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お気に入りの和歌はありますか? 巻第十

1 :名無氏物語:2006/03/13(月) 14:47:39 ID:TlqcQe54
お気に入りの和歌を書き込んでください。

過去スレ
お気に入りの和歌はありますか?
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お気に入りの和歌はありますか?巻第二
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お気に入りの和歌はありますか 巻三
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お気に入りの和歌はありますか 巻四
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2 :名無氏物語:2006/03/13(月) 16:44:29 ID:j70hsO1V
踏みみける鳰の跡さへをしきかな氷のうへにふれるしら雪(新勅撰427)  

3 :名無氏物語:2006/03/13(月) 16:57:58 ID:zVtQ8WpH
山桜たづぬと聞くにさそはれぬ老の心のあくがるるかな(千載43)

4 :名無氏物語:2006/03/13(月) 16:58:42 ID:zVtQ8WpH
しら雲のたなびく山のやま桜いづれを花と行きてをらまし(新古102)

5 :名無氏物語:2006/03/13(月) 16:59:36 ID:zVtQ8WpH
ちはやぶるいつきの宮のありす川松とともにぞ影はすむべき(千載619)

6 :名無氏物語:2006/03/13(月) 17:01:13 ID:zVtQ8WpH
まどはずなくららの花のくらきよに我もたなびけ燃えんけぶりに(顕綱集)

7 :名無氏物語:2006/03/13(月) 17:23:10 ID:DK3BVBJd
花ゆゑにかからぬ山ぞなかりける心は春の霞ならねど(千載)

8 :名無氏物語:2006/03/13(月) 17:23:55 ID:DK3BVBJd
外山には柴の下葉も散りはててをちの高根に雪ふりにけり(千載)

9 :名無氏物語:2006/03/13(月) 17:29:35 ID:H8oX68fJ
むめの花かばかりにほふ春の夜のやみは風こそうれしかりけれ(後拾遺)

10 :名無氏物語:2006/03/13(月) 17:47:31 ID:j9eZbpUt
白雲のたつたの山の八重ざくらいづれを花とわきてをりけん(道命法師「新古今集」)

11 :名無氏物語:2006/03/13(月) 18:11:21 ID:XSFUp2Zb
雪ふれば木毎に花ぞ咲きにけるいづれを梅とわきて折らまし(紀友則「古今集」)

12 :名無氏物語:2006/03/13(月) 18:16:45 ID:lM9Ns8aT
ちりにけり山はこけぢのにしきにて紅葉をあらふ谷の岩水(老若歌合)

13 :名無氏物語:2006/03/13(月) 18:17:28 ID:lM9Ns8aT
かよひこし枕に虫の声たえてあらしに秋の暮ぞきこゆる(千五百番歌合)

14 :名無氏物語:2006/03/13(月) 18:18:12 ID:lM9Ns8aT
板まより袖にしらるる山おろしにあらはれわたるうづみ火のかげ(新勅撰435)

15 :名無氏物語:2006/03/13(月) 18:18:57 ID:lM9Ns8aT
木の葉さへ山めぐりする夕べかなしぐれをおくる峯のあらしに(続古今552)

16 :名無氏物語:2006/03/13(月) 18:19:46 ID:lM9Ns8aT
夜もすがらさえつる床のあやしさにいつしかみれば峯の初雪(千五百番歌合)

17 :名無氏物語:2006/03/13(月) 18:20:20 ID:lM9Ns8aT
おのづからまどろむ程に忘らるる恋を夢こそおどろかしつれ(新続古今1314)

18 :名無氏物語:2006/03/13(月) 18:24:43 ID:Dl2LLT+K
緑なるひとつ草とぞ春は見し秋は色々の花にぞありける(読人不知「古今集」)

19 :名無氏物語:2006/03/13(月) 18:27:46 ID:Dl2LLT+K
吹くからに秋の草木のしほるればむべ山風をあらしといふらむ(文屋康秀「古今集」)

20 :名無氏物語:2006/03/13(月) 18:28:25 ID:Dl2LLT+K
麻生の浦に片枝さし被ひなる梨のなりもならずも寝て語らはむ(読人不知「古今集」)

21 :名無氏物語:2006/03/13(月) 18:32:04 ID:ia6kbUo9
いく夜かは月をあはれとながめきて浪にをりしく伊勢の浜荻(新古943)

22 :名無氏物語:2006/03/13(月) 18:32:35 ID:ia6kbUo9
思ふことなきだにやすくそむく世にあはれすててもをしからぬ身を(続古今1822)

23 :名無氏物語:2006/03/13(月) 18:33:07 ID:ia6kbUo9
すてやらぬ我が身のうらのうつせがひむなしき世とは思ふものから(続拾遺1118)

24 :名無氏物語:2006/03/13(月) 18:39:57 ID:ganN472Z
かきくらし猶ふる里の雪のうちに跡こそみえね春は来にけり(新古4)

25 :名無氏物語:2006/03/13(月) 18:40:48 ID:ganN472Z
うすくこき野辺のみどりの若草に跡までみゆる雪のむら消え(新古79)

26 :名無氏物語:2006/03/13(月) 18:41:28 ID:ganN472Z
花さそふひらの山かぜ吹きにけりこぎゆく舟のあと見ゆるまで(新古128)

27 :名無氏物語:2006/03/13(月) 18:42:42 ID:ganN472Z
あふ坂や梢の花を吹くからに嵐ぞかすむ関の杉むら(新古129)

28 :名無氏物語:2006/03/13(月) 18:43:18 ID:ganN472Z
柴の戸をさすや日かげのなごりなく春くれかかる山のはの雲(新古173)

29 :名無氏物語:2006/03/13(月) 18:44:02 ID:ganN472Z
軒しろき月の光に山かげの闇をしたひてゆく蛍かな(玉葉403)

30 :大沼ユミ ◆cj4.95aVS6 :2006/03/13(月) 20:07:52 ID:+qqwdovS
春三月柱おかぬ琴に音たてぬふれしそぞろの宵の乱れ髪[与謝野晶子]

31 :名無氏物語:2006/03/14(火) 08:54:00 ID:Cvzd2myG
鵜飼舟月もをぐらの山かげにやみをしたひてかがりさすなり(兼良)

32 :名無氏物語:2006/03/14(火) 09:05:00 ID:CqolbIOF
旅人の朝たつ後や積るらん跡こそ見えね野辺の白雪(小倉実教[新続古今])

33 :名無氏物語:2006/03/14(火) 09:06:17 ID:CqolbIOF
我宿をとふとはなしに春のきて庭に跡ある雪の村消え(夢窓国師[風雅])

34 :名無氏物語:2006/03/14(火) 09:10:53 ID:a2vLo1Ul
月の色も秋にそめなす風の夜のあはれうけとる松の音かな

35 :名無氏物語:2006/03/14(火) 09:11:28 ID:a2vLo1Ul
庭の虫は鳴きとまりぬる雨の夜のかべに音するきりぎりすかな

36 :名無氏物語:2006/03/14(火) 09:12:08 ID:a2vLo1Ul
野分たつ夕べの雲のあしはやみ時雨ににたる秋の村雨

37 :名無氏物語:2006/03/14(火) 09:12:40 ID:a2vLo1Ul
夢路まで夜半の時雨の慕ひきてさむる枕に音まさるなり

38 :名無氏物語:2006/03/14(火) 09:13:19 ID:a2vLo1Ul
心とめて草木の色もながめおかん面影にだに秋や残ると

39 :名無氏物語:2006/03/14(火) 09:13:57 ID:a2vLo1Ul
秋の名残ながめし空の有明におもかげちかき冬の三日月

40 :名無氏物語:2006/03/14(火) 09:16:45 ID:gJog00LW
神奈備の三室の山の葛かづら裏吹き返す秋は来にけり

41 :名無氏物語:2006/03/14(火) 09:17:30 ID:gJog00LW
花に飽かぬ嘆きはいつもせしかども今日の今宵に似る時はなし

42 :名無氏物語:2006/03/14(火) 09:18:07 ID:gJog00LW
月やあらぬ春や昔の春ならぬ我が身一つは元の身にして

43 :名無氏物語:2006/03/14(火) 09:19:05 ID:gJog00LW
誰が禊ゆふつけ鳥か唐衣たつたの山にをりはへて鳴く

44 :名無氏物語:2006/03/14(火) 09:19:41 ID:gJog00LW
いそのかみ布留の山辺の桜花植ゑけむ時を知る人ぞなき

45 :名無氏物語:2006/03/14(火) 09:20:13 ID:gJog00LW
皆人は花の衣になりぬなり苔の袂よ乾きだにせよ

46 :名無氏物語:2006/03/14(火) 09:23:09 ID:7+BtcQ75
見わたせば浪もゆるがぬ夏の日に松かげ遠き磯のほそ道(千五百番歌合)

47 :名無氏物語:2006/03/14(火) 09:23:46 ID:7+BtcQ75
片枝さすおふのうらなし初秋になりもならずも風ぞ身にしむ(新古281)

48 :名無氏物語:2006/03/14(火) 09:24:44 ID:7+BtcQ75
思ふことさしてそれとはなきものを秋の夕べを心にぞとふ(新古365)

49 :名無氏物語:2006/03/14(火) 09:25:18 ID:7+BtcQ75
天の川もみぢの橋やわたすらん色づく西の夕ぐれの空(千五百番歌合)

50 :名無氏物語:2006/03/14(火) 09:25:49 ID:7+BtcQ75
心あるをじまのあまの袂かな月やどれとはぬれぬ物から(新古399)

51 :名無氏物語:2006/03/14(火) 09:26:35 ID:7+BtcQ75
月をなほ待つらんものかむら雨の晴れ行く雲の末の里人(新古423)

52 :名無氏物語:2006/03/14(火) 09:31:17 ID:YnJdfnGG
しら雪の猶かきくらしふるさとの吉野のおくも春はきにけり(嘉喜門院)

53 :名無氏物語:2006/03/14(火) 09:32:01 ID:YnJdfnGG
かきくらしなほふる郷のみよし野はいつの雪間に春のきぬらん(貞常親王)

54 :名無氏物語:2006/03/14(火) 09:43:20 ID:Z9ZJZimZ
枯るるより刈りもはらはぬ道みえて雪に跡ある野べの草むら(後水尾院)

55 :名無氏物語:2006/03/14(火) 16:22:58 ID:f0arOucQ
世の中を何にたとへん朝ぼらけ漕ぎゆく舟の跡なきがごと(沙弥満誓「万葉」)

56 :名無氏物語:2006/03/14(火) 16:29:54 ID:NPzCcAFW
天の川もみぢを橋にわたせばやたなばたつめの秋をしも待つ(よみ人しらず「古今集」)

57 :名無氏物語:2006/03/14(火) 16:42:54 ID:YjFk3PJi
松島や雄島の磯にあさりせし海人の袖こそかくは濡れしか(源重之「後拾遺集」)

58 :名無氏物語:2006/03/14(火) 16:43:48 ID:YjFk3PJi
からにしき枝に一むら残れるは秋の形見をたたぬなるべし(遍昭「拾遺集」)

59 :名無氏物語:2006/03/14(火) 16:44:22 ID:YjFk3PJi
立田川紅葉みだれて流るめり渡らば錦中や絶えなむ(読人不知「古今集」)

60 :名無氏物語:2006/03/14(火) 16:59:39 ID:badUlJMo
あさみどり柳の糸のうちはへてけふもしきしき春雨ぞふる(風雅109)

61 :名無氏物語:2006/03/14(火) 17:00:51 ID:badUlJMo
色かはる柳がうれに風すぎて秋の日さむき初雁のこゑ(風雅527)

62 :名無氏物語:2006/03/14(火) 17:01:44 ID:badUlJMo
おく霜はねやまでとほる明がたの枕にちかき雁の一こゑ(風雅764)

63 :名無氏物語:2006/03/14(火) 17:02:52 ID:badUlJMo
とびつれてとほざかりゆく烏羽にくるる色そふをちかたの空(風雅1660)

64 :名無氏物語:2006/03/14(火) 17:04:00 ID:badUlJMo
山もとや雨はれのぼる雲のあとにけぶりのこれる里の一むら(風雅1699)

65 :名無氏物語:2006/03/14(火) 17:17:05 ID:badUlJMo
さきそめて春をおそしと待ちけらし雪のうちよりにほふ梅がえ(風雅68) 

66 :名無氏物語:2006/03/14(火) 17:17:44 ID:badUlJMo
かきくれてふりだにまされつくづくとしづくさびしき軒の春雨(風雅113)

67 :名無氏物語:2006/03/14(火) 17:18:18 ID:badUlJMo
時鳥さやかにをなけ夕づく夜雲まのかげはほのかなりとも(風雅320)

68 :名無氏物語:2006/03/14(火) 17:18:50 ID:badUlJMo
今よりの秋とは風にききそめつ目にはさやかにみか月のかげ(延文百首)

69 :名無氏物語:2006/03/14(火) 17:19:25 ID:badUlJMo
ながめやるいく野の末のはてもなし月と露とのおなじ光に(新千載429)

70 :名無氏物語:2006/03/14(火) 17:20:07 ID:badUlJMo
あくるかとみえつる空のさらに又霧に夜ぶかき秋のしののめ(延文百首)

71 :名無氏物語:2006/03/14(火) 17:20:44 ID:badUlJMo
神な月雲の行てのむらしぐれはれもくもりも風のまにまに(風雅740)

72 :名無氏物語:2006/03/14(火) 17:27:15 ID:badUlJMo
吹きとほす木ずゑの風は身にしみてさゆる霜夜の星きよき空(風雅763)

73 :名無氏物語:2006/03/14(火) 17:28:01 ID:badUlJMo
ちぎりありてかかる思ひやつくばねのみねども人のやがて恋しき(風雅960)

74 :名無氏物語:2006/03/14(火) 17:28:55 ID:badUlJMo
しらせねばあはれもうさもまだみぬに涙までにはなにかこぼるる(風雅980)

75 :名無氏物語:2006/03/14(火) 17:29:28 ID:badUlJMo
恋しさをすすむる暮の風の色よつれなき人の身にもしまなん(延文百首)

76 :名無氏物語:2006/03/14(火) 17:30:11 ID:badUlJMo
起きもせずねもせであかす床の上に夢ともなしの人の面かげ(新千載1176)

77 :名無氏物語:2006/03/14(火) 17:30:41 ID:badUlJMo
しられじな水底ふかきなびきものなびかぬ人にわれみだるとは(新千載1208)

78 :名無氏物語:2006/03/14(火) 17:31:11 ID:badUlJMo
秋の月こたへばいかにかたらまし心にうかぶ代々のあはれを(新後拾遺1380)

79 :名無氏物語:2006/03/14(火) 17:32:18 ID:badUlJMo
風になびく柳のかげもそことなく霞みふけゆく春の夜の月(風雅123)

80 :名無氏物語:2006/03/14(火) 17:32:54 ID:badUlJMo
つつじ咲くかた山かげの春の暮それとはなしにとまるながめを(風雅289)

81 :大沼ユミ ◆cj4.95aVS6 :2006/03/14(火) 19:32:14 ID:7AAJ/YrL
西風に内丸大路の桜の葉かさこそ散るを踏みてあそびき[石川啄木]

82 :名無氏物語:2006/03/15(水) 03:33:10 ID:CE2KrPS2
くるまいのかたせるはきのしもならでよくみしものはかたもなりけり

83 :名無氏物語:2006/03/15(水) 10:26:50 ID:hJUAqkzw
しほれあふ花のすゑずゑ色さびて秋の日さむき草のうへの雨(伏見院「御集」)

84 :名無氏物語:2006/03/15(水) 10:39:22 ID:JA/M2ZVH
あさみどり柳のいとの引きはへてながきは春の日影なりけり(藤原為家)

85 :名無氏物語:2006/03/15(水) 11:11:46 ID:NHZ+aA7R
とぢはてぬ水ひとすぢの道見えてあたりはこほる冬の山川

86 :名無氏物語:2006/03/15(水) 11:12:31 ID:NHZ+aA7R
さゆる日の時雨の後の夕山にうす雪ふりて空ぞ晴れゆく

87 :名無氏物語:2006/03/15(水) 11:13:07 ID:NHZ+aA7R
閨のうへはつもれる雪に音もせでよこぎる霰窓たたくなり

88 :名無氏物語:2006/03/15(水) 11:14:06 ID:NHZ+aA7R
吹きさゆる嵐のつての二声にまたは聞えぬあかつきの鐘

89 :名無氏物語:2006/03/15(水) 11:14:54 ID:NHZ+aA7R
ふり晴るる庭の霰はかたよりて色なる雲ぞ空に暮れゆく

90 :名無氏物語:2006/03/15(水) 11:15:29 ID:NHZ+aA7R
行さきは雪のふぶきにとぢこめて雲に分け入る志賀の山越え

91 :名無氏物語:2006/03/15(水) 11:18:51 ID:AHEqqLuw
我のみやあはれと思はむきりぎりす鳴く夕陰の大和撫子

92 :名無氏物語:2006/03/15(水) 11:19:29 ID:AHEqqLuw
音にのみきくの白露夜はおきて昼は思ひに敢へず消ぬべし

93 :名無氏物語:2006/03/15(水) 11:20:31 ID:AHEqqLuw
夕されば蛍よりけに燃ゆれども光見ねばや人のつれなき

94 :名無氏物語:2006/03/15(水) 11:21:07 ID:AHEqqLuw
東路の小夜の中山なかなかに何しか人を思ひ初めけむ

95 :名無氏物語:2006/03/15(水) 11:21:41 ID:AHEqqLuw
下にのみ恋ふれば苦し玉の緒の絶えて乱れむ人なとがめそ

96 :名無氏物語:2006/03/15(水) 11:22:11 ID:AHEqqLuw
海人の住む浦漕ぐ舟の梶を絶え世を倦み渡る我ぞ悲しき

97 :名無氏物語:2006/03/15(水) 11:26:18 ID:cDapx+rl
わすれずよかりねに月をみやぎのの枕にちかきさをしかの声(九条良経「秋篠月清集」)

98 :名無氏物語:2006/03/15(水) 12:06:38 ID:zOYyALj1
くひななく森ひとむらは木ぐらくて月にはれたる野べのをちかた(風雅378)

99 :名無氏物語:2006/03/15(水) 12:08:01 ID:zOYyALj1
うちそよぎ竹の葉のぼる露ならで月ふくる夜のまた音もなし(風雅601)

100 :名無氏物語:2006/03/15(水) 12:08:34 ID:zOYyALj1
空たかくすみとほる月はかげさえて芝生にしろき霜の明け方(風雅767)

101 :名無氏物語:2006/03/15(水) 12:09:14 ID:zOYyALj1
我ならぬ人もやしのぶかへるさの夜ぶかき道にあへる小ぐるま(風雅1127)

102 :名無氏物語:2006/03/15(水) 12:10:55 ID:zOYyALj1
うきがうへのなほもなさけのうちにこそ君に命をすててきかれめ(風雅1309)

103 :名無氏物語:2006/03/15(水) 12:11:48 ID:zOYyALj1
山里はさびしとばかりいひすてて心とどめてみる人やなき(風雅1770)

104 :名無氏物語:2006/03/15(水) 12:20:27 ID:zOYyALj1
思ふことなくてぞ見ましほのぼのと有明の月の志賀のうら波(新葉1107)

105 :名無氏物語:2006/03/15(水) 12:21:04 ID:zOYyALj1
いにしへは露分けわびし虫の音をたづねぬ草の枕にぞきく(新葉1108)

106 :名無氏物語:2006/03/15(水) 12:21:44 ID:zOYyALj1
むべしこそ雪も深けれなべて世のうれへの雲の空にみちつつ(新葉1132)

107 :名無氏物語:2006/03/15(水) 12:22:18 ID:zOYyALj1
この里にみゆきせし世のおも影ぞけふは涙とともにさきだつ(新葉1308)

108 :名無氏物語:2006/03/15(水) 12:23:01 ID:zOYyALj1
海山をみる空もなしわが心さながら君にそへてこしかば(新葉519)

109 :名無氏物語:2006/03/15(水) 12:23:40 ID:zOYyALj1
古郷のおなじ空とは思ひ出でじかたみの月のくもりもぞする(新葉550)

110 :名無氏物語:2006/03/15(水) 12:24:41 ID:zOYyALj1
雲の色にしぐれ雪げはみえわかでただかきくらすけふの空かな(新葉1361)

111 :名無氏物語:2006/03/15(水) 12:26:06 ID:zOYyALj1
死出の山こえんもしらで都人なほさりともと我やまつらん(新葉1362)

112 :名無氏物語:2006/03/15(水) 12:35:27 ID:zOYyALj1
わかるらん名残ならでも春の雁あはれなるべき明ぼのの声(風雅136)

113 :名無氏物語:2006/03/15(水) 12:36:03 ID:zOYyALj1
咲きみちてちるべくもあらぬ花ざかりかをるばかりの風はいとはず(風雅166)

114 :名無氏物語:2006/03/15(水) 12:37:00 ID:zOYyALj1
くれうつるまがきの花は見えわかで霧にへだてぬさをしかの声(風雅516)

115 :名無氏物語:2006/03/15(水) 12:37:34 ID:zOYyALj1
霧はるる遠の山もとあらはれて月影ながす宇治の川波(風雅619)

116 :名無氏物語:2006/03/15(水) 12:38:07 ID:zOYyALj1
立ちそむる霧かとみれば秋の雨のこまかにそそく夕ぐれの空(風雅648)

117 :名無氏物語:2006/03/15(水) 12:38:41 ID:zOYyALj1
関守もとめぬ日数に秋くれて有明の月のすまのうら浪(新続古今599)

118 :名無氏物語:2006/03/15(水) 12:39:16 ID:zOYyALj1
瀬だえするふる川水のうす氷ところどころにみがく月かげ(風雅783)

119 :名無氏物語:2006/03/15(水) 12:40:06 ID:zOYyALj1
をりをりに聞きみることのそれもみな恋しき事のすさびにぞなる(風雅1029)

120 :名無氏物語:2006/03/15(水) 12:41:06 ID:zOYyALj1
またかよふおなじ夢ぢもあるものを有りしうつつぞうたてはかなき(風雅1355)

121 :名無氏物語:2006/03/15(水) 12:41:49 ID:zOYyALj1
露しげき野上の里のかり枕しほれていづる袖のわかれ路(新拾遺1190)

122 :名無氏物語:2006/03/15(水) 12:42:33 ID:zOYyALj1
なさけある友こそかたき世なりけれひとり雨きく秋の夜すがら(落書露顕)

123 :名無氏物語:2006/03/15(水) 12:43:03 ID:zOYyALj1
軒の梅は手枕ちかくにほふなり窓のひまもる夜はの嵐に(風雅86)

124 :名無氏物語:2006/03/15(水) 12:45:09 ID:zOYyALj1
此比はさけるさかざるおしなべて梅が香ならぬ春風もなし(新拾遺54)

125 :名無氏物語:2006/03/15(水) 12:46:44 ID:zOYyALj1
あさの葉に波のしらゆふかけそへて此ゆふべよりかよふ秋風(延文百首)

126 :名無氏物語:2006/03/15(水) 12:47:18 ID:zOYyALj1
秋風にうきたつ雲はまどへどものどかにわたる雁のひとつら(風雅1545)

