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欧米の学問ではなぜ「モデル」が重視されるのか?

1 :世界@名無史さん:2007/01/01(月) 20:51:29 0
欧米の知識人はやたら世の中の現象を説明するための「モデル」を
立てたがりますよね。「従属論」「世界システム論」「民主平和論」
「歴史の終わり」「文明の衝突」「銃・病原菌・鉄」…
彼らは普遍性や合理性や絶対といったものを重視し、逆に経験だの
世界各地の歴史・文化の違いなどはあまり重視しないように思えます。

あと、欧米人の立てたモデルは日本には当てはまらないことが多い
ように思えますが。

2 :世界@名無史さん:2007/01/01(月) 23:33:09 0
2ちゃん上での偏見に満ちた書き込みもモデルのうちだよ

3 :世界@名無史さん:2007/01/02(火) 00:30:22 0
歴史現象を普遍化するのが常、とまではいわないが
構造分析のなされない歴史研究など小説に毛が生えた程度の物語でしかないから
歴史学が社会「科学」であるための最低限のスタイル

4 :世界@名無史さん:2007/01/02(火) 08:21:03 0
つまり、ドイツ人というのは、カール・マルクスの当時だけでなく、今にいたるまで、
抜きがたく観念論的であるので(ドイツ人に限らず西洋人の全体がそうであるが、
特にドイツ人は)、すべてのものごとは抽象的(彼らの感覚では本質的)な中核から
具体的、個別的なものへと発展する、と深く信じ込んでいるのである。
(中略)
そうすると、写本のテクストでも、より抽象的なものほどより短いので、すべて、
短い方が出発点で、長い、より具体的なものは、後世の展開である、と信じて
しまうのである。しかし、現実の世の中では話はさかさまであって、存在して
いるものはまず具体的なものなので、それが人間の思考の中でより抽象的なものへと
変化させられるのであるから、具体から抽象へ、個別の緻密さから抽象された
「本質」へ、というのが人間の思考の普通の流れなのである。しかしどうも
不思議とドイツ人というのは、こういう普通の流れの考え方を受け付けようと
しない。

田川建三『書物としての新約聖書』(勁草書房)

5 :世界@名無史さん:2007/01/02(火) 09:52:05 0
輸入元(つまり日本側)も共犯関係にあるんじゃないの?
わかりやすくパッケージ化・商品化された「理論」を導入することで
近代日本の学問は成立してきたわけだから。
>>1の挙げてる事例を見てるとそう思える。

6 :世界@名無史さん:2007/01/02(火) 10:49:09 0
中国(唐)の長安、ヘレニズム時代のギリシア都市、ルネサンス時代にイタリアで
作られた都市(パルマノヴァなど)、近世以降にフランスで作られた都市(ヌフ=
ブリザック、パリなど)は、左右対称・碁盤目状・格子状・放射状にきっちりと
計画されている。

一方、日本の都市、古代ローマ市街の復元図、中世ヨーロッパの都市、ロンドン
などを見ると計画性というものがほとんどなくてぐっちゃぐちゃ。

こういうのはその民族の発想法・ものの考え方をを反映しているのでつか?

7 :世界@名無史さん:2007/01/02(火) 13:58:45 0
オーガニックに古都が人口増で発展したケースと
きちんと計画して新規住人が大量入植した新設都市が発展するケースの対比は
民族性云々の問題とは分けて考えるべき

8 :世界@名無史さん:2007/01/02(火) 14:35:12 0
江戸は計画都市だが、「郊外から直線でまっすぐ江戸城に到達できない」ように
街路を配置した(防衛上)ので、「左右対称・碁盤目状・格子状・放射状」ではない。


ところで何のスレ?

9 :世界@名無史さん:2007/01/02(火) 14:57:28 0
アメリカが、「我々はドイツと日本を民主化した」といってイラク戦争に
突入していったけど、こういうのは欧米的(あるいはアメリカ的)だと
思わない?

