の部分が、実際には、彼らが現代人
>的に行動するようなブレークスルーを起こさせなかったものなのだ。
>十分な思考能力をもち、十分な認知能力をもっていて、十分な社会的
>知能をもっていたのだが、その「よけいな部分」がつねに彼らの発展を
>阻害することになる。そして、それから解除されるのに15万年を
>要したということだ。
>その解除は、本能からの脱却で、本能を司る遺伝子が、機能不全を
>起こす必要があった。部分的には用意されていたが、20万年前の段階
>では、必要であったもので、中期旧石器段階では必要性があやしくなり
>はじめた遺伝子。SNPの偏り具合から、解剖学的現代人の進出していった
>それぞれの地域で、別個に、この「本能が機能不全になる」状況が発生
>し、それが、それぞれの地域で、別個に後期旧石器文化の段階に入って
>いった理由なのだ。

この辺からまったく鬼塚の妄想に入る。(それ以前の長文は、単なる鬼塚による叙述である。もちろん石器本能の証拠になるような話はまったくない)
オモ1が現代人以上の能力を持ち、それゆえに創造性が花開かなかったというなら、オモ1は現代に適応できない。
オモ1が現代に適応できたのなら、石器遺伝子(あるいは現代人以上の能力)が、現代人としての創造性の妨げになるというのは、
まったくの口からでまかせである。
以前サピエンスの脳の「縮小」について鬼塚は口からでまかせを言っていた。それと同類である。
もちろん鬼塚の言うとおりなら、5万前からサピの脳は縮小していなければならない。
事実は2万年前のクロでも、現代のエスキモーでも、脳の縮小は見られない。
エスキモーに、石器遺伝子は明らかに存在しない。
ルヴァロワ石器の製作には、なんら石器製作遺伝子を必要としない。
明らかな事実からは、石器遺伝子なるものは最初から存在しないことを物語っている。

153 :出土地不明:2006/05/23(火) 23:09:04 ID:ZvHGr0ad
>この50万年前以降の脳の拡大によって、現代人に必要な脳の認知能力、
>社会的知能、高度な思考能力などもすべて整い、20万年前には、アフリカ
>でホモ・サピエンス(解剖学的現代人)とヨーロッパでほぼ同様の能力を
>もつネアンデルタール人が登場したことになる。

この点は鬼塚を評価しよう。
一部の原理主義者みたいに、ネアンをさしたる根拠もないまま、極端に獣的な人類であると断定していないからだ。
その点については同意する。
しかし、鬼塚の石器本能説が、もともとは、原理主義者からヒントを得たために、
鬼塚のスタンスと合致せず、矛盾をきたしているのは明らかである。
それは、オモ1をどう評価するか、シャペルテロニアン文化をどう評価するかに、露骨に表れている。
普通、原理主義者はシャペルテロニアン文化、特にその中に見られる装飾品について、
「多分クロの集落から拾ってきた」くらいにしか考えないのである。
逆にネアンの知的レベルを評価する立場からは、ネアンもまた、クロとそれほど変わらない能力を持っていた証拠と考える。
率直に言って、、後期旧石器をもっぱら石器遺伝子の破壊から説明する立場では、
(石器遺伝遺伝子が破壊されていない)ネアンに、このような工夫が見られるのは、明らかに具合が悪いであろう。
鬼塚はレトリックが好きだから、どうせ長々と空想を重ねるのだが、
所詮石器製作本能を仮定するゆえの、言い訳に終始しているといえる。い。

154 :出土地不明:2006/05/24(水) 23:30:13 ID:+pu3/8yO
>>153
後期アシューリアン以降の解剖学的現生人、およびネアンデルタール人に
ついては、おそらく20万年前ごろの脳容積などが現代人の水準を超える
段階に達したときに、現代人のもつほぼ全ての能力を有していたと述べた。
したがって、彼らは、状況が許せば、現代人と、なんら変わりない生活が
できるということだ。
したがって、彼らの間から、現代人的な行動様式が現れるのはしごく当然
なことで、それが、MSAにおける石刃技法の断続的な存在(数千年ごとに、
出ては消え、消えては出てを繰り返す)、および、7万年前ごろからの
装飾品をつくるなどの象徴的な行動(ダチョウの卵の殻で作ったビーズ
など)もあるし、こうしたものの中に、ネアンデルタール人の末期シャテ
ルペロニアン文化も位置づけられるということだ。
さらに、10万年前から後の時代は、解剖学的現生人でも、ネアンデル
タール人でも、地域差が現れる。それぞれの地域ごとに製作される石器
の作り方に違いがあり、また道具の種類や構成に違いが出てくる。
まさに、文化的な違い、あるいは文化的な進展が見られるわけだ。
このことは、あきらかに、10万年前以降の解剖学的現生人とネアンデ
ルタール人が、現代人的思考を行い、かつときに工夫し、文化を発展させ
る能力を有していたことを明確にしめしている。
発見される遺跡が少ないこともあって、50万年前から10万年前までの
間、この人類の二種類(あるいは二つの亜種)がどう発展してきたかにつ
いては、はっきり分からないことが多いものの、10万年前以前において、
このような文化的な萌芽をみせることは現在までのところしられていない
ので、解剖学的現生人、およびネアンデルタール人は両者ともに20万年
前から10万年前までの間に、このような文化を創り出す能力を発展させ
てきたと考えられる。
問題は、これらの文化的な萌芽とも思える行動様式が、なぜ、数千年のうち
に滅び去るのか、ということだ。
アフリカでは、これらの行動は10万年前ごろの石刃技法や細石器を含む
文化層 HPの出現があり、また7万年前にはダチョウの卵の殻のビーズ
製作がある。それから5万年前にも同じ行動が見られる。これらは、解剖学
的現生人のものと考えられる。しかし、どれも、地層からみて長く見ても
3千年程度の間に、消滅する。それよる古い層のMSA段階に戻っていく。
ネアンデルタール人の末期シャテルペロニアン文化については、後期旧石器
時代的な様相をもつ遺跡で、その直前に明確な後期旧石器文化である、
オーリナシアンの層が見られるので、シャテルペロニアン文化が、末期段階
で、オーリナシアン文化から影響をうけたことは間違いないが、しかし、
ネアンデルタール人は、たしかに、後期旧石器時代的文化を学ぶことができ、
それを、長くて3千年ほどは保持することができたということが分かる。
しかし、その後、シャテルペロニアン文化層の上には、もとのムステリアン
文化層が覆い被さるのである。

155 :出土地不明:2006/05/24(水) 23:42:09 ID:+pu3/8yO
本格的な後期旧石器文化は、オーストラリアに移住した解剖学的現生人で
6万年前。そして、中近東北部に移動したプロトオーリナシアン文化で、
5万年前ごろ。さらにそれがヨーロッパに入ってオーリナシアンとなる。
その他の地域でも、3万年前ごろから後に、後期旧石器文化の段階に入る。
アフリカではだいぶ遅れて2万年前以降になろう。
時代的には数万年の開きがあり、またそれぞれが独立に起こったようにみ
られる。
そして、重要なことは、これらの、「完全に後期旧石器文化に移行したところ」
では、その後、それ以前の段階に後戻りすることはなかった。
それどころか、後期旧石器文化段階に移行したところでは、その後、ます
ます文化が発展し、洗練され、道具の種類が爆発的に増えて、あきらかに
それまでとは違う文化的、技術的な爆発が起こっている。
さらにいえば、地域による違いはあるものの、どの地域でも、骨角器の
利用、道具の種類の増大、そして、芸術的象徴活動などがワンセットで
現れるわけだ。
解剖学的現生人に限っていえば、このようにワンセットで後期旧石器文化
的なものが現れるのは、後期旧石器文化に入ってからで、それ以前に於いて
は、石刃技法があらわれ、別のところでビーズが現れ、別のところで道具
の種類の変化があり、とばらばらであるが、後期旧石器文化に移行した段階
でおおむねどこでもワンセットで、後期旧石器文化に移行したことがわか
る。
ネアンデルタール人については、オーリナシアン文化の影響がほぼ確実で
あるため、後に崩壊した後期旧石器文化としては例外的に、ワンセットで、
これらの後期旧石器文化的なものが現れている。石刃技法と、骨製のペン
ダントである。