127 :名無氏物語:2006/03/15(水) 12:47:49 ID:zOYyALj1
露にふすまがきの萩は色くれて尾花ぞしろき秋風の庭(風雅483)

128 :名無氏物語:2006/03/15(水) 12:50:10 ID:zOYyALj1
ほどもなく松よりうへになりにけり木の間もりつる夕ぐれの月(風雅589)

129 :名無氏物語:2006/03/15(水) 12:50:49 ID:zOYyALj1
うたたねも月にはをしき夜はなれば中々秋は夢ぞみじかき(新拾遺1629)

130 :名無氏物語:2006/03/15(水) 12:51:28 ID:zOYyALj1
入相は檜原のおくにひびきそめて霧にこもれる山ぞ暮れゆく(風雅664)

131 :名無氏物語:2006/03/15(水) 12:52:06 ID:zOYyALj1
ながれゆく落葉ながらや氷るらむ風よりのちの冬の山川(新千載626)

132 :名無氏物語:2006/03/15(水) 12:52:47 ID:zOYyALj1
霜ふかき籬の荻のかれ葉にも秋のままなる風の音かな(新拾遺600)

133 :名無氏物語:2006/03/15(水) 12:53:18 ID:zOYyALj1
いまむかふ方はあかしの浦ながらまだはれやらぬ我が思ひかな(風雅933)

134 :名無氏物語:2006/03/15(水) 12:54:13 ID:zOYyALj1
山風は高ねの松に声やみて夕の雲ぞ谷にしづまる(風雅1656)

135 :名無氏物語:2006/03/15(水) 12:54:59 ID:zOYyALj1
さびしさにさびしき声ぞ友となる嵐になるる山かげの庵(北野社百首)

136 :名無氏物語:2006/03/15(水) 14:03:50 ID:vNjQW/3k
風だにも軒ばの松に声やみて夕べのどけき山かげの宿(藤原為子「玉葉集」)

137 :名無氏物語:2006/03/15(水) 14:05:10 ID:vNjQW/3k
山のはの松よりうへになりにけり嵐をわけてのぼる月かげ(伏見院「伏見院御集」)

138 :名無氏物語:2006/03/15(水) 14:06:12 ID:vNjQW/3k
なびきかへる花のすゑより露ちりて萩の葉しろき庭の秋風(伏見院「玉葉集」)

139 :名無氏物語:2006/03/15(水) 14:06:59 ID:vNjQW/3k
なさけある昔の人はあはれにてみぬわが友とおもはるるかな(伏見院「玉葉集」)

140 :名無氏物語:2006/03/15(水) 14:10:37 ID:l+gCrNLr
つくづくとひとりきく夜の雨の音はふりをやむさへさびしかりけり(儀子内親王「風雅集」)

141 :名無氏物語:2006/03/15(水) 14:26:37 ID:bZ12KcJy
ひと夜かすのがみの里の草枕むすびすてける人の契を(藤原定家「拾遺愚草」)

142 :名無氏物語:2006/03/15(水) 14:28:16 ID:bZ12KcJy
あひみしはありしうつつを限にて今は夢にもことのはぞなき(九条教実「洞院摂政家百首」)

143 :名無氏物語:2006/03/15(水) 14:28:59 ID:bZ12KcJy
あまつ風こほりをわたる冬の夜のをとめの袖をみがく月かげ(式子内親王「新勅撰集」)

144 :名無氏物語:2006/03/15(水) 14:31:52 ID:bZ12KcJy
われが身やふる河水のうすごほり昔はきよき流れなれども(源頼政「頼政集」)

145 :名無氏物語:2006/03/15(水) 14:32:43 ID:bZ12KcJy
すまのうらに秋をとどめぬ関守ものこる霜夜の月は見るらん(藤原信実「新勅撰集」)

146 :名無氏物語:2006/03/15(水) 14:40:20 ID:bZ12KcJy
けふのみと秋をしたへばくれうつる夕日のかげもうたてほどなき(正親町実明女「延文百首」)

147 :名無氏物語:2006/03/15(水) 14:40:57 ID:bZ12KcJy
吹きとふく風にまかせてけふはみむちるべくもあらぬ花の盛を(三条西実隆「雪玉集」)

148 :名無氏物語:2006/03/15(水) 14:41:35 ID:bZ12KcJy
秋はくれ君は都へかへりなばあはれなるべき旅の空かな(西行「山家集」)

149 :名無氏物語:2006/03/15(水) 14:42:22 ID:bZ12KcJy
なびけどもさそひもはてぬ春風にみだれてまさる青柳のいと(藤原定家「拾遺愚草員外」)

150 :名無氏物語:2006/03/15(水) 14:42:58 ID:bZ12KcJy
みそぎする麻の葉末のなびくより人の心にかよふ秋風(藤原俊成女「宝治百首」)

151 :名無氏物語:2006/03/15(水) 14:43:53 ID:bZ12KcJy
風むかふ憂きねもしらず都人日数かずへて我やまつらん(慶運「慶運法印集」)

152 :名無氏物語:2006/03/15(水) 14:44:25 ID:bZ12KcJy
さやかなる月ともいさや見えわかずただかきくらす心ちのみして(少将「玉葉集」)

153 :名無氏物語:2006/03/15(水) 14:46:14 ID:JIg78yqW
いまはわれ月もながめじはれやらぬ心たぐはばくもりもぞする(徳大寺実定「続古今集」)

154 :名無氏物語:2006/03/15(水) 14:52:26 ID:JIg78yqW
恋ふること慰めかねて出で行けば山も川をも知らず来にけり(作者不明「万葉集」)

155 :名無氏物語:2006/03/15(水) 18:41:01 ID:Fk2eJkiI
このよをばわがよとぞおもふもちづきのかけたるところもなしとおもへば
  (此の世をば 我が世とぞ思ふ望月の 欠けたる所も無しと思へば)

156 :155:2006/03/15(水) 18:42:18 ID:Fk2eJkiI
著者いれるの忘れてた スマソ
著者:藤原道長

157 :大沼ユミ ◆cj4.95aVS6 :2006/03/15(水) 21:41:54 ID:gkQLpHCp
いつかまた春のみやこの花を見む 時うしなへる山がつにして[源氏物語・須磨183]

158 :名無氏物語:2006/03/16(木) 09:10:19 ID:MrjQ4c8Z
きえかへり露もまだひぬ袖のうへに今朝はしぐるる空もわりなし(蜻蛉日記)

159 :名無氏物語:2006/03/16(木) 09:19:36 ID:GTyvfEW+
心ざしふかきみぎはにかる菰は千とせの五月いつかわすれん(拾遺1172)

160 :名無氏物語:2006/03/16(木) 09:21:34 ID:GTyvfEW+
思ひつつ恋ひつつはねじあふとみる夢はさめてはわびしかりけり(玉葉1592)

161 :名無氏物語:2006/03/16(木) 09:59:16 ID:6bload1G
山おろしの梢の雪を吹くたびに一くもりする松の下陰

162 :名無氏物語:2006/03/16(木) 09:59:48 ID:6bload1G
暮るるまでしばしは払ふ竹の葉に風はよわりて雪ぞ降りしく

163 :名無氏物語:2006/03/16(木) 10:00:44 ID:6bload1G
めにかけてくれぬといそぐ山もとの松のゆふ日の色ぞすくなき

164 :名無氏物語:2006/03/16(木) 10:01:31 ID:6bload1G
とまるべき宿をば月にあくがれて明日の道ゆく夜半の旅人

165 :名無氏物語:2006/03/16(木) 10:02:24 ID:6bload1G
旅の空雨のふる日は暮れぬかと思ひて後もゆくぞ久しき

166 :名無氏物語:2006/03/16(木) 10:03:11 ID:6bload1G
たかせ山松の下道わけ行かば夕嵐吹きて逢ふ人もなし

167 :名無氏物語:2006/03/16(木) 10:06:36 ID:LgHO2NCK
短夜の更け行くままに高砂の峰の松風吹くかとぞ聞く

168 :名無氏物語:2006/03/16(木) 10:07:10 ID:LgHO2NCK
逢坂の木の下露に濡れしより我が衣手は今も乾かず

169 :名無氏物語:2006/03/16(木) 10:07:43 ID:LgHO2NCK
みかの原分きて流るる泉川いつ見きとてか恋しかるらむ

170 :名無氏物語:2006/03/16(木) 10:09:48 ID:LgHO2NCK
物思ふと過ぐる月日も知らぬまに今年も今日に果てぬかと聞く

171 :名無氏物語:2006/03/16(木) 10:11:11 ID:LgHO2NCK
伊勢の海の千尋の浜に拾ふとも今は何てふかひかあるべき

172 :名無氏物語:2006/03/16(木) 10:12:33 ID:LgHO2NCK
身にしみて思ふ心の年経れば遂に色にも出でぬべきかな

173 :名無氏物語:2006/03/16(木) 10:16:51 ID:rapweMW0
都人ねで待つらめやほととぎす今ぞ山べをなきてすぐなる(道綱母集)

174 :名無氏物語:2006/03/16(木) 10:17:35 ID:rapweMW0
さみだれやこぐらき宿の夕ざれを面てるまでもてらす蛍か(道綱母集)

175 :名無氏物語:2006/03/16(木) 10:26:11 ID:sTdqPxYb
袖のうへにふりこそまされはるの雨のこまかに物を思ひくだけば(三条西実隆)

176 :名無氏物語:2006/03/16(木) 16:05:00 ID:0JeX8BtV
はては又わがねをそへて笛の名のこまかに物を思ふ夜半かな(大内政弘)

177 :名無氏物語:2006/03/16(木) 16:15:58 ID:L3PMPfkg
時しもあれ花の盛りにつらければ思はぬ山に入りやしなまし

178 :名無氏物語:2006/03/16(木) 16:27:14 ID:yAJWDg+I
君こふる涙にぬるる我が袖と秋の紅葉といづれまされり(源整)

179 :名無氏物語:2006/03/16(木) 16:27:49 ID:yAJWDg+I
くやくやとまつ夕暮と今はとて帰るあしたといづれまされり(元良親王)

180 :名無氏物語:2006/03/16(木) 16:28:33 ID:yAJWDg+I
岩の上のたねにまかせてまつ程はいかに久しき物とかはしる(和泉式部)

181 :名無氏物語:2006/03/16(木) 16:29:08 ID:yAJWDg+I
まどろまであかすとおもへばみじか夜もいかにくるしき物とかはしる(和泉式部)

182 :名無氏物語:2006/03/16(木) 16:29:43 ID:yAJWDg+I
うらみつつひとりぬる夜の秋風に身にしむものといかでしらせむ(藤原秀能)

183 :名無氏物語:2006/03/16(木) 16:30:21 ID:yAJWDg+I
秋の田の庵もるよはのあくるまはいかに露けき月とかはしる(弁内侍)

184 :名無氏物語:2006/03/16(木) 16:33:13 ID:jCy+yj0N
なげきつつ独りぬる夜のあくるまはいかに久しきものとかはしる(蜻蛉日記)

185 :名無氏物語:2006/03/16(木) 16:33:56 ID:jCy+yj0N
ふく風につけてもとはむささがにのかよひし道は空にたゆとも(蜻蛉日記)

186 :名無氏物語:2006/03/16(木) 16:35:02 ID:jCy+yj0N
いかがせむ山のはにだにとどまらで心も空に出でむ月をば(蜻蛉日記)

187 :名無氏物語:2006/03/16(木) 16:35:47 ID:jCy+yj0N
くもりよの月とわが身のゆくすゑのおぼつかなさはいづれまされり(蜻蛉日記)

188 :名無氏物語:2006/03/16(木) 16:36:48 ID:jCy+yj0N
たえぬるか影だにあらばとふべきを形見の水はみ草ゐにけり(蜻蛉日記)

189 :名無氏物語:2006/03/16(木) 16:37:49 ID:jCy+yj0N
いつしかもいつしかもとぞまちわたる森の木間より光みむまを(蜻蛉日記)

190 :名無氏物語:2006/03/16(木) 16:41:41 ID:CMCE5ViO
ね覚して松のとぼそのあくるまは花にひさしきをはつせの山(木下長嘯子)

191 :名無氏物語:2006/03/16(木) 16:42:27 ID:CMCE5ViO
高砂の尾上ならでも時鳥まつは久しき物とかはしる(後水尾院)

192 :名無氏物語:2006/03/16(木) 16:43:08 ID:CMCE5ViO
暮るるまのいかに久しき影ならん独ぬるよにあらぬ春日も(武者小路実陰)

193 :名無氏物語:2006/03/16(木) 17:07:33 ID:ZngpgziJ
色かはる心と見ればつけてとふ風もゆゆしと思ほゆるかも

194 :名無氏物語:2006/03/16(木) 17:32:16 ID:pGXlrNjn
わがせこが来べき宵なりささがにの蜘蛛のふるまひかねてしるしも(衣通姫「古今集」墨滅歌)

195 :名無氏物語:2006/03/16(木) 17:39:05 ID:IjkZ3N+v
とどまらぬ心ぞみえんかへる雁花のさかりを人にかたるな(後拾遺70)

196 :名無氏物語:2006/03/16(木) 17:39:37 ID:IjkZ3N+v
思ひやりあまの河原をながむればたえまがちなる雲ぞわたれる(玉葉471)

197 :名無氏物語:2006/03/16(木) 17:40:24 ID:IjkZ3N+v
ねざめして誰かきくらん此のごろの木の葉にかかる夜半のしぐれを(千載402)

198 :名無氏物語:2006/03/16(木) 17:41:40 ID:IjkZ3N+v
いかなればしらぬにおふる浮きぬなはくるしや心人しれずのみ(馬内侍集)

199 :名無氏物語:2006/03/16(木) 17:42:22 ID:IjkZ3N+v
我が恋にくらべてしがな雨ふれば庭のうたかた数をかぞへて(馬内侍集)

200 :名無氏物語:2006/03/16(木) 17:43:05 ID:IjkZ3N+v
ちはやぶる賀茂のやしろの神もきけ君わすれずは我もわすれじ(千載909)

201 :名無氏物語:2006/03/16(木) 17:45:36 ID:YGvSD+2A
かりの世をしらぬにおふる菖蒲草けふこそいとふねをばかけつれ(寂然)

202 :名無氏物語:2006/03/16(木) 17:46:20 ID:YGvSD+2A
みし人をしらぬにおふる白菅のしげるや恋のこころなるらむ(藤原公重)

203 :名無氏物語:2006/03/16(木) 17:47:13 ID:YGvSD+2A
こよひ君しでの山ぢの月をみてくものうへをやおもひいづらん(西行)

204 :名無氏物語:2006/03/16(木) 17:47:59 ID:YGvSD+2A
こよひ君みやこにたれとながむらんなれし名残は有明の月(藤原隆信)

205 :TAKE ◆Aly8.nO9vQ :2006/03/16(木) 17:53:21 ID:66AgbChr
天の原 ふりさけ見れば 真澄鏡 清き月夜に 雁鳴きわたる(金槐集)

206 :名無氏物語:2006/03/16(木) 17:58:50 ID:YGvSD+2A
かくばかりあくるわびしきみじか夜になどかくめぢの夢の浮橋(尭孝)

207 :名無氏物語:2006/03/16(木) 17:59:30 ID:YGvSD+2A
かづらきの神のすがたや是ならんあくるわびしき朝がほの花(木下長嘯子)

208 :名無氏物語:2006/03/16(木) 18:00:09 ID:YGvSD+2A
たなばたにゆかしきほどのあふことは待つもかへすも物をこそ思へ(相模)

209 :名無氏物語:2006/03/16(木) 18:00:47 ID:YGvSD+2A
なげけとてなきは数そふ浮世にもあるわかれこそ身はまさりけれ(藤原家隆)

210 :名無氏物語:2006/03/16(木) 18:01:32 ID:YGvSD+2A
遠からぬ身の古にかぞへてもなきは数そふ人のおもかげ(武者小路実陰)

211 :名無氏物語:2006/03/16(木) 18:02:24 ID:YGvSD+2A
夢にても夢としりせば寝ざめしてあかぬなごりをなげかざらまし(安法法師)

212 :名無氏物語:2006/03/16(木) 18:02:59 ID:YGvSD+2A
さめてこそみるべかりけれうつつにもあとはかもなき夢としりせば(和泉式部)

213 :名無氏物語:2006/03/16(木) 18:03:35 ID:YGvSD+2A
思ひつつぬるよかたらふ時鳥さめざらましの夢か現か(藤原俊成女)

214 :名無氏物語:2006/03/16(木) 18:08:35 ID:Z44VQxiV
思ひつつぬればや人の見えつらむ夢としりせばさめざらましを(古今552)

215 :名無氏物語:2006/03/16(木) 18:10:24 ID:Z44VQxiV
うたたねに恋しき人を見てしより夢てふ物はたのみそめてき(古今553)

216 :名無氏物語:2006/03/16(木) 18:11:06 ID:Z44VQxiV
いとせめて恋しき時はむばたまの夜の衣をかへしてぞきる(古今554)

217 :大沼ユミ ◆cj4.95aVS6 :2006/03/16(木) 20:13:55 ID:Bg1TWvGh
かすまずは何をか春と思はましまだ雪きえぬみよしのの山[西行法師]

218 :名無氏物語:2006/03/16(木) 23:42:39 ID:SOwF9lm5
おのづからさめざらましの夢もうしぬればや人をたのむ枕に(藤原信実)

219 :名無氏物語:2006/03/16(木) 23:43:41 ID:SOwF9lm5
人はいさ思ひも出でじ歎きつつぬればや逢ふと夢にみゆらん(宗尊親王)

220 :名無氏物語:2006/03/16(木) 23:44:38 ID:SOwF9lm5
思ひつつぬればや人のとばかりに夜な夜なたのむ夢もはかなし(宗尊親王)

221 :名無氏物語:2006/03/16(木) 23:45:38 ID:SOwF9lm5
思ひつつぬれども見えぬことぞある夢や心の道たがふらん(正徹)

222 :名無氏物語:2006/03/16(木) 23:46:44 ID:SOwF9lm5
月みつつぬればや袖の露の間もみえぬ夢野の秋のたまくら(貞常親王)

223 :名無氏物語:2006/03/16(木) 23:47:27 ID:SOwF9lm5
思ひつつぬればやみえし俤にけささく花の春のよの夢(松永貞徳)

224 :名無氏物語:2006/03/16(木) 23:50:33 ID:GGdYtQrh
見し人もなきが数そふ露の世にあらましかばの秋の夕暮(俊成女[続後撰])

225 :名無氏物語:2006/03/16(木) 23:51:25 ID:GGdYtQrh
たなばたに心をかしてなげくかな明方ちかき天の川風(後嵯峨院[風雅])

226 :名無氏物語:2006/03/16(木) 23:52:10 ID:GGdYtQrh
逢ふことは七夕つめに貸しつれど渡らまほしき鵲の橋(後冷泉天皇[後拾遺])

227 :名無氏物語:2006/03/16(木) 23:52:50 ID:GGdYtQrh
かづらきの神ならねども天の川あくるわびしきかささぎの橋(後嵯峨院[新千載])

228 :名無氏物語:2006/03/16(木) 23:53:46 ID:GGdYtQrh
起き別れ明くる侘しき槙の戸をさしも思はで出でにけるかな(藻壁門院但馬[続後拾遺])

229 :名無氏物語:2006/03/16(木) 23:54:26 ID:GGdYtQrh
かづらきやたかまの嶺に雲はれてあくるわびしき在明の月(藤原雅経[新千載])

230 :名無氏物語:2006/03/16(木) 23:57:34 ID:0JeX8BtV
雨ふれば庭にうかべるうたかたの久しからぬは我身なりけり(赤染衛門[続古今])

231 :名無氏物語:2006/03/17(金) 00:14:36 ID:44vXfMWj
あけぬまにちりもやせんと思ひつつぬればや花の夢に見ゆらん(読人不知)

232 :名無氏物語:2006/03/17(金) 00:17:32 ID:44vXfMWj
思ひつつぬればあやしなそれとだにしらぬ人をも夢にみてげり(賀茂真淵)

233 :名無氏物語:2006/03/17(金) 00:18:10 ID:44vXfMWj
さめてのちことかよはさん道をだにとはましものを夢としりせば(小沢蘆庵)

234 :名無氏物語:2006/03/17(金) 00:20:54 ID:YbLJ6b5K
忘れずよ霞の間よりもる月のほのかに見てし夜半の面かげ

235 :名無氏物語:2006/03/17(金) 00:21:53 ID:YbLJ6b5K
さらにまた包みまさると聞くからにうき恋しさも言はずなる頃

236 :名無氏物語:2006/03/17(金) 00:23:03 ID:YbLJ6b5K
恨み慕ふ人いかなれやそれは猶あひみて後のうれへなるらん

237 :名無氏物語:2006/03/17(金) 00:24:24 ID:YbLJ6b5K
人もつつみ我もかさねて問ひがたみたのめし夜半はただ更けぞゆく

238 :名無氏物語:2006/03/17(金) 00:24:58 ID:YbLJ6b5K
待つことの心にすすむ今日の日は暮れじとすれやあまり久しき

239 :名無氏物語:2006/03/17(金) 00:25:51 ID:YbLJ6b5K
問はむしも今はうしやの明けがたも待たれずはなき月の夜すがら

240 :名無氏物語:2006/03/17(金) 00:28:31 ID:P2eD+v9M
とものりのとものみやつこ心あらばこの春ばかり朝清めすな

241 :名無氏物語:2006/03/17(金) 00:29:09 ID:P2eD+v9M
夢よりもはかなきものは夏の夜の暁方の別れなりけり

242 :名無氏物語:2006/03/17(金) 00:29:49 ID:P2eD+v9M
有明のつれなく見えし別れより暁ばかり憂きものはなし

243 :名無氏物語:2006/03/17(金) 00:30:39 ID:P2eD+v9M
袖にさへ秋の夕は知られけり消えし浅茅が露をかけつつ

244 :名無氏物語:2006/03/17(金) 00:31:37 ID:P2eD+v9M
なれ行くは憂き世なればや須磨の海人の塩焼衣間遠なるらむ

245 :名無氏物語:2006/03/17(金) 00:32:17 ID:P2eD+v9M
寝る夢に現の憂さも忘られて思ひ慰む程ぞはかなき

246 :大沼ユミ ◆cj4.95aVS6 :2006/03/17(金) 19:47:07 ID:qHUMfFki
さほ姫の衣はる風なほさえてかすみの袖にあは雪ぞふる[嘉陽門院越前]

247 :名無氏物語:2006/03/18(土) 02:27:44 ID:Y3+2/rq1
いかにねてみえしなるらむうたたねの夢よりのちは物をこそ思へ(赤染衛門[新古今])

248 :名無氏物語:2006/03/18(土) 02:33:10 ID:Y3+2/rq1
うたたねの夢にあひみて後よりは人もたのめぬ暮ぞまたるる(源慶[千載])

249 :名無氏物語:2006/03/18(土) 02:35:15 ID:Y3+2/rq1
逢ふとみて頼むぞ難きうたたねの夢てふ物は誠ならねば(藤原景家[続拾遺])

