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世界史からみた外交を語るスレ

1 :世界@名無史さん:2005/10/15(土) 21:47:39 0
世界史で起こった外交的勝利、もしくはその敗北を語ったり、現代世界の政情などを外交史から語るスレです

214 :世界@名無史さん:2005/12/26(月) 14:44:17 0
ネオコンは、第二次世界大戦後のドイツや日本みたいに、イラクの占領・民主化
がスムーズにいくと思ってたんだろうか?
実際にはバグダードが陥落する直前に、イラク政府・地方行政官・警察首脳部・
軍・共和国防衛隊の指揮官などが逃亡してしまった。
おかげでインフラは崩壊の危機に直面し、街には略奪が荒れ狂う始末。
アメリカはもっと地域研究に力をいれたほうがいいのでは…

215 :世界@名無史さん:2005/12/26(月) 16:29:25 0
ネオコンは日本モデルをしきりに引用するけど、
日本モデルは旧支配層温存で民主化したんで、
彼らがしたかったこと(フセイン政権関係者の排除)には適合しないよね。

ドイツモデルに近い(旧支配層の崩壊+民主化)のかも知れないけど、
ドイツは隣接する敵対国があり、かつすぐには戦争できない緊張状態にあった。
イラク占領後、イラン・シリアを仮想敵国にしたがっていたみたいな節もあるけど>ネオコン
その前に国内で内戦状態になってしまった。

まあ、最大の違いは日本/ドイツともに民主主義の下地(大正デモクラシーとワイマール共和国)が
あったということだろうけど。

216 :世界@名無史さん:2005/12/26(月) 19:08:31 0
ヒトラーは自殺する前に総統としての権限をデーニッツ海軍元帥に委譲して
いたので、ドイツは降伏後、彼のもとで武装解除を行い、行政は職務を継続
してインフラの復興に努めた。
(日本も同様に武装解除とインフラの回復はスムーズに行われた)

イラクの場合、そもそも「国民国家」という概念が根付いていなかったのでは?


217 :世界@名無史さん:2005/12/26(月) 21:41:41 0
>>215
>まあ、最大の違いは日本/ドイツともに民主主義の下地(大正デモクラシーとワイマール共和国)が
>あったということだろうけど。

その通りで、さらに言うと、日本には、(空気支配による)多数決の伝統があった。
民主主義の多数決による決定は、日本人の伝統的文化に合致したから、
日本には、日本型の民主主義が根付いたと言える。

218 :世界@名無史さん:2005/12/27(火) 02:15:30 0
元々イラクの教育水準は低くない
学校だって幼稚園から大学まで2万校以上あるし。
サウジなんかに比べればずっとリベラルな国だよ。

占領政策が上手く行かないのは
アメリカが中途半端な人道主義に走って
イラクの生活基盤を徹底的に破壊しなかったせいだ。
上だけ取り替えるなんて中途半端なことをせずに
徹底的に破壊してアメリカの援助が無ければ生きていけないような状態を作るべきだった。
あとは地理的な要因から武器やテロリストが他国から入って来やすいからかな。

219 :世界@名無史さん:2005/12/27(火) 02:44:14 0
>>218
>徹底的に破壊してアメリカの援助が無ければ生きていけないような状態を
>作るべきだった

いくらなんでも今の時代、国際社会からの批判を浴びるから無理でそ。

>あとは地理的な要因から武器やテロリストが他国から入って来やすいからかな

これには同意。まったく監視の目が行き届かなくなった国境からテロリストが
簡単に侵入。

220 :Ryuju ◆RlujhF6VrA :2005/12/27(火) 10:48:51 0
>>218-219
それ以前に、アメリカが財政負担に耐えられんだろう。
無償援助ったって、物資の購入には金が要る。


221 :世界@名無史さん:2005/12/27(火) 12:19:13 0
444 :世界@名無史さん :2005/12/24(土) 19:08:51 0
>439
日本の外交は幼稚で、それにひきかえ中国、北朝鮮、韓国は、
という話の持っていきかたは良く見るけどどうだろね?

たしかにそんなに日本の外交が旨いとも思わんが、なんか最近落ち着いてよく見てみると
いわれるほど酷い点ばかりでもなくて、最低限押さえるべきところは押さえてきてる
ような気がしてきた。あと、ここのところの情勢の変化に応じて体制の変革が
進んでいるらしい。最近チャイナ・スクールの上を押さえるような人事が行われたという
話もある。近々チャイナ・スクール総パージの噂もあるから注目してる。

逆に中国外交は漏れも凄いんじゃないかと思ってきたんだが、最近は???だ。
特にここのところの対小泉外交では連戦連敗といってもいいんじゃないか?
中国側のカードだったはずのものがいつのまにかみんな小泉の手にある。
特に靖国問題は酷い。小泉が靖国神社の賽銭箱に100円入れようが500円入れようが
現実問題、中国に何が起るわけでもないのに、反日をあおったおかげで
国際的に大恥をかいた挙げ句、日本人の世論を一気に硬化させて、
観光と投資で莫大な損失を出してしまっている。なんの利益もなしに。
下手すりゃバブル崩壊の引き金になっちまうのに。
なんか老獪な中国外交はどこへいっちまったって感じだ。

ハン板で見たAAに、反日を叫び過ぎてふらふらになったニダーに
アサピーが注射をして更に反日を叫ばせてるのがあったけど、
中国も同じ感じだね。政策の選択余地を失ってしまっている。
反日ドーピングの毒は恐ろしいと思うよホント。

222 :世界@名無史さん:2005/12/27(火) 12:25:08 0
↑中国の対日外交を見ているとヴァイマール共和国の外交を連想させる。
当時、ドイツの政治家や世論は、第一次世界大戦前の軍事強国だった時代を
基準にした自国観を捨てきれず、ヴェルサイユ条約にすべての不幸の
原因をみるヴェルサイユ・シンドロームにとらわれていたので、
歴代共和国政府はヴェルサイユ条約修正を至上課題としなければ
ならなくなり、外交的選択の幅を狭める結果になった。