重要なことは、本格的に後期旧石器時代に突入する前の段階では、部分的
に後期旧石器文化的なものが散見されるものの、それはつねに部分的であり、
そして、およそ3千年ほどで消滅しているということだ。
この揺り戻しについて、これまでの学説では、説明が全くなされてこなかった
ということだ。

156 :出土地不明:2006/05/24(水) 23:55:29 ID:+pu3/8yO
文化的な発展には、最初に生み出すことの難しさということはあろうかと
思う。最初に革新的な方法論を生み出すことは難しく、いったん革新的な
方法が生まれると、つぎからつぎから革新的なものが続くということが
ある。本格的に後期旧石器文化に移行したときにはそういうことがおこって
いるように思われる。いったん「ルビコン川」を渡れば、そこから先は
どんどんと発展できるというものだ。
オーリナシアンの影響が現れるまでの間、ネアンデルタール人は、たしか
に後期旧石器文化的な要素をもつ文化をもつことは無かったので、ネアンデ
ルタール人にとって、最初にルビコン川を渡るのは難しかったのだろう。
しかし、ひとたび渡ってしまったら、そこから数千年、その新しい形式を
保持し、また、初期に影響をあたえたオーリナシアン文化そのものとは
違う方向に発展させることもできた。しかし、滅びた。
他の解剖学的現生人のMSAの中におこる後期旧石器文化的要素もそうである。
一度ルビコン川を渡ってしまえば、という要素がある。
しかし、現実にわかっていることは、ネアンデルタール人のシャテルペロ
ニアン文化でも、MSAの中に現れる後期旧石器文化的要素も、およそ3千年
であとかたもなく消滅する。
これをどう説明するのか。
これらの説明はこれまでの、二つの有力な説明方法では非常に難しいことを
示そう。

1)人類は20万年前ごろの段階で完全に現代人的な行動様式をもつだけ
  の能力を備え、革新的な能力をもつまで進化していた。

この説では、たしかに、後期旧石器文化段階に移行したあとのことは、非常
にうまく説明できる。しかし、この説では、現生人のMSAの中で発生する革新的
要素があとかたもなくほろびる理由が説明できない。さらにいえば、10万年
前ごろから、完全に後期旧石器文化段階に移行するまでの間と、後期旧石器文化
に移行したあとの加速的進歩との違いがなんなのか、を説明することもできない。

2)脳内の神経系に関する突然変異が起こったことで、人類は革新的になった。

もちろん、この説は1)と同じく後期旧石器文化に移行したあとのことは、
説明できるが、それ以前の散発的な後期旧石器文化的様相の発生を説明でき
ないし、また、ネアンデルタール人が、末期シャテルペロニアン文化で、
後期旧石器文化的な様相をもっていたことを説明できない。さらに、後期
旧石器時代への移行が、地域でばらばら、その時代も数万年の開きがある
ことが説明できない。

157 :出土地不明:2006/05/25(木) 00:12:16 ID:6Q//BwR1
私の視点は、「なぜ発展したか」を見るのではなく、「なぜ発展が止まり、
もとに戻ってしまうのか」という点に着目したことにある。
およそ10万年前からおよそ5万年前までの間、後期旧石器文化的な行動
が散見されるのは、また、この時代のMSAに地域差、あるいは多様性がある
のは、まぎれもなく、MSA段階の解剖学的現生人が文化を生み出す能力を
もっていたこを示すが、それが、もとの文化の失われた状態に戻る理由。
これが、「本能への回帰」であると考えたわけだ。
石刃技法が「発明」されたとする。これは本能的に獲得された技術では
ないので、習得の必要がある。最初に発明した個体は、それまでの洗練
された石器を作ることに障害をもつ学習障害者だったかもしれない。
学習障害をもった個体は、苦労して自分だけが実現できる技術を獲得
したとする。周囲の学習障害を持たない個体も、その「発明された技術」
が十分有益であることが分かったので、以降、しばらくの間、この技術
は継承される。そのような場においては、学習障害者をもつことは、
けっして不利ではなく、そこで、ある程度の学習障害者のもつ遺伝的な
変異が周囲に拡散することもある。そこで、その地域では、進化的に獲得
された技術を一時的に放棄し、新たな発明である石刃技法が普及する。
しかし、周囲の部族は、「健常者」である。また彼らは学習障害の遺伝子
をもつ個体がきわめて少ないので、近隣との交配によって、やがて、
一時的に頻度の高まった学習障害遺伝子は、ふたたび頻度が減る。それと
ともに、周囲の進化的に洗練された保守的な技術に飲み込まれる。
これがだいたい3千年たつと、周囲に取り込まれて、結局、一時的に
現れた後期旧石器時代的要素は排除されるわけだ。
学習障害を持たない個体にとっては、発明された石器技法を学習するのが
たとえ困難でないにしても、進化的に獲得された洗練された学習能力で
獲得できる技法のほうが遙かに簡単に習得できる。そのポテンシャルに
より、発明された技術は、やがて失われるというわけだ。

シャテルペロニアン文化の場合は、多少状況が違うかもしれない。
オーリナシアン文化との接触で、その有意性を十分に認識したネアンデル
タール人が、この後期旧石器文化を取り込み、そして、その「有用性が
機能している間」は、継承された。しかし、彼らはおそらく周囲の別の
ネアンデルタール人に、自分たちの文化を継承させることなく、あるいは
その有用性を理解させるほどの密接な関わりをもつことなく、絶滅した
のだろう。よって、その後、シャテルペロニアン文化の継承者はいなく
なり、その後は、ムステリアン文化のみの状況になったわけだ。


158 :出土地不明:2006/05/25(木) 00:23:38 ID:6Q//BwR1
とはいえ、解剖学的現生人の間には、ある程度の頻度で学習障害者の遺伝子
が存在する。その頻度は、ときに増え、ときに減る。そして、アフリカから
出た人々は、アフリカに残った人々に比べて、その人口のサイズが圧倒的に
小さかった。そこで、遺伝子頻度の浮動が顕著に起こると、ある段階で、
学習障害者が多数となることがある。それ以降、後期旧石器文化に移行
せざるを得ない状況になるわけだ。
オーストラリアに向かった人々は、途中途中で脱落者をだしつつも、海
をわたり、オーストラリアまで到達した。だから、その数は少数であり、
また、彼らは、非常に革新的であることが奨励された。そこで保守的な
技術よりもより多様性をもつことのできる革新的技術をもつことが重要
だった。その中では、保守的な技術の学習障害者は進化的に優位にたつ。
だから、現在まで知られているかぎりで、もっとも早い段階で、後期
旧石器文化の段階に突入し、オーストラリアに到達した段階で、それが
花開いたのだ。トルコとイラクの国境地帯のザクロス山系に移動した
プロトクロマニョン人もまた、アフリカとは異なる寒冷な気候へ対応
しなければならず、また、現地のネアンデルタール人のもつ文化にも
影響をうけて、新しい革新的な技術を多産する必要があった。古い技術
に固執することが許されず、また、人口のサイズも小さかったので、
ここでも、学習障害者が進化的に優位にたった。
しかし、アフリカは、氷河時代を通じても、解剖学的現生人の人口がもっ
とも多く、さらに気候の変動も、小さく、なによりも現生人の故郷であっ
たため、それほど革新的である必要がなかった。遺伝子的な浮動もおこり
にくく、よって、幾度か小さな部族の中で革新的な人々がいたにしても、
周囲に飲み込まれ、後期旧石器文化に移行するのが遅れた。それでも、
もっとも南端部に近い南アフリカのあたりで、まず後期旧石器文化への
移行が始まり、それがアフリカ全土に広まったのである。

159 :出土地不明:2006/05/25(木) 00:31:12 ID:6Q//BwR1
オーストラリア、中近東ザクロス山系、アフリカ南部以外のことは、まだ
よく分からない。おそらく、mtDNAから分かる人類の移動の経路などから
考えて、もう一つ、インド南部から東南アジアにかけての部分で後期旧石器
文化への移行が起こったように思われる。おそらく3万年前ごろではないか。
中近東北部ザクロス山系のプロトクロマニョン人は、そのままヨーロッパへ
向かうものと、そのあたりにとどまった人々がいて、ヨーロッパに入ったもの
たちは、そのまま、ヨーロッパにオーリナシアン文化をもたらした。
それが、ネアンデルタール人の中でもっとも先進的であったシャテルペロニアン文化
をもつ人々と接し、後期旧石器文化的要素をもつ末期シャテルペロニアン文化を
産みだした。
中近東北部にとどまったプロトクロマニョンの一派は、3万年前ごろには、新たに
グラヴェッチアン文化を生みだした。これがシベリアからヨーロッパまで拡散
していった。オーストラリアの人々の一派は、3万年から2万年ぐらい前に、
海洋民族となって、日本列島に至り、そこで、日本列島の後期旧石器文化をもつ
人々(インドからの移住者)と一緒になって、北方へ進み、シベリア東部から
きた続グラヴェッチアン文化をもつ人々と合流し、そのままアメリカ大陸
へと渡った。
こうして、後期旧石器文化は、最終氷期の間、全世界へと広がったのである。