250 :名無氏物語:2006/03/18(土) 02:37:35 ID:Y3+2/rq1
歎き侘び独りぬる夜の慰めに夢てふ物はある世なりけり(藤原実伊[続後拾遺])

251 :名無氏物語:2006/03/18(土) 02:48:00 ID:rn44Q/V3
おもひねの夢てふものにさそはれてたのまぬ中にゆく月日かな(藤原基家)

252 :名無氏物語:2006/03/18(土) 02:48:39 ID:rn44Q/V3
恋しとも思ふ心のなければや夜の衣をかへさざるらむ(藤原定頼)

253 :名無氏物語:2006/03/18(土) 02:49:24 ID:rn44Q/V3
夢にだにあひ見むことをいのるかな夜の衣をかへすがへすも(慈円)

254 :名無氏物語:2006/03/18(土) 02:49:58 ID:rn44Q/V3
いとせめて恋しきころとふるさとにかすみの衣かへる雁がね(兼好)

255 :名無氏物語:2006/03/18(土) 02:50:59 ID:rn44Q/V3
夢にだにせめてや逢ふとさ夜衣まちよわる床にかへしてぞぬる(後崇光院)

256 :名無氏物語:2006/03/18(土) 02:54:35 ID:R77t/960
来ずも来ず頼まじ待たじ忘れむと思ひながらも月にながめて

257 :名無氏物語:2006/03/18(土) 02:55:11 ID:R77t/960
時のまも我に心のいかがなるとただ常にこそ問はまほしけれ

258 :名無氏物語:2006/03/18(土) 02:56:03 ID:R77t/960
初時雨思ひそめてもいたづらに槙の下葉の色ぞつれなき

259 :名無氏物語:2006/03/18(土) 02:57:12 ID:R77t/960
夜かれそむる寝待ちの月のつらさより二十日の影もまたや隔てん

260 :名無氏物語:2006/03/18(土) 02:57:43 ID:R77t/960
物思ふ心の色にそめられて目に見る雲も人や恋しき

261 :名無氏物語:2006/03/18(土) 02:58:17 ID:R77t/960
いかがせんまだ夜ぞふかき鐘の音に名残つきせぬ暁の空

262 :名無氏物語:2006/03/18(土) 03:01:43 ID:hF81gLxv
鳴く雁は行くか帰るかおぼつかな春の宮にて秋の夜なれば

263 :名無氏物語:2006/03/18(土) 03:02:45 ID:hF81gLxv
子の日する野辺に小松を引き連れて帰る山路に鶯ぞ鳴く

264 :名無氏物語:2006/03/18(土) 03:03:16 ID:hF81gLxv
秋萩の花咲きにけり高砂の尾上の鹿は今や鳴くらむ

265 :名無氏物語:2006/03/18(土) 03:03:54 ID:hF81gLxv
夏刈りの玉江の葦を踏みしだき群れゐる鳥の立つ空ぞなき

266 :名無氏物語:2006/03/18(土) 03:04:24 ID:hF81gLxv
筑波山端山繁山繁けれど思ひ入るには障らざりけり

267 :名無氏物語:2006/03/18(土) 03:05:21 ID:hF81gLxv
ほのぼのと有明けの月の月影に紅葉吹きおろす山颪の風

268 :名無氏物語:2006/03/18(土) 03:26:01 ID:tFKoUmsO
いとせめて恋しきたびの唐衣ほどなくかへす人もあらなん(源公忠[後撰])

269 :名無氏物語:2006/03/18(土) 03:43:34 ID:opdCgMHX
草まくらあひ見る夢もむすぶやとかへしてぞぬる旅の衣手(冷泉為村)

270 :大沼ユミ ◆cj4.95aVS6 :2006/03/18(土) 21:15:06 ID:EjHFr+P0
春くるる井手のしがらみせきかねて行く瀬にうつる山吹の花[藤原信実朝臣]

271 :名無氏物語:2006/03/19(日) 01:34:24 ID:G21JqcNG
神風の 伊勢の海の 大石に 這ひ廻ろふ
細螺の い這ひ廻り 撃ちてし止まむ


272 :名無氏物語:2006/03/19(日) 01:44:16 ID:XF1SG0QR
よるもなほ夢路にだにと見しけふの花染衣かへしてぞぬる(本居宣長)

273 :名無氏物語:2006/03/19(日) 02:01:59 ID:vKIRlvl0
恋ひわびぬしばしも寝ばや夢のうちに見ゆればあひぬ見ねば忘れぬ〔新千載1156〕

274 :名無氏物語:2006/03/19(日) 02:08:32 ID:XRFTuE8m
はかなくぞありし別れのあかつきも是をかぎりと思はざりける

275 :名無氏物語:2006/03/19(日) 02:09:53 ID:XRFTuE8m
ふけゆけば千里の外もしづまりて月にすみぬる夜のけしきかな

276 :名無氏物語:2006/03/19(日) 02:10:45 ID:XRFTuE8m
さびしさもしばしは思ひ忍べどもなほ松風のうすくれの空

277 :名無氏物語:2006/03/19(日) 02:11:30 ID:XRFTuE8m
及びがたく高きすがたをあらはして山といふ名はありはじめけり

278 :名無氏物語:2006/03/19(日) 02:12:11 ID:XRFTuE8m
暮れかかる遠山すがたあはれなり雲のたちなすままにのみして

279 :名無氏物語:2006/03/19(日) 02:13:56 ID:XRFTuE8m
浪のうへにうつる夕日の影はあれど遠つ小島は色暮れにけり

280 :名無氏物語:2006/03/19(日) 02:18:45 ID:4m7+Uzxx
物をのみ思ひ寝覚の枕には涙かからぬ暁ぞなき

281 :名無氏物語:2006/03/19(日) 02:19:40 ID:4m7+Uzxx
春深み井手の川波立ち返り見てこそ行かめ山吹の花

282 :名無氏物語:2006/03/19(日) 02:20:38 ID:4m7+Uzxx
名を聞けば昔ながらの山なれどしぐるる秋は色増さりけり

283 :名無氏物語:2006/03/19(日) 02:21:30 ID:4m7+Uzxx
いたづらに過ぐす月日は思ほえで花見て暮らす春ぞ少なき

284 :名無氏物語:2006/03/19(日) 02:22:14 ID:4m7+Uzxx
契りきな互に袖を絞りつつ末の松山波越さじとは

285 :名無氏物語:2006/03/19(日) 02:23:04 ID:4m7+Uzxx
大井川堰の水のわくらばに今日は頼めし暮ぞ待たるる

286 :名無氏物語:2006/03/19(日) 02:27:00 ID:i0VB916L
うつつにはさもこそあらめほととぎす夢ぢにさへも一声はなけ(飛鳥井雅有)

287 :名無氏物語:2006/03/19(日) 02:28:16 ID:i0VB916L
逢見むといひてしものをうつそみの人めをもると月ぞへにける(本居宣長)

288 :名無氏物語:2006/03/19(日) 02:34:55 ID:SSlHCsoj
ねざめまでなほぞ苦しきゆきかへり足もやすめぬ夢の通ひ路(藤原有家[続古今])

289 :名無氏物語:2006/03/19(日) 02:46:26 ID:CCMHqs2U
かぎりありてあしもやすめず春や行く夢までをしきけふの別れぢ(小倉公雄)

290 :名無氏物語:2006/03/19(日) 02:47:20 ID:CCMHqs2U
恋ひ死ねとするわざならば夢よりも現にひと目みゆべきものを(宗良親王家京極)

291 :名無氏物語:2006/03/19(日) 02:51:02 ID:fdsTivdQ
うつつにはさもこそあらめ夢にさへ人めをもると見るがわびしさ(古今656)

292 :名無氏物語:2006/03/19(日) 02:51:59 ID:fdsTivdQ
かぎりなき思ひのままに夜もこむ夢ぢをさへに人はとがめじ(古今657)

293 :名無氏物語:2006/03/19(日) 02:52:46 ID:fdsTivdQ
夢ぢには足もやすめずかよへどもうつつにひとめ見しごとはあらず(古今658)

294 :名無氏物語:2006/03/19(日) 03:02:09 ID:fdsTivdQ
秋の夜も名のみなりけりあふといへば事ぞともなく明けぬるものを(古今635)

295 :名無氏物語:2006/03/19(日) 03:02:56 ID:fdsTivdQ
人にあはむ月のなきには思ひおきて胸はしり火に心やけをり(古今1030)

296 :名無氏物語:2006/03/19(日) 03:03:51 ID:fdsTivdQ
今はとてわが身時雨にふりぬれば事のはさへにうつろひにけり(古今782)

297 :名無氏物語:2006/03/19(日) 03:04:52 ID:fdsTivdQ
秋風にあふたのみこそ悲しけれわが身むなしくなりぬと思へば(古今822)

298 :名無氏物語:2006/03/19(日) 03:05:56 ID:fdsTivdQ
色みえでうつろふものは世の中の人の心の花にぞありける(古今797)

299 :名無氏物語:2006/03/19(日) 03:06:59 ID:fdsTivdQ
あまのすむ里のしるべにあらなくに怨みむとのみ人のいふらむ(古今727)

300 :名無氏物語:2006/03/19(日) 03:08:01 ID:fdsTivdQ
みるめなきわが身をうらと知らねばやかれなで海士の足たゆく来る(古今623)

301 :名無氏物語:2006/03/19(日) 03:17:38 ID:fdsTivdQ
花さきて実ならぬものはわたつ海のかざしにさせる沖つ白浪(後撰1360)

302 :名無氏物語:2006/03/19(日) 17:28:49 ID:pxyFyEIb
いはのうへに旅ねをすればいとさむし苔の衣を我にかさなむ(後撰1195)

303 :名無氏物語:2006/03/19(日) 17:41:07 ID:3KeOIJRp
木がらしの風にもちらで人しれずうきことのはのつもる比かな〔新古1802〕

304 :名無氏物語:2006/03/19(日) 17:53:22 ID:bKyyd1qg
ともすればあだなる風にさざ波のなびくてふごと我なびけとや(小町集)

305 :名無氏物語:2006/03/19(日) 17:53:55 ID:bKyyd1qg
空をゆく月のひかりを雲間より見でや闇にて世ははてぬべき(小町集)

306 :名無氏物語:2006/03/19(日) 18:00:12 ID:4fwYVyo0
露の命はかなきものを朝夕にいきたるかぎりあひみてしがな〔続後撰1281〕

307 :名無氏物語:2006/03/19(日) 18:09:41 ID:lNu9mR/P
むつごともまだつきなくに明けぬめりいづらは秋の長してふ夜は(凡河内躬恒[古今])

308 :名無氏物語:2006/03/19(日) 18:11:25 ID:lNu9mR/P
あふと見てことぞともなく明けぬなりはかなの夢の忘れ形見や(藤原家隆[新古今])

309 :名無氏物語:2006/03/19(日) 18:12:59 ID:lNu9mR/P
秋の夜を事ぞともなく明けぬとは七夕つめや思ひしるらん(藤原親子[新続古今])

310 :名無氏物語:2006/03/19(日) 18:14:35 ID:lNu9mR/P
折節もうつればかへつ世の中の人の心の花染の袖(俊成女[新古今])

311 :名無氏物語:2006/03/19(日) 18:15:29 ID:lNu9mR/P
月草のうつろふ色の深ければ人の心の花ぞしほるる(中宮但馬[新勅撰])

312 :名無氏物語:2006/03/19(日) 18:17:53 ID:lNu9mR/P
あだにのみうつろふ色のつらければ人の心の花は頼まじ(長舜[続千載])

313 :名無氏物語:2006/03/19(日) 18:18:57 ID:lNu9mR/P
うつり行く人の心の花葛永き世かけて何たのみけん(小倉実教[続後拾遺])

314 :名無氏物語:2006/03/19(日) 18:19:58 ID:lNu9mR/P
恨みずや浮世を花の厭ひつつ誘ふ風あらばと思ひけるをば(俊成女[新古今])

315 :名無氏物語:2006/03/19(日) 18:20:41 ID:lNu9mR/P
待ちわびぬ身を浮草のうきながら逢瀬に誘ふ水の便りを(源盛実[新千載])

316 :名無氏物語:2006/03/19(日) 18:21:17 ID:lNu9mR/P
おく山の松葉にこほる雪よりも我が身世にふる程ぞ悲しき(紫式部[続後撰])

317 :名無氏物語:2006/03/19(日) 18:21:55 ID:lNu9mR/P
春の夜の月も有明になりにけりうつろふ花にながめせしまに(雅経[新勅撰])

318 :名無氏物語:2006/03/19(日) 18:23:20 ID:lNu9mR/P
我が身世にふるの山辺の山桜うつりにけりな眺めせしまに(後鳥羽院[風雅])

319 :名無氏物語:2006/03/19(日) 18:24:10 ID:lNu9mR/P
いたづらに我が身世にふる春雨のはれぬ眺めに袖はぬれつつ(二条良実[続後撰])

320 :名無氏物語:2006/03/19(日) 18:24:49 ID:lNu9mR/P
咲にけりまやの軒ばの桜花あまり程ふるながめせしまに(月花門院[続拾遺])

321 :名無氏物語:2006/03/19(日) 18:32:04 ID:lNu9mR/P
花は皆眺めせしまに散り果てて我が身世にふる慰めもなし(静仁法親王[続拾遺])

322 :名無氏物語:2006/03/19(日) 18:32:43 ID:lNu9mR/P
八十まで我が身世にふる恨みさへ積りにけりな花の白雪(浄弁[新続古今])

323 :名無氏物語:2006/03/19(日) 18:33:47 ID:lNu9mR/P
思ひいでて昔をしのぶ袖の上にありしにもあらぬ月ぞやどれる(源実朝[新勅撰])

324 :名無氏物語:2006/03/19(日) 18:35:08 ID:lNu9mR/P
あはれなりいかに我が身のなるとても誰かはをしみ誰かしのばむ(藤原為子[玉葉])

325 :名無氏物語:2006/03/19(日) 18:40:21 ID:/Zrdqval
あだにゆく水の心に誘はれてなほ浮草と人に語らむ(源俊頼)

326 :名無氏物語:2006/03/19(日) 18:41:14 ID:/Zrdqval
風をいたみただよふ池のうきくさもさそふ水なくつららゐにけり(藤原良経)

327 :名無氏物語:2006/03/19(日) 18:41:50 ID:/Zrdqval
よのうさのねをやたえなむ山川にうれしく水のさそふ浮草(藤原良経)

328 :名無氏物語:2006/03/19(日) 18:42:20 ID:/Zrdqval
春の夜の夢のうき草根ぞたゆる浮世をさそふ水の涙に(藤原家隆)

329 :名無氏物語:2006/03/19(日) 18:43:03 ID:/Zrdqval
さそはれぬ身を浮草のかなしきはゆくかたもなき宿の池水(藤原雅経)

330 :名無氏物語:2006/03/19(日) 18:43:56 ID:/Zrdqval
いまはたださそふ水あらばと思へども袖のみぞうく五月雨の空(藤原雅経)

331 :名無氏物語:2006/03/19(日) 18:50:36 ID:L1YWwEeY
荻の葉をさそふ風あれば夜もすがらむすびたえたる夢のうき草(貞常親王)

332 :名無氏物語:2006/03/19(日) 18:51:27 ID:L1YWwEeY
さそふ水あるにはあらで浮草のながれてわたる身こそやすけれ(蓮月)

333 :大沼ユミ ◆cj4.95aVS6 :2006/03/19(日) 19:26:03 ID:XTMExM2f
うねめの袖吹き返す明日香風 都を遠みいたづらに吹く[志貴皇子・万葉集51]

334 :名無氏物語:2006/03/20(月) 08:35:26 ID:kpAq7cY6
暮れはつる空さへ悲し心からいとひしも春のながめせしまに(俊成女)

335 :名無氏物語:2006/03/20(月) 08:38:32 ID:kpAq7cY6
あはれうき我が身世にふるならひかなうつろふ花の時のまもみず(藤原為家)

336 :名無氏物語:2006/03/20(月) 08:49:34 ID:4YXg2L1H
沢水に蛙もなけば咲きぬらむゐでのわたりの山ぶきの花(相模)

337 :名無氏物語:2006/03/20(月) 08:53:53 ID:geDBgy8g
うゑおきしたがなさけより山ぶきの井でのわたりの花となりけん(伏見院)

338 :名無氏物語:2006/03/20(月) 08:55:19 ID:geDBgy8g
春深きゐでのわたりの夕ま暮霞む汀にかはづ鳴くなり(小沢蘆庵)

339 :名無氏物語:2006/03/20(月) 09:03:56 ID:geDBgy8g
みなれぬる月はいつもの秋ながらわが面影やあらずなりなん(伏見院)

340 :名無氏物語:2006/03/20(月) 09:04:40 ID:geDBgy8g
ふきすさむ風は昔の秋ながらありしにもにぬ宿の夕暮(藤原秀能)

341 :名無氏物語:2006/03/20(月) 09:11:05 ID:MZve2qZ0
山風は垣ほの竹に吹きすてて嶺の松よりまたひびくなり

342 :名無氏物語:2006/03/20(月) 09:11:53 ID:MZve2qZ0
暮れぬとてながめ捨つべき名残かはかすめる末の春の山の端

343 :名無氏物語:2006/03/20(月) 09:12:54 ID:MZve2qZ0
もりうつる谷に一すぢ日影見えて峰もふもとも松の夕風

344 :名無氏物語:2006/03/20(月) 09:13:45 ID:MZve2qZ0
大空にあまねくおほふ雲の心国土うるほふ雨くだすなり

345 :名無氏物語:2006/03/20(月) 09:14:42 ID:MZve2qZ0
大井河はるかにみゆる橋のうへに行く人すこし雨の夕暮

346 :名無氏物語:2006/03/20(月) 09:16:02 ID:MZve2qZ0
暮れぬるか遠つ高嶺は空に消えて近き林のうすくなりゆく

347 :名無氏物語:2006/03/20(月) 09:18:49 ID:geDBgy8g
あぢきなく春は命のをしきかな花ぞこの世のほだしなりける(和泉式部)

348 :名無氏物語:2006/03/20(月) 09:20:19 ID:geDBgy8g
しかはあれど思ひたたれぬ心こそつみふかき身のほだしなりけれ(源俊頼)

349 :名無氏物語:2006/03/20(月) 09:21:41 ID:geDBgy8g
しらざりし我が身のはてはみえにけり空行く雲にながめせしまに(藤原家隆)

350 :名無氏物語:2006/03/20(月) 09:22:19 ID:geDBgy8g
をりしもあれながめのすゑのうす煙わが身のはてを思ふ夕に(徽安門院)

351 :名無氏物語:2006/03/20(月) 09:23:09 ID:geDBgy8g
こよひねてあふみへゆくとみし夢のかなしと袖にふるは涙か(源信明)

352 :名無氏物語:2006/03/20(月) 09:23:50 ID:geDBgy8g
あかなくにかへる雲井に春雨のふるは涙か雁ぞなくなる(俊成卿女)

353 :名無氏物語:2006/03/20(月) 09:24:35 ID:geDBgy8g
曇る夜の月ををしまぬ人はなしふるは涙か秋のむら雨(長嘯子)

354 :名無氏物語:2006/03/20(月) 09:28:02 ID:bQ6Co7F5
憂しと言ひて世をひたすらに背かねば物思ひ知らぬ身とやなりなむ

355 :名無氏物語:2006/03/20(月) 09:28:38 ID:bQ6Co7F5
朝ぼらけ有明の月と見るまでに吉野の里に降れる白雪

356 :名無氏物語:2006/03/20(月) 09:29:54 ID:bQ6Co7F5
牡鹿伏す夏野の草の道をなみ繁き恋路にまどふころかな

357 :名無氏物語:2006/03/20(月) 09:30:41 ID:bQ6Co7F5
咲きにけり我が山里の卯の花は垣根に消えぬ雪と見るまで

358 :名無氏物語:2006/03/20(月) 09:32:48 ID:bQ6Co7F5
あらたまの年を送りて降る雪に春とも見えぬ今日の空かな

359 :名無氏物語:2006/03/20(月) 09:33:58 ID:bQ6Co7F5
恋しさの忘られぬべきものならば何かは生ける身をも恨みむ

360 :名無氏物語:2006/03/20(月) 09:37:48 ID:S6FV7hyd
わがかどのひとむらすすき刈りかはむ君が手なれの駒もこぬかな(後撰616)

361 :名無氏物語:2006/03/20(月) 09:40:36 ID:S6FV7hyd
ひとりぬる時はまたるる鳥のねもまれに逢ふ夜はわびしかりけり(後撰895)

362 :名無氏物語:2006/03/20(月) 09:41:12 ID:S6FV7hyd
春さめのふるは涙かさくら花ちるををしまぬ人しなければ(古今88)

363 :名無氏物語:2006/03/20(月) 09:41:46 ID:S6FV7hyd
思ひいでて恋しき時ははつかりのなきてわたると人しるらめや(古今735)

364 :名無氏物語:2006/03/20(月) 09:42:42 ID:S6FV7hyd
鏡山いざたちよりて見てゆかむ年へぬる身は老いやしぬると(古今899)

365 :名無氏物語:2006/03/20(月) 09:43:58 ID:S6FV7hyd
近江のや鏡の山をたてたればかねてぞ見ゆる君がちとせは(古今1086)

366 :名無氏物語:2006/03/20(月) 10:22:29 ID:0p9vGsmB
おもひいでてなきこそわたれ秋風にちぎりし空の初雁の声(俊成卿女)

367 :名無氏物語:2006/03/20(月) 10:23:19 ID:0p9vGsmB
おほしまやをちの塩あひを行く舟のかぢとりあへぬ恋もするかな(恵慶)

368 :名無氏物語:2006/03/20(月) 10:24:12 ID:0p9vGsmB
君がため出づる野原のかたみにやしひても春の若菜つむらん(順徳院)

369 :名無氏物語:2006/03/20(月) 10:25:00 ID:0p9vGsmB
すみれ草つみつつかへる春の野にたがためとなく袖ぬらしけり(貞常親王)

370 :名無氏物語:2006/03/20(月) 17:29:55 ID:3C//Rdl0
山ざくらたちのみかくす春霞いつしかはれて見るよしもがな(新勅撰73)

371 :名無氏物語:2006/03/20(月) 17:30:26 ID:3C//Rdl0
月のうちの桂のえだを思ふとや涙のしぐれふる心地する(新勅撰952)

372 :名無氏物語:2006/03/20(月) 17:34:32 ID:3C//Rdl0
君がため春の野にいでて若菜つむわが衣手に雪はふりつつ(古今21)

373 :名無氏物語:2006/03/20(月) 17:42:19 ID:3C//Rdl0
涙のみうき出づる海人の釣ざをのながき夜すがら恋ひつつぞぬる(新古1356)

374 :名無氏物語:2006/03/20(月) 17:42:54 ID:3C//Rdl0
あはずしてふる頃ほひのあまたあれば遥けき空にながめをぞする(新古1413)

375 :名無氏物語:2006/03/20(月) 17:46:31 ID:7U4femXv
しろたへの袖にぞまがふ都人若菜つむ野の春の淡雪(後鳥羽院[続拾遺])

376 :名無氏物語:2006/03/20(月) 17:47:27 ID:7U4femXv
里人のすそのの雪をふみ分けてただわがためと若菜摘むらん(後鳥羽院[遠島百首])