223 :世界@名無史さん:2005/12/27(火) 12:33:35 0
>>218−219
その通りだと思うよ
217でアメリカは時代錯誤で実現不可能な夢を見ているって事を言いたかっただけだから

224 :217-=23:2005/12/27(火) 12:35:16 0
レスがずれました
>>219-220でした

225 :世界@名無史さん:2005/12/27(火) 19:03:18 0
オランダのベアトリクス女王が来日したとき、宮中晩餐会で旧日本軍の
オランダ人捕虜虐待を非難して、首相が追加補償を求めてきたけど、
これはオランダ外交の失敗だったと思うね。
結局オランダ側は何も得るところはなく、日本側の反感を買っただけで
終わった。
外交に“情緒”を持ち込むとロクなことはない。

226 :世界@名無史さん:2005/12/28(水) 12:24:46 0
>>220
アメリカは湾岸戦争のときも同盟国に戦費を負担してもらわなければ
いけなかったし、もうマーシャル・プランのようなことは無理だろうね。


227 :Ryuju ◆RlujhF6VrA :2005/12/29(木) 10:20:15 0
>>221
日中関係の悪化、一番困ってるのは他の東南アジア諸国だろうね。
日本を自国の旧宗主国と重ねて見れば、中国の言うことも分からんではないんだろうが、
少なくとも、日本が宗主国の軍を追い出したおかげで、結果として
独立が早まったのは事実だから、そういう固有の関係もある。
>>225のオランダは、インドネシアからすればまさしく「お前が言うな」だよ。

>>226
そう思う。
ただ、クリントン政権末期みたいな健全・黒字財政が続いていたら、
もっとましな状態にできたかも知れないとも思うんだよね。
ブッシュが富裕層に減税したもんだから、上手くいくものもいかなくなった
面はあるんでないかと。


228 :世界@名無史さん:2005/12/29(木) 13:21:03 0
高坂正堯氏が、
アメリカは外国という環境を変えうると思いすぎるところがあるが、
日本はその逆に、それに無関心であるか、少なくとも国際環境を
帰ることができないと考える。すなわちそれを「与件」と考え、いかに
対応するかだけを考える、
と指摘していたっけ。
こういう体質は、日本だけでなく、ASEAN諸国にも共通しているように
思える。

「戦争をしないか、あるいは避けようとする。しかし、平和を作るための
崇高な努力もしない、それはただ、より強力な国々が作り出す国際関係を
利用する」

229 :世界@名無史さん:2005/12/29(木) 16:52:59 0
民主党の前原誠司代表がとりまとめを急いでいる外交・安全保障政策
に関する「前原ビジョン」の概要が二十八日、明らかになった。憲法改正
については、「制約された自衛権」という党の「憲法提言」の理念を踏まえ、
周辺事態への対応などに限り集団的自衛権の行使を容認する「限定行使」
という考えを明記。対中外交では、インドや東南アジア諸国連合(ASEAN)
など中国周辺国との関係を強化することにより、中国との関係改善を図る
「遠交近攻」政策を提示している。 

 外交政策についてビジョンは、(1)「万年野党」の外交政策はとらない
(2)アジアか米国か、日米同盟重視か国連中心主義かという二者択一
はとらない(3)タブー視されてきた議論に向き合う−との三原則を提示。

 特に、(3)に関するテーマとして、憲法改正、軍事、インテリジェンス
(諜報(ちょうほう))の三分野を具体的に例示。その上でエネルギー開発
協力、環境対策、経済協力を通じた「総合安全保障」戦略の構築を強調
している。

 憲法改正では、第三国からミサイルが発射されたり、日本海や東シナ海
などの周辺地域で国土の安全が脅かされ、周辺事態法に基づく措置が
必要となった場合に限り、集団的自衛権を発動するとした。こうした集団的
自衛権の「限定行使」を可能にするための憲法改正を訴える。
(中略)
 前原氏の中国「脅威論」発言で注目された対中関係では、人民解放軍
の軍拡路線を「現実的脅威」と改めて強調。その一方で、軍事面だけで
なくエネルギー確保や環境汚染問題などが他国との摩擦の原因になりうる
と指摘し、中国周辺国との関係を強化し、「長期的に日中関係を改善する」
ことを目指すとした。

(以下略、全文はソース元でご確認ください)
ソース(産経新聞)
ttp://www.sankei.co.jp/news/morning/29pol001.htm

230 :世界@名無史さん:2005/12/29(木) 23:16:03 0
>>201
李鴻章だったからあの程度で済んだとも言えなくもないと思いますがね。
敗戦処理の外交がほとんどだったから、交渉の結果非難されることが多いが。


231 :世界@名無史さん:2005/12/30(金) 11:56:21 0
外交史において、ヨーロッパの国が異教徒・異人種の国と同盟・提携を
結んだのは、
オスマン帝国と組んだフランスのリシュリュー枢機卿と、
1902年の日英同盟だけですかね?
(20世紀にトルコはNATOの加盟国になったけど)

232 :世界@名無史さん:2005/12/30(金) 12:42:07 0
ヴェネツィア共和国はしょっちゅう異教徒と提携してるような気もするが

233 :世界@名無史さん:2005/12/30(金) 13:43:59 0
貿易のために部族や国家と提携というか協力関係を築くのはよくあるな

234 :世界@名無史さん:2005/12/30(金) 15:33:13 0
>>231
フランスは、既にフランソワ1世がオスマンと同盟組んでなかったっけ?
ハイレディンの艦隊にマルセイユだかトゥーロンだか開放してやって
キリスト教世界から大顰蹙買ったって話があるでしょう?