ある国や地域で成功したモデルが、別の国や地域にもあてはまると
思っている。

10 :世界@名無史さん:2007/01/02(火) 16:16:38 0
「科学」の影響だろ。>>3の言うとおり。

事物の根底には普遍的法則なりが存在すると仮定し、それをできるだけ求めるって思想があるのは
やはりユークリッドの「原論」の影響なんじゃないのか?
徹底的に、因果関係を追求しておけば、原理原則にあわない現象が出てきても、根本部分のどの点
が違うか解明することによって、結局は短時間で対応できる。「非ユークリッド幾何学」の時のように。


11 :世界@名無史さん:2007/01/02(火) 16:37:01 0
>>10
演繹法と帰納法の違いに通じますね

社会制度というのは、帰納法を使わないと、もっともらしい理論が頓珍漢な結果になりやすい。
ろくすっぽ実地調査しないで決め付けがましい言辞を吐く昔の文化人のように

でも、現役の官僚にも同様の傾向がある。
素人目にも、「ここについてちゃんと調査したのか?」と思うことがある
案の定失敗。そういうケース、非常に多い。

12 :世界@名無史さん:2007/01/02(火) 16:45:23 0
事件は会議室で起きてるんじゃない。現場で起きてるんだ!

13 :世界@名無史さん:2007/01/02(火) 17:28:58 0
欧米人には日本人の多神教的・相対主義的な考え方を批判する人が多いね。

「日本には超越的真理や普遍的価値に訴えるという伝統が欠如している」
「究極的に相容れない信念を同時に受け入れるのは、実際には、どれも
信じないのと同じである」
「日本人の思考プロセスは、西洋と対照的に、非合理的、非論理的、
状況即応的、感情的で社会依存的だといわれる。そしてこれらが欠陥
ではなく、優れていることのしるしとされるのである」
「日本は中国や他のアジアの国ぐにより比較的容易に近代工業世界の
仲間入りができた。その理由のひとつは、超越的信念にもとづく強固な
戒律がまったく欠如し、物質メンでの変化に対処するのに必要となる
精神面の変化を妨げるものがなかったからである」

まあ、かなりオリエンタリズムも混じっているけど。

14 :世界@名無史さん:2007/01/02(火) 21:30:31 0
西洋哲学で経験論の哲学者というと、アリストテレス、フランシス・ベーコン、
ジョン・ロック、ジョージ・バークリ、デイヴィッド・ヒューム、ジョン・
スチュアート・ミルなどが挙げられますが、
ヨーロッパ大陸には経験論の哲学者というのはいないのですか?

それと、ラファエロの「アテネの学堂」という壁画では、真ん中にプラトン
(イデアリズム)とアリストテレス(マテリアリズム)が描かれていて、右手に
プラトンが配置されていますが、西洋ではプラトンのほうがアリストテレス
よりも上だとされているのでしょうか。
(西洋美術の伝統において、右は左に対して常に優位にある)

15 :世界@名無史さん:2007/01/03(水) 02:23:24 0
現象をモデル化したがるのは社会学者や国際政治学者だな。
歴史学者や考古学者は、むしろ細分化、特殊化したがる。
国歌民族や遺跡の数だけ文化、文明は存在する。入門編ならともかく専門家が
アテネとスパルタを「ギリシャ文明」で一括りにするな(#゚Д゚) ゴルァ!!とか。

そのせいか世界史板住民は社会学板住民と仲があんまり良くないのね。

16 :世界@名無史さん:2007/01/03(水) 04:51:10 0
考古学だってモデル満載じゃん
モリスとか読んだことないの?

17 :世界@名無史さん:2007/01/03(水) 04:51:24 O
古典古代史だって考古学だってモデル満載じゃん
ロストフツェフとかモリスとか読んだこと無いの?

18 :世界@名無史さん:2007/01/03(水) 04:52:14 O
古典古代史だって考古学だってモデル満載じゃん
ロストフツェフとかモリスとか読んだこと無いの?

19 :世界@名無史さん:2007/01/03(水) 04:54:44 O
古典古代史だって考古学だってモデル満載じゃん
ロストフツェフとかモリスとか読んだこと無いの?

20 :世界@名無史さん:2007/01/03(水) 05:01:44 0
最近板が重いな
どこもかしこも連投だらけ

21 :世界@名無史さん:2007/01/03(水) 05:06:20 0
というか、モデル化されない学問が創造つかないのだが、そんな俺は
西洋に飼い慣らされているのだろうか。
しかし儒学だって似たようなもんだろうとも思う。

22 :世界@名無史さん:2007/01/03(水) 08:24:45 0
930 :世界@名無史さん :2006/12/31(日) 21:06:52 0
>>916-920
イギリスの、経験論的なものの考え方は西洋世界では特殊?