377 :名無氏物語:2006/03/20(月) 17:48:12 ID:7U4femXv
霞しく荻の焼原ふみわけて誰がため春の若菜摘むらん(九条道家[続後撰])

378 :名無氏物語:2006/03/20(月) 17:48:52 ID:7U4femXv
若菜つむ我が衣手も白妙に飛火の野べは淡雪ぞふる(藤原為家[続古今])

379 :名無氏物語:2006/03/20(月) 17:50:04 ID:7U4femXv
いざけふは衣手ぬれて降雪のあはづの小野に若菜つみてん(藤原為家[新千載])

380 :名無氏物語:2006/03/20(月) 17:50:50 ID:7U4femXv
今よりは若菜つむべきふる里のみかきが原に雪は降りつつ(西園寺実兼[新後撰])

381 :名無氏物語:2006/03/20(月) 17:57:03 ID:vkpw7lWw
君がため衣のすそをぬらしつつ春の野にいでてつめる若菜ぞ「大和物語」

382 :名無氏物語:2006/03/20(月) 18:13:57 ID:shKVEA2+
目には見て手には取られぬ月の内の桂の如き妹をいかにせむ(湯原王)

383 :名無氏物語:2006/03/20(月) 18:14:34 ID:shKVEA2+
黄葉する時になるらし月人の桂の枝の色づく見れば(作者不明)

384 :名無氏物語:2006/03/20(月) 18:19:15 ID:xN00Kmrq
いたづらにうつりもゆくかわぎもこが衣にすらん秋はぎの花(藤原基政[玉葉])

385 :名無氏物語:2006/03/20(月) 18:20:30 ID:xN00Kmrq
煙だにしばしたなびけ鳥辺山たち別れにし形見ともみむ(寂然「千載」)

386 :名無氏物語:2006/03/20(月) 18:21:18 ID:xN00Kmrq
白玉をつつむ袖のみ流るるは春は涙もさえぬなりけり(伊勢[後撰])

387 :名無氏物語:2006/03/20(月) 18:21:48 ID:xN00Kmrq
いつしかと初秋風の吹きしより袖にたまらぬ露のしら玉(後二条院[続千載])

388 :名無氏物語:2006/03/20(月) 18:22:51 ID:xN00Kmrq
みるほどにちらばちらなむ梅の花しづ心なく思ひおこせじ(和泉式部[玉葉])

389 :名無氏物語:2006/03/20(月) 18:23:36 ID:xN00Kmrq
けふこずはあすともまたじ桜花いたづらにのみちらばちらなん(公経[続千載])

390 :名無氏物語:2006/03/20(月) 18:27:16 ID:YNTv+u3N
人心うつりもゆくかあさがほの花のうへなる露をみしまに(秀能)

391 :名無氏物語:2006/03/20(月) 18:27:58 ID:YNTv+u3N
つもる雪のすこしたかきや人のいほ道こそなけれけぶりだにたて(慈円)

392 :名無氏物語:2006/03/20(月) 18:29:01 ID:YNTv+u3N
まれにきてかへらむ人をほととぎすとめむとめじは声のまにまに(藤原教長)

393 :名無氏物語:2006/03/20(月) 18:29:41 ID:YNTv+u3N
はる風におほふかすみの袖もがなちらさば花のうきにやはあらぬ(細川幽斎)

394 :名無氏物語:2006/03/20(月) 18:30:34 ID:YNTv+u3N
雪とくるけさからことに音そふや春をしらぶる山の滝つせ(後水尾院)

395 :名無氏物語:2006/03/20(月) 18:31:18 ID:YNTv+u3N
よそにだにみぬめの浦にすむあまは袖にたまらぬ玉やひろはん(藤原家隆)

396 :名無氏物語:2006/03/20(月) 19:11:10 ID:enLkkxPF
見ても猶あかぬ匂ひはつつめども袖にたまらぬ梅のした風(兼好)

397 :名無氏物語:2006/03/20(月) 19:11:54 ID:enLkkxPF
夕立のくもの衣はつつめども袖にたまらぬかぜのしら玉(木下長嘯子)

398 :名無氏物語:2006/03/20(月) 19:12:25 ID:enLkkxPF
たづねても故郷人のみぬさくらをしまぬ花に春風ぞふく(家隆)

399 :名無氏物語:2006/03/20(月) 19:13:09 ID:enLkkxPF
まつ人はこじまのさきの春風にちらばちらなむ山ぶきのはな(為家)

400 :名無氏物語:2006/03/20(月) 19:13:43 ID:enLkkxPF
月影もすめばすみけりしら雲の絶えずたなびく峰の木がらし(家隆)

401 :名無氏物語:2006/03/20(月) 19:14:15 ID:enLkkxPF
世をうしと思はざりけむ昔こそ此頃よりもはかなかりけれ(雅成親王)

402 :名無氏物語:2006/03/20(月) 19:19:06 ID:/mBfpPsk
花にふる日数もしらずけふとてや古郷人の我を待つらん(宮内卿[新後拾遺])

403 :名無氏物語:2006/03/20(月) 19:19:52 ID:/mBfpPsk
春は花冬は雪とてしら雲のたえずたなびくみよしのの山(公経[新勅撰])

404 :大沼ユミ ◆cj4.95aVS6 :2006/03/20(月) 21:42:25 ID:bpDWbGGh
天の川とほき渡りになりにけりかた野のみ野の五月雨の比

405 :名無氏物語:2006/03/21(火) 01:40:27 ID:hBQYDNZT
入る月にてりかはるべき紅葉さへかねてあらしの山ぞさびしき(新千載567)

406 :名無氏物語:2006/03/21(火) 01:49:48 ID:9NiIoG/W
別れをば山の桜にまかせてむとめむとめじは花のまにまに(古今393)

407 :名無氏物語:2006/03/21(火) 01:51:05 ID:9NiIoG/W
ことならば君とまるべくにほはなむかへすは花のうきにやはあらぬ(古今395)

408 :名無氏物語:2006/03/21(火) 01:55:16 ID:ObfAvH+M
降りよわりまた降りまさり夜もすがらたゆまぬ雨の音に明けぬる

409 :名無氏物語:2006/03/21(火) 01:55:59 ID:ObfAvH+M
影うつす夕日のなごり海晴れてなほ里みゆる遠方の里

410 :名無氏物語:2006/03/21(火) 01:56:45 ID:ObfAvH+M
いさり舟またほのかにも見えくるは風にむかひの漕ぎ帰りけり

411 :名無氏物語:2006/03/21(火) 01:57:22 ID:ObfAvH+M
朝嵐雲吹きはらふ海晴れて麓の市に人いそぐなり

412 :名無氏物語:2006/03/21(火) 01:58:10 ID:ObfAvH+M
立ちかへり人まちがほに響くなり遠山寺の木隠れの鐘

413 :名無氏物語:2006/03/21(火) 01:58:50 ID:ObfAvH+M
暮れがたき春の霞も秋の日のさびしき色もなさけをぞ見る

414 :名無氏物語:2006/03/21(火) 02:02:03 ID:RCAo6hgo
大井川杣山風の寒ければ立つ岩波を雪かとぞ見る

415 :名無氏物語:2006/03/21(火) 02:02:40 ID:RCAo6hgo
かくばかりとくとはすれどあしひきの山ゐの水はなほ氷りけり

416 :名無氏物語:2006/03/21(火) 02:03:24 ID:RCAo6hgo
苔むせる朽ち木の杣の杣人をいかなるくれに思ひ出づらむ

417 :名無氏物語:2006/03/21(火) 02:04:17 ID:RCAo6hgo
御垣守り衛士のたく火の夜は燃え昼は消えつつ物をこそ思へ

418 :名無氏物語:2006/03/21(火) 02:04:56 ID:RCAo6hgo
我ならぬ人に心をつくば山下に通はむ道だにやなき

419 :名無氏物語:2006/03/21(火) 02:05:47 ID:RCAo6hgo
恋すてふ我が名はまだき立ちにけり人知れずこそ思ひ初めしか

420 :名無氏物語:2006/03/21(火) 02:09:15 ID:kgASkfGy
空蝉はからを見つつもなぐさめつ深草の山けぶりだに立て(古今831)

421 :名無氏物語:2006/03/21(火) 02:20:30 ID:8xbJ6gFQ
春くれば花見にと思ふ心こそ野べの霞とともにたちけれ(後撰112)

422 :名無氏物語:2006/03/21(火) 02:23:28 ID:8xbJ6gFQ
たれこめて春のゆくへもしらぬまに待ちし桜もうつろひにけり(古今80)

423 :名無氏物語:2006/03/21(火) 02:24:08 ID:8xbJ6gFQ
峰たかきかすがの山にいづる日はくもる時なくてらすべらなり(古今364)

424 :名無氏物語:2006/03/21(火) 02:30:12 ID:T2eRXWKV
家の風吹き伝へずはこのもとにあたら紅葉のくちやはてまし(藤原顕輔[玉葉])

425 :名無氏物語:2006/03/21(火) 02:31:39 ID:T2eRXWKV
かたみとてかへすも世々の家の風吹き伝へよと思ふとをしれ(後二条院[玉葉])

426 :名無氏物語:2006/03/21(火) 02:32:23 ID:T2eRXWKV
家の風ふきぞつたへん春日山末葉の藤もかげなびくまで(三条公秀[新拾遺])

427 :名無氏物語:2006/03/21(火) 02:34:03 ID:T2eRXWKV
もみぢばを風にまかする手向山ぬさもとりあへず秋はいぬめり(信実[続後撰])

428 :名無氏物語:2006/03/21(火) 02:34:56 ID:T2eRXWKV
みそぎするぬさもとりあへず六月の空にしられぬ秋風ぞふく(公経[続拾遺])

429 :名無氏物語:2006/03/21(火) 02:38:46 ID:T2eRXWKV
ゆふだたみ手向の山の桜花ぬさもとりあへず春風ぞ吹く(道家[新千載])

430 :名無氏物語:2006/03/21(火) 03:27:18 ID:g4n0ASM4
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431 :名無氏物語:2006/03/21(火) 09:08:12 ID:AXCM3QKa
月もいかにあはれとや思ふわれ昔桂をりてし一もとゆゑに(藤原範光)

432 :名無氏物語:2006/03/21(火) 09:09:59 ID:AXCM3QKa
世にしげき言の葉ぐさを吹きわけて家の風をも伝へてしがな(荷田春満)

433 :名無氏物語:2006/03/21(火) 09:17:36 ID:bLD6Aefx
つつまじよおもふ思ひはいかにとも色そめがたき袖にまかせて(正徹「草根集」)

434 :名無氏物語:2006/03/21(火) 09:19:55 ID:bLD6Aefx
花の色に光さしそふ春の夜ぞ木の間の月はみるべかりける(上西門院兵衛「千載集」)

435 :名無氏物語:2006/03/21(火) 09:20:39 ID:bLD6Aefx
つねよりも露けかりつる今宵かなこれや秋立つはじめなるらん(一宮紀伊「詞花集」)

436 :名無氏物語:2006/03/21(火) 09:23:52 ID:RrGIafE/
水のあわにきえぬ色香やうかぶらん落ちても梅の花の下かぜ(卑懐集之外)

437 :名無氏物語:2006/03/21(火) 09:24:30 ID:RrGIafE/
消えゆくもかすむもわかず峰の雪色うすくなる春雨のそら(卑懐集)

438 :名無氏物語:2006/03/21(火) 09:25:18 ID:RrGIafE/
見るがうちに光を花の色ぞそふ遠山ざくら月いづるころ(卑懐集)

439 :名無氏物語:2006/03/21(火) 09:25:58 ID:RrGIafE/
大方もあだなる花の一時をこよひの夢につくす春かな(卑懐集之外)

440 :名無氏物語:2006/03/21(火) 09:26:33 ID:RrGIafE/
しづ枝まで志賀の浜松波越えて水うみひろき五月雨の比(卑懐集之外)

441 :名無氏物語:2006/03/21(火) 09:27:07 ID:RrGIafE/
夕べよりながめわぶるや秋の夜のながき思ひのはじめなるらむ(卑懐集)

442 :名無氏物語:2006/03/21(火) 17:40:40 ID:2z6Q/HhC
桜さく山辺をすぐる雁がねはこしのしらねを越えぬとや思ふ(俊恵「林葉集」)

443 :名無氏物語:2006/03/21(火) 17:44:38 ID:2z6Q/HhC
夢のうちもうつろふ花に風吹きてしづこころなき春のうたたね(式子内親王「続古今集」)

444 :名無氏物語:2006/03/21(火) 17:45:35 ID:2z6Q/HhC
雲ふかき深山の里の夕闇にねぐらもとむる烏なくなり(九条良経「秋篠月清集」)

445 :名無氏物語:2006/03/21(火) 17:49:29 ID:h/FpkTm8
人もがなみせもきかせも萩の花さく夕かげのひぐらしのこゑ(和泉式部「千載集」)

446 :名無氏物語:2006/03/21(火) 18:05:20 ID:h/FpkTm8
きりぎりすかべの中にぞこゑはする蓬が杣に風やさむけき(上西門院兵衛「久安百首」)

447 :名無氏物語:2006/03/21(火) 18:06:55 ID:h/FpkTm8
ふかきよのね覚の夢の名残までまたおどろかす村時雨かな(徳大寺公孝「続千載集」)

448 :名無氏物語:2006/03/21(火) 18:09:14 ID:h/FpkTm8
みちのくのしのぶもぢずり誰ゆゑにみだれむと思ふ我ならなくに(源融「古今集」)

449 :名無氏物語:2006/03/21(火) 18:10:07 ID:h/FpkTm8
君ならで誰にか見せむ梅の花色をもかをもしる人ぞしる(紀友則「古今集」)

450 :名無氏物語:2006/03/21(火) 18:17:35 ID:h/FpkTm8
うゑおきし君もなきよに年へたる花はわが身のここちこそすれ(輔仁親王「金葉集」)

451 :名無氏物語:2006/03/21(火) 18:18:29 ID:h/FpkTm8
玉津島玉ひろふより立つ波もしづかに成りぬ四方の浦風(頓阿「続草庵集」)

452 :名無氏物語:2006/03/21(火) 18:19:30 ID:h/FpkTm8
うつりあへぬ花の千草にみだれつつ風のうへなる宮城野の露(藤原定家「続後撰集」)

453 :名無氏物語:2006/03/21(火) 18:20:09 ID:h/FpkTm8
吉野山きえせぬ雪と見えつるは峯つづきさく桜なりけり(よみ人しらず「拾遺集」)

454 :名無氏物語:2006/03/21(火) 18:20:58 ID:h/FpkTm8
明くる夜の月と花との哀をもただおしこめてかすむ春かな(正徹「草根集」)

455 :名無氏物語:2006/03/21(火) 18:21:42 ID:h/FpkTm8
おもかげに花のすがたをさきだてていくへこえきぬ峰の白雲(藤原俊成「新勅撰集」)

456 :名無氏物語:2006/03/21(火) 18:23:00 ID:h/FpkTm8
身になれて年はへぬれど今更にあはれさびしき秋の夕ぐれ(真観「白川殿七百首」)

457 :名無氏物語:2006/03/21(火) 18:24:22 ID:h/FpkTm8
袖のうへにとすればかかる涙かなあないひしらず秋の夕暮(宗尊親王「柳葉集」)

458 :名無氏物語:2006/03/21(火) 18:25:04 ID:h/FpkTm8
露ながらをりてかざさむ菊の花おいせぬ秋のひさしかるべく(紀友則「古今集」)

459 :名無氏物語:2006/03/21(火) 18:28:38 ID:ObfAvH+M
夜の雨のなごりの花も色々の千草の庭もめかれやはする

460 :名無氏物語:2006/03/21(火) 18:30:37 ID:ObfAvH+M
野辺遠き霧の夕べもうす雪の枯野の原も心ありけり

461 :名無氏物語:2006/03/21(火) 18:31:21 ID:ObfAvH+M
つかへこし世々のながれを思ふにも我が身にたのむ関の藤河

462 :名無氏物語:2006/03/21(火) 18:32:09 ID:ObfAvH+M
めづらしき緑の袖も雲のうへの花に色そふ春の一しほ

463 :名無氏物語:2006/03/21(火) 18:32:47 ID:ObfAvH+M
とどめえぬ身をうき草のとばかりも思ほえずゆく水の白波

464 :名無氏物語:2006/03/21(火) 18:33:30 ID:ObfAvH+M
荒海のいかなる魚の餌ぞと身をなさばや思ふ頃も忍びし

465 :名無氏物語:2006/03/21(火) 18:37:24 ID:D4UjQRsE
しるべとや越の白根にむかふらんかすめど雁の行すゑの空(亜槐集)

466 :名無氏物語:2006/03/21(火) 18:38:18 ID:D4UjQRsE
おもかげはくらき軒端にみゆれども花に月まつ春のうたたね(亜槐集)

467 :名無氏物語:2006/03/21(火) 18:43:02 ID:D4UjQRsE
木をめぐりねぐらにさわぐ夕烏すずしきかたの枝やあらそふ(亜槐集)

468 :名無氏物語:2006/03/21(火) 18:44:17 ID:D4UjQRsE
一葉ちる桐の立枝に秋をはや見せも聞かせもわたる朝風(亜槐集)

469 :名無氏物語:2006/03/21(火) 18:47:03 ID:D4UjQRsE
みだれあふ花より花に露ちりて野原のまはぎ秋風ぞふく(続亜槐集)

470 :名無氏物語:2006/03/21(火) 18:48:00 ID:D4UjQRsE
風わたる野べの千草におく露のいくたび花の色にちるらん(亜槐集)

471 :名無氏物語:2006/03/21(火) 18:52:03 ID:D4UjQRsE
きりぎりす夜をへて秋やさむからし枕のかべにこゑのちかづく(続亜槐集)

472 :名無氏物語:2006/03/21(火) 18:52:53 ID:D4UjQRsE
おどろきてまたつぐ夢の末もなし朝けの窓は打ちしぐれつつ(亜槐集)

473 :名無氏物語:2006/03/21(火) 18:53:33 ID:D4UjQRsE
ながめわぶるこころの空を夕時雨むなしきいろに染めて過ぐなり(亜槐集)

474 :名無氏物語:2006/03/21(火) 18:54:20 ID:D4UjQRsE
きぬぎぬの夢のうき橋たどりきて命あやふき程をとへかし(亜槐集)

475 :名無氏物語:2006/03/21(火) 18:54:57 ID:D4UjQRsE
袖の色のまづ誰が方にみだれましおなじ涙をしのぶもぢずり(亜槐集)

476 :名無氏物語:2006/03/21(火) 18:55:34 ID:D4UjQRsE
ぬれつつもとふべき人の心かはそをだにくもれむら雨の空(新続古今1233)

477 :名無氏物語:2006/03/21(火) 18:57:26 ID:D4UjQRsE
あはれなり夜はに捨子のなきやむは親にそひねの夢やみるらん(続亜槐集)

478 :名無氏物語:2006/03/21(火) 18:57:59 ID:D4UjQRsE
色香しる君もなき世にさく梅の花のうへまであはれなるかな(亜槐集)

479 :名無氏物語:2006/03/21(火) 18:58:35 ID:D4UjQRsE
四の海しづかになりぬもののふの矢なみをさまる御代を待ちえて(亜槐集)

480 :名無氏物語:2006/03/21(火) 18:59:12 ID:D4UjQRsE
消えもあへずけさやは桜雪とのみ思へばかをる春の山風(宗祇集)

481 :名無氏物語:2006/03/21(火) 18:59:48 ID:D4UjQRsE
かすめただ咲きも咲かずも春の山ただおしこめて桜とをみむ(宗祇集)

482 :名無氏物語:2006/03/21(火) 19:00:22 ID:D4UjQRsE
おもかげはかすめる花もとほからでこずゑにまよふ春の山ごえ(宗祇集)

483 :名無氏物語:2006/03/21(火) 19:01:02 ID:D4UjQRsE
思ひすてぬ草のやどりのはかなさもうき身ににたる夕雲雀かな(宗祇集)

484 :名無氏物語:2006/03/21(火) 19:01:34 ID:D4UjQRsE
さびしさも身になれはてて山里は秋ふく風の夕暮もなし(宗祇集)

485 :名無氏物語:2006/03/21(火) 19:02:31 ID:D4UjQRsE
身は老いぬ何の思ひの露にてもかからじとすれば秋の夕暮(宗祇集)

486 :名無氏物語:2006/03/21(火) 19:03:18 ID:D4UjQRsE
老はなほ夕かげまたぬ露ながらうつろふ花をはかなくやみん(宗祇集)

487 :名無氏物語:2006/03/21(火) 19:03:51 ID:D4UjQRsE
道たえてはらふ人なき谷の戸の夕日がくれにちる木の葉かな(宗祇集)

488 :名無氏物語:2006/03/21(火) 19:04:30 ID:D4UjQRsE
妹が島ちぎりなくとも折からの夕なみ千鳥おとづれてゆけ(宗祇集)

489 :名無氏物語:2006/03/21(火) 19:05:10 ID:D4UjQRsE
を笹原ひろはば袖にはかなさもわするばかりの玉あられかな(宗祇集)

490 :名無氏物語:2006/03/21(火) 19:05:54 ID:D4UjQRsE
つもるかとおき出でてみれば冴えし夜の月よりうすき峰のはつ雪(宗祇集)

491 :名無氏物語:2006/03/21(火) 19:06:34 ID:D4UjQRsE
庭はまだ浜木綿ばかりふる雪にいくへ高嶺の遠のしら雲(宗祇集)

492 :名無氏物語:2006/03/21(火) 19:08:49 ID:D4UjQRsE
人しれぬきははおよびも中空にかからできえよ夕ぐれの雲(宗祇集)

493 :名無氏物語:2006/03/22(水) 06:41:50 ID:+XJHXmxu
あら楽し 思ひは晴るる 身は捨つる 浮き世の月に かかる雲なし


494 :名無氏物語:2006/03/22(水) 07:31:49 ID:YoIEicPL
493は辞世の句?