235 :世界@名無史さん:2005/12/30(金) 16:18:27 0
>>232
ビザンツ帝国モナー

236 :世界@名無史さん:2005/12/30(金) 16:44:03 0
>>234
>キリスト教世界から大顰蹙買ったって話がある

イギリスのエドワード7世は、明治天皇にガーター勲章を贈る話が
持ち上がったとき、キリスト教国の君主ではなという理由で、
「何か他の代替手段はないか」
と言ったそうでつ。
やっぱりあの時代のヨーロッパ人にとって、異教徒・有色人種の国を
対等に遇するというのは抵抗があったのかもな〜
国際情勢板の「E.H. CARR <危機の二十年>読もう ★二時間目★」スレ
にも、英側も日本側も、なるべく触れたくない過去なのかもしれん
というカキコがあったし。

237 :世界@名無史さん:2005/12/30(金) 18:09:40 0
>>236

ていうか、こっち(日本)からすれば高々ガーターなのか、という気も。
#ガーターは名誉ある称号というのは分かっているよ。


238 :世界@名無史さん:2005/12/30(金) 20:18:10 0
268 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2005/12/30(金) 11:29:16 ID:aF8vX0jn
高坂さんは「文明が衰亡するとき」(新潮選書)で、
17世紀のオランダの平和政策をとりあげて、通商国家は偽善と狡猾に
陥りやすい体質を持つと指摘していたが、最近これを地で行くような
事件が起きた。

1995年、ボスニアのスレブニツァにあった国連避難所にいたムスリムの男性と
少年あわせて七千五百人がボスニア・セルビア軍に虐殺された。政府の委託を
受けたオランダ戦争資料研究所の調査報告書によると、国連防護部隊として
駐留していたオランダ部隊は、これを阻止しなかった。セルビア軍はムスリム
の集団から男性と少年だけを隔離し、オランダ部隊の駐留本部に隣接する場所
で拷問し、虐殺していった。だが、その叫び声が届いていたにもかかわらず、
オランダ部隊は介入しなかった。それどころか、セルビア軍に国連車両や
ユニフォームまで貸与していた。セルビア軍は後に、逃げようとしていた
ムスリムを捕らえるためにこれを悪用している。

239 :世界@名無史さん:2005/12/30(金) 22:13:59 0
>>230
李鴻章は、気の毒な外交官だよ。尻拭いばかりさせられていたからね。
身の上に同情したくなるね。


240 :世界@名無史さん:2005/12/30(金) 23:05:13 0
>>239
つーか、李鴻章ってロシアから賄賂を受け取っていたんだが。
“悲劇の人”という感じはあまりしないな。

241 :世界@名無史さん:2005/12/31(土) 00:20:55 0
中国の大官で賄賂を貰わないやつはいないだろう。そういう文化だし。

242 :世界@名無史さん:2005/12/31(土) 00:56:31 0
>賄賂
初期近代ぐらいまでのヨーロッパでもそういうとこあるね。
というか、そもそも決まった俸給が無かったし、
また、A国におけるB国の代表をA国(あるいは第三国であるC国)の人間が勤める、
(時には掛け持ちで)ということもザラだったから、
外交官の忠誠の観念も今とはかなり違っていた。

243 :世界@名無史さん:2005/12/31(土) 01:09:53 0
>>242
そーいやオーストリアの外相メッテルニヒは、もともとドイツの
ラインラント=プファルツ州コブレンツの生まれ。
ナポレオンがラインラントを占領したので、ウィーンに亡命してきた。

帝政ロシア時代の記録を読んでいると、各国の大使が要人に対して賄賂を
贈ったり、男女をあてがったりした記録がある。
その他にも、第三次英蘭戦争のさい、ルイ14世が絶世の美女ケルアイユ
を与えてチャールズ2世を篭絡し、イングランドを味方につけた
エピソードは有名。


244 :世界@名無史さん:2005/12/31(土) 08:26:43 0
賄賂をもらい、自分の懐を暖めつつ、自分の国の国益を守る一挙両得を
狙うのが外交官。

245 :世界@名無史さん:2005/12/31(土) 09:36:03 0
>>218
アメリカ人みたいにどこでも民主化できるという幻想を抱くのは困るが、
そうかといってヨーロッパ人のように、
「アラブ人は劣等人種だから民主主義なんて無理だ」
と考えるのも逆の意味で厄介なんだよな。

246 :世界@名無史さん:2005/12/31(土) 18:04:33 0
李鴻章の場合、専門の外交官ってよりは能力あるやつが
他に居ないから担ぎ出された感じがする。
たしかこの人、軍司令官とかの肩書きも持ってたんじゃなかったけ。

247 :世界@名無史さん:2005/12/31(土) 19:11:45 0
>>246
北洋軍という彼自身の私兵も持っていた品。
清仏戦争では虎の子の北洋軍閥に犠牲が出るのをいやがってフランスと講和。
さらにロシアから賄賂をもらって東清鉄道の敷設権を与え、事実上、東三省を
明け渡した形になった。


248 :世界@名無史さん:2005/12/31(土) 22:10:20 0
今年の春、中国の日本大使館に対してデモ隊が投石などを行った際、当局が
止めようとしなかったので国際的な注目を浴びたが、
実は中国人がウィーン条約を平然と踏みにじるのは過去にも前例がある。
以前、尖閣諸島の問題で摩擦が起きたときには、香港の日本領事館に
デモ隊が侵入して領事館員に暴力をふるう騒ぎになり、パッテン総督(当時)
がこれを非難する生命を発表。
さらにさかのぼって義和団の乱のときも、清朝は各国公使館を保護しようと
せず、逆にこれを利用して列強を中国から追い出そうと試みた。

どうも中国人にはなかなか国際法というものが理解できないのではと
思えてならない。


249 :世界@名無史さん:2005/12/31(土) 23:33:32 0
>248
なんか話題がずれてないか?