160 :出土地不明:2006/05/25(木) 00:34:05 ID:6Q//BwR1
>>150
> 道具作りの能力は、おも前頭前野の拡大によってもたらされたが、
> 前頭前野の著しい特徴に、その汎用性がある。

で、アウストラロピテクス・ガルヒの前頭葉ってどういうふうになって
いたのかな?復元骨格図などみたことあるか?ありゃ、まんまチンプだ。
ガルヒの前頭前野が仮に非常に発達していたというなら、なんのために
発達したのか、そして、チンプはなぜ、過去50万年の間に石器製作
に至らなかったのか。そのあたりの事情を説明してほしいものだ。

161 :出土地不明:2006/05/25(木) 00:41:23 ID:Kf01KAYO
>>150
ついでだが、250万年前というと、基本的にアウストラロピテクスの時代だ。
で、このころ、すでに、アウストラロピテクス・アフリカヌスなどのいわゆ
る華奢型と、後のパラントロプス系につながる系統の二種類がいたわけだな。
で、パラントロプス系は、石器製作を行っていた証拠が全くないのだ。
骨をつかって掘り棒にしていた例はあるようだが。
解剖学的には、手の構造、二足歩行の仕組み、さらには脳容積などから
しても、パラントロプス系につながる頑丈型アウストラロピテクスと、
後のホモ属につながるとされる華奢型アウストラロピテクスもほとんど
全く違いがないとされている。違うのは、顎と歯の発達と、それを動かす
筋肉の違いだ。
もし、道具を作り、石器を作り出す能力が、250万年前の初期オルドワン
石器を作り出した華奢型アウストラロピテクスにも有ったというなら、
なぜ、パラントロプスは石器製作をしなかったのか。なぜ、石器製作は、
華奢型アウストラロピテクスの一部(おそらくガルヒ)に始まり、そして
ホモ・ハビリス、エルガスター、およびエレクトスに継承さる方向だけで
発生したのか?
そのあたりをご説明ねがいたいものだな。

162 :ローカルルール:2006/05/25(木) 12:58:41 ID:kdltwL59
鬼の言い分は、タワゴト以外の何物でもない。このヴァカは考古板の癌。

          || ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄||
          ||  鬼塚は   。    ∧_∧  いいですね。
          ||   スルー  \ (゚Д゚,,)
          ||________⊂⊂ |
  ∧ ∧    ∧ ∧    ∧ ∧    | ̄ ̄ ̄ ̄|
  (  ∧ ∧ (   ∧ ∧ (  ∧ ∧ |      |
〜(_(  ∧ ∧ __(  ∧ ∧__(   ∧ ∧ ̄ ̄ ̄
  〜(_(  ∧ ∧_(  ∧ ∧_(   ∧ ∧  は〜い、先生。
    〜(_(   ,,)〜(_(   ,,)〜(_(   ,,)
      〜(___ノ  〜(___ノ   〜(___ノ

レスした者も共犯者とみなすよ。しっかり無視しろ。

163 :出土地不明:2006/05/25(木) 21:36:39 ID:QCD/s3zd
>私の視点は、「なぜ発展したか」を見るのではなく、「なぜ発展が止まり、
>もとに戻ってしまうのか」という点に着目したことにある。
>およそ10万年前からおよそ5万年前までの間、後期旧石器文化的な行動
>が散見されるのは、また、この時代のMSAに地域差、あるいは多様性がある
>のは、まぎれもなく、MSA段階の解剖学的現生人が文化を生み出す能力を
>もっていたこを示すが、それが、もとの文化の失われた状態に戻る理由。
>これが、「本能への回帰」であると考えたわけだ。

やれやれ、今度は本能への回帰か(苦笑)
文化の退歩など、前近代にはいくらでも見られる。
たとえば、マヤ文明やインダス文明は、いったん都市文明の段階まで発達した後、
原因不明の理由により次々に都市が放棄され、元の密林や砂漠に戻ってしまっている。
欧州ではローマ帝国が崩壊した後、都市や商業、貿易が衰退し、いたるところで、農村化現象が起きた。
中国では宋の時代に、水力時計や水力紡績機が発明され、鉄生産量は産業革命のイギリスよりも多かったが、
その技術は忘れられ、500年後にこの国を訪れたヨーロッパ人をして、
「この国の国民がかつて独自に脱進機のついた時計を発明していたとは、到底信じられない」と
述懐せしめている。

164 :出土地不明:2006/05/25(木) 21:47:21 ID:QCD/s3zd
もっと古い時代についてあげよう。タスマニア原住民は、かつて弓矢、釣り針、骨角器を使用し、
漁労を行っていたが、ある時期からそれらの技術を失い、漁労を行うことをやめていたことが、
考古学的証拠から明らかである。18世紀に彼らとはじめてであった、欧州人は、タスマニア人が
魚を示しても食べようとしないことを記録している。
オーストラリアのアボリジニも、かつては弓矢を使っていたらしいが、現在では失われている。
土器は、ポリネシアの全域で、使用を放棄された。
アイヌも、北千島などごく一部を除いて、土器の使用を放棄している。
エスキモーの一部にも、弓矢、カヌー、家畜の使用を放棄した種族が存在する。
鬼塚はこれらを、本能への回帰というのだろうか(笑)

165 :出土地不明:2006/05/25(木) 21:59:45 ID:QCD/s3zd
>文化的な発展には、最初に生み出すことの難しさということはあろうかと
>思う。最初に革新的な方法論を生み出すことは難しく、いったん革新的な
>方法が生まれると、つぎからつぎから革新的なものが続くということが
>ある。本格的に後期旧石器文化に移行したときにはそういうことがおこって
>いるように思われる。いったん「ルビコン川」を渡れば、そこから先は
>どんどんと発展できるというものだ。

そうですねえ。そして、それが遺伝子の破壊によるという証拠は何一つ存在しない。
ひとつ面白い例を挙げよう。
イギリスでは、特許制度は17世紀はじめから整備されたが、その程度を見ると、
18世紀半ばでは10年ごとの特許件数はせいぜい10件から20件くらい、時期によっては、
数十年にもわたって、1件も特許が出ない時期もあって、時代によって技術革新が加速しているような、
傾向は、まったく見られない。
ところが1760年代から、突然特許の件数が増加するとともに、毎10年ごとの特許件数がうなぎのぼりに伸びてゆくという
驚くべき変化を示す。
鬼塚流の考えたかであれば、このころイギリス人に、何か本能の破壊でもあったのかと、思わせるような変化である。
もちろんそんなナンセンスなことを考えた人間は幸いにもいないわけであるw

166 :出土地不明:2006/05/26(金) 12:47:58 ID:ioNeswgZ
鬼は、一切スルーしろよ。狂人に何言っても無駄。

167 :出土地不明:2006/05/26(金) 22:06:19 ID:wXEjxVNK
> 文化の退歩など、前近代にはいくらでも見られる。
この点について、いかにももっともらしいようで、実際には、後期旧石器
文化の始まり、あるいは、その萌芽とみられる文化(これは文化とよぶ
べきものだが)の崩壊、あるいは、中期旧石器文化への後退については、
当てはまらない。

現在、ジャレッド・ダイアモンドの Collaps (邦題「文明崩壊」)を
読んでいるのだが、文明の崩壊、あるいは衰退というものは、一般に、
環境悪化や、環境の浪費などで起こり、それに伴う飢餓と、戦争状態、
そして、人口の減少によって文明が維持できなくなることで崩壊へと
つながる。
さらに、たとえば、ポリネシア人の太平洋への移住やタスマニア人などの
例からすれば、一般に、少数の人口しか支えられない環境へ移住した人々
は、もともと持っていた文化を棄てて、たとえば、農耕をしていたポリネシア
人も、農耕が維持できない環境に入り込んだ場合に、農耕をしなくなるなど
がある。これらも文化の衰退、後退と呼べるだろう。
重要なことは、一般化していえば、人口減少、あるいは少ない人口での
特定の地域への移住で、移住先が文化、文明を支えきれないときに文化、
文明の放棄が行われるわけだ。