495 :名無氏物語:2006/03/22(水) 12:51:52 ID:fWoh4CWA
世の中にわがある物と思ひしは鏡のうちの影にぞ有りける(藤原公任「公任集」)

496 :名無氏物語:2006/03/22(水) 13:03:35 ID:/MbuJMa0
はまゆふもいく重かしたに成りぬらん雪ふりしける三熊野の浦(藤原俊成「五社百首」)

497 :名無氏物語:2006/03/22(水) 13:10:03 ID:rNjQGC69
梢ふく風のたえまかかすむよの月よりうすき庭のうめが香(本居宣長)

498 :名無氏物語:2006/03/22(水) 13:16:28 ID:QxSjQiS1
都をばさすらひ出でて今宵しもうきに名立の月を見るかな

499 :名無氏物語:2006/03/22(水) 13:17:24 ID:QxSjQiS1
年を経てつもりし越のみづうみは五月雨山の森の雫か

500 :名無氏物語:2006/03/22(水) 13:18:00 ID:QxSjQiS1
なさけなき身をば限りつほどもなく別れを告ぐる夏の夕風

501 :名無氏物語:2006/03/22(水) 13:18:52 ID:QxSjQiS1
あだなりと形見ばかりぞ空蝉の空しき空にとまるうつり香

502 :名無氏物語:2006/03/22(水) 13:19:48 ID:QxSjQiS1
露消えし紅葉のかげにあくがれて立ちまふ袖に時雨をぞ待つ

503 :名無氏物語:2006/03/22(水) 13:20:31 ID:QxSjQiS1
嵐吹く宿の花の枝むらむらにつもれる露の雪かとぞ見し

504 :名無氏物語:2006/03/22(水) 13:23:40 ID:Z0GihF+y
いづかたに鳴きて行くらむ時鳥淀の渡りのまだ夜深きに

505 :名無氏物語:2006/03/22(水) 13:24:17 ID:Z0GihF+y
忍ぶれど色に出でにけり我が恋は物や思ふと人の問ふまで

506 :名無氏物語:2006/03/22(水) 13:25:24 ID:Z0GihF+y
秋風の吹くにつけても訪はぬかな荻の葉ならば音はしてまし

507 :名無氏物語:2006/03/22(水) 13:26:10 ID:Z0GihF+y
ありしだに憂かりしものを飽かずとていづくに添ふるつらさなるらむ

508 :名無氏物語:2006/03/22(水) 13:26:47 ID:Z0GihF+y
春霞たつやおそきと山川の岩間をくぐる音聞こゆなり

509 :名無氏物語:2006/03/22(水) 13:27:44 ID:Z0GihF+y
さびしさに煙をだにもたえじとて柴折りくぶる冬の山里

510 :名無氏物語:2006/03/22(水) 13:34:10 ID:N8uXXqHj
妹が島かたみのうらのさ夜千鳥おも影そへて妻や恋ふらむ(よみ人しらず「新続古今集」)

511 :名無氏物語:2006/03/22(水) 13:45:59 ID:Rlv6jbw/
浪のうつ瀬みれば玉ぞみだれけるひろはば袖にはかなからむや(在原滋春「古今集」)

512 :名無氏物語:2006/03/22(水) 13:46:58 ID:Rlv6jbw/
わがためは見るかひもなし忘草わするばかりの恋にしあらねば(紀長谷雄「後撰集」)

513 :名無氏物語:2006/03/22(水) 13:51:36 ID:rNjQGC69
ふるほどは小野のあさぢふあさけれどあまりてつもる峰の初雪(長嘯子)

514 :名無氏物語:2006/03/22(水) 13:54:06 ID:rNjQGC69
鶯のなみだの雨も紅に落ちそふむめの花のした露(正徹)

515 :名無氏物語:2006/03/22(水) 13:54:52 ID:rNjQGC69
ときやらで涙の滝もつららゐぬ身を鶯の春の山かぜ(正徹)

516 :名無氏物語:2006/03/22(水) 13:55:54 ID:rNjQGC69
河上の浅篠原の葉ごもりにうぐひすなくやこほりとくらむ(香川景樹)

517 :名無氏物語:2006/03/22(水) 13:57:02 ID:rNjQGC69
春来ぬとけさ告げ渡る鶯は涙の氷まづやとけぬる(俊恵)

518 :名無氏物語:2006/03/22(水) 13:57:49 ID:rNjQGC69
鶯のこほれる涙とけぬれば花の上にや露とおくらむ(二条院讃岐)

519 :名無氏物語:2006/03/22(水) 13:58:54 ID:rNjQGC69
鶯の涙の氷いつとけて今朝は雪まの梅のはつ花(藤原家隆)

520 :名無氏物語:2006/03/22(水) 14:02:09 ID:w4d8RPlV
なにか思ふたとへば君がおもかげも鏡のうちのかりのかたちを(宗祇集)

521 :名無氏物語:2006/03/22(水) 14:03:12 ID:w4d8RPlV
いづくとか又もながめむ古里のかたみの雲は山風ぞふく(宗祇集)

522 :名無氏物語:2006/03/22(水) 14:04:01 ID:w4d8RPlV
しらぬ野べあらぬ庵もやどるまの契り思へば古里もなし(宗祇集)

523 :名無氏物語:2006/03/22(水) 14:04:38 ID:w4d8RPlV
ことのはの道こそ憂けれさらでやは心のきはを人にしられん(宗祇集)

524 :名無氏物語:2006/03/22(水) 14:05:23 ID:w4d8RPlV
おもかげの残る朝の雲もうし花よなかなか夢と見ましを(十輪院御詠)

525 :名無氏物語:2006/03/22(水) 14:06:59 ID:w4d8RPlV
あかつきの夢をかけつつ一声にうつつすくなきほととぎすかな(十輪院御詠)

526 :名無氏物語:2006/03/22(水) 14:13:58 ID:2DrrFV9D
夢にだに契むなしき灯の窓うつ色のくらき夜の雨(正徹「草根集」)

527 :名無氏物語:2006/03/22(水) 21:30:45 ID:ybYTaMA9
世の中はいつかは夢とおもはねどうつつすくなき比にもあるかな(具平親王「続千載集」)

528 :名無氏物語:2006/03/22(水) 21:40:49 ID:ybYTaMA9
高砂のをのへの鐘の音すなり暁かけて霜やおくらん(大江匡房「千載集」)

529 :名無氏物語:2006/03/22(水) 21:41:41 ID:ybYTaMA9
なき人のかたみの雲やしをるらむ夕の雨に色は見えねど(藤原俊成「新古今集」)

530 :名無氏物語:2006/03/22(水) 21:42:24 ID:ybYTaMA9
さとりゆくまことの道に入りぬれば恋しかるべき故郷もなし(慈円「新古今集」)

531 :名無氏物語:2006/03/22(水) 21:43:14 ID:ybYTaMA9
天の原ふじのけぶりの春の色のかすみになびくあけぼのの空(慈円「新古今集」)

532 :名無氏物語:2006/03/22(水) 21:43:58 ID:ybYTaMA9
波のうへは千里のほかに雲きえて月かげかよふ秋のしほ風(俊成卿女「建仁元年八月十五日撰歌合」)

533 :名無氏物語:2006/03/22(水) 21:44:34 ID:ybYTaMA9
人づまに心あやなくかけはしのあやふき道は恋にぞありける(よみ人しらず「後撰集」)

534 :名無氏物語:2006/03/22(水) 21:45:07 ID:ybYTaMA9
世の中はなにかつねなる明日香川きのふの淵ぞけふは瀬になる(よみ人しらず「古今集」)

535 :名無氏物語:2006/03/22(水) 21:45:42 ID:ybYTaMA9
君があたり雲井に見つつ宮ぢ山うちこえゆかん道もしらなく(よみ人しらず「後撰集」)

536 :名無氏物語:2006/03/22(水) 21:51:36 ID:ybYTaMA9
思ひやる心いくへの峰こえてしのぶのおくを尋ね侘ぶらん(藤原家隆「壬二集」)

537 :名無氏物語:2006/03/22(水) 21:57:34 ID:ybYTaMA9
梅が香にむかしを問へば春の月こたへぬかげぞ袖にうつれる(藤原家隆「新古今集」)

538 :名無氏物語:2006/03/22(水) 21:58:36 ID:ybYTaMA9
我みても昔は遠くなりにけりともに老木のから崎の松(藤原為家「続拾遺集」)

539 :名無氏物語:2006/03/22(水) 21:59:08 ID:ybYTaMA9
うゑたてしまろが桜も哀なりともに老木の春はいつまで(耕雲「耕雲千首」)

540 :名無氏物語:2006/03/22(水) 21:59:53 ID:ybYTaMA9
月見れば千々に物こそ悲しけれ我が身一つの秋にはあらねど(大江千里「古今集」)

541 :名無氏物語:2006/03/22(水) 22:00:30 ID:ybYTaMA9
里はあれて人はふりにし宿なれや庭もまがきも秋の野らなる(遍昭「古今集」)

542 :名無氏物語:2006/03/22(水) 22:01:27 ID:ybYTaMA9
夕されば野べの秋風身にしみてうづら鳴くなり深草の里(藤原俊成「千載集」)

543 :名無氏物語:2006/03/22(水) 22:01:59 ID:ybYTaMA9
みよしのの山のあなたにやどもがな世のうき時のかくれがにせむ(よみ人しらず「古今集」)

544 :名無氏物語:2006/03/22(水) 22:02:32 ID:ybYTaMA9
みよしのの山かきくもり雪ふれば麓の里はうち時雨れつつ(俊恵法師「新古今集」)

545 :名無氏物語:2006/03/22(水) 22:05:27 ID:ybYTaMA9
春はいかにちぎりおきてかすぎにしとおくれてにほふ花にとはばや(大弐三位「新勅撰集」)

546 :名無氏物語:2006/03/22(水) 22:06:47 ID:ybYTaMA9
見わたせば秋の夕日のかげはれて色こき山をわたる白鷺(伏見院「伏見院御集」)

547 :名無氏物語:2006/03/22(水) 22:07:18 ID:ybYTaMA9
夕日かげ田のもはるかにとぶ鷺のつばさのほかに山ぞくれぬる(光厳院「風雅集」)

548 :大沼ユミ ◆cj4.95aVS6 :2006/03/22(水) 22:48:39 ID:yG9QJvEh
やどりせしかりほの萩の露ばかり消えなで袖のいろに恋ひつつ

549 :名無氏物語:2006/03/23(木) 02:18:32 ID:q4tayTth
しらむをもおのが色とやあくる夜に山の端はこゆる鷺のひとつら(下冷泉持為「持為集」)

550 :名無氏物語:2006/03/23(木) 02:31:16 ID:692SsaNe
明けわたる外山は雪の色そへて麓にさゆる夜の春雨(孝範集)

551 :名無氏物語:2006/03/23(木) 02:32:25 ID:692SsaNe
たが袖に契りおきてか梅のはな夕べの空を匂ひ行くらん(孝範集)

552 :名無氏物語:2006/03/23(木) 02:33:06 ID:692SsaNe
夢のうちの夢のたはぶれ夢ならでしたふ衣々などうつつなる(孝範集)

553 :名無氏物語:2006/03/23(木) 02:38:04 ID:692SsaNe
かけはなれ思はぬ人はつらからずつらきも契り憂きもなぐさめ(孝範集)

554 :名無氏物語:2006/03/23(木) 02:39:25 ID:692SsaNe
こと色はふりくる雨にくれはてて入江をわたる鷺のひとつら(孝範集)

555 :名無氏物語:2006/03/23(木) 02:42:29 ID:6gz+uNvq
見し人にあふ日なみだのふる里は夕の雨をかたみとは見つ

556 :名無氏物語:2006/03/23(木) 02:43:24 ID:6gz+uNvq
峯の色たもとにまがふ薄雲や消えぬる人のなごりなるらむ

557 :名無氏物語:2006/03/23(木) 02:44:43 ID:6gz+uNvq
道絶えて立ち出でむ空もなかりけり夕霧深き小野の山べに

558 :名無氏物語:2006/03/23(木) 02:45:26 ID:6gz+uNvq
ほのぼのとまよふ軒端のかげろふの常なき世をばありとや思ふ

559 :名無氏物語:2006/03/23(木) 02:46:07 ID:6gz+uNvq
とふ人も涙かきやる手習を昔の友に思ふばかりか

560 :名無氏物語:2006/03/23(木) 02:47:27 ID:6gz+uNvq
来し方の恋しきうちに恋しきはとよのあかりを月に見し頃

561 :名無氏物語:2006/03/23(木) 02:52:03 ID:OUdGDIw+
津の国のこやとも人をみるべきにひまこそなけれ蘆の八重ぶき

562 :名無氏物語:2006/03/23(木) 02:53:08 ID:OUdGDIw+
黒髪のみだれもしらず打ちふせばまづかきやりし人ぞ恋しき

563 :名無氏物語:2006/03/23(木) 02:54:15 ID:OUdGDIw+
かるもかき臥す猪の床もいを安みさこそねざらめかからずもがな

564 :名無氏物語:2006/03/23(木) 02:54:55 ID:OUdGDIw+
捨てはてむと思ふさへこそ悲しけれ君になれにし我が身と思へば

565 :名無氏物語:2006/03/23(木) 02:55:29 ID:OUdGDIw+
ものをのみ思ひし程に悲しくてあさぢが原によは成りにけり

566 :名無氏物語:2006/03/23(木) 02:56:18 ID:OUdGDIw+
もの思へば沢の蛍も我が身よりあくがれ出づる玉かとぞ見る

567 :名無氏物語:2006/03/23(木) 03:09:40 ID:Uf2g6cwE
春来ぬとふりさけみれば天の原あかねさし出づる光かすめり(慈照院集)

568 :名無氏物語:2006/03/23(木) 03:10:40 ID:Uf2g6cwE
今日はまた咲き残りけり古里のあすか盛りの秋萩の花(慈照院集)

569 :名無氏物語:2006/03/23(木) 03:11:18 ID:Uf2g6cwE
置きまよふ野原の露にみだれあひて尾花が袖も萩が花摺り(慈照院集)

570 :名無氏物語:2006/03/23(木) 03:14:23 ID:Uf2g6cwE
見し花の色を残して白妙の衣うつなり夕がほのやど(慈照院集)

571 :名無氏物語:2006/03/23(木) 03:18:18 ID:0wCS3xCa
春ながら今年の空ははつ雪にふりはへ神のめぐみをやみん(永享九年詠草)

572 :名無氏物語:2006/03/23(木) 03:19:24 ID:0wCS3xCa
冴えかへりたちつる春やときつ風霞みもあへぬ空に吹くなり(永享九年詠草)

573 :名無氏物語:2006/03/23(木) 03:20:04 ID:0wCS3xCa
うき秋の涙もみちぬ和歌の浦や磯がくれなるやどの夕潮(永享九年詠草)

574 :名無氏物語:2006/03/23(木) 03:21:09 ID:0wCS3xCa
つもるべき雪のゆくへはしら雲にかげみぬ庭のありあけの月(永享四年詠草)

575 :名無氏物語:2006/03/23(木) 03:21:52 ID:0wCS3xCa
おもかげぞ猶身にちかき秋をへて人はふりにしよもぎふの月(永享九年詠草)

576 :名無氏物語:2006/03/23(木) 03:22:40 ID:0wCS3xCa
臥しわびぬ我がふるさとをおもひ草をばながもとの夢もつたへよ(百番歌合)

577 :名無氏物語:2006/03/23(木) 03:25:10 ID:mYPMxagP
風かよふあすかのさとの梅が香にきみがあたりは春ぞすぎうき(延文百首)

578 :名無氏物語:2006/03/23(木) 03:25:58 ID:mYPMxagP
すぎぬなりかすむ雲路の春の雁きえゆくほどを面影にして(延文百首)

579 :名無氏物語:2006/03/23(木) 03:26:46 ID:mYPMxagP
ちりつもる花のみなわを堰きかけて桜にむせぶ春の山川(延文百首)

580 :名無氏物語:2006/03/23(木) 03:27:18 ID:mYPMxagP
わたつうみの波もひとつにさゆる日の雪ぞかざしの淡路島山(新後拾遺562)

581 :名無氏物語:2006/03/23(木) 03:28:02 ID:mYPMxagP
思ひ出でよ野なかの水の草がくれもとすむ程のかげはみずとも(新後拾遺1192)

582 :名無氏物語:2006/03/23(木) 03:28:33 ID:mYPMxagP
ささがにのくものいとすぢ代々かけてたえぬこと葉の玉津島姫(新続古今2143)

583 :名無氏物語:2006/03/23(木) 03:32:05 ID:VYx1YaAm
はつせ河花のみなわのきえがてに春あらはるるせぜの白なみ(西園寺実氏「続拾遺集」)

584 :名無氏物語:2006/03/23(木) 03:33:40 ID:VYx1YaAm
吹きおろす嵐の山に春くれて井せきにむせぶ花の白波(今出川兼季「続千載集」)

585 :名無氏物語:2006/03/23(木) 03:34:43 ID:VYx1YaAm
月影のしろらの浜のしろがひは波もひとつに見えわたるかな(作者不詳「斎宮貝合」)

586 :名無氏物語:2006/03/23(木) 03:35:51 ID:VYx1YaAm
ながむればかすめる空のうき雲とひとつになりぬかへる雁がね(九条良経「千載集」)

587 :名無氏物語:2006/03/23(木) 03:36:44 ID:VYx1YaAm
うづもれぬ波もひとつに白妙のふぢえのうらの雪の明ぼの(頓阿「草庵集」)

588 :名無氏物語:2006/03/23(木) 03:37:17 ID:VYx1YaAm
むかし見し野中のし水かはらねばわがかげをもや思ひいづらん(西行「続後撰集」)

589 :名無氏物語:2006/03/23(木) 03:40:50 ID:JpjvrrPG
飛ぶ鳥の明日香の里をおきていなば君があたりは見えずかもあらむ(作者不詳「万葉集」)

590 :名無氏物語:2006/03/23(木) 03:41:39 ID:JpjvrrPG
我が夫子が来べき宵なりささがねの蜘蛛の行ひ今宵しるしも(衣通郎姫「日本書紀」)

591 :名無氏物語:2006/03/23(木) 03:42:14 ID:JpjvrrPG
灯火の明石大門に入らむ日や漕ぎ別れなむ家のあたり見ず(柿本人麻呂「万葉集」)

592 :名無氏物語:2006/03/23(木) 11:03:17 ID:CRxJZwr5
わが恋のおもふばかりの色にいでば言はでも人に見えましものを(藤原実能「金葉集」)

593 :名無氏物語:2006/03/23(木) 11:15:03 ID:CRxJZwr5
今朝きつる野原の露にわれぬれぬうつりやしぬる萩が花ずり(藤原範永「後拾遺集」)

594 :名無氏物語:2006/03/23(木) 11:15:39 ID:CRxJZwr5
人もきぬ尾花が袖もまねかればいとどあだなる名をやたちなむ(伊勢「伊勢集」)

595 :名無氏物語:2006/03/23(木) 11:16:25 ID:CRxJZwr5
いとはやも春きにけらし天の原ふりさけみれば霞たなびく(鷹司冬平「新千載集」)

596 :名無氏物語:2006/03/23(木) 11:16:58 ID:CRxJZwr5
天の原ふりさけみれば春日なる三笠の山に出でし月かも(安倍仲麿「古今集」)

597 :名無氏物語:2006/03/23(木) 11:18:23 ID:CRxJZwr5
天の原あかねさしいづる光にはいづれの沼かさえのこるべき(菅原道真「新古今集」)

598 :名無氏物語:2006/03/23(木) 11:20:33 ID:CRxJZwr5
明日香河ゆきみる丘の秋萩は今日降る雨に散りか過ぎなむ(丹比国人「万葉集」)

599 :名無氏物語:2006/03/23(木) 11:25:35 ID:Ys83FNL5
真菅よし宗我の河原に鳴く千鳥間無し我が背子我が恋ふらくは(作者不詳「万葉集」)

600 :名無氏物語:2006/03/23(木) 11:26:14 ID:Ys83FNL5
み吉野の秋津の小野に刈る草の思ひ乱れてぬる夜しぞ多き(作者不詳「万葉集」)

601 :名無氏物語:2006/03/23(木) 11:26:46 ID:Ys83FNL5
大名児ををちかた野辺に刈る草の束のあひだも我忘れめや(日並皇子「万葉集」)

602 :名無氏物語:2006/03/23(木) 11:34:01 ID:ZpBcAF+o
そめつくす秋はもみぢのかたはらのまた深山木となる桜かな(雅康集)

603 :名無氏物語:2006/03/23(木) 11:34:52 ID:ZpBcAF+o
水にのみふるをやは言ふ月にだに光きえゆく庭のうす雪(雅康集)

604 :名無氏物語:2006/03/23(木) 11:35:49 ID:ZpBcAF+o
人やしらむあらぬ筆には書きなせど心のみゆるわが玉づさは(雅康集)

605 :名無氏物語:2006/03/23(木) 11:36:20 ID:ZpBcAF+o
しひてなどしたふ心ぞ一夜こそこの世のちの世かくるなさけを(延徳三年百首)

606 :名無氏物語:2006/03/23(木) 11:43:05 ID:Hao5FSS6
たのめてし言の葉なるる玉づさをあらぬ筆かと人に見せばや(冷泉為相「藤谷和歌集」)

607 :名無氏物語:2006/03/23(木) 11:54:03 ID:krPhSSUo
春風に野沢の氷かつきえてふれどたまらぬ水のあわ雪(飛鳥井雅経「新拾遺集」)

608 :名無氏物語:2006/03/23(木) 12:53:08 ID:/jYILOSO
深山木のその梢とも見えざりし桜は花にあらはれにけり(源頼政「詞花集」)

609 :名無氏物語:2006/03/23(木) 13:10:29 ID:H525H+1u
春きぬとたつやかすみも猶さえて雪にあけゆく山のはの雲(宇都宮景綱「蓮愉集」)

610 :名無氏物語:2006/03/23(木) 13:16:21 ID:H525H+1u
すめば又うき世なりけりよそながら思ひしままの山里もがな(兼好「新千載集」)

611 :名無氏物語:2006/03/23(木) 13:17:20 ID:H525H+1u
さびしさは思ひしままの宿ながら猶ききわぶる軒の松風(頓阿「草庵集」)

612 :名無氏物語:2006/03/23(木) 13:19:32 ID:H525H+1u
大空の星のくらゐもひとつにて君をぞまもる七の神垣(頓阿「草庵集」)

613 :名無氏物語:2006/03/23(木) 14:14:28 ID:IsaOHkDG
月はなほ雲まに残るかげながら雪にあけ行く遠の山のは(新後拾遺535)

614 :名無氏物語:2006/03/23(木) 14:15:16 ID:IsaOHkDG
さびしさは思ひしままの山里にいとふ人めのなどまたるらん(新後拾遺1340)

615 :名無氏物語:2006/03/23(木) 14:15:58 ID:IsaOHkDG
空にすむ星となりても君が代をともにぞまもる七の神がき(新続古今2124)

616 :名無氏物語:2006/03/23(木) 14:16:45 ID:IsaOHkDG
ちる花をせめてたもとに吹きとめよそをだに風のなさけとおもはん(風雅1473)

617 :名無氏物語:2006/03/23(木) 14:17:44 ID:IsaOHkDG
神まつるけふぞ吹きける朝東風のたよりまちつる旅の船出は(道行きぶり)

618 :名無氏物語:2006/03/23(木) 14:19:38 ID:IsaOHkDG
勝つことは千里のほかにあらはれぬ浦ふく風のしるべまちえて(道行きぶり)

619 :名無氏物語:2006/03/23(木) 14:25:02 ID:HEhpiT8p
世にすまばげにかくもがなつれなくて残るををしむ有明の月(東野州聞書)

620 :名無氏物語:2006/03/23(木) 14:25:48 ID:HEhpiT8p
分けゆけば花にかぎりもなかりけり雲をかさぬるみ吉野の山(新千載99)

621 :名無氏物語:2006/03/23(木) 14:26:25 ID:HEhpiT8p
みるままに門田のおもはくれはてて稲葉にのこる風の音かな(新後拾遺321)

622 :名無氏物語:2006/03/23(木) 14:27:21 ID:HEhpiT8p
いづる日に春のひかりはあらはれて年たちかへるあまのかぐ山(新葉1)