脱線ついでに、義和団の乱でいえば、上に出てる李鴻章や袁世凱
なんかの地方長官は、列強に対してちゃっかり中立を保ってるな。
地方政府が単独で外交交渉のテーブルにつくってのは、国としての
末期的な症状なんだろうけど。

250 :世界@名無史さん:2006/01/01(日) 09:14:10 0
>>249
つーか、当時の清朝政府の内部には排外派と統制派がいたんだが。
統制派は列強が本格的に軍隊を派遣したら義和団は対抗できないと考え、
排外派は義和団を利用して列強に宣戦布告しようとした。
(ちなみに西太后は排外派だった)

251 :世界@名無史さん:2006/01/01(日) 20:45:58 0
中国以外で外交官特権が公然と侵害されたのは、
イランのアメリカ大使館人質事件くらいかな?

252 :世界@名無史さん:2006/01/03(火) 02:01:58 0
オランダ出身の英国王ウィリアム(ウィレム)3世は、日本ではもっぱら
名誉革命との関係で取り上げられるが、ヨーロッパ外交史では、大陸に
統一勢力が出現しないようにするというイギリス外交のパターンを
確立した人物。

253 :世界@名無史さん:2006/01/05(木) 11:12:50 0
ハロルド・ニコルソンは外交はその道の専門家に任せるべしと主張したが、
歴史家のA・J・P・テイラーは、
「民衆はその一人一人を見ると無知で狭量であるように思われるかもしれない。
しかし、彼らは集団としての英知を携えており、殆どいかなる場合でも正しい
判断を下すのである。もしも私がイギリスの外交政策を指導しなければならないと
したら、外務省の専門家の助言よりも居酒屋の客たちの会話を聞いてから実行に
移すであろう」
と書いている。
外交について、これほどまでに正反対の主張が出てくるというのが面白い。

254 :世界@名無史さん:2006/01/05(木) 19:07:16 0
E.H.カーは「危機の二十年」のなかで、
世論が常に正しく、常に勝つべきものという思想をユートピアンと呼んで批判した。
ニコルソンもカーも元外交官だからとはいえ、俺はこっちの方が共感できるな。

255 :世界@名無史さん:2006/01/05(木) 20:50:46 0
>>254
ただ、知識人や専門家がつねに正しいとはかぎらないわけで。
戦後の日本の外務省のていたらくを見ているとよけいにそう思う。

256 :世界@名無史さん:2006/01/06(金) 17:13:32 0
高坂正堯氏が『古典外交の成熟と崩壊』で、ウィーン会議を取り上げて
18世紀の文化を「遊びの精神のある文化」と形容していたが、今でも
ヨーロッパ人にはこういうところがあるな。
例えばスイスのダヴォスで開かれる会議では、仕事のついでにそこで
スキーなどを楽しむのがふつう。
ヨーロッパ人の感覚では、そういう楽しみが一方になければ、肝心の仕事の
ほうにも力が入らない、と考えている。



257 :世界@名無史さん:2006/01/10(火) 22:09:11 0
盧武鉉大統領は「北東アジアのバランサーの役割を果たす」という外交戦略を
打ち出したけど、彼も外交史をもっと深く学んでいればこんなことは
言わなかったんじゃなかろうか。
バランサーというのはイギリスやアメリカみたいな国でないとできない
だろうに。

258 :世界@名無史さん:2006/01/10(火) 22:49:10 0
列強間でいいとこ付きしておいしい思いをしたい国家が、
時に「バランサー」を称することがある。
これは中規模国家としてはそれなりに悪くない狙い。

ルイ14世とハプスブルクを両天秤に掛けた近世サヴォイ公国以来の、
イタリア外交の伝統がその典型。

259 :世界@名無史さん:2006/01/10(火) 23:39:59 0
605 :世界@名無史さん :2006/01/09(月) 10:04:36 0
>>602
外交の類型について、商人的外交と武人的外交という分け方があるが、
ドイツは後者に当てはまることが多いね。
信頼関係を構築するよりも威嚇によって恐怖心を植えつけようとし、諸外国が
防衛のために連合すると、「われわれは包囲された」といって怒り出す、
というのがヴィルヘルム2世時代のドイツ外交のパターン。
あと、武人的外交に“不意打ち外交”“奇襲外交”というのがあって、
これは一時的に成功しても、長期的にはむしろマイナスになることのほうが
多い。

260 :世界@名無史さん:2006/01/10(火) 23:40:38 0
606 :世界@名無史さん :2006/01/09(月) 10:21:43 0
イタリアの外交はドイツ外交の正反対で、軍事力よりも交渉や謀略に
よって欲するものを獲得する、という型。
この型はビザンツ帝国からルネサンス時代のイタリアに伝わったもので、
ビザンツでは相手国の要人に賄賂を贈り、異民族同士をかみあわせ、
停戦を申し入れて相手がその軍備を解けば、これを攻撃するのが
ふつうだった。
また、同盟国と敵対国がいとも簡単に入れ替わるのもイタリア外交の
パターンで、二つの国を両天秤にかけて、ある時期にどちらかの国を
裏切る。
イタリア人の発想は中国人の「戦わずして勝つ」に近いのかもしれない。

261 :世界@名無史さん:2006/01/11(水) 00:03:51 0
>>258
でもノムヒョンは、19世紀的な英国のバランサーの役割を考えて
いるんだよな。
「我々がどこに付くかによって、アジアの勢力の版図が違ってくる」と
主張している。

262 :世界@名無史さん:2006/01/11(水) 08:32:13 0
中国の外貨管理局が「国際収支のバランスを保つよう努力する」と題して、
5日に発表した声明が波紋を広げている。
「中国政府が保有している米国債を売却するのではないか」との観測を呼ぶ箇所が含まれており、
米国のスノー財務長官が
「仮に中国政府が売却しても、次の買い手はすぐに見つかる」と発言する事態に発展した。
9日付で東方早報などが伝えた。

問題となっているのは、「国有資産をより効率的に運用できる方法を、積極的に模索していく」という部分。
スタンダード・チャータード銀行のエコノミスト、ステファン・グリーン氏は、
「表現は不明瞭だが、外貨管理局がドル資産を減らす意向であることははっきりしている」と指摘。
また金融関係者の中には、米国債の一部の運用先を金へと切り替えるのではないかと推測するものもいる。

こうしたことから、スノー長官は、5日に出演したテレビ番組の中で、
「米国債の価格が下がれば、損をするのは中国だ」
「仮に中国政府が米国債を売却しても、次の買い手はすぐに見つかる」などと中国側を牽(けん)制した。

なお、中国政府が保有する米国債は2005年10月末の時点で、2476億ドルで
日本に次いで世界第2位の額。
ttp://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2006&d=0109&f=business_0109_006.shtml
↑これってアメリカに対して外交的脅しをかけたつもりなのかな?