23 :世界@名無史さん:2007/01/03(水) 08:25:44 0
934 :世界@名無史さん :2006/12/31(日) 21:31:55 0
>>930
西欧の中では特殊、というのが社会通念。
人類という母集団で見れば、英国の方がグローバルスタンダードに近くて、
原理主義に傾きがちな独仏の方が特殊だと思うけど。

思いつきだが、英国の場合、英国教会がテキトーな宗教だったことが、
宗教の習俗化・近代への移行を容易にしたんじゃないかな。
カトリックもルター派も、それなりに御大層な教義があり、
原理主義的信仰に行っても不自然じゃない真剣な教派≠セ。
ところが英国教会というのは、
[浮気した国王が離婚するため、離婚を認めないカトリックと絶縁した]
というくだらない事情で成立した教派だから、真剣な信仰を持ちにくい。
それで、信仰心がいつのまにか薄れ、宗教は単なる習俗になってしまった。
英国における近代思想は、そんな形式的宗教を相手にするだけで良かった。
イデオロギー戦争で脱宗教化するよりはずっと平和な展開だと思う。

他方で、独仏における近代思想は、
もっと本気で原理主義的な信仰と闘う必要があったから、
近代のイデオロギーも、攻撃的に理論武装する必要があったんだろう。

24 :世界@名無史さん:2007/01/03(水) 09:27:51 0
>>15
>現象をモデル化したがるのは社会学者や国際政治学者だな。

「合理的選択理論」などのことでつか?最近はいろんな学問分野で
経済学の影響が強まっていると聞きますが。

国際政治学者でも、故・高坂正堯氏は歴史重視の傾向が強かったなあ。
高坂さんの著書は世界史板住人でも面白く読める。

25 :世界@名無史さん:2007/01/03(水) 11:47:38 0
>最近はいろんな学問分野で経済学の影響が強まっていると聞きますが。

はなから決まっている結論を導くのに都合の良い仮定をおいて、ほれこの通り
って言うだけだしな
しかもあろうことか、そういう仮定だらけの「法則」と実際の社会とが齟齬をきたした
場合、理論は正しく社会が間違っていると抜かして、現実社会の方を理論が適
用するような社会に変えようとしている、これが今の経済学

26 :世界@名無史さん:2007/01/03(水) 12:55:45 0
「従属論」や「世界システム論」は、東欧諸国や東アジア・東南アジア
諸国の発展のために説得力がなくなってしまったなあ。
アンドレ・グンダー・フランクは晩年に『リオリエント アジア時代のグローバル・
エコノミー』を書きましたが。

ところで、「従属論」「世界システム論」の凋落と、ポメランツやビン・
ウォンなどの「カリフォルニア学派」(18世紀末までは東アジア、南アジア
の中核地域の経済発展のレベルや生活水準は西ヨーロッパの中核地域の
それと遜色がなかったという主張)が注目されるようになったことは何か
関係があるのですか?

27 :世界@名無史さん:2007/01/03(水) 13:25:06 0
>>26
以前どっかのスレで産業革命以前の日本と清とイギリスの
発展の度合いはあまり変わらなかったとか書いてる人がいたが
元ネタはそれだったのか

28 :その道のプロ:2007/01/03(水) 13:32:10 0
>>26,27
ポメランツもビン・ウオンも間違いだらけでナンセンスな議論です。それでも、アンドレ・グンダー・
フランクよりはましかな。アメリカの歴史学者にもいい加減なのがいる。その点では日本の学界と
同様です。

29 :世界@名無史さん:2007/01/03(水) 14:06:09 0
マイケル・マンが『ソーシャルパワー:社会的な〈力〉の世界歴史 2』
(NTT出版)で、アジア修正主義者(ポメランツ、ビン・ウォン、アンドレ・
グンダー・フランクなど)から「ヨーロッパ中心主義者」と批判された
と書いていた。