623 :名無氏物語:2006/03/23(木) 14:28:17 ID:HEhpiT8p
かつきえて庭には跡もなかりけり空にみだるる春のあは雪(新葉9)

624 :名無氏物語:2006/03/23(木) 14:29:05 ID:HEhpiT8p
おのづから故郷人のことづてもありけるものを花のさかりは(新葉110)

625 :名無氏物語:2006/03/23(木) 14:30:15 ID:36i5p/Ow
春の色の碧にうかぶ富士のねは高天の原も雪かとぞみる(北国紀行)

626 :名無氏物語:2006/03/23(木) 14:30:47 ID:36i5p/Ow
浪の上は千里に晴れて汀なる木末にしづむ夕立のそら(下葉集)

627 :名無氏物語:2006/03/23(木) 14:31:21 ID:36i5p/Ow
埋れ行く野原の水の声なきもおちてしらする萩の下露(下葉集)

628 :名無氏物語:2006/03/23(木) 14:32:02 ID:36i5p/Ow
山ふかみ人もはらはぬ橋の上のあやふき暮に積る雪かな(下葉集)

629 :名無氏物語:2006/03/23(木) 14:32:39 ID:36i5p/Ow
われながら昨日にかはる心とはいまだおもはぬ夕暮の空(下葉集)

630 :名無氏物語:2006/03/23(木) 14:33:17 ID:36i5p/Ow
君がわたり思ひやれども行きなやむ心の末や峰のかけはし(下葉集)

631 :名無氏物語:2006/03/23(木) 14:33:52 ID:36i5p/Ow
浪の上のむかしをとへばすみだ河かすむや白き鳥の涙に(下葉集)

632 :名無氏物語:2006/03/23(木) 14:34:53 ID:36i5p/Ow
散るもみぢありて行く水絶えせずや今も水無瀬にうかぶことのは(下葉集)

633 :名無氏物語:2006/03/23(木) 14:41:35 ID:T47GrNpd
日にそへてのがれんとのみ思ふ身にいとどうき世のことしげきかな(新葉1276)

634 :名無氏物語:2006/03/23(木) 14:42:19 ID:T47GrNpd
しるやいかによを秋風の吹くからに露もとまらぬわが心かな(李花集)

635 :名無氏物語:2006/03/24(金) 00:57:56 ID:4uK3q33e
草も木もなびくとぞ聞くこの比のよを秋かぜとなげかざらなん

636 :名無氏物語:2006/03/24(金) 01:26:54 ID:rgWSxn6A
とにかくに道ある君が御世ならばことしげくとも誰かまどはむ

637 :名無氏物語:2006/03/24(金) 01:36:54 ID:oa1LlATd
もの思ひに消なば消ぬべき露の身をあらくな吹きそ秋の木枯し

638 :名無氏物語:2006/03/24(金) 01:37:34 ID:oa1LlATd
むなしきをきはめ畢りてそのうへに世を常なりとまたみつるかな

639 :名無氏物語:2006/03/24(金) 01:38:13 ID:oa1LlATd
あふぎても頼みぞなるるいにしへの風を残せる住吉の松

640 :名無氏物語:2006/03/24(金) 01:40:51 ID:oa1LlATd
思ひみる心のままに言の葉のゆたかにかなふ時ぞうれしき

641 :名無氏物語:2006/03/24(金) 01:44:53 ID:oa1LlATd
種となる人の心のいつもあらば昔におよべやまとことのは

642 :名無氏物語:2006/03/24(金) 01:49:34 ID:GIk0P7yK
もろ共に苔の下にはくちずして埋れぬ名をきくぞかなしき

643 :名無氏物語:2006/03/24(金) 01:50:18 ID:GIk0P7yK
くらきよりくらき道にぞ入りぬべき遥かにてらせ山のはの月

644 :名無氏物語:2006/03/24(金) 01:51:48 ID:GIk0P7yK
見わたせば波のしがらみかけてけりうのはな咲ける玉川の里

645 :名無氏物語:2006/03/24(金) 01:54:15 ID:b2nxxVX7
五月雨の空なつかしく匂ふなり花橘に風やふくらむ

646 :名無氏物語:2006/03/24(金) 01:55:28 ID:b2nxxVX7
五月雨はみづの御牧のまこも草かりほす程もあらじとぞ思ふ

647 :名無氏物語:2006/03/24(金) 01:56:28 ID:b2nxxVX7
都には初雪ふれば小野山にまきのすみがまたきまさるらん

648 :名無氏物語:2006/03/24(金) 01:59:46 ID:b2nxxVX7
難波がたあさみつしほに立つ千鳥浦伝ひする声聞こゆなり

649 :名無氏物語:2006/03/24(金) 02:00:36 ID:b2nxxVX7
逢ふ事のなきよりかねて辛ければさぞあらましにぬるる袖かな

650 :名無氏物語:2006/03/24(金) 02:01:33 ID:b2nxxVX7
あやしくも現れぬべき袂かな忍びねにのみぬらすと思ふに

651 :名無氏物語:2006/03/24(金) 02:02:30 ID:b2nxxVX7
眺めつつ事ありがほに暮してもかならず夢にみえばこそあらめ

652 :名無氏物語:2006/03/24(金) 02:03:31 ID:b2nxxVX7
昨日けふ歎くばかりの心地せばあすに我が身やあはじとすらん

653 :名無氏物語:2006/03/24(金) 02:07:32 ID:SQa8bRSs
恨みわびほさぬ袖だにあるものを恋にくちなむ名こそをしけれ

654 :名無氏物語:2006/03/24(金) 15:14:08 ID:Ta6b0nx2
花ならぬなぐさめもなき山里に桜はしばしちらずもあらなん(玉葉229)

655 :名無氏物語:2006/03/24(金) 15:16:50 ID:Ta6b0nx2
なにか思ふなにをかなげく春の野に君よりほかに菫つませじ(相模集)

656 :名無氏物語:2006/03/24(金) 15:18:00 ID:Ta6b0nx2
見わたせば波のしがらみかけてけり卯の花さける玉川の里(後拾遺175)

657 :名無氏物語:2006/03/24(金) 15:19:21 ID:Ta6b0nx2
きかでただねなましものをほととぎす中々なりや夜はの一こゑ(新古203)

658 :名無氏物語:2006/03/24(金) 15:21:10 ID:Ta6b0nx2
五月雨の空なつかしく匂ふかな花たちばなに風やふくらん(後拾遺214)

659 :名無氏物語:2006/03/24(金) 15:25:17 ID:GIk0P7yK
あさぢ原ぬしなき宿の桜花心やすくや風にちるらむ

660 :名無氏物語:2006/03/24(金) 15:25:57 ID:GIk0P7yK
山吹の花のさかりにゐでにきて此里人に成りぬべきかな

661 :名無氏物語:2006/03/24(金) 15:27:02 ID:GIk0P7yK
松風のいはゐの水をむすびあげて夏なき年と思ひけるかな

662 :名無氏物語:2006/03/24(金) 15:27:49 ID:GIk0P7yK
八重葎しげれるやどのさびしきに人こそとはね秋はきにけり

663 :名無氏物語:2006/03/24(金) 15:28:45 ID:GIk0P7yK
徒にすぐる月日を七夕のあふ夜のかずとおもはましかば

664 :名無氏物語:2006/03/24(金) 15:29:23 ID:GIk0P7yK
荻の葉もややうちそよぐ程なるをなど鹿のねのおとなかるらん

665 :名無氏物語:2006/03/24(金) 15:32:07 ID:RZ6KmXbM
卯の花の浪のしがらみかけそへて名にも越えたる玉川の里(藤原俊成[続後撰])

666 :名無氏物語:2006/03/24(金) 15:33:12 ID:RZ6KmXbM
まだきより波のしがらみかけてけり禊ぎ待つまの賀茂の河風(伏見院[新千載])

667 :名無氏物語:2006/03/24(金) 15:33:58 ID:RZ6KmXbM
月の行く波のしがらみかけとめよ天の河原のみじか夜の空(後二条院[新拾遺])

668 :名無氏物語:2006/03/24(金) 15:34:39 ID:RZ6KmXbM
かすむより緑もふかし真菰生ふる美豆の御牧の春の河浪(藤原雅経[新続古今])

669 :名無氏物語:2006/03/24(金) 15:35:10 ID:RZ6KmXbM
船とむる美豆の御牧の真菰草からでかりねの枕にぞしく(俊成女[玉葉])

670 :名無氏物語:2006/03/24(金) 15:35:49 ID:RZ6KmXbM
うたたねの朝けの袖にかはるなりならす扇の秋の初風(式子内親王[新古今])

671 :名無氏物語:2006/03/24(金) 15:45:59 ID:mkfb+RGp
梅が枝に軒のしがらみかけてけり花の関守ささがにの糸(寂蓮)

672 :名無氏物語:2006/03/24(金) 15:47:12 ID:mkfb+RGp
此比の空なつかしき春風に世は梅がかのほかなかりけり(木下長嘯子)

673 :名無氏物語:2006/03/24(金) 15:48:21 ID:mkfb+RGp
五月雨の空なつかしく立花の匂ひをさそふ軒の夕かぜ(田安宗武)

674 :名無氏物語:2006/03/24(金) 15:49:46 ID:mkfb+RGp
五月雨はみづのみまきのふかきえにすみかへりぬるわが心かな(慈円)

675 :名無氏物語:2006/03/24(金) 15:50:43 ID:mkfb+RGp
大あらきの森の下風吹くままに一葉づつ散る本柏かな(覚性法親王)

676 :名無氏物語:2006/03/24(金) 15:51:42 ID:mkfb+RGp
峰に吹く風にこたふる下紅葉一葉の音に秋ぞ聞こゆる(定家)

677 :名無氏物語:2006/03/24(金) 15:57:36 ID:+gYU43C8
思ひ寝になれこし花や今朝さくもなほ覚めやらぬ夢の面影(清玉集)

678 :名無氏物語:2006/03/24(金) 15:58:09 ID:+gYU43C8
帰るさの朝霧ふかし虫の音を夕露かけてたづねこし野に(清玉集)

679 :名無氏物語:2006/03/24(金) 17:13:13 ID:mxzs2V9h
草がくれ虫なきそめて夕霧のはれまの軒に月ぞみえ行く(風雅580)

680 :名無氏物語:2006/03/24(金) 17:14:29 ID:mxzs2V9h
吹きみだし野分にあるる朝あけの色こき雲に雨こぼるなり(風雅650)

681 :名無氏物語:2006/03/24(金) 17:15:41 ID:mxzs2V9h
鳩のなく杉の木ずゑのうす霧に秋の日よわき夕ぐれの山(風雅653)

682 :名無氏物語:2006/03/24(金) 17:16:31 ID:mxzs2V9h
み雪ふるかれ木のすゑのさむけきにつばさをたれて烏なくなり(風雅846)

683 :名無氏物語:2006/03/24(金) 17:17:25 ID:mxzs2V9h
しらみまさる空のみどりはうすく見えてあけ残る星の数ぞきえ行く(風雅1627)

684 :名無氏物語:2006/03/24(金) 17:23:12 ID:mxzs2V9h
山のはの色ある雲に松すきて入日のあとの空ぞしづけき(風雅1652)

685 :?a`?e`?I:2006/03/24(金) 17:30:22 ID:2UYC+RFB

巣立ちの時きたる

686 :名無氏物語:2006/03/24(金) 17:57:35 ID:9my4Km9R
鳩のなく外面の杉の夕がすみ春のさびしき色は見えけり(長嘯子)

687 :名無氏物語:2006/03/24(金) 18:19:51 ID:SQa8bRSs
庭のおもは霜の色よりしらみそめてうすくきえゆく有明のかげ(伏見院「御集」)

688 :名無氏物語:2006/03/24(金) 18:22:01 ID:SQa8bRSs
夕がすみ光にほへる山のはに入日のあとのなごりをぞみる(伏見院「御集」)

689 :名無氏物語:2006/03/24(金) 18:24:11 ID:SQa8bRSs
霞にほふ夕日のかげはのどかにて雲に色ある山のはの松(花園院「風雅集」)

690 :名無氏物語:2006/03/24(金) 18:25:55 ID:SQa8bRSs
しらみゆく霞のうへのよこ雲に有明ほそき山のはの空(九条左大臣女「風雅集」)

691 :名無氏物語:2006/03/24(金) 18:27:31 ID:SQa8bRSs
しらみゆく空の光にかげきえて姿ばかりぞありあけの月(朔平門院「玉葉集」)

692 :名無氏物語:2006/03/24(金) 18:33:46 ID:3qNJFZ1H
五月雨は晴れぬとみゆる雲まより山の色こき夕ぐれの空(宗尊親王「玉葉集」)

693 :名無氏物語:2006/03/25(土) 06:52:41 ID:2ymfQMTt
風ふけば花さくかたへ思ひやる心をさへもちらしつるかな(新千載122)

694 :名無氏物語:2006/03/25(土) 07:11:18 ID:vgBvGK4N
花に飽かでつひに消えなば山桜あたりをさらぬ霞とならん(藤原俊成[風雅])

695 :名無氏物語:2006/03/25(土) 07:13:36 ID:vgBvGK4N
花すすきまだ露ふかし穂に出でて眺めじと思ふ秋のさかりを(式子内親王[新古今])

696 :名無氏物語:2006/03/25(土) 07:14:22 ID:vgBvGK4N
白川のたえぬ流れを尋ねきて万代契る友千鳥かな(覚助法親王[新千載])

697 :名無氏物語:2006/03/25(土) 07:14:57 ID:vgBvGK4N
我が恋はしる人もなしせく床の涙もらすな黄楊のを枕(式子内親王[新古今])

698 :名無氏物語:2006/03/25(土) 07:15:36 ID:vgBvGK4N
忍びあまり落つる涙をせき返し抑ふる袖ようき名もらすな(読人不知[新古今])

699 :名無氏物語:2006/03/25(土) 07:20:37 ID:MNoq+bSB
春霞かすみなれたるけしきかな睦月もあさき日数と思ふに(玉葉6)

700 :名無氏物語:2006/03/25(土) 07:21:18 ID:MNoq+bSB
ももちどり声のどかにて遠近の山はかすめる春の日ぐらし(玉葉25)

701 :名無氏物語:2006/03/25(土) 07:22:02 ID:MNoq+bSB
のどかなる霞の空の夕づく日かたぶく末にうすき山の端(風雅28)

702 :名無氏物語:2006/03/25(土) 07:22:42 ID:MNoq+bSB
あはれしばしこの時過ぎでながめばや花の軒ばの匂ふあけぼの(玉葉197)

703 :名無氏物語:2006/03/25(土) 07:25:07 ID:MNoq+bSB
花白き梢のうへはのどかにて霞のうちに月ぞふけぬる(風雅206)

704 :名無氏物語:2006/03/25(土) 07:25:53 ID:MNoq+bSB
梢よりよこぎる花をふきたてて山もとわたる春の夕風(風雅234)

705 :名無氏物語:2006/03/25(土) 07:28:23 ID:nV/kaGE9
すだきけんむかしの人もなき宿もただ影するは秋のよの月

706 :名無氏物語:2006/03/25(土) 07:29:04 ID:nV/kaGE9
天のはら空さへさえやわたるらむ氷とみゆる冬のよの月

707 :名無氏物語:2006/03/25(土) 07:30:00 ID:nV/kaGE9
むらさきの袖をつらねてきたるかな春立つことはこれぞうれしき

708 :名無氏物語:2006/03/25(土) 07:30:50 ID:nV/kaGE9
帰る雁雲井はるかになりぬなり又こむ秋もとほしと思ふに

709 :名無氏物語:2006/03/25(土) 07:31:54 ID:nV/kaGE9
なかぬ夜もなく夜もさらに郭公まつとてやすきいやはねらるる

710 :名無氏物語:2006/03/25(土) 07:32:24 ID:nV/kaGE9
こよひこそ世にある人はゆかしけれいづこもかくや月をみるらん

711 :名無氏物語:2006/03/25(土) 07:35:01 ID:7EuVqvFE
葛の葉にあらぬ我が身も秋風の吹くにつけつつ恨みつるかな(村上天皇[新古今])

712 :名無氏物語:2006/03/25(土) 07:37:26 ID:7EuVqvFE
葛の葉の恨みにかへる夢の世を忘れがたみの野辺の秋風(俊成女[新古今])

713 :名無氏物語:2006/03/25(土) 07:37:58 ID:7EuVqvFE
今よりの秋の夜風やいかならむ今朝だに葛のうらみ顔なる(寂蓮[続後撰])

714 :名無氏物語:2006/03/25(土) 07:39:31 ID:7EuVqvFE
かからずは何か別れのをしからむなれぬるばかり悔しきはなし(安喜門院大弐[玉葉])

715 :名無氏物語:2006/03/25(土) 07:40:02 ID:7EuVqvFE
旅衣みやこの月のおくらずはなにか別れのかたみならまし(頓阿[新続古今])

716 :名無氏物語:2006/03/25(土) 07:40:40 ID:7EuVqvFE
穂に出でてまねくとならば花薄過ぎ行く秋をえやは止めぬ(教長[風雅])

717 :名無氏物語:2006/03/25(土) 18:02:17 ID:cegXEpFp
命だに心にかなふ物ならばなにか別れの悲しからまし(古今387)

718 :大沼ユミ ◆cj4.95aVS6 :2006/03/25(土) 19:45:11 ID:6m5RU33d
鶯のねぐらの枝もなびくまで なほ吹き通せ夜半の笛竹[柏木・梅枝432]

719 :名無氏物語:2006/03/25(土) 21:51:38 ID:bepNNRdX
垂乳根の母が釣りたる青蚊帳をすがしといねつたるみたれども

720 :名無氏物語:2006/03/26(日) 01:05:34 ID:FRXK86Sd
そういうところだから仕方ないんだけど
この歌のどこが好きか、って話もなく延々と綺麗な歌が続いているここに来ると
無性に寂しくなる時があるよ。

なんか桜の花びらに埋もれた死体の気分・・・


721 :名無氏物語:2006/03/26(日) 01:50:31 ID:vyGQa4YE
暁の鳥よりさきに鳴きそめてなれも別れや惜しむ雁金(後水尾院)

722 :名無氏物語:2006/03/26(日) 01:54:37 ID:lxbPr6W0
悪い!
(常駐)
この意味教えてくれ!

すれ違いはわかってるんだでも頼む

723 :名無氏物語:2006/03/26(日) 02:12:05 ID:/fmz2e/t
しののめの別れををしみ我ぞまづ鳥よりさきになきはじめつる(古今640)

724 :名無氏物語:2006/03/26(日) 02:28:15 ID:v+cCzfnY
相坂のゆふつけ鳥にあらばこそ君がゆききをなくなくも見め(古今740)

725 :名無氏物語:2006/03/26(日) 02:28:49 ID:v+cCzfnY
さきだたぬ悔いの八千たびかなしきはながるる水のかへりこぬなり(古今837)

726 :名無氏物語:2006/03/26(日) 02:36:06 ID:CKZLOS/f
さきいづる八重山吹の色ぬれて桜なみよる春雨の庭(玉葉266)

727 :名無氏物語:2006/03/26(日) 02:36:42 ID:CKZLOS/f
ながめやる外山の朝けこのままにかすめや明日も春を残して(玉葉288)

728 :名無氏物語:2006/03/26(日) 02:37:30 ID:CKZLOS/f
夏あさき青葉の山の朝ぼらけ花にかをりし春ぞわすれぬ(新拾遺200)

729 :名無氏物語:2006/03/26(日) 02:38:20 ID:CKZLOS/f
星おほみはれたる空は色こくて吹くとしもなき風ぞ涼しき(風雅393)

730 :名無氏物語:2006/03/26(日) 02:39:00 ID:CKZLOS/f
風の音にすずしき声をあはすなり夕山かげの谷の下水(玉葉440)

731 :名無氏物語:2006/03/26(日) 02:39:35 ID:CKZLOS/f
初瀬山ひばらがあらし鐘のこゑ夜ぶかき月にすましてぞ聞く(玉葉644)

732 :名無氏物語:2006/03/26(日) 02:43:40 ID:1u9HoVB6
妹が門いや遠そきぬ筑波山かくれぬ程に袖はふりてな(万葉集巻十四東歌)

733 :名無氏物語:2006/03/26(日) 02:46:29 ID:1u9HoVB6
たえしとき心にかなふ物ならば我が玉の緒によりかへてまし(和泉式部)

734 :名無氏物語:2006/03/26(日) 02:54:37 ID:/OGe76tC
うぐひすの物うかるねに鳴くなるは春にしられぬ宿の印か(俊恵)

735 :名無氏物語:2006/03/26(日) 02:55:18 ID:/OGe76tC
ももちどりさへづりくらす春の日を物うかるねにうちながめつつ(雅経)

736 :名無氏物語:2006/03/26(日) 02:56:15 ID:/OGe76tC
鶯の物うかる音にうらぶれて野上の方に春ぞ暮れ行く(宗尊親王)

737 :名無氏物語:2006/03/26(日) 02:56:58 ID:/OGe76tC
鶯のものうかるねになかぬまで花とぞみゆる野べの淡雪(長嘯子)

738 :名無氏物語:2006/03/26(日) 03:01:11 ID:4Udebzyl
越えはてばみやこも遠く成りぬべし関の夕風しばしすずまん

739 :名無氏物語:2006/03/26(日) 03:03:07 ID:4Udebzyl
恨むとも今はみえじと思ふこそせめてつらさのまさるなりけれ

740 :名無氏物語:2006/03/26(日) 03:04:30 ID:4Udebzyl
かはらんと祈る命はをしからでさても別れん事ぞかなしき

741 :名無氏物語:2006/03/26(日) 03:05:00 ID:4Udebzyl
我ばかりながらのはしもくちにけりなにはの事も深く悲しき

742 :名無氏物語:2006/03/26(日) 03:05:43 ID:4Udebzyl
心あらん人にみせばやつのくにの難波わたりの春の景色を

743 :名無氏物語:2006/03/26(日) 03:06:18 ID:4Udebzyl
世の中をおもひ捨ててし身なれども心かへしと花にみえつる

744 :名無氏物語:2006/03/26(日) 03:32:15 ID:o3STjg61

リー⇔マングース

745 :名無氏物語:2006/03/26(日) 08:50:46 ID:2rUUv5Ie
おほかたの秋くるからに身にちかくならす扇の風ぞかはれる(藤原為頼「後拾遺集」)

746 :名無氏物語:2006/03/26(日) 09:01:11 ID:2rUUv5Ie
やすらはでねなましものをさよふけてかたぶくまでの月(赤染衛門「後拾遺集」)

747 :名無氏物語:2006/03/26(日) 09:05:32 ID:9996PatE
沖つ風よさむになれや田子浦のあまのもしほ火たきまさるらん(越前)

748 :名無氏物語:2006/03/26(日) 09:06:44 ID:9996PatE
比えの根に初雪ふれり今よりや小野の炭がまたき増るらむ(香川景樹)

749 :名無氏物語:2006/03/26(日) 09:07:26 ID:9996PatE
今こんとただなほざりのことのはを待つとはなくて夕ぐれの空(宮内卿)

750 :名無氏物語:2006/03/26(日) 09:08:03 ID:9996PatE
思ひ侘び絶ゆる命もあるものをあふ名のみやは儚かるべき(小侍従)