263 :世界@名無史さん:2006/01/11(水) 12:34:34 0
>>258
とはいえ、そういった「バランサー」外交は、
周囲から「狡猾で信用できない」とみなされ、
長期的な外交資源である「信頼」を損なうのでは?

実質的に寝返っても信頼を損なわないためには、相当の正当化理由、詭弁、宣伝が必要だ。
「同盟しないと敵と見なす」と脅迫されたとか、
「自由と民主主義のため」とか「世界平和のため」とかなんとか。
イギリスやフランスはそのあたりが上手いけど、イタリアは全然駄目だね。

264 :Ryuju ◆RlujhF6VrA :2006/01/11(水) 14:55:50 0
イギリスがバランサーだったのは、18世紀だと思うよ。
ヨーロッパの諸国家の均衡を保つという意味では。
19世紀はパックス・ブリタニカとか栄光ある孤立とか、イギリスの最盛期で、
イギリスの存在が大きすぎて、イギリスが動くと全体がそちらに行ってしまう感じだ。

バランサーが上手くいく条件は、負けても自分が損をしない/出来れば勝つ相手につくことと、
裏切る(同盟相手を変える)大義名分を用意できるかどうかだと思う。
あと、対立する双方から、自分の陣営に加わって欲しいと望まれること。
第一次大戦のイタリアは「未回収のイタリア」問題があって、
同盟は結んでいてもオーストリアとは仲が余り良くなかったという話もある。
そこを突いた連合国側の勝ちだと思う。


265 :世界@名無史さん:2006/01/11(水) 15:10:36 0
イギリス外交を「商人型」、ドイツ外交を「武人型」、イタリア外交を
「策謀型」、アメリカ外交を「原理原則型」と形容したりするけど、
中国や韓国の外交はさしずめ何型?

266 :世界@名無史さん:2006/01/11(水) 18:37:56 0
何々は○○型なんて唯の妄想

267 :世界@名無史さん:2006/01/11(水) 20:27:42 0
>>258
韓国がバランサー外交を行うということは、具体的には米日から離れて、
露中朝の陣営につくということだけど、それで具体的にどんなオイシイ思いが
出来るんだろうか。


268 :世界@名無史さん:2006/01/11(水) 20:30:09 0
>>266
分類という概念を否定しましたね・・・・親父にも否定されたことないのに!

269 :世界@名無史さん:2006/01/11(水) 20:32:10 0
それは分類ではなく単純化と呼ぶ

卒論からやりなおせ

270 :世界@名無史さん:2006/01/11(水) 21:17:33 0
>>269
生徒にいちゃもんを付けるのが趣味の教授のお出ましだ〜。

271 :世界@名無史さん:2006/01/11(水) 21:19:17 0
>>263
ルーマニアもイタリアと同じで外交上手で内科医?
第一次世界大戦ではトランシルヴァニアを獲得、
第二次世界大戦では最初枢軸国として参戦したが、1944年8月の政変で
イオン・アントネスク元帥ら親独逸派を逮捕して連合国側につく。


272 :世界@名無史さん:2006/01/11(水) 21:31:35 0
生徒
プ

大学くらい行けよ高卒w

273 :世界@名無史さん:2006/01/12(木) 04:22:46 0
中露や日米の様な大国に囲まれていてバランサーとか言い出す韓国の大統領は
かなりのチャレンジャーだと思う。勢力均衡の要というより、仲介者という
意味で言ってるみたいだし。

274 :世界@名無史さん:2006/01/12(木) 05:02:00 0
七年戦争中の「外交革命」。

そもそもなんでハプスブルグとブルボンは対立していたの?
もともと対立していた理由が不明です。本にも載ってなかった。
誰か教えて。

275 :世界@名無史さん:2006/01/12(木) 09:42:18 0
>>273
韓国は大国に囲まれているという意味でイタリアより、むしろオランダや
ベルギーに近いと思うんだが。
こういう国は緩衝地帯になるのがふつうで、外交において自主性を発揮する
ことは難しいだろう。
大国に囲まれた国が何の計算も無く、調子こいて動くと天然ガス問題で
困った立場に追い込まれたウクライナのようなことになる。

276 :Ryuju ◆RlujhF6VrA :2006/01/12(木) 11:00:40 0
>>274
ドイツ西部・フランス東部の「領土・主導権争い」というか。
もともと、十五世紀後半にブルゴーニュ(ドイツ名ブルグント)公国が
フランスからの独立志向を強めてハプスブルク家と婚姻政策をとり、
ハプスブルク家がブルゴーニュを支配するようになった付近から対立関係が始まる。
この辺は複雑なので、ブルゴーニュ公国スレを見て欲しい。
その後、フランスはブルゴーニュの再統合(という言い方が適切か分からんが)を
含め、東への拡張政策をずっと続ける。そうなると神聖ローマ帝国皇帝でもある
ハプスブルク家としては、自分の勢力圏が脅かされることになるから
黙って見ていられない。

あと、スペイン王がハプスブルク家だった時代には、フランスにとっては
そちらからの圧迫もあった。こちらはスペイン継承戦争でブルボン家が
王位を継いだことで消滅するが。


277 :世界@名無史さん:2006/01/12(木) 12:57:02 0
>>274
イタリア戦争はハプスブルク家のカール5世とフランスのフランソワ1世の
争いだった。
三十年戦争で、フランスの宰相リシュリューは、おなじカトリックである
ハプスブルクではなく、プロテスタント諸侯を支持(中欧が分裂して弱体化
しているほうがフランスの国益にかなう)
ルイ14世がヨーロッパの覇権を目指した時代には、ハプスブルクはイギリス・
オランダと同盟を組んでこれを阻止。