ところが、後期旧石器文化の始まりは、全くその逆が起こっているのだ。
人口がもっとも多く、環境的としても温暖で暮らしやすかったアフリカに
おいては、後期旧石器文化的萌芽がいくどとなく崩壊し、一方で、アフリカ
を離れて、非常に少人数で移住した先、しかもそこがアフリカよりもはる
かに環境として難しい状況になったときに、逆にそこで後期旧石器文化が
しっかりと根付き、そこからあとには後退していない。
ようするに、一般的な、文化・文明の崩壊と全く逆のことが起こっている。
このようなことを注意せずにいると、まったくナンセンスな反論しかでて
こないわけだ。
一足飛びにいえば、解剖学的現生人がアフリカを出て、世界各地に渡り、
その中で、その渡った先で、それぞれが後期旧石器文化を定着させたのに
対して、アフリカに残ったものたちは、後期旧石器文化を定着させるのに、
数万年遅れる、ということが起こっているのは、まさに、進化的な適応で
あることを示唆する。これは、普通の動物の新しい地域への移住や拡散と
その地域における適応というのと本質的に一致している。動物においても、
環境の変化がない原産地にいる動物は大きく変化せず、拡散していった先
の動物は、適応的に進化する。

後期旧石器文化になって以降の人々は、逆のパターンを取る。
拡散していった先で、適応できずに、もともと持っている文化を棄てると
いうことだ。しかも、適応というよりは、一般には、移住先の土地の
キャパシティを越えて森林伐採や野生動物の乱獲によって環境破壊し、
その結果が、文明の崩壊につながっている。

したがって、集団遺伝学的にみて、後期旧石器文化を定着させた人々は
間違いなく、「適応的に、進化」したことになる。ただし、その進化は、
あくまでも、SNPの頻度を著しく変化させただけであり、突然変異が新たに
起こったということではない。

168 :出土地不明:2006/05/26(金) 22:58:24 ID:f0ZUsoG7
>重要なことは、一般化していえば、人口減少、あるいは少ない人口での
>特定の地域への移住で、移住先が文化、文明を支えきれないときに文化、
>文明の放棄が行われるわけだ。
>ところが、後期旧石器文化の始まりは、全くその逆が起こっているのだ。
>人口がもっとも多く、環境的としても温暖で暮らしやすかったアフリカに
>おいては、後期旧石器文化的萌芽がいくどとなく崩壊し、一方で、アフリカ
>を離れて、非常に少人数で移住した先、しかもそこがアフリカよりもはる
>かに環境として難しい状況になったときに、逆にそこで後期旧石器文化が
>しっかりと根付き、そこからあとには後退していない。
>ようするに、一般的な、文化・文明の崩壊と全く逆のことが起こっている。

この辺のところからして大嘘ですね。中国にしても欧州にしても、
全地球レベルで見ればその当時最も人口が密集し、暮らしやすかったまさにその地域において、
文明の交代が起きている。したがって、人口が多かったアフリカにおける「旧石器文化の後退」(あくまで鬼塚の説による)
と、むしろ本質的には似ているではないかw
屁理屈もたいていにしてもらいたい。
大体、歴史時代における文明の後退とまっさかさまだとか、知ったかぶりのえらそうなことを鬼塚はいうが、
旧石器時代の人口統計や文化の推移についてどれほど正確なことがいえるのか?
少なくとも歴史時代とは比較にならないほど資料は貧困だし、
その経緯は本当のところわからない点が多すぎる。
結局、鬼塚は、旧石器時代については史料が貧困なのをいいことに勝手なことを言っているに過ぎない。

169 :出土地不明:2006/05/26(金) 23:10:19 ID:f0ZUsoG7
しかし、鬼塚もよくこんなご都合主義のいい加減な議論ができるね。
鬼塚は、現代人に石器本能が見られないの理由として、
石器本能があれば創意工夫が妨げられるからだという。
にもかかわらず、石器本能があっても、後期旧石器の萌芽がでるんだそうな
オモ1は現代人に適応できるんだそうな。
ならば、石器本能は創意工夫をさまたげないし、淘汰される理由がない。
にもかかわらず、現代人には誰一人石器製作本能を持つものはいない。
これは明らかに矛盾である。このような矛盾が生ずるのは、石器製作本能が存在するという前提が間違っているからである。
本当のことを言えば、ルヴァロワ石器は石器本能がなくても簡単に習得できる、
という事実だけも、石器本能は否定されるのである。
結論をいうと、鬼塚の議論は何重にも否定できる虚妄なのである。

170 :出土地不明:2006/05/26(金) 23:39:11 ID:zcyJQPHO
>>168
いや、アフリカの人口と、それ以外の地域での人口では圧倒的な違いが
あったことは、昨今の遺伝子解析(mtDNA解析)で分かっている。
数百人程度の人々が、数十人ずつのバンドに分かれて、移動をしていた。
そういう少人数の場合は、遺伝子頻度の浮動が大きい。一方、アフリカ
は、数万人程度の人々がいたはずだ。
しかも、解剖学的現生人の段階では、非常に広範囲の交易網ができている。
ようするに、アフリカは多くの人口がいて、かつそれが互いにネットワーク
でつながっていた。
現代的な感覚でいえば、そういう広範囲なネットワークが存在していて、
物流があったなら、文化交流もありそうなもんで、そういう文化交流が
あるときには、一つの地域で革新的な文化が生まれたら、それが他に
伝搬する、ということが起こるはずなんだが、ところが、アフリカでは
そうではなかった。部分的に後期旧石器文化的なものが現れると、しばら
くして、それが消滅する。周囲に伝搬しない。

後期旧石器文化に入って以降、ヨーロッパの場合は、あきらかに、中近東
のプロトオーリナシアンの移動で、オーリナシアン文化がヨーロッパに入る。
非常に少ない人々の移動で、文化が本拠地を移動する、ということが、
まあ、2万年前ごろまで続いているようだ。
たとえば、グラヴェッチアン文化は、mtDNAのハプログループXとほとんど
一致した動きを見せるなんていうのも、遺伝的系統と文化的な流れが一致
している理由なんだが。それが、ヨーロッパで、古来のオーリナシアンと
混ざる。それからソリュートレ文化などが生まれ、その後入ってきた、
マドレーヌ文化が、というような形で、文化的混合が起こる。

171 :出土地不明:2006/05/26(金) 23:53:29 ID:zcyJQPHO
> 鬼塚は、現代人に石器本能が見られないの理由として、
> 石器本能があれば創意工夫が妨げられるからだという。
> にもかかわらず、石器本能があっても、後期旧石器の萌芽がでるんだそうな
> オモ1は現代人に適応できるんだそうな。
> ならば、石器本能は創意工夫をさまたげないし、淘汰される理由がない。
> にもかかわらず、現代人には誰一人石器製作本能を持つものはいない。
> これは明らかに矛盾である。

本能的に洗練された技術、能力をもつ人は、創意工夫に頼る必要がないので
創意工夫を発動しない、ってことだ。
で、それは、創意工夫がない、創造性がない、ということとは同値ではないのだ。

ボノボのカンジは、石器製作法を示されて、その意味がわかったので、
実際に、石器を作り始めた。ところが、彼には、石器製作能力がそもそも
存在しない。だから、彼は必死で石器の上手な作り方を考えたわけだな。
その結果、彼が「発明」したのは、石をコンクリートの硬い床にぶつけて、
割ることだった。このことは、実験をしていた研究者たちが「思いもつか
なかった」ことだったらしい。そして、これをやめさせるために、硬い床
の上に、柔らかい絨毯をしきつめてみたところ、今度はその縦断をはがして
石を割ろうとしたわけだ。ボノボのこの行動は実に「独創的」であって、
創造性があると思う。
実際のところ、チンプの手は石器製作に向かない。力が入らない。
十分なインパクトで、オルドワン石器のような剥片石器を作ることが、
解剖学的に不可能に近い。そこで、彼にとって可能な方法として、床
にぶつけるという方法を編み出したわけだ。

