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クロマニヨン人は現代人よりも賢かったのか?2

1 :出土地不明:2006/04/08(土) 10:56:15 ID:88R1W2xG
クロマニヨン人は現代人よりも脳が大きかったと聞く
クロマニヨン人は賢かったのか?

前スレ
クロマニヨン人は現代人よりも賢かったのか?
http://academy4.2ch.net/test/read.cgi/archeology/1094058795/


144 :出土地不明:2006/05/22(月) 23:41:04 ID:4tLbPBG1
>>141
> 人類が道具を作る知恵を「生得的に」持ってることくらい誰でも認めてるだろうが。
それが本能だろ。
そして、チンプも道具を作る。アリ釣りのためには枝を選んで、その枝から
葉を取り除き、そして、アリ釣りに適した形にしてから、使う。これは道具
作りだな。ついで、ナッツ割りをするときも、平たい石を選び、そして丸い
石を選び、そしてナッツ割りをする。しかも、それらの石皿と丸石は群の
中で伝承されているということもある。
しかし、圧倒的な違いは、チンプが石器を作れないということだ。
だから、チンプと人間との間には、石器を作る能力があるかないかという
ところに、圧倒的な違いがある。

さて、その大きな「越えられない能力の違い」は、当然チンプのゲノムと
人間のゲノムとの違いに基づくことは間違いない。
さて、そのときに、石器作りが「文化的なもの」と主張する人たちの考え
は、以下のようなものだ。
「よくわからないが、初期人類は道具製作を可能にする能力を獲得した」
というものだ。その道具製作の能力というのは、非常に曖昧でぼやけた
もので、なにか、一般的な「道具製作」に関わる知能なり能力なりという
ことだ。で、
「初期人類は、そのような道具製作を可能にする能力を持っていたので、
石器を作るようになった」
ということだ。
で、そこで問題になるのは、道具製作を可能にする能力というものが、
チンプのそれよりはずっと高度で石器製作も可能であるものであったわけ
だから、その分、人間の「一般的道具製作能力」とういものはチンプの
それとは、違う形で進化的に獲得された能力である必要があるわけだ。
では、そういうチンプのそれよりは、ずっと石器製作に向いた道具製作
能力というものは、どういう状況で、どういう理由で進化的に獲得され
たものなのか?という質問に対して、どう答えるか、ということだな。
おそらく、絶対に発見されないであろう250万年か300万年前ごろ
の、初期人類のつくった石器以外の人工物のようなものを仮定すること
になるのだろうか?石器を作り始める前段階に、たとえば、木工をして
いたか、動物の骨を使っていたか、あるいは、、ということだ。
もちろん、チンプのやっていたアリ釣りと同じことをしていたなら、その
アリ釣り用の枝の残りなんていうものがあったのだろうか?
そういう形で一般的な「道具製作能力で石器製作をも可能にする能力」と
いうものが獲得されて、そこから、石器製作が文化的なものとして実現
した、というシナリオになるのだろうか?
これは、絶対に証明もできないし、たんなる妄想でしかない。
考古学的に確実な証拠は、250万年前、ホモ・ハビリスが登場する
およそ50万年くらい前に、石器製作をするアウストラロピテクスの
一派が存在し、彼らが最初のオルドワン石器を作ったということだ。
だとしたら、その石器を作りだす能力がそのとき獲得されたということ
だ。それは、石器以外の道具をも作り出せるような「一般化された道具
製作能力」を獲得したから石器が作れるようになったのではなく、
石器製作専用の能力を獲得したということなのだ。だから、この能力は、
その後、250万年の間、変化することもなく、現在まで受け継がれている。
それと、その石器製作専用の能力は、ときに他の能力へと応用されつつ、
能力自体も変化し、より洗練された石器製作が可能になるような能力へ
と進化していったのだよ。