278 :世界@名無史さん:2006/01/12(木) 17:49:44 0
李朝末期もそうだったが、なぜ韓国の外交というのはあんなにフラフラして腰が
座らないのかな。
昔も、中国(清朝)・ロシア・日本のどことくっつくのかはっきりさせないまま
小細工をして、結局国を滅亡させる。
外交の“自主性”に対して幻想を抱きすぎなんじゃなかろうか。

279 :世界@名無史さん:2006/01/12(木) 19:46:40 0
>>276
http://academy4.2ch.net/test/read.cgi/whis/1136992296/l50


280 :世界@名無史さん:2006/01/14(土) 23:15:35 0
ヘンリー・キッシンジャーはその著書『外交(上)(下)』(日本経済新聞社)で、
ドイツと日本とロシアに対する警戒心をあらわにしているが、彼は中国が
将来アジアの不安定要因になるとは考えないんだろうか?

281 :世界@名無史さん:2006/01/15(日) 05:26:41 0
キッシンジャーの中国に対する見方は甘いですなあ。自身の勢力均衡外交で
中国を取り込もうとした分、政治的に中国にはそういう見方しかできないんじゃ。

282 :世界@名無史さん:2006/01/15(日) 12:44:42 0
本人の回顧録ではそれほどでもないけど
機密文書解禁後に出版された周恩来との会談記録読むと
日本に関して相当エグイこと言ってるね

283 :世界@名無史さん:2006/01/15(日) 13:10:10 0
フォーリン・アフェアーズ
ttp://www.foreignaffairsj.co.jp/shop/mokuji/200508kissinger.htm
キッシンジャーが分析するテロ、北朝鮮、中国の台頭
ヘンリー・キッシンジャー
A World According to Kissinger/ Henry A.Kissinger

ワシントンが中国の台頭のペースを弱めるような措置をとれば、中国人は
アメリカのことを自分たちの国家目標を実現する上で最大の障害とみなす
ようになる。アメリカはこのようなリスクをあえて引き受けるのか。
それとも、これまでどおり、アメリカの国益が脅かされそうな場合には
それを守りつつ、中国との協調路線をとるのか。
私はどちらかといえば、後者の路線のほうが好ましいとみている。私は
アジアにおける新しい秩序の均衡が必要だとみているし、この均衡の
一翼をアメリカが担いたいのなら、対中冷戦を再現するのではなく、
協調路線をとるほうが賢明だろう。対中冷戦路線をとれば、中国の近隣に
位置する諸国のすべてにどちらにつくかの選択を強制することになり、
そのような状態をつくり出したアメリカが批判されることになる。
これでは、中国の近隣諸国におけるアメリカの立場を強めるどころか、
弱めることになる。

284 :世界@名無史さん:2006/01/15(日) 22:56:36 0
ニクソンは日本人を内心では軽蔑していたが、それでも冷戦後、日米は友人には
なれなくても同盟関係は維持すべきだ、とNewsweek誌に寄稿していた。
キッシンジャーの中国に対する過剰な思い入れというのはちょっと理解しがたい
ところがある。
これは彼がヨーロッパ出身だからなのか、それともユダヤ系だからなのか…

285 :世界@名無史さん:2006/01/15(日) 23:06:54 0
アメリカで中国との対決姿勢が強まれば、台北との関係を切って北京と国交回復した
キッシンジャーの外交路線が再評価されかねないからじゃねw
この人はただの学者とか評論家というだけじゃなくて、政策立案者でもあったわけで。
まあ対中エンゲージメント論者は日本を完全に外交上の安全パイと思ってるから米中
接近なんて無責任に言えるんだろうね。日本がそれを契機に自立化したり、米中に挑戦
するとは思ってない。「真珠湾を忘れるな」っつて繰り返す割には、学んでないね。

286 :世界@名無史さん:2006/01/16(月) 00:59:39 0
>対中エンゲージメント論者

ズビグニュー・ブレジンスキーもそうだったな。
日本のことをアメリカの事実上の保護国と書いてたっけ。
ブレジンスキーは米中の衝突は避けられると主張するが、その逆に、
ジョン・ミアシャイマーは、中国は平和的に台頭することができないと説く。
「なぜ、我々は中国が米国と異なる行動をとることを期待する?」
「中国人は、西洋人と比べて、より理にかなっていて、より良心的で、
より国家主義的ではなく、彼らの生き残りにも関心がないのか?」

287 :世界@名無史さん:2006/01/16(月) 19:07:48 0
イランは中東の国の中では外交上手だと思わない?
今回の核問題でも、安保理では最終的に中露が反対に回るという計算が
あるようだし。
第二次世界大戦末期にイランはイギリスとソ連に分割占領されたが、シャーが
アメリカの軍事顧問団を招聘したおかげで、イランに居座ろうとしたソ連軍を
無事撤退させることに成功した。
(ソ連に石油利権を与えることと引き換えだったが、その後議会がこれを
否決したために、結局スターリンはイランから何も取れなかった)


288 :世界@名無史さん:2006/01/17(火) 16:14:22 0
>>287
今回の核問題では、タイミングは絶妙。
石油の需給が締まっているから、
イランへの制裁は原油高騰と世界の景気後退を招きかねない。
しかし、こういう交渉のやり方は、イランの後の世代に禍根を残すよ。
せいぜい中策で、上策ではあるまい。

まあ、原油高がプラスのロシアは、問題なく制裁賛成に回るだろう。
中国も発言権を最大限高く売りつけるため、賛成回答を渋っているだけではないか。
ただ、アメリカが本気で制裁するつもりが有るのか・・・
イランの民主化勢力を使って、指導者を暗殺する方が早いんじゃない?