けれども、普通、ボノボは、石器を作らないし、石器を作ることが必要と
される環境に生きているわけでもない。彼らには、それとは別に本能的に
そなわった能力があり、それを使っていれば、おおむね普通に生きていける
ようになっている。

で、オモ1は、現代に生まれれば、石器製作やそのほかの彼らが本来生きて
いた時代と時代(20万年前のアフリカ)において必要とされる本能的な
能力を発動する必要は現代人と共通の基本的なものをのぞいてない。
そこで、彼は、現代人と同じ生活をすべく、苦労しなくてはいけない。
知性をフルに動員する。だから、彼は現代においても普通にいきていけ
るわけだ。しかし、オモ1の部族全体をたとえば日本に住まわせて、彼ら
の間に生まれた子供たちを、石器を作る必要のある地域につれていって、
そこで住むようにする。そうすると、彼らは、おそらく「ほどなく」
ルヴァロア石器を上手に作るような部族になるだろう。
しかし、現代人はそういう環境におかれて、石器製作が必要とされるような
場におかれても、オルドワン石器を作ることはできても、ルヴァロア石器
は作れないだろう。たとえ技法を頭でわかっていても、習得は不可能に
近い。

172 :出土地不明:2006/05/27(土) 00:17:20 ID:VX2PKXst
おそらくは、認知科学における、アフォーダンスのようなものが、これら
石器製作能力を含む、人間の能力の根本のところに作用する本能的な能力
なんだろうと思うね。
ある種の形状が、ある種の行動を誘発する。習ってもいないのに、という
ことがある。これらの中で、いくつかはチンプと人間で共通する。
たとえば、チンプに懐中電灯を渡すと、やがて、いじくりはじめて、その
うち、スイッチを偶然押す。すると、ぱっと点灯して、一瞬驚くが、
その後、暗闇で、それを使うと便利だとわかり、使うようになる。
こういうのが、いわゆるアフォーダンスということと関係があるわけだ。
チンプはこういう行動をするが、チンプではなくほかの類人猿やサルで
は、懐中電灯を与えても、こういう「人間的な行動」はしない。
最近の類人猿を含む霊長類の研究者たちは、「サルは猿まねができない」
と主張している。
日本でも、京大霊長類研究所で、穴の中の蜜をとるために紐をいれて、
蜜をなめるという実験をずいぶんやっていた。すでにやり方もよくわか
っているチンプがやっているところを見た子供のチンプたちが、そこら
においてある紐状のものをいろいろ試すわけだが、これが、大人のチンプ
のやっていることを、そのまま真似することは絶対にしない。
まず、自分独自で、紐の種類を選ぶ。ものによっては、目的に適さない
ものもある。それで、その紐のつっこみ方などは独自に考案する。
ようするに、独創性が先にあって、真似はほとんどしない。
逆にみたところ真似しているようなときは、ほとんど目的に合致しない
行動をとる。たとえば、ノコギリを渡すと、木にむかってこすったり
するが、それが、木を切ることになるということを理解しているとは
思えない、などだ。
こういうチンプなどの行動原則と習得などを見ていると、数百万年
のスパンで、全く同じような石器を作り続けた初期人類の行動は、これが
遺伝的に固定された本能的行動でなかったとはとても思えないわけだ。
そして、現代人も、オルドワン石器は確実に作れる。
でも、ルヴァロア石器はそう簡単には作れない。その違いが「本能的に
そなわった能力」かどうか、ということだ。

173 :出土地不明:2006/05/27(土) 00:39:43 ID:VX2PKXst
さて、ところで、>>150 に対して>>160の質問をしているのだが、これについて
は回答はいただけないようだな。
アウストラロピテクス・アフリカヌス、あるいは、ガルヒがどうして石器製作が
可能であったのか、ということだ。脳容積はチンプ+α。500ccはあったかどうか。
体型は「直立歩行のチンプ」そのもの。ホモ・ハビリスなどの頭蓋骨とくらべて、
著しく「原始的」だ。みたところチンプのそれと変わりない。
で、彼らが、前頭前野が、現代人なみに発達していたと考える解剖学的な根拠は
なんだ?

174 :出土地不明:2006/05/29(月) 19:47:11 ID:YZ4dnqD6
脳が大きくなりすぎると、出産が危険になります。

175 :出土地不明:2006/05/29(月) 21:34:33 ID:C9Cah4oi
>いや、アフリカの人口と、それ以外の地域での人口では圧倒的な違いが
>あったことは、昨今の遺伝子解析(mtDNA解析)で分かっている。
>数百人程度の人々が、数十人ずつのバンドに分かれて、移動をしていた。
>そういう少人数の場合は、遺伝子頻度の浮動が大きい。一方、アフリカ
>は、数万人程度の人々がいたはずだあったことは、昨今の遺伝子解析(mtDNA解析)で分かっている。

いや、だめだめ。そんな詳しいことはわからないよ。
この時代のことについて、かつて定説のように言われたことがいくらでも覆るのだから、
人口だの、文化の退歩だのが詳しくわかるはずがない。
歴史時代の人口だってわからない。
実際1909年の李氏朝鮮の人口は600万とも、1200万とも言われている。
鬼塚は薄弱な根拠で断定しすぎる。

176 :出土地不明:2006/05/29(月) 21:37:49 ID:C9Cah4oi
>しかし、オモ1の部族全体をたとえば日本に住まわせて、彼ら
>の間に生まれた子供たちを、石器を作る必要のある地域につれていって、
>そこで住むようにする。そうすると、彼らは、おそらく「ほどなく」
>ルヴァロア石器を上手に作るような部族になるだろう。
>しかし、現代人はそういう環境におかれて、石器製作が必要とされるような
>場におかれても、オルドワン石器を作ることはできても、ルヴァロア石器
>は作れないだろう。たとえ技法を頭でわかっていても、習得は不可能に
>近い。

それはうそ。完全に論破されている。
現代人が容易にルヴァロワ石器を作りうることは、完全に実証されている。
この1点で鬼塚の説は全面的に崩壊しているwwww
他の鬼塚の議論は、単なる言い訳であり、なんら石器本能を実証しないwww



177 :出土地不明:2006/05/29(月) 21:45:46 ID:C9Cah4oi
>アウストラロピテクス・アフリカヌス、あるいは、ガルヒがどうして石器製作が
>可能であったのか、ということだ。脳容積はチンプ+α。500ccはあったかどうか。
>体型は「直立歩行のチンプ」そのもの。ホモ・ハビリスなどの頭蓋骨とくらべて、
>著しく「原始的」だ。みたところチンプのそれと変わりない。

ほんとのこと炉、諏訪なんかは、石器がガルヒの製作だとは疑っているね。
もちろん、ガルヒの脳神経の密度やシナプスを見るわけには行かないから、
ガルヒが石器を作れないと断定できるわけではないんだが。
石器作りが前頭前野を高度に使うのは、脳内イメージングによっても明らかなので、
確実に立証できることだろう。石器作りだけなら、ニホンザルにも美緒止められるのだから、驚くに値しない。
手の構造もチンプとガルヒでは異なるようである。
少なくとも鬼塚のたわごとを認める理由にはまったくならないのである。
鬼塚は人のことにけちを付けるくらいなら、
石器本能のない現代人がルヴァロワ石器製作を簡単に習得できる、
まごうなき現実を直視すべきであるwww
お前は現実から目をそらし、根拠のない空想にばかりふけるのは得意だがな。

178 :出土地不明:2006/05/29(月) 22:04:01 ID:4qgIa/zk
ほかの議論は、たんに、現在多くの研究者によって指摘されていることを
「怪しい、疑わしい」としているだけなので、議論には値しない。
私は、現在のところ、考古学的、あるいは遺伝学的に、きっちり指摘されて
いることを、すべて取り込み、それらに矛盾なく対応できる理論の構築をめ
ざしている。
疑わしいことを全て否定し、都合のよいところをつまみ食いすれば、どんな
説でも、正当化できてしまう。そういう方法は私は取らない。

>>177
>手の構造もチンプとガルヒでは異なるようである。

ほほー。どうしてアウストラロピテクスがチンプとは違う手を発達させたのかな?
以前からいっているように、石器製作に必要なのは、なにも脳の認知に基づく能力
だけでなく、解剖学的な特徴も必要であるとしてきた。その例として、チンプを
しのぐ拇指対向性、それと、呼吸の随意制御などを挙げてきたわけだ。
で、これらも、石器製作が恒常化する中で、進化し、現代人的なものと
なったと指摘してきた。
ガルヒをはじめとする、石器を作ったかもしれないアウストラロピテクス属
の手の構造が、「人間的」になっているならば、その理由はどうしてなのか
な?