751 :名無氏物語:2006/03/26(日) 09:08:39 ID:9996PatE
春ごとに吉野のたけにかかる雲の心そらなるやま桜かな(後鳥羽院)

752 :名無氏物語:2006/03/26(日) 09:09:57 ID:9996PatE
かづらきや花のさかりをよそに見て心そらなる峰の白雲(吉田兼好)

753 :名無氏物語:2006/03/26(日) 10:13:24 ID:5HJpIg9e
との曇り雨降る川のさざれ波間なくも君は思ほゆるかも(万葉集)

754 :名無氏物語:2006/03/26(日) 20:54:23 ID:ADpzQqkf
生くべくもおもほえぬかな別れにし人の心ぞ命なりける(和泉式部「和泉式部続集」)

755 :名無氏物語:2006/03/26(日) 21:03:29 ID:fwIUp8BV
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756 :名無氏物語:2006/03/26(日) 21:13:01 ID:LiqxegxR
我も思ふ君もしのぶる秋の夜はかたみに風の音ぞ身にしむ(新勅撰1021)

757 :名無氏物語:2006/03/26(日) 21:33:17 ID:+1HCzxMv
さみだれは美豆の御牧のまこも草かりほすひまもあらじとぞ思ふ(後拾遺206)

758 :名無氏物語:2006/03/26(日) 21:33:55 ID:+1HCzxMv
下もみぢ一葉づつちる木のしたに秋とおぼゆる蝉の声かな(詞花80)

759 :名無氏物語:2006/03/26(日) 21:34:59 ID:+1HCzxMv
手もたゆくならす扇のおきどころ忘るばかりに秋風ぞふく(新古309)

760 :名無氏物語:2006/03/26(日) 21:35:42 ID:+1HCzxMv
暁の露は涙もとどまらでうらむる風の声ぞのこれる(新古372)

761 :名無氏物語:2006/03/26(日) 21:36:15 ID:+1HCzxMv
都にも初雪ふれば小野山のまきの炭がまたきまさるらん(後拾遺401)

762 :名無氏物語:2006/03/26(日) 21:38:32 ID:+1HCzxMv
あはれにもくれゆく年の日数かなかへらむことは夜のまと思ふに(千載471)

763 :名無氏物語:2006/03/27(月) 00:39:13 ID:mREJMYqL
恋しくば尋ねきて見よ泉なる信太の森のうらみ葛の葉

764 :名無氏物語:2006/03/27(月) 09:20:11 ID:mLQsVNJU
ながめつつ昔も月は見しものをかくやは袖のひまなかるべき(千載985)

765 :名無氏物語:2006/03/27(月) 09:27:25 ID:kB3D8FQk
光あらん玉の男子見てしがな掻き撫でつつも生ほしたつべき(相模集)

766 :名無氏物語:2006/03/27(月) 09:28:03 ID:kB3D8FQk
いづれをかまづ憂へまし心にはあたはぬことの多くもあるかな(相模集)

767 :名無氏物語:2006/03/27(月) 09:29:08 ID:kB3D8FQk
しのぶれど心のうちにうごかれてなほ言の葉にあらはれぬべし(相模集)

768 :名無氏物語:2006/03/27(月) 09:30:45 ID:kB3D8FQk
手にとらむと思ふ心はなけれどもほの見し月の影ぞこほしき(相模集)

769 :名無氏物語:2006/03/27(月) 09:31:45 ID:kB3D8FQk
いつくしき君が面影あらはれてさだかにつぐる夢をみせなむ(相模集)

770 :名無氏物語:2006/03/27(月) 09:36:14 ID:aGt66ffi
花の色はかくれぬほどにほのかなる霧の夕べの野べのをち方(玉葉746)

771 :名無氏物語:2006/03/27(月) 09:36:55 ID:aGt66ffi
あれわたる庭は千草に虫のこゑ垣ほは蔦のふるさとの秋(玉葉804)

772 :名無氏物語:2006/03/27(月) 09:37:48 ID:aGt66ffi
かれつもるもとの落葉のうへに又さらに色にてちる紅葉かな(玉葉880)

773 :名無氏物語:2006/03/27(月) 09:38:28 ID:aGt66ffi
葉がへせぬ色しもさびし冬ふかき霜の朝けの岡のべの松(玉葉900)

774 :名無氏物語:2006/03/27(月) 09:39:39 ID:aGt66ffi
花よただまだうすぐもる空の色に梢かをれる雪の朝あけ(風雅840)

775 :名無氏物語:2006/03/27(月) 09:41:13 ID:aGt66ffi
しほ風にたちくる波とみる程に雪をしきつの浦のまさごぢ(玉葉968)

776 :名無氏物語:2006/03/27(月) 09:43:57 ID:juxhmSMe
わがやどの梢の夏になる時はいこまの山ぞみえずなり行く

777 :名無氏物語:2006/03/27(月) 09:44:39 ID:juxhmSMe
時鳥来なかぬよひのしるからばぬるよも一夜あらましものを

778 :名無氏物語:2006/03/27(月) 09:45:28 ID:juxhmSMe
いかならん今宵の雨にとこなつのけさだに露のおもげなりつる

779 :名無氏物語:2006/03/27(月) 09:47:01 ID:juxhmSMe
あらし吹くみ室の山のもみぢ葉はたつたの川のにしきなりけり

780 :名無氏物語:2006/03/27(月) 09:47:46 ID:juxhmSMe
主なしとこたふる人はなけれども宿の景色ぞいふにまされる

781 :名無氏物語:2006/03/27(月) 09:48:51 ID:juxhmSMe
都をば霞とともに出でしかど秋かぜぞ吹くしら川の関

782 :名無氏物語:2006/03/27(月) 09:59:38 ID:oYMpot4c
よそにてぞ霞たなびくふるさとの都の春は見るべかりける(後拾遺39)

783 :名無氏物語:2006/03/27(月) 10:00:20 ID:oYMpot4c
心あらむ人に見せばや津の国の難波わたりの春のけしきを(後拾遺43)

784 :名無氏物語:2006/03/27(月) 10:00:53 ID:oYMpot4c
桜さく春は夜だになかりせば夢にもものは思はざらまし(後拾遺98)

785 :名無氏物語:2006/03/27(月) 10:01:45 ID:oYMpot4c
世の中を思ひすててし身なれども心よわしと花に見えぬる(後拾遺117)

786 :名無氏物語:2006/03/27(月) 10:02:44 ID:oYMpot4c
山ざとの春の夕暮きてみれば入相の鐘に花ぞちりける(新古116)

787 :名無氏物語:2006/03/27(月) 10:03:51 ID:oYMpot4c
わがやどの梢の夏になるときは生駒の山ぞ見えずなりぬる(後拾遺167)

788 :名無氏物語:2006/03/27(月) 10:27:26 ID:D97vTgTC
心なき我が身なれども津の国の難波の春にたへずもあるかな(藤原季通[千載])

789 :名無氏物語:2006/03/27(月) 10:28:12 ID:D97vTgTC
津の国の難波の春は夢なれや蘆の枯葉に風わたるなり(西行[新古今])

790 :名無氏物語:2006/03/27(月) 10:28:49 ID:D97vTgTC
心あらん人のとへかし梅の花霞にかをる春の山里(藤原俊成[新千載])

791 :名無氏物語:2006/03/27(月) 10:30:11 ID:D97vTgTC
心ありて見るとしもなき難波江の春の気色は惜しくもあるかな(寂然[風雅])

792 :名無氏物語:2006/03/27(月) 10:31:09 ID:D97vTgTC
見せばやな志賀の辛崎ふもとなる長柄の山の春のけしきを(慈円[新古今])

793 :名無氏物語:2006/03/27(月) 10:31:54 ID:D97vTgTC
心あらん人のためとや霞むらん難波のみつの春の曙(後鳥羽院[続古今])

794 :名無氏物語:2006/03/27(月) 18:34:14 ID:KETEd6hN
春といひし人に見せばや津の国の遠里をのの秋萩の花(俊成)


795 :名無氏物語:2006/03/27(月) 18:34:45 ID:KETEd6hN
夕附日かすみの西にかたぶきて入あひの鐘に春ぞのこれる(土御門院)

796 :名無氏物語:2006/03/27(月) 18:35:16 ID:KETEd6hN
暮れかかる入会の鐘の声きけば寺もふる木の花ぞちりける(他阿)

797 :名無氏物語:2006/03/27(月) 18:36:19 ID:KETEd6hN
きのふこそ花もちりしかいとはやも梢の夏に成りにけるかな(宗尊親王)

798 :名無氏物語:2006/03/27(月) 18:37:05 ID:KETEd6hN
わが宿のこずゑの夏に春ならぬ春をみせたる遅桜かな(松永貞徳)

799 :名無氏物語:2006/03/27(月) 18:37:35 ID:KETEd6hN
しぐれふるみむろの山のもみぢ葉はたがおりかけし錦なるらん(大江匡房)

800 :名無氏物語:2006/03/27(月) 18:44:35 ID:gg/jAwZO
のどかなる入相の鐘はひびきくれて音せぬ風に花ぞちりくる(鷹司清雅[玉葉])

801 :名無氏物語:2006/03/27(月) 18:45:26 ID:gg/jAwZO
初瀬山をのへの花はちりはてて入逢のかねに春ぞくれぬる(尊円[新拾遺])

802 :名無氏物語:2006/03/27(月) 18:46:21 ID:gg/jAwZO
嵐ふく船木の山のもみぢ葉はしぐれの雨に色ぞこがるる(藤原経忠[新勅撰])

803 :名無氏物語:2006/03/27(月) 18:48:21 ID:gg/jAwZO
都にはまだ青葉にて見しかども紅葉ちりしく白河の関(源頼政[千載])

804 :名無氏物語:2006/03/27(月) 18:49:05 ID:gg/jAwZO
都をば花を見すてていでしかど月にぞこゆるら川の関(足利義満[新後拾遺])

805 :名無氏物語:2006/03/27(月) 18:52:51 ID:rx7hG26J
瑞垣にくちなし染めの衣きて紅葉にまじる人や祝り子(新勅撰573)

806 :名無氏物語:2006/03/27(月) 18:54:36 ID:rx7hG26J
よそにのみ思ひおこせし筑波嶺のみねの白雲けふ見つるかな(新勅撰1303)

807 :名無氏物語:2006/03/27(月) 18:56:04 ID:rx7hG26J
更級や姨捨山に旅寝してこよひの月を昔見しかな(新勅撰282)

808 :名無氏物語:2006/03/27(月) 19:02:25 ID:Gu9jgYMw
鳴る神の音のみ聞きし巻向の檜原の山を今日見つるかも 「万葉集」(柿本朝臣人麿歌集出)

809 :名無氏物語:2006/03/27(月) 19:10:03 ID:rx7hG26J
嵐ふくみむろの山のもみぢ葉は龍田の川の錦なりけり(後拾遺366)

810 :名無氏物語:2006/03/27(月) 19:10:43 ID:rx7hG26J
ねやちかき梅のにほひに朝な朝なあやしく恋のまさる頃かな(後拾遺788)

811 :名無氏物語:2006/03/27(月) 19:11:23 ID:rx7hG26J
虫のねも月のひかりも風のおともわが恋ますは秋にぞありける(能因集)

812 :名無氏物語:2006/03/27(月) 19:11:56 ID:rx7hG26J
命あれば今年の秋も月はみつ別れし人にあふよなきかな(新古799)

813 :名無氏物語:2006/03/27(月) 19:12:46 ID:rx7hG26J
思ふ人ありとなけれど故郷はしかすがにこそ恋しかりけれ(後拾遺517)

814 :名無氏物語:2006/03/27(月) 19:13:18 ID:rx7hG26J
都をば霞とともにたちしかど秋風ぞふく白河の関(後拾遺518)

815 :名無氏物語:2006/03/27(月) 19:13:54 ID:rx7hG26J
世の中はかくてもへけり象潟の海人の苫屋をわが宿にして(後拾遺519)

816 :名無氏物語:2006/03/27(月) 19:14:34 ID:rx7hG26J
わび人は外つ国ぞよきさきてちる花の都はいそぎのみして(能因集)

817 :名無氏物語:2006/03/27(月) 19:17:59 ID:1fMgXQgM
光そふ野田の玉川月きよみ夕しほ千鳥よはに鳴くなり(後鳥羽院)

818 :名無氏物語:2006/03/27(月) 19:28:00 ID:Zjl6SbNc
さすらふる我が身にしあれば象潟や海士の苫屋にあまたたび寝ぬ(藤原顕仲[新古今])

819 :名無氏物語:2006/03/27(月) 19:28:35 ID:Zjl6SbNc
みちのくの野田の玉川見渡せば汐風こしてこほる月影(順徳院[続古今])

820 :名無氏物語:2006/03/27(月) 19:30:19 ID:Zjl6SbNc
桜さく奈良の都をみわたせばいづくも同じ八重の白雲(大江匡房[玉葉])

821 :名無氏物語:2006/03/27(月) 19:31:13 ID:Zjl6SbNc
さびしさはいづくも同じことわりに思ひなされぬ秋の夕暮(平長時[続古今])

822 :名無氏物語:2006/03/27(月) 19:33:17 ID:Zjl6SbNc
いかにせん室の八島に宿もがな恋のけぶりを空にまがへん(藤原俊成[千載])

823 :名無氏物語:2006/03/27(月) 19:34:14 ID:Zjl6SbNc
恋ひ死なば室の八島にあらずとも思ひの程は煙にも見よ(藤原忠定[続後撰])

824 :名無氏物語:2006/03/27(月) 19:37:18 ID:4qsscgVk
あふ坂の杉まもりくる月ゆゑにをぶちにみゆる甲斐のくろ駒(惟明親王)

825 :名無氏物語:2006/03/27(月) 19:38:06 ID:4qsscgVk
さえかへり猶ふる雪にまきの名のをぶちにみゆる春の若こま(加藤千蔭)

826 :名無氏物語:2006/03/27(月) 19:39:08 ID:4qsscgVk
雁かへる初瀬の花のいかなれや月はいづくもおなじ春の夜(後鳥羽院)

827 :名無氏物語:2006/03/27(月) 19:39:47 ID:4qsscgVk
松風はいづくもおなじ声なるを高津の宮の秋の夕暮(慈円)

828 :名無氏物語:2006/03/27(月) 19:40:27 ID:4qsscgVk
をしみかねて花なき里をながむればいづくもおなじ春の山風(慈円)

829 :名無氏物語:2006/03/27(月) 19:41:08 ID:4qsscgVk
柴のいほにすみえて後ぞ思ひしるいづくもおなじ夕暮の空(慈円)

830 :名無氏物語:2006/03/27(月) 19:44:17 ID:BRlg+tVE
あしがちる難波の里の夕ぐれはいづくもおなじ秋かぜぞふく(賀茂真淵)

831 :名無氏物語:2006/03/27(月) 19:45:49 ID:BRlg+tVE
いかにせむいづくも同じさびしさと聞きてもたへぬ秋の夕暮(本居宣長)

832 :名無氏物語:2006/03/27(月) 19:46:37 ID:BRlg+tVE
さびしさに草の庵を出でてみれば稲葉おしなみ秋風ぞ吹く(良寛)

833 :名無氏物語:2006/03/27(月) 19:47:23 ID:BRlg+tVE
あまつ風雲吹払ふ秋の夜は月よりほかの物なかりけり(藤原顕輔)

834 :名無氏物語:2006/03/27(月) 19:48:17 ID:BRlg+tVE
跡もなくやがてぞかすむ夕日影いるまでみつるをちの山のは(頓阿)

835 :名無氏物語:2006/03/27(月) 19:49:03 ID:BRlg+tVE
さしも草さしももゆてふ春にあひてえやはいぶきの山のしら雪(藤原為家)

836 :名無氏物語:2006/03/27(月) 19:51:53 ID:huNOapYD
あまつ風雲ふきはらふ高嶺にて入るまで見つる秋の夜の月(詞花100)

837 :名無氏物語:2006/03/27(月) 19:52:38 ID:huNOapYD
葉をしげみと山の影やまがふらん明くるもしらぬ日ぐらしのこゑ(新勅撰187)

838 :名無氏物語:2006/03/27(月) 20:04:21 ID:Iuf/JJq0
さしも草さしもしのびぬ中ならば思ひありともいはましものを(藤原俊成)

839 :名無氏物語:2006/03/27(月) 20:04:58 ID:Iuf/JJq0
あさましやなどか思ひのさしも草つゆもおきあへず果ては燃ゆらん(寂蓮)

840 :名無氏物語:2006/03/27(月) 20:05:50 ID:Iuf/JJq0
さしも草さしももゆてふ春にあひてえやはいぶきの山のしら雪(藤原為家)

841 :名無氏物語:2006/03/27(月) 20:06:29 ID:Iuf/JJq0
庭のおものつちさへさくる夏の日にひとり露けきひめゆりの花(土御門院)

842 :名無氏物語:2006/03/27(月) 20:08:47 ID:k+fdekbC
けふも又かくや伊吹のさしも草さらば我のみ燃えや渡らん(和泉式部[新古今])

843 :名無氏物語:2006/03/27(月) 20:09:29 ID:k+fdekbC
あふことはいつと伊吹の峰におふるさしもたえせぬ思ひなりけり(藤原家房[新古今])

844 :名無氏物語:2006/03/27(月) 20:10:03 ID:k+fdekbC
さしも草もゆる伊吹の山の端のいつともわかぬ思ひなりけり(藤原頼氏[新勅撰])

845 :名無氏物語:2006/03/27(月) 20:11:38 ID:k+fdekbC
さしも草さしもひまなき五月雨に伊吹のたけの猶や燃ゆらん(藤原家良[新拾遺])

846 :名無氏物語:2006/03/27(月) 20:12:45 ID:k+fdekbC
見し人もすみあらしてしふる郷にひとり露けき女郎花かな(崇徳院[玉葉])

847 :名無氏物語:2006/03/27(月) 20:20:24 ID:4XQXEqbE
さ月やみくらはし山の時鳥おぼつかなくもなきわたるかな(拾遺124)

848 :名無氏物語:2006/03/27(月) 20:21:00 ID:4XQXEqbE
いかでかは思ひありとはしらすべき室の八島のけぶりならでは(実方集)

849 :名無氏物語:2006/03/27(月) 20:21:39 ID:4XQXEqbE
かくとだにえやはいぶきのさしも草さしもしらじなもゆる思ひを(後拾遺612)

850 :名無氏物語:2006/03/27(月) 20:22:19 ID:4XQXEqbE
ながむるをたのむことにて明かしてきただかたぶきし月をのみ見て(玉葉1362)

851 :名無氏物語:2006/03/27(月) 20:23:09 ID:4XQXEqbE
あけがたき二見の浦による浪の袖のみぬれておきつ島人(新古1167)

852 :名無氏物語:2006/03/27(月) 20:23:51 ID:4XQXEqbE
おきて見ば袖のみぬれていとどしく草葉の玉のかずやまさらん(新古1183)

853 :大沼ユミ ◆cj4.95aVS6 :2006/03/27(月) 22:18:17 ID:l/RB4XAL
目に近くうつれば変はる世の中を 行く末遠く頼みけるかな[源氏物語・紫上・若菜上463]

854 :名無氏物語:2006/03/28(火) 01:09:54 ID:MfqNl+Mw
さびしさに宿をたちいでてながむればいづくもおなじ秋の夕暮 (後拾遺333)

855 :名無氏物語:2006/03/28(火) 01:18:50 ID:hkUlP8Hu
さ月闇はなたちばなにふく風はたが里までかにほひゆくらん(詞花67)

856 :名無氏物語:2006/03/28(火) 01:28:46 ID:S7qn4VtU
我もいひきつらくは命あらじとはうき人のみやいつはりはする(風雅1173)

857 :名無氏物語:2006/03/28(火) 01:29:29 ID:S7qn4VtU
うき人よ我にもさらばをしへなんあはれもしらぬ心づよさを(玉葉1292)

858 :名無氏物語:2006/03/28(火) 01:30:36 ID:S7qn4VtU
恋ひうれへひとりながむる夜はの月かはれやおなじ影もうらめし(玉葉1485)

859 :名無氏物語:2006/03/28(火) 01:31:21 ID:S7qn4VtU
物おもへばはかなき筆のすさびにも心に似たることぞ書かるる(玉葉1535)

860 :名無氏物語:2006/03/28(火) 01:32:11 ID:S7qn4VtU
あはれをもうきにのみこそ人はなすに我ぞうきをもあはれにはなす(玉葉1559)

861 :名無氏物語:2006/03/28(火) 01:32:48 ID:S7qn4VtU
我が心うらみにむきて恨みはてよあはれになれば忍びがたきを(風雅1307)

862 :名無氏物語:2006/03/28(火) 01:35:56 ID:AJ1q/dR0
いにしへの奈良の都の八重桜けふここのへににほひぬるかな

863 :名無氏物語:2006/03/28(火) 01:37:02 ID:AJ1q/dR0
聞きつともきかずともなし郭公心まどはすさよのひとこゑ

864 :名無氏物語:2006/03/28(火) 01:37:47 ID:AJ1q/dR0
小夜更けて衣しでうつ声きけばいそがぬ人もねられざりけり


865 :名無氏物語:2006/03/28(火) 01:39:12 ID:AJ1q/dR0
めもかれずみつつくらさむ白菊の花より後の花しなければ

866 :名無氏物語:2006/03/28(火) 01:39:57 ID:AJ1q/dR0
けふくるる程まつだにも久しきにいかで心をかけてすぎけん

867 :名無氏物語:2006/03/28(火) 01:41:06 ID:AJ1q/dR0
みるめこそあふみの海にかたからめ吹きだにかよへしがの浦風

868 :名無氏物語:2006/03/28(火) 01:46:17 ID:uqNDmJNY
かすめては思ふ心をしるやとて春の空にもまかせつるかな(金葉421)

869 :名無氏物語:2006/03/28(火) 01:53:15 ID:VtyhCTqN
たづねつる花もわが身もおとろへて後の春ともえこそちぎらね(新古153)

870 :名無氏物語:2006/03/28(火) 02:05:56 ID:o9po2dGN
みかり野や雪はふりきぬこれもまたぬるとも花の春のおもかげ(藤原雅経)

871 :名無氏物語:2006/03/28(火) 02:06:42 ID:o9po2dGN
桜がりふりこし雨のやどりよりぬれていくかの花の下陰(二条為重)

872 :名無氏物語:2006/03/28(火) 02:07:21 ID:o9po2dGN
立ちよらむぬるとも花の色になほそめよなべての山のしづくも(三条西実隆)

873 :名無氏物語:2006/03/28(火) 02:08:11 ID:o9po2dGN
桜がり雨はいとはぬ木のもとにうたて雪ふる花のあらしよ(下河辺長流)

874 :名無氏物語:2006/03/28(火) 02:09:14 ID:o9po2dGN
木のもとの住処も今は荒れぬべし春し暮れなば誰かとひこむ(行尊)

875 :名無氏物語:2006/03/28(火) 02:15:19 ID:mb7c/3LZ
おのづから花の下にしやすらへば逢はばやと思ふ人も来にけり(源頼政)

876 :名無氏物語:2006/03/28(火) 02:16:03 ID:mb7c/3LZ
木のもとに住みけむ跡をみつるかな那智の高嶺の花を尋ねて(西行)