289 :世界@名無史さん:2006/01/17(火) 20:11:28 0
シャーがサダム・フセインと結んだアルジェ協定もイラン外交の勝利だったな。
クルディスターン民主党のバルザーニーを使ってイラクを揺さぶり、両国の
国境線をシャット・ル・アラブ河の真ん中にすることに成功。
これと引き換えにイランはクルドへの援助を中止。

290 :世界@名無史さん:2006/01/17(火) 20:22:00 0
主要国は色んな思惑があって動きづらいかもしれんが、イスラエルは単独でも
核関連施設の空爆とかしかねないような。


291 :世界@名無史さん:2006/01/17(火) 20:47:01 0
ttp://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/news/20060118k0000m030083000c.html
イラン核問題:米シンクタンクのファーガソン氏に聞く


292 :Ryuju ◆RlujhF6VrA :2006/01/17(火) 21:10:34 0
>>288
その問題について、ロシアはロシアなりの提案を持ってるらしいが、
蹴った(蹴る)のはどっちだろう?
それ次第で、短期的にはロシアはどうとでも転ぶと思う。

中期的には、ロシアは必ずしも急激な高騰を望んでいるわけではないと思う。
原油高は確かに輸出を通した国家財政にはプラスだが、同時に
国内消費分=庶民の暖房費やガソリン代も高騰してしまうからね。
国内向けを安くしようと思えば輸出との差額分の補助金を出すことになるが、
それも政府には負担になる。
加えて代替エネルギーの開発も進むし。

石油業界の代表のような面もあるらしいブッシュと違って、
プーチンはその辺も見越したバランスのいい値段を望むと思う。
経済制裁までは賛成するにしても、それ以上に踏み込むとなった場合に
渋る可能性は高いんでないかと。


293 :世界@名無史さん:2006/01/18(水) 14:08:40 0
イランが核武装したら、旧ソ連のアゼルバイジャンやトルクメニスタンには
どんな影響があるだろうか?
(イランはカスピ海にも面している)
また、核が他のイスラーム諸国、たとえばアルジェリアやリビアにまで
拡散することはヨーロッパ諸国も許さないのでは?

294 :世界@名無史さん:2006/01/18(水) 20:08:28 0
ttp://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/mideast/news/20060118k0000e030036000c.html
米国:イラン核問題、IAEAで安保理付託投票の見通し
【ワシントン笠原敏彦】

マコーマック米国務省報道官は17日、イランの核開発問題をめぐり、
来月初めに開催見通しの国際原子力機関(IAEA)の緊急理事会では、
中露の姿勢にかかわらず安保理付託を問う投票が行われる、との見通しを
示した。また、イランが再び英仏独3カ国との交渉に関心を示している
ことについては「けむに巻く行為」と一蹴し、安保理付託に向け
外交攻勢を強める姿勢を明確にした。
報道官は、安保理付託を支持する理事会の「票はある」と改めて主張。
緊急理事会では「その行動(投票)が取られるだろう。ロシアや中国の
投票行動はそれぞれの国に聞いてほしい」と語り、安保理常任理事国の
中露の態度とは関係なく、米国は投票を視野に入れていることを示唆した。
報道によると、イランのモッタキ外相は17日、英仏独に交渉再開を
呼びかけた。イラン側のこうした姿勢については「事態をかき回そうと
しているだけで、真剣に交渉を行う準備ができていることを示す兆候は
何もない」と指摘した。

295 :世界@名無史さん:2006/01/19(木) 11:29:46 0
遅浩田氏(元中国国防長官、中国中央軍事委員会副委員長)のスピーチ原稿
ttp://www.epochtimes.jp/jp/2005/08/html/d82122.html
戦国時代においては、ひとつの国の発展は、別の国に対して脅威を意味している。
これこそ、世界歴史の法則であり、西側諸国の外交の核心と基盤である。
西側諸国の外交の元祖は、フランスのリシュリュー枢機卿である。彼は初めて
外交の領域で「中世の『愚かさ』から脱け出し、道徳と宗教の束縛を捨て、
すべて国家利益を軸心にして回転する」現代外交の方針を創始した。それに
よってフランスは200年あまりのヨーロッパ支配を享受した。彼が画策した
30年の戦争は、ドイツの国民を無残に蹂躙し、ドイツを小さい国々に分裂
させ、長い動乱状態を強いた。この状況は、ビスマルクがドイツを統一する
まで続いた。ドイツの統一過程は、ビスマルクの「戦争権」がなければ、
国家の統一もなく、更に発展権利もないことを証明した。

296 :世界@名無史さん:2006/01/19(木) 11:32:31 0
一般的に、内政は外交を決定する。これは間違いないが、この利益紛争の時代
において、外交が内政を決定することもありえる。これは、理論上の論説だけ
ではなく、中華人民共和国の歴史経験上の事実である。70年代に中国の国防
支出は、科学、教育、文化、保健などの支出の総計よりも多かった(人民の
生活は比較的に貧しかったから)。私は勿論現在中国の軍事支出が科学、
教育、文化、保健の総計を超えるように望んでいない。実際、中国において
最も投資すべきなのは、教育である。我々はもちろんより多くの予算を科学、
教育、文化、保健に使いたい。しかし、列強がこれを許すだろうか?

↑この軍事委員会副委員長は、西側諸国の外交についてなにか勘違いを
しているような…西側が、いまだに19世紀の社会ダーウィニズム的な
価値観を抱いていると思っているんだろうか?