179 :出土地不明:2006/05/30(火) 19:50:35 ID:oOq9mYS7
>>177
手の構造が道具製作に適した形態になるなんて、石器本能とまったく関係ないじゃん。

180 :出土地不明:2006/05/30(火) 22:30:37 ID:cRT99+D3
>>179
そうなる理由はあったんじゃないかな。
類人猿を含むサルの手については、中公新書の「親指はなぜ太いのか」と
いうのがある。なかなか面白い。

181 :出土地不明:2006/07/14(金) 15:08:37 ID:t6xlle4L
脳の容積自体は大きかったんだろ?

182 :出土地不明:2006/07/14(金) 23:33:30 ID:5CEOOynQ
脳容積は、チンプの10%増しっていう程度だったな。
チンプが400cc前後で、ガルヒは450とかそのくらい。500は
なかっただろう。
後のホモ属となったハビリスでは600ccは越えて800ccに至る
ものもある。ガルヒが250万年前。はっきりハビリスとされるものは
200万年前以降。エルガスターでは脳容積は800ccから900cc
でだいたい以降150万年近く安定する。

183 :出土地不明:2006/07/19(水) 23:09:47 ID:VZVIeHpO
最近、Nicholas Wade "Before The Dawn" The Penguin Press という本を読んだ。
クロマニョン人といえば、3万年以上前のオーリナシアン後期からマグダレニアン期
にかけての洞窟壁画で有名だが、この本では、ヨーロッパ系の人々だけに特徴的な、
「芸術遺伝子」が最近発見され、その起源が西ヨーロッパ地域で3万7千年前と
わかったとのことだ。基本的には認知能力にとくに関わるような部分の脳容積を
大きくすることのできるもので、現在では、ヨーロッパ系以外の人々は別の遺伝子
でそのかわりをしているらしい。しかし、ヨーロッパ系では、この遺伝子が古い
時代に獲得されたため、それが後期旧石器時代の他に類をみない芸術的な洞窟壁画
を生み出すきっかけになったのではないか、と書かれている。
さらに、農業に関しても、その広まりには、遺伝子的要素があったとかかれていて、
まだそこまで読んでいないが、この本では、人間の文化的行動の多くをそれに
対応する「遺伝子」に対応づけようとしているようだ。
ざっと最初の1/3程度を読んだ感想では、トンデモ本ではないが、話の多く
を単純にしすぎているところがあって、ちょっと注意を要する本のようだ。


184 :出土地不明:2006/07/24(月) 22:57:00 ID:Gfn2y/TY
脳が10cあるか無いかのウチの犬は賢いよ。
しつけなくても道路を渡る時は、ちゃんと右左を確認しながら歩くよ。

185 :出土地不明:2006/07/24(月) 23:11:59 ID:vg4Th05r
>>183
もう少し読み進めてみた。
このスレに関係ある、脳容積がここ5万年で小さくなっている現象について
触れていた。基本的には家畜化された多くの動物が、家畜化以前にくらべて
小さくなっていて、とくに脳容積も小さくなっている、さらにはネオテニー
的な形で幼体成熟になっていることがあげられ、これが人間にもそのままあて
はまるということだった。人間の場合は自己家畜化なのだと。
数十人程度のバンドで生活していた狩猟採集民の多くは近隣の部族とかなりの
頻度で殺し合いをすることが多いという。この特徴はチンプとも共通する。
狩猟採集から定住、そして農耕による大規模集落の誕生、古代文明へという
過程の中で、人類が家族や親族を越えた大きな集団で集合的に住むようになった
ときに、この家族や親族以外とは殺し合いをする、という攻撃的な性癖をなくす
必要があった。そこで、より「おとなしい」人だけが選択され、こうして、文明
人となったときには、攻撃的な人間は淘汰されていたのだという。
動物の家畜化による矮小化も、群の中での雄同士の争いなどが必要なくなったこ
とによる。幼体成熟(ネオテニー)は、一般に成熟すると攻撃的になるというのを
避けるために選択された攻撃性をなくすための方法だという。

186 :出土地不明:2006/07/24(月) 23:46:07 ID:N5ClB6vd
>>185 に付け加えて。
この本で面白いと思ったのは、「人種」に関する考え方だった。
20世紀中は、遺伝学的に人種を定義するなどはもってのほかで、著名な
科学誌(ネーチャーとかサイエンスとか)などで、人種を遺伝的な違いが
あるとすると、却下されたそうだが、その傾向が2002年ごろからかわ
ってきたという。
SNP解析などをふくめた、薬剤代謝や、特定の病気にかかるかかりやすさ
など、あるいは遺伝病の頻度などは、あきらかに民族、地域集団により
大きく異なり、現在、それらのデータと遺伝子のばらつきなどから世界の
人々をクラスターに分類すると、だいたい5つの集団に分けられるという。
まず、アフリカ集団。おおむねサハラ砂漠より南の地域の人々と、その人々
の移住していった南北アメリカ大陸のアフリカ系の人々など。
続いて、コーカソイド集団。ヨーロッパから中近東、中央アジア、さらに
インド大陸全体(南部も含む)に住む人々と、移住した先のアメリカ大陸
など。そして、モンゴロイド集団。基本的には東アジアを中心としたところ
のアジア人。そして、ネイティブアメリカンの集団。さらに、オセアニア
集団で、オーストラリアアボリジニ、パプア・ニューギニアやメラネシア
などの人々、ということだった。
また、アメリカ合衆国においては、人種のるつぼといわれながら、人種内
結婚の比率が97%以上であり、人種間結婚は3%に満たないということ
がわかったという。いわゆるヒスパニック系は、50%程度ヨーロッパ系
だということもわかったという。中近東はアフリカ系とコーカソイド系が
かなり複雑に混ざっていることも判明した。
案外、人種の違いは大きいが、その違いをきちんと理解し、差別などを
なくしていくことが重要だとしている。

187 :出土地不明:2006/07/27(木) 02:29:35 ID:vXk3P82c
>>183
>ヨーロッパ系の人々だけに特徴的な、
>「芸術遺伝子」が最近発見され、その起源が西ヨーロッパ地域で3万7千年前と
>わかったとのことだ。

これは大変に興味深いですね。


188 :出土地不明:2006/07/27(木) 20:32:52 ID:COavl7kZ
いつからココは「ボクの読書日記」スレになったんだ?

都立大学ってこんな奴ばかりなの?

189 :出土地不明:2006/07/28(金) 00:16:14 ID:PYfMfD0X
>>187 引用ね。中にある語彙でぐぐってみて。
One of the alleles in an alternative version of a gene known as
microcephalin. The allele appeared around 37,000 years ago (though
anything between 60,000 and 14,00 yeas is possible) and is now
carried by some 70% of many populations of Europe and East Asia.
The allele is much less common in sub-Saharan Africa, where it is
typically carried by from zero to about 25% of the population.
Just some 6,000 years ago a new allele of another brain gene,
known as ASPM, appeared in the Middle East or Europe and rapidly
rose to prominence, being carried by about 50% of people in these
populations. The allele is less common in East Asia and occurs
hardly at all in sub-Saharan Africa.