ちなみにマン自身は過去に繁栄した数多くの帝国のパワーの源泉を、
軍事的・政治的・経済的・イデオロギー的要素に分けている。

30 :世界@名無史さん:2007/01/03(水) 14:29:55 0
>>24
高坂正堯はリアリズム(現実主義)という国際政治学の理論枠組みの一つに傾倒している。

リアリズムは一般人にも分かりやすく、新聞や時事評論などを
つうじて知らず知らずのうちに接していることが多い。
伝統的で保守的な国際政治学だ。

なので予備知識がない人にも受け入れられやすいのだろう。

31 :世界@名無史さん:2007/01/03(水) 15:02:05 0
日本の国際関係研究においては英国学派の評価が高いね。

ところで、以前どっかのスレで誰かが、「名を捨てて実を取る」日本的
プラグマティズムはなかなか諸外国で理解されないとカキコしていたが、
欧米で地政学を勉強している人も似たようなことを書いていた。
「相手に花を持たせて実を取る」「負けるが勝ち」などというのは
欧米人にとってはほとんど理解できないと。

考えてみれば、日米関係史を見ても、ペリー来航以来、太平洋戦争を
除いて、日本はアメリカの要求には正面衝突を避けて譲歩し、それを
国内の構造改革に利用して実利面で埋め合わせる手法をとってきたな。

32 :世界@名無史さん:2007/01/03(水) 15:11:59 0
ttp://www.asahi-net.or.jp/~vb7y-td/k7/171126.htm
ttp://fuku41.hp.infoseek.co.jp/k7/171203.htm
ttp://www.asahi-net.or.jp/~vb7y-td/k7/171218.htm
ttp://fuku41.hp.infoseek.co.jp/k8/180114.htm

※ここで紹介されているトーマス・バーネットの「世界グローバル化戦略」
というのはスゴイ理論だなあ・・・世界史板住人からはトンデモ理論に
しかみえない。

33 :世界@名無史さん:2007/01/03(水) 21:11:32 0
>>26
西欧での産業革命・帝国主義の再評価を導くだけだろ

34 :世界@名無史さん:2007/01/03(水) 21:35:06 O
>>3
歴史学はヒューマニティーズ、人文学だよ

35 :世界@名無史さん:2007/01/03(水) 21:38:52 0
自民党の某議員
「貧困の再生産など起きない。彼らは子供さえ持てないからいずれいなくなるだろう」
2006年9月12日(火)発売 週刊SPA!2006年9月19日号49ページ

中西輝政 (国際政治学者 京都大学大学院人間環境研究科教授 安倍晋三ブレーン)
「少子化を憂う必要はない、格差社会が広がりコンドームを買えない貧困層が増えれば子どもはすぐ増える」

36 :世界@名無史さん:2007/01/03(水) 21:52:58 0
何とか理論・モデルを欧米を基準に構築する。

日本にも無理矢理あてはめようとする。

無理がある。

日本の専門家が批判。

日本で取り上げられる。

欧米は、理論・モデルが多いよね。

37 :世界@名無史さん:2007/01/03(水) 22:10:49 0
単に日本人が論理に弱いだけだろ。


38 :世界@名無史さん:2007/01/03(水) 22:16:29 0
進化論も宇宙論も欧米だし、戦争論もクラウゼヴィッツが元祖。
欧米人は論を立てて議論するのが大好きだ。


39 :世界@名無史さん:2007/01/03(水) 22:23:41 0
>>25
現代では、哲学者や科学者は浮世離れしていて現実の政治や経済には疎いと
思われているが、たとえばタレスは天文学からオリーヴの豊作を予測して
大儲けしたりした。
プラトンは、シラクサの僭主ディオニュシオスを哲人王に仕立てようとして
2回も失敗したが、それでも彼は「私には、私自身と私を強いて赴かせた人々に
対してよりも、ディオニュシオスに対して腹を立てるいわれはなかった」と
自分自身を責めている。

40 :世界@名無史さん:2007/01/03(水) 22:24:27 0
分析よりも総合の方が、引き合いに出しやすいからか?