297 :世界@名無史さん:2006/01/22(日) 18:27:53 0
ほっしゅ

298 :世界@名無史さん:2006/01/22(日) 19:50:41 0
アラブ諸国はなぜ外交が下手なんだろうね?
アラブ諸国が外交で勝利したのは、スエズ危機とオイルショックだけじゃ
ないの?
イスラエルのシャロン政権との和平交渉も遅々として進まなかったし。

299 :世界@名無史さん:2006/01/23(月) 23:20:00 0
お互いのメリットや妥協じゃなくてガイキチ原理主義に足引っ張られるからじゃねえ?
下手に妥協したら即暗殺だし

300 :世界@名無史さん:2006/01/24(火) 10:23:10 0
イスラエルの外交姿勢は、1871〜1945年のドイツと妙に似たところがあるね。
周辺諸国からは脅威として見られているが、自らは非常に脆弱な立場にあると
感じていて、絶えず包囲される危険にさらされていると考えていた。

猪瀬直樹がドイツのことを、
「世界というものが無限の弱肉強食の連鎖であるという世界観を国家として
非常に躯が柔らかい思春期みたいなときに、強烈な被害者意識の裏返しとして、
つまりトラウマとして抱いた」
と述べていたが、これはイスラエルにもあてはまるのでは。


301 :世界@名無史さん:2006/01/25(水) 20:31:50 0
この間ウクライナが、ロシアが天然ガスの値段を一気にあげたので
慌てふためいて抗議したが、親米・親EU路線を取りながら、
ロシアがいままでと同じ割引価格で天然ガスを売ってくれると思っていたの
だとしたら、チョト甘すぎないか?
ユーシェンコは対ロシア外交をどう考えていたんだろう?

302 :世界@名無史さん:2006/01/28(土) 14:25:41 0
ナポレオン戦争〜ウィーン会議までのイギリス外交の粘りは相当なものが
あったと思わない?
ナポレオンのイタリア遠征から百日天下まで、全部で7回の対仏大同盟が
結ばれている。
イギリスはそのうちアミアンの和約(1802〜1803)を除いてずっとフランスと
敵対関係にあった。
大陸封鎖令は結局ナポレオンの没落につながったが、イギリスも不況に
襲われ、ジョージ3世の発狂・パースヴァル首相の暗殺などが重なった。
ちょうどこのときナポレオンのロシア遠征が失敗し、イギリスは苦境を
脱するわけだが。

303 :世界@名無史さん:2006/01/30(月) 10:53:59 0
読まずに質問。ヴェルサイユ条約(1919年)から1928年までの10年は、立花氏が語るように、
国際連盟の常任理事国で国際社会で現在より遙かに高いポジションにいたことは確かなの?
http://nikkeibp.jp/style/biz/topic/tachibana/media/051117_60year/index4.html

304 :世界@名無史さん:2006/01/31(火) 19:32:48 0
そりゃ軍事的にも軍縮会議にメイン、地理的にもアジアの大国、
政治的にも常任理事国だもの。

アメリカが引きこもってソ連が世界からハブられて
ドイツがぐちゃぐちゃの当時じゃ押しも押されぬ大国ですよ。


305 :世界@名無史さん:2006/02/05(日) 22:35:12 0
ttp://workhorse.cocolog-nifty.com/blog/2006/01/post_03ce_1.html#more
指導者の資質(下):ブッシュ大統領の資質

つまり、彼は我々に対して「敵か味方か」という2つの選択肢しか用意して
いない。しかも、例えどちらの選択肢を選んでも、アメリカがイラクに侵攻
するのは確定しているので、我々は「敵になったとき、味方に付いたとき」
それぞれの場合についてアメリカの対応を予想する必要がない。単純に、
敵になったときに受ける嫌がらせの数々を予想できればそれで十分であり、
二手先三手先を読む必要それ自体がほとんど無いのだ。

306 :世界@名無史さん:2006/02/05(日) 22:36:51 0
そのほぼ対極にある戦略が、フランス辺りがお得意のエレガントな戦略だ。
「敵か味方か」みたいな野卑な迫り方は絶対にしない。ああいうヤンキー
共とは生まれも育ちも違うのである。直接的な表現は避け、老獪に物事を
運んでいくのを身上とする。

本来、ヨーロッパの「エレガントな外交」は、小規模国家には最適な
戦略なのだろう。小国がどう立ち回ろうが、周りの大国は彼らの戦略
なぞ端から無視するから、小国の複雑な外交戦略が大国の読み違いを
招くことは少ない。逆に小国が「敵か、味方か」などとやろうものなら、
周辺諸国が一斉に敵に回って踏み潰されるのがオチである。

307 :世界@名無史さん:2006/02/07(火) 18:59:23 0
アンリ・トロワイヤ『女帝エカテリーナ』(中公文庫)の中に、
サンクト・ペテルブルク駐在英国大使サー・チャールズ・ウィリアムズが
ポーランド貴族のスタニスワフ・ポニャトフスキをエカテリーナに愛人と
して紹介して近づこうとする場面がありますが、
これがいわゆる“閨房外交”?

308 :世界@名無史さん:2006/02/13(月) 14:22:27 0
閨房外交時代には加藤鷹の様な人が最強外交官か。

309 :世界@名無史さん:2006/02/14(火) 02:35:18 0
>>308
ただのおちんちん大魔神より小粋でおされなおちんちん魔神の方がいいだろう。


310 :世界@名無史さん:2006/02/15(水) 10:06:21 0
>>309
貴族的に洗練されたお塩先生ですね!

311 :世界@名無史さん:2006/02/17(金) 22:23:37 0
hosyu

312 :世界@名無史さん:2006/02/21(火) 23:16:19 0
現代でも美人局を外交に使ってる国もあるしなあ

313 :世界@名無史さん:2006/02/21(火) 23:29:36 0
ルイ14世は絶世の美女ルイーズ・ケルアイユを英国のチャールズ2世に
贈って、英国をカトリック陣営にひきつけることに成功。
この時期、オランダ共和国は英国とフランスから挟撃される羽目になった。

314 :世界@名無史さん:2006/03/02(木) 23:26:57 0
預言者ムハンマドの風刺画問題で、デンマークやノルウェーの大使館が
放火される騒ぎになったが、これってれっきとしたウィーン条約違反だよね?
なのに日本のイスラーム研究者の中には、すでに大使館襲撃という外交問題に
発展しているときに、表現の自由などという価値観を持ち出しても解決の糸口
はつかめない。政治的解決のためには、ジャーナリズムとは切り離して、国家
の姿勢を示すべきであるなんて主張している人がいるのには違和感を感じたよ。


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