190 :出土地不明:2006/07/28(金) 12:52:48 ID:WqJhKliI
おい、Microcephalin(MCPH6)やASPM(abnormal spindle-like microcephaly associated)が
なんで「芸術遺伝子」なんだ?大脳化に関わるもんだろが。


191 :誤読でないの?:2006/07/28(金) 15:05:07 ID:/cwrU6LL
Wadeの本は未読だが、おそらく>>189のソースは、2005年science vol 309の
Evans et al の論文とMekel-Bobrov et alの論文だろ。でも「芸術」には無関係だぞ。
MicrocephalinもASPMも小頭症に関わる遺伝子で、著者らはこれが大脳サイズを規制し
その変異が人類の大脳化に寄与した可能性を示唆してる。
特に前者Microcephalinの起源(というかMRCA)が〜37,000年前なので
現生人類のヨーロッパ進出時期との一致を指摘してる。だといって象徴行動との
直接の関連なんか示唆してないよ。
因みに後者ASPMの起源は5800年で、著者らは中東における都市文明&文字の発祥
との関連を示唆してるけど・・・

192 :出土地不明:2006/07/28(金) 21:37:10 ID:WVmIR8xX
>>190-191
おっしゃるとおり。
There role in the brain, however, is well established. They first
came to light because they are disabled in people with microcephaly,
causing the brain to be much smaller than usual, particularly in
the cerebral hemispheres that are the site of the brain's higher
cognitive functions.
というあたりは、よろしいでしょうか?で、microcephalin と ASPMが
両者大脳化に関係するということで、両者が「収斂進化」であるとした
上で、
But convergent evolution does not necessarily proceed in lockstep
in each separate populations and underlay such striking cultural
advances as the Aurignacian people's adeptness at painting caves,
while other poplulations developed such capabilities later.
とあるわけです。
まあ類推に類推を重ねているのは事実ですね。
他に、オリンピック陸上競技で目立つアフリカ系の人々の短距離走での
強さについて、これは西アフリカ系ばかりであるということや、また、
中距離長距離(2千から1万メートルなど)での圧倒的な強さをもつの
がケニアの選手で、しかもその中でもケニアの少数民族カレンジン族の
ばかりが目立つという話などがありました。カレンジン族は標高2千
メートル程度の高原の牛飼いです。彼らの牛のほとんどは近隣部族の牛
を盗んだもので、走っていって牛を盗みだし、そのまま牛とともに走って
戻り、よりたくさんの牛をかっぱらった男ほど偉大な男とされ、妻をたく
さんめとり、子孫をたくさん残す。よって長距離を走る能力が性選択に
よって選ばれたのだ、なんていう話もあるし、またユダヤ人のIQの高さ
などについても、とくにアシュケナージのユダヤ人については、理由が
あるようだ、などとあります。
トンデモ本ではありませんが、かなりオブラートにくるみつつも、人種
問題などを比較的「右翼的」な立場から述べている書籍であることがわ
かりました。

193 :出土地不明:2006/07/28(金) 23:26:55 ID:7Zx9A01a
>>192
>中距離長距離(2千から1万メートルなど)での圧倒的な強さをもつの
>がケニアの選手で、しかもその中でもケニアの少数民族カレンジン族の
>ばかりが目立つという話などがありました。カレンジン族は標高2千
>メートル程度の高原の牛飼いです。彼らの牛のほとんどは近隣部族の牛

メキシコ北部の標高2300メートルの岩盤地帯に住む先住民タラウマラ族も
優秀な長距離ランナーらしい。文化的な理由からかオリンピックには参加しないが、
もし出場すればカレンジン族と金メダルを競うでしょう。


194 :出土地不明:2006/07/28(金) 23:38:54 ID:WVmIR8xX
>>193
えーと、ただ、アメリカ大陸の人々って、そういうところに住み始めた
のが、たかだか1万年前からじゃないですか。カレンジン族がいつから
高原の牛飼いになったのかしらないけれど、やっぱりアメリカ大陸の
人々ってのは、ちょっと底が浅いところがあるようです。
たとえば、アンデスの高原地帯の人々と、ヒマラヤの高原地帯のチベット
人では、チベット人のほうがずっと高地適応しているらしい。チベット人
は2万年くらい高原で暮らしていたようだが、アンデスの人々はたかだか
数千年では、あるいは2千年くらいでは、という話。
もっとも、Wade の本では、アシュケナージが頭がよくなるには、たった
500年だったとかいうし。そのかわり、IQがよくなる変わりに別の遺伝
病をかかえこんだそうです。

195 :誤読ではないんだ:2006/07/29(土) 11:17:00 ID:ua36AZRx
>>192
なんだよ白人優位主義者かよ。読む気失せた。

196 :出土地不明:2006/07/29(土) 15:47:06 ID:WTSUAt/q
>>195
まあね。ただ、本の中にはかなりの事例が書かれているのが面白い。
たとえば、ラクトース耐性遺伝子が北欧の酪農の開始とともにはじまった
とかいう話とかね。そういう記述がいろいろある。最近の遺伝学によって
わかったいろいろな遺伝子とその世界的な分布などについて詳しくかかれ
ているから、この本をベースにして、そこから参考文献にあたれば、その
導入として意味のある本だと思う。
白人優位主義ってわけじゃない。東アジアの人々も同時に持ち上げている
箇所は多い。ただ、アフリカ人について持ち上げているのは、陸上競技
の短距離(西アフリカ系)と長距離(カレンジンの中長距離選手)の話
くらいだったな。オーストラリア系については皆無。

197 :出土地不明:2006/07/29(土) 16:04:03 ID:rn4ncM+P
おい!ちょっとこの電波女理解できる奴はいるか?
とりあえず見てくれ

 
http://society3.2ch.net/test/read.cgi/mass/1123580972/


198 :出土地不明:2006/07/29(土) 21:49:33 ID:0Rp2keJ7
>>195
>なんだよ白人優位主義者かよ。読む気失せた。

ゲラ


199 :誤読だよ:2006/08/11(金) 14:25:42 ID:M3vHk6Tj
>>191>>192
Wadeの本、100頁ほど読んだけど、ここ5・6年の主要研究成果を基にした、
実に簡潔ながら内容の濃い、一般人向け概説書としてはスンバラシイ本だと思うよ。
ソースとして註に示された論文で、未読のものを虱潰しに読みつつ、
本書も読み進めてるから時間かかってるんだけど、鬼塚はかなり誤解してるぞ。
>>192の引用部分だって、何故洞窟画やロックアートが西ヨーロッパの一部と
オーストラリア限定なのか?という問題について、Bruce Lahnの主張を引用・紹介して
出アフリカ各集団が独自性を持ち、たまたま37,000年前にMicrocephalin
>>191の論文参照)がコーカソイド集団に現われ、オーリニャシアンの人々に洞窟画を
描きうる認知力を与えたのでは?としてるわけで、決して白人優位論ではない。

また「芸術遺伝子」なんてどこにも書いてないぞ。象徴行動をもたらす遺伝子的進化には
勿論言及してるけど、すぐ「○◎遺伝子」とネーミングするのは悪いクセだ。

200 :出土地不明:2006/08/11(金) 20:35:08 ID:6DvL4Ou7
そう、ネイチャーの書評で誉めてたから俺も読んでるけど、
芸術活動を司る遺伝子云々なんて、どこにも書いてないし、また有り得ないwww

201 :出土地不明:2006/08/12(土) 00:48:39 ID:Mk1eq7C0
てすと

202 :出土地不明:2006/08/12(土) 18:12:04 ID:Va+QSrWl
芸術にどう関係するのかはともかく
アジア人と白人では物の見え方が違うらしいな。

遠くの物を見る、単純な視力測定で言えば黒人>>>>白人>アジア人。

ただ、アジア人は白人より目から大量の情報量を取り込む能力に優れてる。
間違い探しのようなテストをやると1,5倍くらい高いらしい。

眼球じたいも大きい、これはネオテニー、頭の大きいアジア人の体型も
関係してくるのだろう。だが眼球が大きい=視神経の細胞の数もちがう
可能性は大いにありうる。

これはアジア人が漫画やアニメを得意としてること(もっといえば、あの
ごちゃごちゃした漢字や漫画を受け入れる文化がある)のも無関係ではあるまい。
ちなみに北米で日本のアニメを見る層は、アジア移民が圧倒的に多く
白人も多く、黒人は殆ど居ないらしい。

ただ、絵のように全体から大量の情報を取り込むことはアジア人優位だが
小さい一点を絞り込んで鮮明に識別する能力は白人が優れてるらしい。
これでサッカーなどで白人優位なのも説明がつく。

203 :出土地不明:2006/08/12(土) 20:27:44 ID:5/0Wf1Bg
>サッカーなどで白人優位 

(-_-;)おいおい、何勘違いしてんだ?