145 :出土地不明:2006/05/22(月) 23:53:59 ID:Ij2ErqqD
では、最初に石器製作をしはじめたアウストラロピテクスはどうして、
石器製作を可能にする能力を獲得していなかったにも関わらず、石器製作
ができたのか、ということになるだろう。石器製作をはじめる前に、最低
限のもっとも粗末なオルドワン石器を作ることができる能力が最初から
存在していたことになる。で、その能力は石器製作をするために獲得され
た能力ではなく、別に獲得された能力だったことになる。
では、その石器製作を可能にする能力であって、石器製作以外の必要性
から獲得された能力は、どういう能力でどういう形で獲得されたのか、
ということだ。これもおおむね明確に分かっている。
直立二足歩行を始めたのは、石器製作の200万年から300万年以上
前で、その結果として手でものを持つことができるようになった。
そして、平原で生活することの多かった直立二足歩行類人猿の中で、
その主たる食料として、平原での動物の死骸の腐肉食をはじめたものが
いた。その中で、石で、死骸の骨をわって骨髄を食べることをはじめた
ものがいたのだ。そのときは、石はただの石であった。最初は近くで
拾ったのだろう。そのうち、腐肉漁りのために死骸を探す前に手頃な
石を探しておいて、利用するものがいたわけだ。
骨を割って骨髄を食べるということは、チンプのナッツ割りをするのと
同じレベルだから、行動のレパートリーとしては可能な行動だろう。
しかし、ナッツ割りよりは遙かに強いインパクトのある打撃が必要だ。
そこで、その打撃の力が強い個体で、コントロールが正確な個体が、
選ばれる。事前の石探しが上手な個体が進化的に優位にたつ。
こうして、チンプにくらべて、石の持ち運びがずっと上手で、かつ、骨
を割るときの打撃が正確で十分な強さでできる個体が選択される。
ここまでの段階で、身体的能力や基本的な石選びの能力など石器製作に
必要な最低限の能力は、この中で獲得されていた。だから、石器製作を
はじめることができた。一度石器製作が始まれば、より石器が上手に
作れる個体が優位にたつので、それが淘汰圧となって、オルドワン石器
の形式が進化的に獲得された能力として固定される。そして、その能力
をもった個体群は、能力を持たない個体よりも動物性脂肪の摂取量が多く、
かつ、脳の発達に必要な栄養分もとれる。その状態が50万年程度続き
結果として、脳容積が600cc程度になる初期ホモ属が登場する。

146 :出土地不明:2006/05/23(火) 00:11:15 ID:g8A9/Zwh
>>145で述べたことは、決して絵空事ではない。
この石器製作能力獲得にいたるまでのシナリオは、いままでの考古学的な
発見で得られたものによって、十分に証拠づけられている。
まずは、石器製作が開始される以前から、動物がかみ砕いたのとは違う
形で割られた骨が散乱している遺跡が発見されている。その遺跡は当初
誤解されて、あの「2001年宇宙の旅」のオープニングのシーンに
利用されていたわけだ。
そして、このシナリオでは、直立二足歩行の確立(400年前まで)、
ついで、平原における動物死骸を食料とする腐肉食の始まりがあり、
ついで、石を利用した骨を割って骨髄を食べるということが始まり、
そして、最終段階として石器を利用した、より効率的な死骸からの
食料の獲得というところにつながり、その間に、特別なブレークスルー
を必要としない。また、このシナリオは、あきらかに100万年
スケールで進行し、進化的な淘汰によって、一ステップごとに進展し
ていったことが、全く問題なく理解できる。
さらにいえば、このシナリオの中に、このシナリオの前段階として、
あるいは、このシナリオの途中において、「より一般的な道具製作
能力の獲得」などというものが張り込む必要もなければ、余地もない。
だから、各ステップで必要な能力は、各ステップの直前に進化的に
獲得され、その能力が応用されて、次のステップに進むことが明確
に導き出される。
だから、石器製作能力は、決して一般的な「道具製作能力」などという
ものの一部であるということはなく、石器製作能力そのものが、進化的
に獲得され、その石器製作能力は、おそらく、後期アシューリアンの
時代まで、他の能力として応用展開されることもなかったのだ。
後期アシューリアンでは、あきらかに木工が始まる。この木工のための
能力がどういう形で獲得されたかについては、まだまだ考古学的に発見
された証拠が少なく、あまり明確な推定は不可能だ。
ただ、後期アシューリアンにおいて、おそらくはじめて石核の整形と
いうことが始まっていて、後期アシューリアンのハンドアックスの緻密
な細かい剥片剥離で得られる剥片は実用的に利用できる大きさではない
ので、そこではじめて、「削る」という概念が発達した可能性が高い。
ようするに、削って整形するという能力だ。前期アシューリアンを通じて
当初は、たんに剥片取り出しのための材料であった石核が、次第に、
実用的石器として使われるようになってきて、その段階でその整形と
いうことも始まった。その整形段階で、剥片として利用できない小さな
剥片を取り出すことで、より緻密な整形が可能であるという方向に
進歩していったことになる。そして、後期アシューリアンが始まり、
木工への応用がおこり、さらに、整形石核からの定型剥片剥離という
ルヴァロア技法へも展開していったことになる。
骨に対して、剥片剥離をしようとした間違った例もあることだから、
木材にもそれを応用し、当初は剥片剥離に近いことを適応しつつ、後
に「削る」ということが可能になったのだろう。