41 :世界@名無史さん:2007/01/03(水) 22:25:45 0
http://issj.nuis.jp/issj/live2.html
古代ギリシャ哲学まで遡って概念化(モデル化)の起源を
考える日本の学者がいる。プラトンのイデア論が起源かも。

42 :世界@名無史さん:2007/01/03(水) 22:27:05 0
>>37
ニュートンの『プリンキピア』に匹敵するものを、日本の和算家たちは
とうとう発見できなかった品。

43 :世界@名無史さん:2007/01/03(水) 22:27:33 0
概念化というか哲学って物事の根源的な学問として哲学を規定して
それを拠り所にして種々の学問体系を規定するってのが好きだよね

44 :世界@名無史さん:2007/01/03(水) 22:44:20 0
>>36
欧米で構築された理論・モデルはなぜ日本に当てはまらないことが多いのか?


45 :世界@名無史さん:2007/01/03(水) 23:29:31 0
現実とは一定の距離があるからこそ理論の存在価値があるのであって、
欧米社会においても理論と現実は乖離してきたというのが実情だろう。

46 :世界@名無史さん:2007/01/03(水) 23:38:07 0
独仏や中韓など、大陸の国はなぜ観念論に走りやすいんだろう。

47 :世界@名無史さん:2007/01/03(水) 23:43:20 0
>>1 の問題関心にはちょっとついていけない。

48 :世界@名無史さん:2007/01/03(水) 23:45:29 0
>>44
>欧米で構築された理論・モデルはなぜ日本に当てはまらないことが多いのか?

よく、「日本人は農耕民族、欧米人は狩猟民族」 といった、
日本人の持論(日本人農耕民族論)を見かけるが、これ自体が日本に当てはまらない。
日本人が構築した理論・モデル(欧米人=狩猟民族)は欧米人に当てはまらない。
要するに日本人の理想が欧米人の視点と離れてるからだ。
モデルなんて恣意的なものだ。


49 :世界@名無史さん:2007/01/04(木) 02:34:00 0
>>42
建部賢弘の『綴術算経』は?

「建部賢弘の数学とその思想」
ttp://fomalhaut.web.infoseek.co.jp/science/takebe.pdf

50 :世界@名無史さん:2007/01/04(木) 02:38:07 0
コンセプトの自由競争。
常に新しい仮説に取って代わられる。

51 :世界@名無史さん:2007/01/04(木) 02:41:26 0
文化的な先進地域は、普遍主義的な形而上学が栄える。(中仏など)
文化的な後進地域は、歴史主義や経験主義に拠ってそれに対抗する。(英独日など)


52 :世界@名無史さん:2007/01/04(木) 09:57:25 0
>>51
ドイツって歴史主義・経験主義の国?

53 :世界@名無史さん:2007/01/04(木) 12:29:06 0
>>52
それ一色というわけではないけれど、
フランスの合理主義に対抗して近代歴史主義がいちばん発達したのがドイツ。

54 :世界@名無史さん:2007/01/04(木) 13:31:55 0
>>53
ドイツって、フランスの普遍主義に対抗してロマン主義も発達したよな。

55 :世界@名無史さん :2007/01/04(木) 13:39:44 0
ふーん

56 :世界@名無史さん:2007/01/04(木) 14:24:28 0
「世界システム論」で有名なウォーラーステインは、90年代に入ってから
『ポスト・アメリカ』『アフター・リベラリズム』といった著書で、89年は
パックス・アメリカーナの幕開けではなく終わりであるとか、ソ連解体は
リベラリズムの勝利ではなくその崩壊の始まりなのだと主張している。

最近では収奪できる「周縁」がなくなるので、20世紀半ばに資本主義は
終わると発言したり。

57 :世界@名無史さん:2007/01/04(木) 21:36:17 0
日本だと田中明彦がウォーラーステインの弟子だっけ?

58 :世界@名無史さん:2007/01/04(木) 21:39:57 0
H大の変な髪型してる人ジャマイカ?