204 :出土地不明:2006/08/13(日) 11:04:47 ID:2FBganF3
>>199
100ページか。その後はもっとエスカレートするんだけどな。
ってか、100ページぐらいまでは、そういう印象だったかな。
たしかに、最近の書籍の中の概説書として素晴らしいというのは事実。
もっとも最近に出ている本の一つだから、最新の結果までしっかり
入っている。
ただ、やっぱり、アシュケナージの話になると、悪名高き「ベルカーブ」
などと同様の議論をひっぱっている気がするな。
それと、人種の再定義をすることをかなり強力に主張しているのが後半
部分だ。
で、私自身は、というと、ジャレッド・ダイアモンドの Guns, Germs,
and Steel は、完全なる人間平等主義で書かれているし、20世紀末段階
はそういう考え方が支配的だったわけだけど、それが21世紀になって
さらに遺伝学などで細かい話が分かってくると、やっぱり人間の多様性は
大きいってことになる。ただし、それを悲劇的な差別に結びつけるのでは
なく、多様性を考慮した上で、たがいによい方向を模索しようというような
考え方になっていくのかな、と思った。

205 :出土地不明:2006/08/13(日) 11:25:34 ID:2FBganF3
>>200
> そう、ネイチャーの書評で誉めてたから俺も読んでるけど、
>芸術活動を司る遺伝子云々なんて、どこにも書いてないし、また有り得ないwww

99ページのところだけど、こう書かれている。
So it could be that the spread of the microcephalin allele some
37,000 years ago expanded the cognitive powers of Caucasian
populations and underlay such striking cultural advances as the
Aurignacian people's adeptness at painting caves, while other
populations developed such capabilities later.

もちろん、芸術遺伝子と陽に書かれているわけではないけれどね。
マイクロセファリンの遺伝子が3万7千年前に始まったことが、「白人」
のオーリナシアンの洞窟壁画が他に先駆けて始まったことと関連する
かもしれない、といっている。


206 :出土地不明:2006/08/13(日) 12:19:22 ID:aZEWNQuC
>>207
ワールドカップサッカードイツ大会みていて思ったんだけど、これあきらかに、
アフリカ系+ヨーロッパ系の連合軍が、東アジア系を叩きつぶすっていう構図
だよな。東アジア系は、まあ、日本と韓国だけしかなかったわけだが。
全世界的に考えると、やっぱりなんだかんだいって世界はアフリカ系+ヨーロッパ系
で動く方向なんだなというのがよくわかった。
出生率などから考慮しても、今後、それほど遠くない未来において、ヨーロッパの
人口は、アフリカ系が非常に多くなるだろうと思う。これって、ネアンデルタール人
が滅びて、オーリナシアンのアフリカ系新人(クロマニョン人)がヨーロッパを
制覇したのと、同じことがもう一度起きているんではないかと思った。で、その
ときに、アジアにいたホモ・エレクトスは、全然無関係に滅びた、みたいな。
やっぱり、人類の歴史をみると、将来的には、アフリカ系が、もう一度、出アフリカ
をして、全世界の人口が、アフリカ人化する、ってことになるんでは、と思ったよ。

207 :出土地不明:2006/08/13(日) 14:37:21 ID:WFhMuqq2
>>206
ところが増加率で言うとそれをはるかに上回る勢いで
世界中に特定アジア人が分布を広げているのですがw

208 :出土地不明:2006/08/13(日) 21:22:54 ID:bGUK9Oui
>>207
でも、アメリカ合衆国内のアジア系はまだまだマイノリティだろ。
ヨーロッパでもアジア系よりはアフリカ系のほうが遙かに多いし。

209 :出土地不明:2006/08/18(金) 13:49:30 ID:GAfRfv8c
>>205
Caucasian=白人としてるのではないよ。P184ではNeil Rischの分類を引いて
Caucasian=西ユーラシアのヨーロッパ人、中東人、北アフリカ人及び
インド亜大陸の住人としてるじゃん。

但し、100頁をすぎて確かに雰囲気が変わって来たのは否めない。ヤバイ気がする。
でも、註に紹介されるネイチャーやサイエンス等の真っ当な論文には、興味深いものも
多い。例えば、Simon Mead et al"Science"300:640-643 は、狂牛病も引き起こす
プリオンに対する耐性=human prion protein geneのcodon129がヘテロだと
プリオン由来の疫病(クロイツフェルト・ヤコブ病やクールー病)に耐性をもつ事を指摘。
先史時代のカニバリズムで脳味噌喰ってたから、クロイツフェルト・ヤコブ病に罹ることもあって
その選択圧が世界の現生人類にプリオン耐性をもたらした。ただ一つの国を除いて・・
その唯一プリオン耐性のない民族とは、なんと日本だという。

輸入狂牛肉解禁で気をつけろ。日本人は白人やニューギニア高地人と違って
プリオン喰ったらイチコロだぞ。


210 :209:2006/08/18(金) 17:48:01 ID:IUe6KKud
訂正。日本人にもプリオン耐性はあるとな。同論文にこうあった↓(^.^;)

>Heterozygosity at a different PRNP polymorphism, Glu219 replaced by
> Lys (E219K) , is also associated with resistance to sporadic CJD
>in Japan

但、かなり日本の Heterozygosity at PRNP polymorphism は特殊だよん。

211 :出土地不明:2006/08/19(土) 10:24:36 ID:wPNo3wv2
>>209
もちろん、コーカシアンには、南インドあたりのドラビダ系までふくめているような
状況だから、白人としているわけではないけれどね。
だろ、100ページを過ぎて後半に入ると、やばいだろ。
そのあたりになって「人種的な違いを議論することは科学雑誌でタブーだった」
みたいな話からはいって、「2002年ごろからそういう論文もアクセプト
されるようになり」という感じですすむ。

プリオン病の話はこれはこれでこの本に書かれている内容だけからしても面白かった。

何となくだが、日本人がかなり例にだされていて、「特殊」とか「異常」という
形で扱われているな。縄文人あたりは宇宙人だったのかもしれないといいたいような。
オーストラリア系とアジア系(北方アジア系も含めて)の混ざったところとしてかなり
特殊なのかもしれない。

212 :出土地不明:2006/08/20(日) 12:29:19 ID:c/NPqGye
Wadeの本、やっぱダメだわ、>>192の通り。鬼よ疑ってスマソ<(_ _)>。

かなり差別的で、ピューリッツァ賞取ったジャレッド・ダイアモンドの
「ニューギニア高地人は西洋人より遺伝子的に優秀かも」発言にも噛み付いてるし
アングロサクソンまんせ〜っぽい。前半が良かっただけに残念というか、
前半はレイシズムの主論を読ませるための釣りか?Cavalli-Sforzaなんか、同様な
遺伝的多様性に基づいた世界各民族の比較をする時ぁ、本の一章を割いて
レイシズムに反対の立場を長々と説明してるのに比して、だ〜めだコリャって感じ。

口直しに、どうせ英語で読むなら、Paul Mellarsの論文がお勧め。
先週号のサイエンスにも載って、なんと今年だけでネイチャー、PNAS、サイエンスの
三大科学雑誌にすべて掲載される快挙達成。元来ネアンデルタールの専門家のようだが
現生人類の出アフリカに関して、従来の盲点というか、曖昧な認識を快刀乱麻を断つが如く
批判・再構築。目下、その名前だけでチョイスして読んで、絶対損はしない研究者と思う。
鬼氏よ、仕事先でならタダで閲覧可ではないか?是非ご一読あれ。
 
・Nature 439, 931-935 (23 Feb 2006)
ttp://search.nature.com/search/?sp-a=sp1001702d&sp-sfvl-field=subject|ujournal&sp-t=results&sp-p=all&sp-q-4=439&sp-x-4=uvolume&sp-q-6=931&sp-x-6=ustartpage&sp-d=custom&sp-start-day=01&sp-end-day=31&sp-s=date

・PNAS 2006 103: 9381-9386
ttp://www.pnas.org/cgi/content/abstract/103/25/9381?maxtoshow=&HITS=10&hits=10&RESULTFORMAT=1&andorexacttitle=and&andorexacttitleabs=and&andorexactfulltext=and&searchid=1&FIRSTINDEX=0&sortspec=relevance&volume=103&firstpage=9381&resourcetype=HWCIT
・Science 11 August 2006:Vol. 313. no. 5788, pp. 796 - 800
ttp://www.sciencemag.org/cgi/content/abstract/313/5788/796?maxtoshow=&HITS=10&hits=10&RESULTFORMAT=&andorexacttitleabs=and&andorexactfulltext=and&searchid=1&FIRSTINDEX=0&volume=313&firstpage=796&resourcetype=HWCIT



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