147 :出土地不明:2006/05/23(火) 00:29:17 ID:g8A9/Zwh
前期旧石器時代を通じての利用された石器の種類をみていこうか。
オルドワン石器の段階では、利用されたのは、間違いなく、石核から剥離
された剥片だ。その形状はいろいろあるが、基本的には鋭い刃をもってい
て、これで、動物の皮を切ることができた。日差しで乾燥した動物の死骸
の皮を切り、中の多少しめった状態の骨を取り出し、そのときに腱などを
切るのにも剥片石器は使われた。石核、あるいは未加工の丸石で骨を
割り、骨髄を食べるというのは、石器製作以前と同じ動作だった。ただ、
剥片石器の登場で、より取り出せる食料の量が増えたことは間違いない。
よって、この時代の主な道具は、丸石あるいは石核と、剥片石器という
ことになる。剥片石器は鋭い刃をもつという特徴以外は不定形である。
考古学者はこれを、スクレーパーとかビュランとかいろいろな名前で
分類しているが、その利用方法は同じであるから道具として剥片石器は
未分化であったと思われる。
前期アシューリアンが始まり、一つの石核から取り出される剥片の数
が増える。それとともに、自然に定型のハンドアックス型になった
石核もまた、利用価値が出てくる。剥片よりはずっと大きいので、力
の加減もしやすく、力のいるカッティングをすることが可能だ。
だから、前期アシューリアンの段階では、剥片石器と石核の転じた
ハンドアックスの二つが、主な道具である。
後期アシューリアンでは、剥片石器、そして緻密に整形されたハンドアックス
と、それから、おそらくハンドアックスで削ることで作られた槍などが
道具に加わる。そして、途中で、ルヴァロアポイントが登場する。
石器の種類は、およそ三種類くらいに増えることになる。
このあたりまでの石器の種類の増加は、とてつもなくゆるやかで、遅い。
200万年かけて、1種類の石器から3種類の石器に増えたということ
だ。さらに文化的な違いもなく、同じ一様な組み合わせの石器群がそれ
ぞれ50万年から100万年も続く。そしてどの石器も、その出現に
先立つ能力の前適応が説明できる。だから、このあたりはすべて本能的
に獲得された能力だということになる。
ネアンデルタール人のムステリアンや解剖学的現代人のアフリカなどに
おけるMSA段階になると、石器の種類は、数種類(おそらく10種類以下)
に増える。MSAではときどき石刃が含まれるときがある。剥片石器も、
必要に応じて、動物の皮をはぐスクレーパーや、ナイフ、木工用の道具
などに分化していく。さらに、地域差も出てくる。この段階で文化と
呼べる要素が出てくる。だいたい10万年前ごろから以降だ。
ただ、著しい発展ということはない。
ところが後期旧石器段階になると、突然石器の種類が膨大に爆発し、
かつ、骨角器が登場し、また、木工も精緻化し、組み合わせた道具など
も登場する。おそらく、道具の種類は、数十種類に跳ね上がる。
石器はあきらかに用途に応じて違う形になり、特殊化していく。
どのようなときにどのような形の石器が有効か、を考えて作っていると
いうことがわかる。だから、ここが創造性の始まりといえるわけだ。
それ以前は、いや後期アシューリアンまでは、前適応で得られた能力の
応用で作られた新しい石器以外のものは登場していない。すべては、
進化の法則にのっとっていて、それ以外ではないのだ。

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