877 :名無氏物語:2006/03/28(火) 02:16:54 ID:mb7c/3LZ
木のもとにやどりをすれば片しきの我が衣手に花は散りつつ(源実朝)

878 :名無氏物語:2006/03/28(火) 02:17:51 ID:mb7c/3LZ
尋ねきてうきをのがるる木のもとも棲とすればまつ風ぞ吹く(頓阿)

879 :名無氏物語:2006/03/28(火) 02:19:12 ID:mb7c/3LZ
今はとてそむくうき世をかりの庵に秋はくもらぬ月のみぞすむ(藤原俊成女)

880 :名無氏物語:2006/03/28(火) 02:20:30 ID:mb7c/3LZ
来ん世にはあはんあはじもしら露のきえてかなしき野辺の秋風(木下長嘯子)

881 :名無氏物語:2006/03/28(火) 02:25:18 ID:PrStDnmz
うきしづみあはんあはじもしらぬ身をみつのかしはに定めてもみん(武者小路実陰)

882 :名無氏物語:2006/03/28(火) 02:26:14 ID:PrStDnmz
秋もいなば恋しかるべき今夜かなたのめかおきし有明の月(後鳥羽院)

883 :名無氏物語:2006/03/28(火) 02:27:14 ID:PrStDnmz
定めなき世にも我が身のながらへば幾たび春の別したはむ(衣笠家良)

884 :名無氏物語:2006/03/28(火) 02:28:16 ID:PrStDnmz
心にもあらでこよひの月を見てふけぬさきにとたれをまつらん(少将内侍)

885 :名無氏物語:2006/03/28(火) 02:29:06 ID:PrStDnmz
心にもあらでうき世の老の波身はすてぶねのすゑの浦風(三条西実隆)

886 :名無氏物語:2006/03/28(火) 02:32:35 ID:PrStDnmz
心にもあらでうき世にながらへば恋しかるべき夜はの月かな(三条天皇)

887 :名無氏物語:2006/03/28(火) 03:08:23 ID:gkeBGqnj
野辺までと心ひとつはかよへども我がみゆきとはしらずやあるらん(後拾遺543)

888 :名無氏物語:2006/03/28(火) 03:09:11 ID:gkeBGqnj
これをだにかたみと思ふを都には葉がへやしつる椎柴の袖(後拾遺583)

889 :名無氏物語:2006/03/28(火) 09:26:43 ID:MfqNl+Mw
心にもあらでうき世にながらへば恋しかるべき夜はの月かな(後拾遺860)

890 :名無氏物語:2006/03/28(火) 09:35:50 ID:DRWVRtJw
われが名は花ぬす人と立たば立てただ一枝は折りてかへらむ(和泉式部集)

891 :名無氏物語:2006/03/28(火) 09:36:38 ID:DRWVRtJw
恋といへば世の常のとや思ふらん今朝の心はたぐひだになし(和泉式部日記)

892 :名無氏物語:2006/03/28(火) 09:37:25 ID:DRWVRtJw
人はいさ我は忘れずほどふれど秋の夕暮ありし逢ふこと(和泉式部日記)

893 :名無氏物語:2006/03/28(火) 09:38:13 ID:DRWVRtJw
しでの山まだみぬ道をあはれわが雪ふみわけて越えむとすらむ(俊頼髄脳)

894 :名無氏物語:2006/03/28(火) 09:38:44 ID:DRWVRtJw
桜がり雨はふりきぬおなじくは濡るとも花のかげにやどらん(撰集抄)

895 :名無氏物語:2006/03/28(火) 09:44:11 ID:htEhuCVr
おほかたの恋する人にききなれて世のつねのとや君おもふらん(藤原公能[千載])

896 :名無氏物語:2006/03/28(火) 09:52:18 ID:lf8nIL45
琴のねの春のしらべにきこゆれば霞たなびく空かとぞ思ふ(新勅撰1116)

897 :名無氏物語:2006/03/28(火) 09:54:21 ID:lf8nIL45
露おきてながむる程を思ひやれ天の河原のあかつきの空(続千載353)

898 :名無氏物語:2006/03/28(火) 09:55:37 ID:lf8nIL45
いろいろの花はさかりに匂ふとも野原の風の音にのみきけ(続千載382)

899 :名無氏物語:2006/03/28(火) 09:56:30 ID:lf8nIL45
法のためつみける花をかずかずに今はこの世のかたみとぞ思ふ(後拾遺579)

900 :名無氏物語:2006/03/28(火) 09:57:14 ID:lf8nIL45
秋霧のたちてゆくらん露けさに心をそへて思ひやるかな(続古今833)

901 :名無氏物語:2006/03/28(火) 10:30:49 ID:8TSV5Q9X
よそながらたつ秋霧は何なれや野べに袂はわかれぬものを

902 :名無氏物語:2006/03/28(火) 10:31:25 ID:8TSV5Q9X
琴のねを春のしらべとひくからにかすみて見ゆる空目なるらん

903 :名無氏物語:2006/03/28(火) 10:32:01 ID:8TSV5Q9X
しめのうちの花のにほひを鈴虫の音にのみやはききふるすべき

904 :名無氏物語:2006/03/28(火) 16:18:54 ID:POMOtYRL
消えはてぬ雪かとぞみる谷川の岩間をわくる水のしら浪(玉葉2065)

905 :名無氏物語:2006/03/28(火) 16:21:09 ID:POMOtYRL
紫の袖をつらねてきたるかな春たつことはこれぞうれしき(後拾遺14)

906 :名無氏物語:2006/03/28(火) 16:22:22 ID:POMOtYRL
かへる雁雲ゐはるかになりぬなりまたこん秋も遠しと思ふに(後拾遺68)

907 :名無氏物語:2006/03/28(火) 16:23:00 ID:POMOtYRL
ふめばをしふまではゆかむ方もなし心づくしの山桜かな(千載83)

908 :名無氏物語:2006/03/28(火) 16:23:36 ID:POMOtYRL
おきもゐぬ我がとこよこそ悲しけれ春かへりにし雁もなくなり(後拾遺275)

909 :名無氏物語:2006/03/28(火) 16:24:10 ID:POMOtYRL
つねよりもまたぬれそひし袂かな昔をかけておちし涙に(千載566)

910 :名無氏物語:2006/03/28(火) 16:28:18 ID:baMvK0qu
九重や玉しく庭にむらさきの袖をつらぬる千代のはつ春(藤原俊成[風雅])

911 :名無氏物語:2006/03/28(火) 16:30:51 ID:baMvK0qu
むらさきにつらぬる袖やうつるらん雲のうへまで匂ふしら菊(西園寺実氏[玉葉])

912 :名無氏物語:2006/03/28(火) 16:31:31 ID:baMvK0qu
ふめばをしふまでは人もとひがたみ風ふきわけよ花の白雪(西園寺公経[続後撰])

913 :名無氏物語:2006/03/28(火) 16:32:03 ID:baMvK0qu
やすらはで寝なんものかは山の端にいさよふ月を花に待ちつつ(九条良経[続古今])

914 :名無氏物語:2006/03/28(火) 16:32:44 ID:baMvK0qu
誰故かかたぶくまでの月影にねなまし人の衣うつらん(源邦長[続千載])

915 :名無氏物語:2006/03/28(火) 16:34:00 ID:baMvK0qu
思ふことなくてぞみましほのぼのと有明の月の志賀の浦波(花山院師賢[新葉])

916 :名無氏物語:2006/03/28(火) 16:36:57 ID:NayYM2Jf
紫の袖をつらねし面かげの霞もいくへけふのはつ春(崇光院)

917 :名無氏物語:2006/03/28(火) 16:37:55 ID:NayYM2Jf
つむもをしつまであせなむ色もうし芝生の菫あかぬ夕露(三条西実隆)

918 :名無氏物語:2006/03/28(火) 16:38:42 ID:NayYM2Jf
やすらはでねなましものを梅の花こぬ人の香に匂はざりせば(土御門院小宰相)

919 :名無氏物語:2006/03/28(火) 16:39:28 ID:NayYM2Jf
思ふことなくてぞみまし紅葉ばを嵐の山の麓ならずは(藤原輔尹)

920 :名無氏物語:2006/03/28(火) 16:40:10 ID:NayYM2Jf
よさのうら松の中なるいそ清水都なりせば君もくみみむ(細川幽斎)

921 :名無氏物語:2006/03/28(火) 16:41:19 ID:NayYM2Jf
あとくれてむかし恋しきしきしまの道をとふとふたづねつるかな(伊勢大輔)

922 :名無氏物語:2006/03/28(火) 16:59:33 ID:bPXO2IrG
いづれをかわきて折るべき月影に色みえまがふ白菊の花(大弐三位[新勅撰])

923 :名無氏物語:2006/03/28(火) 17:10:28 ID:bPXO2IrG
いづれをかわきて折らまし山里の垣ねつづきに咲ける卯の花(大江匡房[金葉])

924 :名無氏物語:2006/03/28(火) 17:17:33 ID:bPXO2IrG
くちにける長柄の橋を来てみれば葦の枯葉に秋風ぞふく(藤原実定[新古今])

925 :名無氏物語:2006/03/28(火) 17:22:21 ID:bPXO2IrG
みちのくの忍ぶもぢずり忍びつつ色には出でじ乱れもぞする(寂然[千載])

926 :名無氏物語:2006/03/28(火) 17:22:59 ID:bPXO2IrG
君にかく乱れそめぬとしらせばや心のうちに忍ぶもぢずり(藤原兼実[続拾遺])

927 :名無氏物語:2006/03/28(火) 17:23:39 ID:bPXO2IrG
下にのみ忍ずもぢずりくるしきは心のうちのみだれなりけり(藤原忠良[続古今])

928 :名無氏物語:2006/03/28(火) 17:24:15 ID:bPXO2IrG
誰ゆゑに思ふとか知る初瀬めの手にひく糸のおのれ乱れて(藤原為家[続後拾遺])

929 :名無氏物語:2006/03/28(火) 17:24:49 ID:bPXO2IrG
心のみかぎりしられぬ乱れにていく年月を忍ずもぢずり(後嵯峨院[新後撰])

930 :名無氏物語:2006/03/28(火) 17:25:58 ID:bPXO2IrG
いつの間に乱るる色の見えつらん忍ぶもぢずりころもへずして(後醍醐院[続後拾遺])

931 :名無氏物語:2006/03/28(火) 17:26:38 ID:bPXO2IrG
心こそたへぬ思ひにみだるとも色にな出でそ忍ずもぢずり(藤原藤経[新後拾遺])

932 :名無氏物語:2006/03/28(火) 17:27:18 ID:bPXO2IrG
宮城野の朝露分けて秋萩の色にみだるる忍ぶもぢずり(頓阿[新続古今])

933 :名無氏物語:2006/03/28(火) 17:27:49 ID:bPXO2IrG
山吹の花色衣ぬしやたれとへどこたへずくちなしにして(素性[古今])

934 :名無氏物語:2006/03/28(火) 17:28:21 ID:bPXO2IrG
かひもなし問へど白玉みだれつつ答へぬ袖の露の形見は(民部卿典侍[続拾遺])

935 :名無氏物語:2006/03/28(火) 17:28:58 ID:bPXO2IrG
霞たつ春の衣のぬきをうすみ花ぞ乱るるよもの山風(藤原雅経[続拾遺])

936 :名無氏物語:2006/03/28(火) 17:31:11 ID:bPXO2IrG
橋姫の霞の衣ぬきをうすみまださむしろの宇治の河風(藤原家隆[新後拾遺])

937 :名無氏物語:2006/03/28(火) 17:31:51 ID:bPXO2IrG
暮かたの秋さり衣ぬきをうすみたえぬ夜寒に今ぞうつなる(源家清[玉葉])

938 :名無氏物語:2006/03/28(火) 17:35:52 ID:x8u9kY1l
立ちわかれいなばの山の峰におふるまつとしきかば今かへりこむ(古今365)

939 :名無氏物語:2006/03/28(火) 17:47:52 ID:67FC57wh
郭公あさくら山の明ぼのにとふ人もなきなのりすらしも(祝部成仲)

940 :名無氏物語:2006/03/28(火) 17:48:42 ID:67FC57wh
尋ねこししらぬ旅ねはさとなれて山時鳥一こゑぞきく(藤原家隆)

941 :名無氏物語:2006/03/28(火) 17:49:27 ID:67FC57wh
ほととぎすねざめににほふ橘のかはたれどきに名のりすらしも(藤原為家)

942 :名無氏物語:2006/03/28(火) 17:50:09 ID:67FC57wh
あけばきてなほ狩りゆかむ小塩山小松が原の雪の夕暮(藤原家隆)

943 :名無氏物語:2006/03/28(火) 17:50:56 ID:67FC57wh
ぬれつつもなほ狩りゆかん桜花春もいくかの夕ぐれの雨(太田道灌)

944 :名無氏物語:2006/03/28(火) 17:51:32 ID:67FC57wh
そなたにと猶かりゆかん箸鷹の外山に移る村鳥の声(武者小路実陰)

945 :名無氏物語:2006/03/28(火) 17:58:40 ID:NayYM2Jf
さきにけり風のこぬ間にけふ桜こころのほどに手折りつつみむ(後鳥羽院)

946 :名無氏物語:2006/03/28(火) 17:59:53 ID:NayYM2Jf
けふ桜をらばをらなむ風ふかば夜のまもしらぬ花の木ずゑに(安嘉門院高倉)

947 :名無氏物語:2006/03/28(火) 18:01:07 ID:NayYM2Jf
けふ桜めがれせぬまもそふ老を思ひも出でぬ花の陰かな(正徹)

948 :名無氏物語:2006/03/28(火) 18:01:55 ID:NayYM2Jf
ぬしやたれいさしら露のふぢばかま忘れがたみに秋風ぞふく(藤原為家)

949 :名無氏物語:2006/03/28(火) 18:02:40 ID:NayYM2Jf
もれぬべき袖の涙にしらせばやとへど白玉いはぬならひを(二条為定)

950 :名無氏物語:2006/03/28(火) 18:03:30 ID:NayYM2Jf
ぬしや誰とへど白波春たてば霞にそむる布引の滝(長慶天皇)

951 :名無氏物語:2006/03/28(火) 18:04:07 ID:NayYM2Jf
佐保姫の霞の衣ぬきをうすみ花の錦をたちやかさねむ(後鳥羽院)

952 :名無氏物語:2006/03/28(火) 18:05:27 ID:NayYM2Jf
一声もなきていなばの峰におふるまつかひあれや山ほととぎす(藤原有家)

953 :名無氏物語:2006/03/28(火) 18:12:03 ID:BCPDdW1G
はるのきるかすみの衣ぬきをうすみ山風にこそみだるべらなれ(古今23)

954 :名無氏物語:2006/03/28(火) 18:12:49 ID:BCPDdW1G
恋しきにきえかへりつつ朝露のけさはおきゐむ心ちこそせね(後撰720)

955 :名無氏物語:2006/03/28(火) 18:13:29 ID:BCPDdW1G
たび人はたもとすずしくなりにけり関ふきこゆるすまの浦風(続古今868)

956 :名無氏物語:2006/03/28(火) 18:14:49 ID:BCPDdW1G
いくたびかおなじ寝覚めになれぬらんとま屋にかかるすまの浦波(玉葉1222)

957 :名無氏物語:2006/03/28(火) 18:27:13 ID:BCPDdW1G
わくらばにとふ人あらばすまの浦にもしほたれつつわぶとこたへよ(古今962)

958 :名無氏物語:2006/03/28(火) 18:28:06 ID:BCPDdW1G
こきちらす滝の白玉ひろひおきて世のうき時の涙にぞかる(古今922)

959 :名無氏物語:2006/03/28(火) 18:28:40 ID:BCPDdW1G
我が世をばけふかあすかと待つかひのなみだの滝といづれ高けむ(新古1651)

960 :名無氏物語:2006/03/28(火) 18:29:28 ID:BCPDdW1G
限りなき思ひのつなのなくはこそまさきのかづらよりもなやまめ(後撰1082)

961 :名無氏物語:2006/03/28(火) 18:30:07 ID:BCPDdW1G
嵯峨の山みゆきたえにしせり河の千世のふるみち跡はありけり(後撰1075)

962 :名無氏物語:2006/03/28(火) 18:31:41 ID:BCPDdW1G
おきなさび人なとがめそ狩衣けふばかりとぞたづもなくなる(後撰1076)

963 :名無氏物語:2006/03/28(火) 18:32:45 ID:BCPDdW1G
世の中にたえて桜のなかりせば春の心はのどけからまし(古今53)

964 :名無氏物語:2006/03/28(火) 18:37:36 ID:S0FeYmxi
かひなしや因幡の山の松とても又帰りこむ昔ならねば(二条為氏[続拾遺])

965 :名無氏物語:2006/03/28(火) 18:38:24 ID:S0FeYmxi
鳴すてて因幡の山の郭公なほ立ちかへりまつとしらなん(藤原経平[新後撰])

966 :名無氏物語:2006/03/28(火) 18:38:58 ID:S0FeYmxi
別路ぞ今は慰む君がかく待つとしきかば千世もへぬべし(源季広[続千載])

967 :名無氏物語:2006/03/28(火) 18:39:34 ID:S0FeYmxi
都人まつとしきかば言伝てよ独りいなばの嶺の嵐に(伏見院[新千載])

968 :名無氏物語:2006/03/28(火) 18:40:10 ID:S0FeYmxi
秋風の関吹きこゆる度ごとに声うちそふる須磨の浦波(壬生忠見[新古今])

969 :名無氏物語:2006/03/28(火) 18:41:05 ID:S0FeYmxi
我が如く我を尋ねば海士を舟人もなぎさの跡と答へよ(行尊[新古今])

970 :名無氏物語:2006/03/28(火) 18:46:09 ID:W5lXLxQI
一声もなきていなばの峰におふるまつかひあれや山ほととぎす(藤原有家)

971 :名無氏物語:2006/03/28(火) 18:47:00 ID:W5lXLxQI
すゑとほき朝日の山の峰におふる松には風もときはなりけり(藤原良経)

972 :名無氏物語:2006/03/28(火) 18:48:02 ID:W5lXLxQI
峰に生ふる松吹きこしていなば山月の桂にかへる秋風(堯孝)

973 :名無氏物語:2006/03/28(火) 18:48:50 ID:W5lXLxQI
都にもまつとしきかばいでさのみ紀のせきもりよ人なとどめそ(木下長嘯子)

974 :名無氏物語:2006/03/28(火) 18:53:23 ID:/z/5cCx3
よしやさは頼めぬ宿の庭に生ふるまつとなつげそ秋の夕かぜ(後鳥羽院)

975 :名無氏物語:2006/03/28(火) 18:54:17 ID:/z/5cCx3
夜半の月いづるとやまの嶺におふる松をもはらへ秋ふかき風(後鳥羽院)

976 :名無氏物語:2006/03/28(火) 18:55:08 ID:/z/5cCx3
程もなくいでていなばの嶺におふるまつとしつれば有明の月(後鳥羽院)

977 :名無氏物語:2006/03/28(火) 18:55:48 ID:/z/5cCx3
君が代にくらぶの山の峰に生ふるまつは千とせをかぎるばかりぞ(源実朝)

978 :名無氏物語:2006/03/29(水) 01:36:14 ID:BjptnXVZ
心にもあらでうき世にながらへば恋しかるべき夜はの月かな(後拾遺860)

979 :名無氏物語:2006/03/29(水) 01:42:06 ID:BjptnXVZ
月かげの山のは分けてかくれなばそむくうき世を我やながめむ(新古1500)

980 :名無氏物語:2006/03/29(水) 01:42:50 ID:BjptnXVZ
秋にまたあはむあはじもしらぬ身はこよひばかりの月をだに見む(詞花97)

981 :名無氏物語:2006/03/29(水) 01:53:04 ID:PjGif95x
行人にゆきおくれてん今日もまたみやま桜の春の夕暮

982 :名無氏物語:2006/03/29(水) 01:53:44 ID:PjGif95x
鳴神のただ一とほり一里の風も涼しき夕立のあと

983 :名無氏物語:2006/03/29(水) 01:54:30 ID:PjGif95x
いづれにかさだめて聞かん今日よりの草木が上の秋の初風

984 :名無氏物語:2006/03/29(水) 01:55:15 ID:PjGif95x
秋にやはかはらぬ雲の夕しぐれさすがに空の冬ごもりして

985 :名無氏物語:2006/03/29(水) 01:56:46 ID:PjGif95x
千とせをも色香にこめて幾秋か花にさきいづる庭の白菊

986 :名無氏物語:2006/03/29(水) 01:59:53 ID:29zrEm7j
あはれにもこと遠くのみなりゆくよ人のうければ我も恨みて(玉葉1705)

987 :名無氏物語:2006/03/29(水) 02:00:33 ID:29zrEm7j
せめてさらば今一度の契りありて言はばやつもる恋も恨みも(玉葉1749)

988 :名無氏物語:2006/03/29(水) 02:01:36 ID:29zrEm7j
たのみありて待ちし夜までの恋しさよそれも昔のいまの夕暮(風雅1404)

989 :名無氏物語:2006/03/29(水) 02:02:36 ID:29zrEm7j
恋ひ死なん後も心のかはらずはこの世ならでも物やおもはん(新続古今1153)

990 :名無氏物語:2006/03/29(水) 02:03:12 ID:29zrEm7j
清見がた浦風さむきよるよるは夢もゆるさぬ波の関守(新後撰590)

991 :名無氏物語:2006/03/29(水) 02:04:06 ID:29zrEm7j
雨のあしも横さまになる夕風に蓑ふかせゆく野べの旅人(玉葉1202)

992 :名無氏物語:2006/03/29(水) 02:07:32 ID:k6hFq375
みしま江につのぐみ渡るあしのねの一夜の程に春はきにけり

993 :名無氏物語:2006/03/29(水) 02:08:18 ID:k6hFq375
榊とる卯月になれば神山の楢の葉がしはもとつはもなし

994 :名無氏物語:2006/03/29(水) 02:09:02 ID:k6hFq375
みたやもりけふは五月に成りにけり急げや早苗おいもこそすれ

995 :名無氏物語:2006/03/29(水) 02:10:03 ID:k6hFq375
なけやなけ蓬がもとのきりぎりす過ぎ行く秋はげにぞかなしき

996 :名無氏物語:2006/03/29(水) 02:11:14 ID:k6hFq375
我がせこがきまさぬよひの秋風はこぬ人よりもうらめしきかな

997 :名無氏物語:2006/03/29(水) 02:12:18 ID:k6hFq375
あぢきなし我が身に優る物やあると恋せし人をもどきしものを

998 :名無氏物語:2006/03/29(水) 02:15:19 ID:DMBIrXIp
いにしへにふり行く身こそ哀なれ昔ながらの橋をみるにも

999 :名無氏物語:2006/03/29(水) 02:16:01 ID:DMBIrXIp
なき数を思ひなしてやとはざらんまだ有明の月まつものを

1000 :名無氏物語:2006/03/29(水) 02:16:58 ID:DMBIrXIp
難波なるながらの橋もつくるなり今は我が身をなににたとへむ

1001 :1001:Over 1000 Thread
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もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。

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