59 :世界@名無史さん:2007/01/05(金) 09:34:34 O
しかし社会科学は予想以上に普遍性がみつからないな
物は下に落ちるみたいなもんでもあればいいが…

60 :世界@名無史さん:2007/01/05(金) 23:23:30 0
> 物は下に落ちるみたいなもんでもあればいいが…

普遍的法則として出してきた例がすごいな。・・・て、釣りか。

61 :Ryuju ◆RlujhF6VrA :2007/01/07(日) 22:24:20 0
>>69
極めて抽象的な理論ならあるんだが(例えば、政治学における新制度論と合理的選択論辺り)、
それを当てはめるべき個別具体的な事情が国や個人によってバラバラなもんだから、
結果もバラバラで、理論に見えないという感じだね。
結局、独自に試行錯誤を積み重ねるか、他国の事例や過去の歴史を学ぶことで
骨格や法則を見出してそれを自国に適用するか、という話になるんだと思う。


62 :世界@名無史さん:2007/01/07(日) 23:37:54 0
モンテスキューは気候風土でその国の体制を説明している。
たとえば、
「島の人民は大陸の人民よりも自由への傾向が強い」
と書きながら、
「日本については、その面積の大きさと隷属の度合いとのゆえに、この結論は
あてはまらない」
だってさ。

63 :世界@名無史さん:2007/01/09(火) 06:12:42 O
>>62
それ、例外一つじゃ済まないよね…


64 :世界@名無史さん:2007/01/09(火) 10:48:11 0
社会科学で欧米人が立てるモデルは、まず結論ありきで、それに都合のいい
材料ばっかり集めてきて分析と称しているものが多いような希ガス。
モンテスキューの「ヨーロッパ的自由」対「アジア的専制」という二項対立も
そうだけど。

かつては「人種」というカテゴリーを用いてヨーロッパの特殊性を説明していたが、
今ではその代わりに「文化の違い」という概念が用いられている。
ところが日本が勃興し、次いで他の東アジアの国々が経済的に離陸するように
なってこれが通用しなくなった。
例外が多すぎれば、その法則は否定される。

65 :世界@名無史さん:2007/01/09(火) 11:19:55 0
>>64
で、今は「文明の衝突」ってことにw

66 :世界@名無史さん:2007/01/09(火) 11:55:36 0
「とある3人について研究の結果、共通する性格を見いだした。
 それは・・・・・



 だが、それはこの集団のうち2人には厳密には当てはまらない。」

67 :世界@名無史さん:2007/01/09(火) 12:02:19 0
欧米といってもドイツとかフランスはどっちかっていうと自国偏重主義に陥りやすい
まあこれらが植民地支配や戦争などでもなにもかもイギリス様に劣った原因でもある

68 :世界@名無史さん:2007/01/09(火) 12:27:01 0
>>67
>自国偏重主義

たとえばどんな?

69 :世界@名無史さん:2007/01/09(火) 12:36:16 0
ウォーラーステインだったかが、19世紀の自由主義の勝利と共に成立した社会科学的「知」の配置を確か次のように説明していたと思う。

法則定立的学問として、
「国家」を対象とする政治学
「社会」を対象とする社会学
「市場」を対象とする経済学
が成立し、さらにそれらの裏面として、
個別記述的な学としての歴史学が成立する。

但し以上はあくまでも文明圏(=ヨーロッパ文明圏)にのみ適用される枠組みであり、
非ヨーロッパ圏に対しては、
東洋学・・・一応「文明」のありそうな地域(イスラム・極東等)を対象とする
人類学・・・全くの「非文明」地域(アフリカ等)を対象とする
という二大学問が成立する云々・・・

70 :世界@名無史さん:2007/01/09(火) 12:43:35 0
>>67
それは日本の皇民化政策のようなもんなんだよ
自国の民族性や文化、慣習、伝統、システムをマンセーとし他国のそれらを尊重しない
イギリスは富だけうばい自国民の居住区を限定し他国の民族性を尊重したのでうまくいった


71 :世界@名無史さん:2007/01/09(火) 12:47:25 0
>>65
ある文明と別の文明をどこで線引きするか、論者によって意見が
分かれるよな。
日本は儒教文明の中に入るのか、それとも独立した文明なのか?
同じ西欧文明でも、アングロサクソン諸国とヨーロッパ大陸とは
別の文明ではないのか?とか。

また、エチオピアやハイチはどの文明にも属さない孤立国とされる。

72 :世界@名無史さん:2007/01/09(火) 13:21:31 0
>>70
藤原正彦氏が、『心は孤独な数学者』(新潮文庫)で、

「哲学の系譜からいっても、イギリスは経験論の国である。教義や論理
などより、経験を重視するのである。厳密性や論理性などというのは、
柔軟性に欠けたドイツ人の考えることで、つまらぬ理屈を並べ立てるのは、
口先だけのフランス人のすること、と軽蔑していたのである。だから
形而上学は決してイギリスに根付かなかった・・・それはイギリス外交の
現実主義にも表れている。何らかの思想に基づいて筋を通すというより、
その時々の状況を分析して政策を決めるから、大陸諸国からは、不実の
アルビオン(イギリスの古名)、などと揶揄されたりする」

と書いていたが、法律の分野でも英米法は判例から探っていくやり方
だな。西欧諸国の中で、なぜイギリスだけが経験主義的なんだろう。

73 :世界@名無史さん:2007/01/09(火) 13:41:25 0
南アフリカ白人居住区というのがある
もの凄い豪邸が立っている
そしてその反対に黒人はスラム街
こんなことをしたのはイギリス人だろうけど
結局これで駄目になったのはある
なぜなら白人居住区はいつの間にか無人と化すからだ
黒人スラム街は貧乏ながら物々交換や商売、歌やサッカーに明け暮れたり
非常におおきな賑わいをみせてりいる
それに対して白人居住区は豪邸が建ちまくってるがほとんど人がいないゴーストタウン
イギリスはたしかに優等生だったが駄目だった見本でもある
今では白人は一時期に比べて激減してわずかしかいない
何が駄目だったかよく考える必要がある
これは欧米の駄目な所と直結してくる問題である


74 :世界@名無史さん:2007/01/09(火) 22:58:28 0
>>69
どっかで梅棹忠夫が「だいたい同じだから、そういう前提で比較してるのに、歴史家は「違う、違う」と言い過ぎ。」と文句言ってたな。



75 :Ryuju ◆RlujhF6VrA :2007/01/10(水) 00:00:56 0
>>74
社会科学の研究における歴史描写は、基本的にデッサンであればいいわけで、
色を付けたり芸術的表現にこだわったりする必要は余りない。
デッサン自体が間違っていたら困るから歴史の研究は歓迎するけど、
歴史学者たちの言ってることは、往々にして
デッサンで充分用が足りるのに「色が付いてないから似顔絵じゃない」
という批判に過ぎないような感じがする。


76 :世界@名無史さん:2007/01/10(水) 01:10:48 0
>>62
その風土論にはロバート・ノックス著「セイロン島誌」も反証になる。
確かトクヴィルもモンテスキューの風土論の影響を受けてアメリカ研究を
進めたけど、最終的にこの見解は諸国民を弱い存在にする間違った宿命論
であると指摘していた。モンスーン型人間を想像した「風土論」の和辻哲郎
はトクヴィルの見解を知らなかったのかもしれないし、ある意味ではモンテ
スキューより性質の悪いカテゴリーを考案したと言える。


77 :世界@名無史さん:2007/01/10(水) 08:46:37 0
でも風土論が力を失っても、「ヨーロッパ的自由」対「アジア的専制」という
オリエンタリズムはいまだに生き続けているように思える。


78 :世界@名無史さん:2007/01/10(水) 09:49:43 0
>>13
>物質メン

かなりコワモテな感じ

79 :Ryuju ◆RlujhF6VrA :2007/01/10(水) 11:13:49 0
>>77
「アジア的価値」とか自分で言ってる香具師もいたな。
開発独裁を正当化する理由として。
10年くらい前の話だが。
インドネシアのスハルト政権がぶっ潰れて、そんなもん吹き飛んだけど。


80 :世界@名無史さん:2007/01/10(水) 12:05:41 0
欧米諸国では日本は未だにエセ民主主義国家だと思われている。

81 :世界@名無史さん:2007/01/10(水) 12:44:59 0
東洋人が人間中心主義で、聖古の賢人や偉人の言葉を絶対視する傾向にある
一方、欧米人の方は絶対の存在は神のみであり、古代の偉人だろうが賢人だろうが、人間には絶対はないとしている
この違いは重要だと思うよ
東洋人はこのためにとかく、先例を重視する傾向が強いし

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